青い花のエピソードタイトルの由来をまとめてみよう(その10)

今回は7巻ラストである第45話から、最終巻8巻へと入っていく感じですね。

このシリーズも終わりに近付いてきました。

名残惜しいですが、順に進めて参りましょう。

 

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青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に予想;括弧内は英語版青い花の英訳タイトル)

#45 三銃士(The Three Musketeers)

これはもう言うまでもなく、同名の冒険活劇小説が由来というか、作中でも学園劇で演じられていたタイトルですね。

ja.wikipedia.org

en.wikipedia.org
日本語版Wikipediaは英語版と同じ画像だけど何故か着色までされていて無駄に豪華で笑えましたが、しかし、よく考えたら、僕は三銃士について全く何も知りませんでした。


洋題のMusketeersも、モスキート(蚊)か何かかよ(笑)としか思えない謎単語ですけど、これは、「マスケット銃」から由来した言葉だったんですね!

ja.wikipedia.org
まぁマスケット銃も、ぶっちゃけどこかで聞いたことがあるだけで、どんなものかの説明は1ミリもできませんけど、上記Wikipediaによると、「銃身にライフリングが施されていない先込め式の滑腔式歩兵銃である」とのことですか。

…まぁ、ライフリング=ライフルも、マスケットよりは遥かに聞いたことがあるものの、そういえば「ライフル」ってどんなものかの説明は1ミリもできませんけど(笑)、しかしこれは確認してみたら定義的にハッキリとしていました。

↓のWikipediaにある通り…

ja.wikipedia.org
ライフリングというのは、銃弾が通る道(砲身の内側)に施された、らせん状の溝を意味するんですね!

流石にこれ以上は、「『らせん』も、どこかで聞いたことがあるだけで…」とはならないので(笑)、これは分かりやすく解決した形ですね。


つまり、ライフル銃ではなく、単純な砲身からできているマスケット銃を持つ銃歩兵のことがmusketeerであり、三人の銃歩兵がThree Musketeersだった、と、そういうことだったんですねぇ~。

(まぁ、最初っから三銃士っつってんじゃん、って話ですけど、そもそも「銃士」って言葉も、まぁそのままっちゃそのままですけど、何か特別な意味がありそうであやふやな言葉ですし、「マスケット銃を備えた兵隊さん」の方が分かりやすいですね。)


ちなみに、ライフルに戻ると、これは「らせん状にデザインすることで、(流体力学的なうんぬんにより)銃弾が真っ直ぐと加速する」という意味を持っているのはとても有名な話で、男性なら皆ご存知な訳です。

もちろん男性なら銃器兵器が好きだから…というそんな偏見もなくはないですが、そういうことではなく、我々男性は、日々、常にライフルを発射しているのです。

…といっても変な意味ではなく、これは生物学的に身体が持つ特徴でして、男性のお小水は、肉体的な構造により、先端から回転して飛び出すことが知られており、これはまさにライフルのデザインと同じ、物理学的に「真っ直ぐに飛ばしやすくする」という、神の作りし素晴らしいメカニズムを誰しもが備えているということに他ならないわけです(だから、ライフル状になっているからこそ、男性は立って用を足せるともいえますね)。


念のため、自分の妄想ではないことを示すために、参考記事も貼らせていただきましょう。

hc.nikkan-gendai.com
まぁ、別に言われなきゃ排尿時に「おぉ~、回転してる回転してる」なんてこたぁ思いませんし、ライフルといっても、たまにポンコツライフル化して周りに乱射水浸し事件を起こしてしまう…というのは、まさに一番最初期のブログ記事・トイレネタの1つで書いていたことではあるんですけどね(笑)。

con-cats.hatenablog.com

…って、あまりにもネタがないので、またしょうもない雑談へと流れてしまいましたが、三銃士に戻りましょう。

Wikipediaを見てみると、主役のダルタニャン(何だかんだ、「ニャン」表記の方がメジャーのようですね。演劇部員大喜び(笑))が、「都会パリに出てきて、銃士隊で名を馳せるアトス・ポルトス・アラミスの三銃士と協力しながら、次々と迫りくる困難を解決していく物語である(ダルタニャンも銃士になるのは後の話)」とのことですが、これは結構、かなり面白そうじゃあないですか!

これだけ歴史に残ってる作品なんだから間違いなく面白いわけですけど、何度か書いていた通り僕はあんまり鉄砲パンパン系・戦争系・ヤクザマフィア系が好きではない野郎の風上にも置けない男なんですが、そういう冒険活劇は、何だかんだとても好きな類ではありますね。

特に子供の頃なら、間違いなくワクワク読み進められたでしょうから、少年時代、こういうのにもっと触れておいても良かったかな、なんて気もしてきました。

(しかし一点、ダルタニャン+三銃士なら、それもう四銃士じゃん、って気はしますが(笑))


いずれにせよ、「花の都パリ」とあった通り、こちらはフランス文学で、元々は新聞紙面上で連載されていた作品のようですから、当時の人は毎日三銃士のお話を読むのが楽しみだったんだろうなぁ、と、新聞紙面上で繰り広げられる大冒険にみんながワクワクしていた様子が目に浮かぶようで、とても良いですね。

 

…と、三銃士で無駄に尺を稼いでしまいましたが、冒頭で「8巻に入っていきましょう」と書いていましたし、8巻の最初は既に触れたネタだったこともありすぐに終わりそうなので、もう一つぐらい見ておきましょう。

 

#46 乙女の祈り(Heavenly Creatures)

そんな訳で、以前見ていたタイトルになりますが、これについてはこちら(↓)の記事で、乙女の祈りのピアノ演奏動画付きで触れていた感じですね。

con-cats.hatenablog.com

そこでも書いていた通り、英語タイトルからしてこちらはを映画『乙女の祈り』を指している形にはなっているものの、この作品のWikipedia記事によると、「作品構成は1954年にクライストチャーチで実際に起きたアン・ペリーによる殺人事件を題材にしている」とのことですし、映画より音楽に馴染みが深い人間としては、「ホンマかいな?」と思える気もしちゃうのが正直な所ですね。

(ただ、同じWikipedia記事の「ストーリー」の方を見てみると…

クライストチャーチの女子高に通う内気な少女ポーリンと、イギリスからの転校生ジュリエットは親友同士になり、二人だけの世界を作り上げる。二人の絆があまりに強いため、周囲の大人は彼女たちを同性愛と見なし引き離そうとする。そんな二人が一緒にいるために考えた残酷な計画とは…。 

…と、テーマ的に同性愛も扱っているようですし、案外面白そうじゃないの!…とも思えてきたので、これが元ネタでもいいのかもしれません(笑)。


まぁ恐らく、映画と、そして我らがバダジェフスカさんの曲の両方にかかってるタイトルである……ってのが一番あり得そうな考え方かもしれないね、という所でしょうか。

ja.wikipedia.org

…と思ったのですが、こないだの記事でも触れていた通り、そういえば放浪息子にも同タイトルのエピソードがあるのでした。

ついに放浪息子の英語版も手にしてみたので、念のためにこちらもチェックしてみた所……あぁっーーっ!!

(というか、ほとんどお試し読みのない英語版放浪息子Amazonですけど、この巻は幸いにしてお試し読みが存在していたことも驚きです。画像をお借りしましょう。)

英語版・放浪息子『Wandering Son』7巻、https://www.amazon.com/dp/1606997505より

文字が小さめなのでやや見辛いですが、左側上から2つ目、7巻収録の第51話にあたりますけど、放浪息子の「乙女の祈り」の英訳タイトルは、まさかの「A Maiden's Prayer」!


同曲の英語タイトルは、(下記Wikipediaの表題では冠詞のAが省略されていますが、記事ないではAがついています)まさにメイデンズ・プレイヤーですから、放浪息子の方では、やはりピアノ曲の方を元ネタと考えているようですね!!

en.wikipedia.org
まぁ、こちら放浪息子の英訳版の方が先の出版なので、それもあって、青い花・SBFでは、もしかしたら被らないように変えてみたという理由があるのかもしれませんね。

(といっても、そもそも純粋に直訳すればA Maiden's Prayerになりますし、必ずしも曲を元ネタにしていない可能性はあるわけですが…。
 なお、Prayerという単語は、Player「プレイする人=選手」と違って、「祈る人」というより、祈りそのものを指すことの方が多い単語です。)


とても面白い発見でした。

青い花の英語版を見ていく旅ももうすぐ終わりそうなので、終わったら放浪息子の方で、逐一見るまではなくとも、こういう何か面白いネタがあれば何か取り上げていくのも面白そうですね。

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今回は目次画像があったのでそちらをアイキャッチ画像に使わせていただこうと思いますが、Wandering Sonはデザインが日本語版からかなり変わっているようで、英語版よりオリジナル日本語版の目次の方が確実に良いと思えたため、参考までにAmazon.co.jpから、そちらを使わせてもらうといたしましょう。

放浪息子』7巻、https://www.amazon.co.jp/dp/B009727N4Iより

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