本題に入る前に前回の補足で触れておきたい部分が一点、おもむろに出て来ました。
敬称ガイドを見ていた後の関連雑談で、年上であっても「君（くん）」付けで呼ばれている例外的な場所として、「国会」を唯一の例として挙げていたんですけど、そういえば！
寝ながらあれこれ考えていた時に突然ふと思い浮かんだんですけど、もっと身近な例があるじゃあないですか！！
これが浮かばなかったのは何とも不覚…と思えるレベルの有名な例、「ジャニーズ」がありましたね！
ジャニーズは、年下のメンバーが目上の人を指す場合でも「中居くん」とか、「大野くん」とか、そう呼ぶことが多いのは誰でも知っているレベルの常識だといえましょう。
まぁ僕は、今はすっかりTVも見ていないので中々最近のグループは把握できていませんけど、TVをよく見ていた中高生ぐらいまでの頃は、姉がよく見ていたこともあり、僕も一緒にジャニーズ系の番組を見ていたものでした。
しばしばジュニアのメンバーが、SMAPやTOKIOといった大御所メンバー本人に直接向かってでも「太一くん」とか言ってるのを見かけたものですが……あれ、でも、君付けするしないって、メンバーに依るんですかね…？
キムタクを「木村くん」と呼ぶジュニアとか、ただの一度も見たことない気がするんですけど（もちろん、同じSMAPなら、最年少の香取くんは「木村くん」って呼んでましたけどね）、たまたま見たことがないだけなのかな…？
あぁでも、いつだったかのミュージックステーションのスペシャルで、生LIVEでマッチが出演していたんですけど、その他のジャニーズメンバーに対して「ジャニーズには誰に憧れて入りました？」という質問があって、確か一番最初に振られたのがV6のイノッチだったはずですが、そこで確か光GENJIの誰かだかを挙げてしまい、しかしその後は全員「マッチさんです」と答えていたという（イノッチにとって）地獄のような場面があったのをめっちゃ覚えてるんですけど（なお、次V6にカメラが回ってきた場面で、イノッチは「さっきは間違えました。本当は僕もマッチさんに憧れて入りました、すみません！」と謝っていたのまで覚えてます(笑)。僕は中学生ぐらいでしたけど、「それカメラの前で改めて言う方がむしろマッチに対してマイナスというか何かめっちゃ失礼になる気もしちゃうし、難しい場面だのぅ～。これは質問が悪い、事故みたいなもんだし気にすんなイノッチ！」みたいに、のほほんと楽しんでました(笑)）……
…余談が入りましたが、イノッチの失敗はともかく、マッチさんのことを若手が「近藤くん」とか「真彦くん」と呼んでいる場面、これは断言できますがただの一度も見たことないんですよね。
そんなわけで、君付け呼びで一番有名ともいえるジャニーズも、やはりある程度突き抜けて上の人になると、そうおいそれとは「くん」で呼べなくなる謎の壁みたいなものも、もしかしたらあるのかもしれませんね（というか実際明白にあるわけですけど）。
一応検索してみたら、やはりこれまた時代の流れなのか、新世代のメンバーは、君付けをしない子も増えてきている、なんて記事が目につきました。
news.line.me
記事の中ではまさにマッチさんと、あとヒガシさんなんかがやはり例として挙げられていましたけど、ちょうど『中居くんは「くん」だけど、キムタクは「さん」です、纏っているオーラが違うので…』みたいなことを語る北山くんの談も紹介されてましたが、若干失礼っぽいけど(笑)まぁ「距離感が近い」ってことだし、中居くんならむしろ喜んでくれそうだよな、と思えて微笑ましく思った、中居くん好きの僕なのでした。
あぁそういえば、ジャニーズの場合、逆に年下のメンバーに「くん」をつけることは、（本来年下に対して使われている言葉なのに）決してないような気がしますね。
年下メンを呼ぶときは、呼び捨てかな…？
中居くんとかはほぼ確で若いメンバーのことを呼び捨てしてる印象ですけど、対外的には全体としてどうなんだろう…？やっぱり礼儀として「さん」かせめて「くん」付けして呼ぶこともあるんかなぁ？？……と思ったら、そういえば社会常識的には、同じ会社の人なら目上だろうと敬称を付けずに呼ぶのなんて、別に全く普通のことでしたね（「弊社営業部長の二鳥が参ります」みたいな）。
あとこれまた全然関係ないですけど、僕は世代的にもやはりジャニーズといえばSMAPなんですが、SMAPがいきなり爆発的に知名度を上げて大人気になったのはちょうど僕が中学に入ったぐらいのことでした。
（まぁ小学生の終わりぐらいにはもう女子中高生の間ではヤバ人気だったと思いますけど、僕が初めて知ったのは、りぼん漫画の当時の大人気作、『姫ちゃんのリボン』で、作中で「草彅くんカッコいいよね！」となぜか作中で異様にSMAP＆草彅くん推しされていたのが間違いなく一番最初だった気がするんですが、「誰やねん」と思えたぐらいに、当時僕が小学生だった頃は、まだアイドル好きの女子中高生以外に名が知られた存在ではなかったですね。
（『夢がMORI MORI』とか、SMAPは森口博子さん＆森脇健児さんのオマケ的扱いでしたもんね）
…っていうかなんで魔法系のファンタジー漫画で、SMAPが推されてるんだ？と当時も少し疑問だったし今でも謎でしたが、そういえばアニメの主題歌がSMAPで、草彅くんは声優としてアニメにも出演していた、という縁があったんですね…！
『笑顔のゲンキ』が姫リボの主題歌だったのは普通に覚えていたのに、なぜか結びついてませんでしたよ、ハハハ！
ちなみに笑顔のゲンキはめっちゃ名曲ですけど、流石に権利関係に極めて厳しそうなジャニーズの曲を貼るのはやめておきましょう…）
…で、思い出話には続きがありまして、僕が中一の時の社会担当の先生が、上沼恵美子さんみたいな、マジで予備校講師含めても一番面白かったし教え方が上手かったとすら思える最高の先生だったんですけど、……ってあぁ、これは僕が直接聞いたのではなく、その先生は本来姉の学年担当なので（社会教師の人数の都合だかで、その上沼さん似の先生は、僕の学年では、僕のクラスだけを受け持ってくれていたのです。いい先生に当たってめっちゃラッキーでしたねぇ）、姉は三年間ずっと社会はその先生だったんですけど、姉によると、その上沼先生（もちろん仮名です(笑)）が「SMAPというアイドルグループが何やめっちゃ人気みたいだけど、1, 2年後には絶対消えてるよ」と言ってた（と姉が言ってた）のを、非常に強く覚えているわけです。
本当に話も面白いし、面白い＝世の中の本質を捉えるのが上手な先生でしたけど、このSMAPに関してだけは、上沼先生、完全に外したなぁ～と今となって思えるという、ただそれだけの話なんですけどね(笑)。
ただ、上沼先生の話も実際もっともで、SMAPより前のアイドルは、1年もすれば本当にブームが完っ全に去って即人気が消え失せていたのも間違いなく事実であって、マジでSMAPがジャニーズというかアイドル史上、初めて人気が永続したグループな気がするんですよね。
もちろんその後、嵐は人気のレベル・コンサート集客・その長さなどのトータル的にもしかしたらSMAPを抜いたぐらいになったといえるかもしれませんけど、どう考えてもジャニーズどころか日本芸能史は、やっぱりSMAP以前と以後で、本当に何か色々変わったよな、と思えてやまないし、個人的には世代ドンピシャということもありますが、それはやっぱり、SMAPが圧倒的断トツで偉大だったから、メンバーがみんなあまりにも有能だったからに思えてならず、僕の中ではSMAPがずーっとNo. 1ですねぇ。
（…って、ビートたけしさんが、SMAP解散ニュースのときぐらいに似たような「SMAPは別格」みたいなことを言って結構非難轟々だった気がするので（当時のニュース記事）、あんまり声高に言わない方がいい話かもしれませんが(笑)。）
奇しくも僕が小学生と中学生の狭間ぐらいであった94-95年あたりがSMAP的にも転換期だと思いますから、ずーっと前の記事（もう丸一年以上前！）で語っていた「95年の壁」は、まさにここでも適用できる気がするなぁ、なんて思える感じですね。
おっと、あくまで前回の補足で、今回から本編に入る予定が、無駄に長々と語ってしまった…！
まぁジャニーズというよりほぼSMAPの話でしたが(笑)、誰しも自分の世代が色々恵まれていた・ストライク世代だったと思いたいものですけど、ちょうど自分達が大人になる時に、SMAPという（ちょっと言い方は悪いかもしれませんが）それ以前のアイドルとは比較にならないぐらい遥かに有能で大人なアイドルが出てきたのは、自分の成長とリンクしているようでとても良かったなぁと思えるのです……みたいなお話でした。
もちろん、SMAP以後の他のジャニーズグループも、僕はみんな好きですけどね。
当時は、女子はもちろん、沢山面白いジャニーズ番組も流れまくってたおかげで、男子でも好きな人が多かったですから。
ただやっぱり、TVを見なくなってからは自然と触れる機会も減ったので、TVの力が昔より弱くなった今は、ジャニーズ全体の力もやっぱりちょっと落ちてきてるのかな、って気はしちゃいますね（もちろん、偉大なるジャニーさんが鬼籍入りされたのも、大きな要因だと思いますが…）。
…ってなわけで、「君 (くん) 付け」からいきなり、ちょっと加齢臭漂う感じだったかもしれない、懐かしめのジャニーズについてでした。
では次回こそ、放浪息子英語版の中身を見ていこうと思います。
