青い花・同人誌翻訳

Amazon、GJだぜっ!

前回で『そっち系のひと』に関するお話は一通り終わったかと思っていたのですが、まだ触れてなかった話をかき集めてみたら意外と一記事ぐらいこさえられそうな感じだったので、予定を変更して、今回を正真正銘最後の翻訳本ネタの回にしようと思います。 まず…

翻訳版制作での裏話的な…

まぁ裏話というほどでも全くない、大したネタでもないんですけど、翻訳版の作成にあたり気付いた点や課題などを、せっかくなのでもう少しだけまとめておきましょう。 まず一点目は、禁則処理…! 説明不要かと思いますが、文章を本のような形式にする際、一定…

ついにAmazonでも公開されました!

『青い花』の考察本である『That Type of Girl』の日本語訳版となる『そっち系のひと』に関して、ここ最近Frankさんが最後の詰めの作業をされていたのですが、ちょうど、「Amazonでも公開がされたよ」と、リンク付きでメッセージをいただいていました。 そん…

放浪息子・英語版で気になった所を挙げていこう:1巻その2・電話

ようやく前回から本編に入った…かと思いきやまだ人物紹介ページだけだったので、今回から入っていく形ですね。 英語表現として気になった点(「翻訳が少しおかしい気がする」他、単純に英語の表現自体が興味深いなど)以外にも、放浪息子の内容的に気になっ…

放浪息子・英語版で気になった所を挙げていこう:1巻その1・名前のローマ字表記

補足で話が逸れ続けていましたが、早速本題に参りましょう。 放浪息子の英語版「Wandering Son」(WS) を読んでいて気になった点・面白いと思った点なんかを適当に取り上げていくシリーズですね。 1巻から順に見ていく形ですが、既にこないだ触れていた巻頭の…

前回の補足・ジャニーズについて語る

本題に入る前に前回の補足で触れておきたい部分が一点、おもむろに出て来ました。 敬称ガイドを見ていた後の関連雑談で、年上であっても「君(くん)」付けで呼ばれている例外的な場所として、「国会」を唯一の例として挙げていたんですけど、そういえば! …

放浪息子・英語版で気になった所を挙げていこう:巻末付録・敬称ガイド

早速本題の、英語版『放浪息子』であるWSこと『Wandering Son』の巻末付録として掲載されている、「日本語の敬称ガイド」を一部翻訳して紹介させていただくといたしましょう。 「一部」としたのはこないだも書いていた通り、WSの1巻には3ページほどの、英語…

放浪息子・英語版で気になった所を挙げていこう:巻頭付録・日本語発音ガイド

それでは前回触れていた通り、英語版の放浪息子、Wandering Son(以下WS)に収録の付録記事、「日本語の発音ガイド」および「敬称ガイド」の一部を見ていくといたしましょう。 全然関係ないですが、ついでの英語ネタとして、今ふと思いついたんですけど、「W…

放浪息子・英語版で気になった所を挙げていこう:はじめに

『青い花』の考察本同人誌である『That Type of Girl』を翻訳していくシリーズも、ついにほとんど全ての作業が終わり、作者のFrankさんの最終調整を経て、日本語版も近いうちにAmazonでリリースされるとのことです。 翻訳作業に始まり、英語版の青い花である…

SBF誤植ネタの追加・改訂

既にこれまでの記事でちょくちょく触れていた点がメインになりますが、『青い花』考察本『That Type of Girl(そっち系のひと)』の誤植の章に、初版後いくつか新たに発見された誤り・おかしな翻訳や表現の項目が追加されています。 それに関してまずそもそ…

いくつか更なる改訂を細々と&カバーデザインの裏話

前回までの五節(日本語版への序文・西遊記・やがて恭己になる・なんとも…ややこしい・タイトルの由来)で、新しく大きく追加された部分はおしまいでしたが、Frankさんからはいくつか他にも改訂部分をいただいていました。 細かい点も多いのでその全てには触…

続・青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その50:エピソードタイトルの由来

新章のラストは、付録の追加で、タイトルの由来について述べるものでした。 僕も『青い花』各話サブタイの由来に関してはこないだ長々とまとめていたわけですが、考察本に収録されることになる、Frankさんによるまとめの翻訳を、以下示していくといたしまし…

続・青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その49:なんとも…ややこしい(後半)

それでは前回途中でぶった切っていた所からの続きですね。 章タイトルについては、Frankさんから「良いね。気に入ったよ」というメッセージをいただいており(果たして本当にこんな(シンプルなだけに難しい)平仮名だけの表現のニュアンスをちゃんと理解さ…

続・青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その48:なんとも…ややこしい(前半)

今回の章は、そこまで長いわけでもないんですけど、例によって大変社会的な内容で、いくつか注として補足も触れておこうかなと思える点もあったため、1つの章を前半後半に分けて、2回に分けてまとめてみようと思います。 まぁ、単なる記事の水増しですね(笑)…

続・補足ネタ:新章の題・最後の台詞など

では今回も補足・脱線ネタの続きに参りましょう。 といっても全く大したネタではなく、まさに記事水増しのため以外の何物でもないのですが(笑)、まず一つ目は、最初の追加新章のタイトルである「日本語版に向けての序文」という点に関してです。 既にこない…

補足ネタ:明らかな怒り・本当にBなのは…?

考察本新章翻訳の途中ですが、ちょうど補足として触れようかなと思ったネタが結構一気に集まっていた感じだったので、翻訳ネタは一回お休みとして、今回はその関連補足ネタに触れていこうと思います。 まず1つ目は、前回の記事で補足的に触れていた部長さん…

続・青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その47:やがて恭己になる

追加新章の続きに行く前に、前回の内容に関して、Frankさんに(一部レファレンスの不備を指摘するついでに)メッセージを送っていたんですが、それに対して返信をいただいていました。 具体的には、新聞部部長についてですね。 そちらから参りましょう。 ---…

続・青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その46:西遊記

前回、「リンクがFrankさんのウェブページにはまだないので…」と書いていたのですが、実は普通に英語版PDFのリンク先のファイルが、新しいバージョンに更新されていたようです。 てっきり「第二版はこちら」みたいな形で新しいリンクが表示されると思ってい…

続・青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その45:日本語版に向けての序文

前回チラッと触れていた通り、Frankさんから、『That Type of Girl(そっち系のひと)』の追加部分を受け取っていました。 最初のメールに掲載されていたリンクはprivateフォルダ内のもので、これを公開するのは良くなかろうと考えていた…というのも前述の通…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その13・ラスト)

エピソードタイトルに触れていくネタも残すところ4話で、うち半分は既に触れたことがあったため、流石に今回で確実におしまいになる形ですね。 しかし、何とも素晴らしいタイミングで、また触れるネタが出てきてくれました。 そちらはまた後ほど話に出すとし…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その12)

それでは改めてタイトルの元ネタを辿る旅の続きに戻りましょう。 残り5話で、特に話が広がるものもなさそうなため、今回でラストですかね。 名残り惜しいですが、順番に見ていこうと思います。 ---------- 『青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その11)

前回で既に最終巻8巻に入っていました。 続きの第47話からまた順番に見ていきましょう。 ---------- 『青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に予想;括弧内は英語版青い花の英訳タイトル) #47 罪と罰(Crime and Punishment) こちらももう、赤ち…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その10)

今回は7巻ラストである第45話から、最終巻8巻へと入っていく感じですね。 このシリーズも終わりに近付いてきました。 名残惜しいですが、順に進めて参りましょう。 ---------- 『青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に予想;括弧内は英語版青い花…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その9)

7巻の途中、第44話からですね。 今回は、元ネタに対する自信が最も危ういエピソードタイトルかもしれません。 早速見ていきましょう。 ---------- 『青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に予想;括弧内は英語版青い花の英訳タイトル) #44 春の夜…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その8)

引き続き、『青い花』7巻収録エピソードのタイトル元ネタを紐解いていきましょう。 こちらも既にいくつか触れていましたが、スキップせずに改めて全部見ていこうと思います。 ---------- 『青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に予想;括弧内は英…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その7)

今回は6巻収録エピソードのタイトルですね。 既に「SBFを読んで気になった点」シリーズの該当部分で一部触れていましたが、改めて順番に見ていこうと思います。 ---------- 『青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に予想;括弧内は英語版青い花の英…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その6)

今回からは、以前の記事で既に触れていたタイトルも目立ってくるため、もう一気に進めてしまえそうな感じですね。 5巻は大半が鹿鳴館シリーズ(<5>から<8>まで、六話中四話)ですが、鹿鳴館の次のエピソードから早速参りましょう。 ---------- 『青い花』エ…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その5)

続いて4巻に入っていきますが、今回はほとんどはっきりした由来で、特にこれといったコメントもなさそうです。 順番に見ていきましょう。 ---------- 『青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に予想;括弧内は英語版青い花の英訳タイトル) #19 春の…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その4)

続きに行く前に、ちょっと前回の補足を…。 毎度丁寧なコメントをいただけるアンさんから、前回のジャニっさんの動画に関して、「また再生できないですねぇ」というメッセージを、エラー画面の画像添付つきで送っていただいていました。 当初貼っていたのはJa…

青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その3)

続いては第11話からですね。 ---------- 『青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に予想;括弧内は英語版青い花の英訳タイトル) #11 新しき日(A New Day) こちらもかなり一般的なフレーズであり、自信をもって確定で断言できるかとなると結構悩ま…