続きに行く前に、ちょっと前回の補足を…。
毎度丁寧なコメントをいただけるアンさんから、前回のジャニっさんの動画に関して、「また再生できないですねぇ」というメッセージを、エラー画面の画像添付つきで送っていただいていました。
当初貼っていたのはJanis Ianさん公式の動画なので、「公式動画が見れないってどういうこっちゃろ?」と思えたものの、もしかしたら視聴国制限がまた課されているのかもしれませんね。
(とはいっても、エラー画像は「お住まいの地域ではご視聴いただけません」というメッセージではなかったので、国の問題ではないのかな?という気もしたものの、少なくとも僕は全く問題なく再生できていますし、アンさんの環境でもそれ以外のYoutube動画が再生できないということもないようなので、まぁ何かあの動画特有の問題があるのではないかと思われます。)
また貼るのもあれなので、前回の記事の方を修正(というかリンクの追加)しておきました。
というかコメントをいただいた後すぐ、既に昨日の時点でもう追記を加えておいたんですけど、記事の方でも触れていましたがラブブラは全く同じバージョンの曲だからともかく、ウィルダンの方は(こちらがエラーかどうかは言及されていなかったものの)、公式動画はライブ版でしたし、スタジオ録音の原曲を貼るのもいいですね、と思えたため、ジャニスイさんの動画、公式以外にもそれぞれリンクを貼っておいた形です。
前置きが長くなりましたが、続きに参りましょう。
今回から、日本語版3巻にあたるエピソードです。
3巻といえば、別荘旅行からですね。
僕は非常に大好きなエピソードで、もちろんどなたも皆さん大好きなのではなかろうかと思われますけど、タイトルの由来や果たしていかに…?!
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『青い花』エピソードタイトルの由来まとめ(勝手に予想;括弧内は英語版青い花の英訳タイトル)
#14-15 夏の夜の夢(A Midsummer Night's Dream)
英題も完全一致ですし、ズバリ完璧に確定可能で明らかなこちら、我らがシェイクスピアの喜劇作品が元ネタですね!
en.wikipedia.org
まぁ「シェイクスピア。みんな知ってるね」とさも常識のように書いちゃいましたけど、僕は文学にはモグリなので、シェイくんの作品はロミジュリぐらいしか知らないレベルなんすけどね(笑)(というかロミオすら、「ロミオとジュリエットという人が登場する」ぐらいしか知らないという、むしろ「何も知らない」方が近い状況ですが(笑))。
このタイトルを見たとき、やはり僕は90年代を生きた人間なので、ユーミンさんの名曲『真夏の夜の夢』が浮かんでしまい、やはり『夏の夜の夢』だと何だか一文字物足りない気がしちゃうんですけど、Wikipediaにもある通り、実はこちらは「真夏」と訳されることも普通にあるとのことなんですね。
せっかくなのでこの名曲、公式動画があったら貼らせていただこうかな……と思ったら、ユーミンチャンネルもちゃんと存在していましたね、ナイス!
www.youtube.com
おぉ~、音楽番組のランキングでしか見られなかったMVが、フルで見られる!
ありがたや~!!
今更ですが、本当にいい時代になりました。
まぁユーミンさんは、僕はコレクタータイプなので当然のごとくほぼ全曲持ってるはずだと思いますけど(まぁレア音源とかまではないですが、少なくともシングル・アルバム曲なら)、世代的にはちょっとドンピシャではなく、もうちょい上の世代の方のほうが恐らくユーミンドンピシャ世代になるため、確実に思い入れや知識もドンピシャ世代の方よりは少ないと思うので、知った顔してあれこれ語ることは避けましょう。
一応、僕がユーミンの曲をちゃんと知ったのはこの曲が初めてだったわけですけど(あ、いや違うな……間違いなく、魔女の宅急便に使われていたあの2曲が最初ですね。まぁ、「松任谷由実」名義では初めてといえるでしょうか)、何気に、この曲がユーミン最大のヒットかつ初めてのミリオンだったんですね、Wikipediaによると。
ちなみにあえて順位を付けるなら、この曲から三作連続ミリオンという、数字的には全盛期といえる(何となく、音楽市場全体の隆盛も込みの感じなので、実際のユーミン最盛期はちょっと違うような気もしますが)、次のシングル「Hello, my friend」が個人的にはリアルタイムの思い入れ込みで、ユーミンNo. 1かなぁ、と思えるものの……
特に、この曲が使われていたドラマを、夏休み、夕方の再放送でたまたま見て、僕もちょうど中学生の大人になりかけの頃だったこともあり、ドラマも曲も心から素晴らしいなぁ、大人っぽい感じで面白い!…なんて感じたことを覚えてますけど、実はこの『君といた夏』、毎日めっちゃ楽しみにしていたのに、最終回だけ、ちょっと昼寝したらそのまま寝過ごして夕方の再放送を見逃してしまい、そのままもう二度と再放送に触れることもなく大人になってしまったため、とても楽しんで見ていたのに、最後の結末を知らないまま、恐らくきっとこのまま年老いて死んでいくことになりそうです(笑)。
たった一度の寝坊が、一生気になる心残りになってしまうだなんて…!
(まぁでも、個人的には最初の方がめっちゃ面白くて、まだ子供だったせいか途中からちょっとよく分かんなくなってきてたこともあり、昼寝で寝過ごしたのもほぼフェードアウトだったともいえるんですけどね(笑)。)
DVD化はされていないみたいですけど、フジテレビオンデマンドとかでは公開されているみたいなので、まぁ心残りを消すためにも、死ぬ前にいつかまた見ておきたく存じます(笑)。
…と、曲に戻ると、ユーミンNo. 1とは書いたもののしかし、魔女の宅急便の2曲も、両方マジで神がかってるレベルで好きなので、ベスト3は決めがたいですね。
魔女宅の2つは、荒井由実名義時代のものだからかシングル音源の公開はなく、どちらもライブ版でしたけど、ライブ版も普通に良さ気ですね!
www.youtube.com
僕は基本的にあまりライブ版は好きじゃないというか、スタジオで高クオリティで録音されたバージョンの方が断然好き、かつ、それもあってかライブやコンサートに参加したいという欲求は全然なく、断然一人でCD楽曲を聴く方が好きという完全インドアタイプなんですけど(笑)、楽しそうにパフォーマンスされて、お客さんもみんな一つのことで一緒になって盛り上がってるってのは、やはり意外といいもんですね。
曲の良さ含め、素晴らしいの一言に尽きましょう。
…おっと、「多くは語りますまい」とかほざいてたくせして、結局色々語ってしまった…!
まぁ、世代的な思い入れ込みでこの4曲を挙げましたが、言うまでもなくこれ以外にも名曲オンパレードのユーミンさんは、日本音楽界のレジェンドといえますね。
そして「真夏の夜の夢」といえば、まぁこんなの触れない方が良さ気ですけど(笑)、今の時代のインターネッツではやはり触れずにはおれない、ネタの宝庫のこれ↓も思い浮かんじゃいますね。
dic.nicovideo.jp
ぶっちゃけ中身自体は正直ほとんど興味ないんですけど、ここから生まれたネタやミーム的な言い回し、そしてこれをネタにして楽しんでいる人たちの面白さクオリティがあまりにも高すぎて、僕は断然淫夢が大好きなのです。
まぁ元ネタ紹介でしか中身を見たことのないニワカ極まれりな輩ではありますけど、面白い言い回しや面白い派生ネタ動画を沢山世に生み出してくれて、誠にありがとうございますとお礼の言葉を伝えたい限りですね。
…と、まさかのシェイクスピアからユーミンを経て淫夢と、振れ幅が大きすぎる感じになりましたが、そもそもそう考えると、淫夢の元ネタはシェイクスピアなんですね(笑)。
大変面白い発見のある、素晴らしいエピソードタイトルでした。
(って、そんなクソな感想ではなく、本当に話も最高な神回なんですけどね…!)
#16-17 幸福の王子(The Happy Prince)
これはもう言うまでもないでしょう、あの、銅像の王子様のあれですね。
ja.wikipedia.org
英語版Wikipediaは、オスカー・ワイルド著の一連のシリーズがまとまって記事になっていましたが、タイトルももちろん、SBFの英訳題通りです。
しかし逆に、こちらは日本語題が「幸福の」と「幸福な」で表記揺れがありますけど、これはWikipediaの表題がそうなってるだけで、本によっては「幸福の王子」「しあわせな王子」など、普通にバリエーションが大量にあるようなので、大きな違いでもないでしょう。
エピソードタイトル(杉本やっちゃんを軸とした、結婚式からその後の江ノ島の話)としては、やっぱり「幸福の」の方が合ってる気がしますしね。
ちなみにこの短編小説、僕は小学○年生の学習誌で初めて読みましたが(ただ、姉が買ってもらったやつに掲載されていたのだったと思うので、読んだのは未就学児の頃ですね)、小説で感動したのは生まれて初めての経験だったかもしれませんねぇ、王子とツバメのこれが…。
雑誌の中の1コーナーでしかなく、本来の短編小説よりさらに簡略化されたものだったはずですが、エッセンスだけでもとてもいい物語に思える、本当に良いストーリーに思います。
先に次の項目を見ていて、そこで青空文庫があったので、こちらもあるかな?と思って検索したら、やはりありましたね!
www.aozora.gr.jp
こういう名作は翻訳も大量にあると思いますが、やはり青空文庫に収録されるのは、名訳の誉れ高いバージョンなんでしょうかね?
また時間のあるときに、懐かしみながら読んでみたい限りです。
#18 冬の花火(Winter Fireworks)
これは青い花のWikipediaでも触れられていましたが、元ネタは明らかに確実に、太宰治さんによるこの戯曲ですね。
ja.wikipedia.org
もちろん僕は知りませんでしたし、読んだこと・観たことも当然ないですが、念のために検索したら、(上述の通り)これも青空文庫に既に収録されていましたねぇ~!
www.aozora.gr.jp
吉屋信子さんや川端康成さんはまだ著作権が切れていませんでしたが、太宰さんは既に切れているんですね。
そもそも太宰さんが戯曲を書かれていたというのも意外でしたが……ってよく考えたらそれ以上に、太宰さんの小説も1つも読んだことがないレベルなので、「戯曲?意外!」という疑問すらもつのもおこがましいレベルだったかもしれません(笑)。
これだけ歴史に名を残している太宰作品、青空文庫では既に274作も公開中で、いつでもどこでも全文閲覧可能のようですから、時間ができたらぜひ名作踏破の旅に出てみたいと思います。
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…という所で、ちょうど3巻のエピソードがここまでということもあり、続きは次回といたしましょう。