ASAP他、今時の略語をチェックしておこう

今回もいただいたコメントから話を広げさせていただきましょう。

話のつながりは特にないですが、一応、こちらの記事(→Since, As, Becauseの補足他)に関してのものですね。

コメントはもちろん、毎度おなじみのアンさんよりいただいていたものになります。

いつも大変丁寧で温かなコメント、恐悦至極にございます。


今回のコメントは、 いくつかネタが広がりそうなポイントがあったため、まず1つ目の話題だけ区切って紹介させていただきましょう。

続きはまた次回以降ですね。

ドチャクソ面倒くさいにも程がある語として登場していたas…!これって、接続詞っていうよりも前置詞のイメージなんですけど、前置詞は確か後ろは名詞しかこないはずなので、例えば記事にも書かれていた「〜のように」とか「〜として」とかいう意味で後ろが名詞なら前置詞ってことになるんですかね?

前置詞こそ、もう何を使っても雰囲気で察してねっていう感じでお願いしたいですけど笑


「as soon as」は、sinceの起源のところに「できるだけ早く」とありましたが…「as soon as possible」や「as soon as you can」で「できるだけ早く」という風に習った覚えがありますね。

略してASAP?もちろん使ったことはありませんが、目にしたことはあります。

一応、せっかくなのでCOCAで調べてみたら、普通に映画なんかでも使われてるみたいですね。大文字、小文字の決まりも無さそうで…、読みはアサップですか?まぁでも、ちょっとカジュアル過ぎる気もするので、素人はあまり使わない方がいいっていう感じでしょうかね?

 

⇒そう、あの語源定義の項目は「as soon as」のみで、これだけだと正直「…次第」という感じの、続きに来る言葉次第で意味が色々変わるいわば中途半端な表現だったんですけど、一番よく見るのはまさにご指摘いただいた「as soon as possible」ですし、「次第」ってのも何か分かりにくい気もしたので記事中では「できるだけ早く」と訳してしまっていましたが、冷静に考えたらあくまで「possible(可能な限り)」という語は含まれていない途中までの表現ですし、他に並んでいた語源との兼ね合いからも「…次第」の方が適切でしたね。

ということで、今さらながらたった今シレッとこないだの記事を変更させていただきましたが(笑)、まぁそれはともかく(とはいえご指摘どうもありがとうございます!)、ASAPは、まさに英語で一番使われるぐらいによく使われている略語と言えるような気がします。


意味はもちろん「なる早」(この日本語省略表現も下手したら死語なのかもしれませんが)で、読みに関しては、これは(少なくともアメリカでは)「エーサップ」か、あるいはそのまんま「エー・エス・エー・ピー」と読まれることも多々ある感じですね(イギリス英語他は分かりませんが、アメリカ英語で「アサップ」と読む人はほぼいないように思います)。


ちなみに僕は日本語ですら省略表現をなるべく使わない男なので…

(以前どこかの記事でも触れたことがありましたが、ブログ記事では頻繁に無意味な略語を使うものの(まさに、「なるべく早く」を「なる早」と記述したりですね)それは「その方が愉快な響きになるんじゃないだろうか」というしょうもない意図からのネタ的な感じでわざとあえて書いているだけで、実生活では「略語を使うのは怠惰な証に思える」という謎の拘りから、基本的にどんな言葉も省略はせずフルで記述する感じです。
 もちろん、パソコンをパーソナルコンピューターとか、スマホスマートフォンとかそこまではしないですけど、「そっちで言う方が明らかに普通」でない限り、基本的にはちゃんと正しい表現を使う、って感じですね。)

…と、どうでもいい補足で長くなりましたが本題に戻ると、略語使わないマンなので、僕自身は自分でASAPと書いたことも言ったこともないんですけど、これは本当によく使われますね。


研究科の事務員の人や、偉い教授なんかも普通にメールのメッセージとかでasapとか書いてくることもある、完全に市民権を得ている代表的な頭字語に思います。

(ちなみに、これも以前書いたことがあった気がしますが、日本語は「なる早」みたいに各単語から数音ずつ取って略すのがほぼ確で採用される略語の作り方ですけど、英語の場合、例えばハーバード・ユニバーシティーを「ハバユニ」とか、ディズニー・ランドを「ディズラン」とか(それは日本でも言いませんけど(笑))とか、そういう形の省略形はパッと考えた限りたったの一例も存在せず、基本的に英語の略語はイニシャルのアルファベットを並べる頭字語(acronym)が圧倒的大多数な感じですね。

 ハーバードならHUだし、ディズニーランドならこれはアメリカだと「ウォルト・ディズニー・ワールド」なのでWDWとか、そういう形です。)

 

漢字などもなく、音のつながり的にも単語を途中で区切るわけにもいかない英語では、特にテキストメッセージで入力の簡略化・文字数の削減のために、こういったイニシャルを並べて表記する略語は非常によく汎用されるものだといえましょう。


そんなわけで、今回はよく使われる略語を見ていこうと思います。

まずは「abbreviation asap」(=省略語 asap)で検索したらトップにヒットしてきた、「よく使うので知っておくべき」とされるフレーズが20項目ほど挙げられていたこちらの記事(↓)を参考にさせていただきましょうか。

www.indiatoday.in

意味と、何かあれば簡単にコメントを加えさせていただきましょう。

 

1. ASAP: As soon as possible(可能な限り早く)

→トップはやはり我らがASAPでした。

 略語全般でそうですが、英語は口で話す際は結構早く言える言語なので(単語間がつながって発音されるリエゾンとかでですね。そのせいで、非ネイティブには極めて難しく聞こえるものなわけですが…)、基本的に略語は文字にした際によく使われるものだといえますけど、このASAPは口頭でも先ほど書いていた通り「エィサップ」や「エーエスエーピー」という感じで、まま使われることもある感じですね。

 

2. LMK: Let me know(お知らせください)

→以前(All set!!…他、日本人には中々出てこない英語表現)、便利表現として紹介していたこちらですが、いやこれは省略しないべ…?!と個人的には思えてしまいますねぇ~。

 「お知らせください」という重要な話を、略語で表すか…?と思えるものの、とはいえこれは僕が見たことないだけで、若い子同士のチャットアプリとかで「知らせてねぇ~」ぐらいの感覚ならよく使われるのかもしれませんね。

 とはいえビジネスの場なんかでは、あえてここを省略することはない気がするなぁ、と思える感じでしょうか(少なくとも僕は、もらったメッセージで見た記憶がないです)。

 

3. TBA: To be announced(後日追って発表)

→一方こちらは、例えば研究科の週1招待講演なんかで、場所が未定の場合に「Location (room):TBA」(場所:後日決定次第また報告)みたいな形で、オフィシャルな場面でも(メールとかのメッセージどころか掲示板の張り紙なんかでも)めちゃくちゃ使われる表現ですね!

 これも本当によく見るので、知っておくといい表現だといえましょう。

 

4. TBH: To be honest(正直なところ・率直に言って)

→こちらは、これまた略語はそれほど見ない気もするものの、表現自体はめちゃくちゃ見るし、僕自身自分で使うことも多々あります。

 この辺の「便利なつなぎ言葉」に関しては、こないだ接続副詞のまとめを見ていましたが、他にもこういう別の「会話のとっかかりに便利な表現」をまたまとめてみようかなと思っています(体のいい、記事の水増しですね(笑))。

 

5. TBC: To be confirmed(未定・追って確認します・確認中です)

→これはTBAに近い感じですね。TBAは全体に向けて、TBCは個人に向けて使われることが多いのかな、って印象でしょうか。

 

6. TGIF: Thank God its Friday(花金・今日は金曜だぜヤッフー!)

→「神様ありがとう、今日は金曜日だ」(正確には、itsはIt'sですね)というしょうもないフレーズですが、日本語の「花金」と同じ意味合いで、まぁまぁ目にする表現といえます。

 ちなみに、他所の研究室のマニュアル(研究室に入ってくる新人向けの資料)をたまたま見る機会があったんですが、「TGIMの精神で実験しよう!」という、「月曜日であることに感謝!」みたいな嫌すぎるアレンジを見たこともありました(笑)。

 

7. DIY: Do it yourself(自分でやろう・日曜大工)

→これは日本人にもおなじみ、説明不要ですね。以前の記事で触れたことがあった気もします(特に何を語ったのか詳しくは覚えていませんが…DIYはなぜDIYというのか…?!)。

 

8. RSVP: Please wait(お返事お待ちしております)

→え、これ、記事に書かれてる「Please wait」ではなくない?……と思いましたが、これはフランス語の「Répondez s'il vous plaît(レポンデ・シルブプレ)」由来という珍しい頭字語(英語だと「Respond, if you please」)なので、「可能でしたらお返事ください」の意味ですね。

 フランス語由来という珍しいやつのくせに、これは事務員の方とかから送られるメッセージで割とカジュアルに使われまくっている、結構目にする表現に思います。

 知らないと全く意味不明にも程があるので(フランス語由来なので、推測すら不可能という無理ゲー(笑))、これも知っておくと良い表現に思います。

 

9. BRB: Be right back(すぐ戻ります)

→これはまぁ、そういうやり取りをネイティブとすることがないからかもしれませんが、僕自身は見たことないし、略語だけを見ても意味が分からないレベルでした。

 ただ、「すぐ戻る=ちょっと急用ができて失礼」ということなので、素早く入力できる略語とは相性のいい表現かもしれませんね。

 

10. IMO: In my opinion(私の意見では)

→これは、自分が直接受けたことはない気もするものの、しばしば参考にさせていただいているフォーラムQ&A記事の投稿文とかで汎用されていますね。

 意見を述べたくてたまらない英語圏ではめっちゃよく使われているし、一度知れば意味も明らかなフレーズといえましょう。

 一文字加わった、IMHO(In my humble opinion;私の拙い意見としては…)という亜種もよく見かけます。

 

11. IDK: I don't know(知らない)

→これも、至る所で見かける略語ですね。

 とはいえそもそも「I don't know.」の一言だけってのも不躾で無礼ですし、フォーマルな場で見ることはあまりないといえましょう。

 

12. AKA: Also known as(またの名を・○○としても知られる)

→これは、「別名がある」ということですから、芸能とかスポーツ・芸術の分野なんかでよく見る表現ですね。結構使われるものなので、「赤…?」と思わないで済むよう、知っておくといいフレーズかもしれません(笑)。

 

13. NA: Not available(利用できない・都合がつかない)

→うーん、これは、場合によってはアンケートの回答とかでNA(Not applicable(該当しない))とかでも使われますし、必ずしもNot availableとも限らない気もするものの、まぁ個人的なやり取りなら、普通はその意味にはなりそうですね。

 「available」自体は、実際めっちゃんこよく使う表現で、「利用可能な」という第一義から、「時間が合う」とかでも汎用される単語です。

 

14. IRL: In real life(実生活・現実世界では)

→そんなこと言うことある…??まぁ僕は見たことないし目にしても推測もできなかったものの、ネットならではの略語かもしれませんね。

 

15. RT: Retweetツイッターリツイート

→これは日本語でもそのまんまなので説明不要でしょう。

 

16.WDYMBT: What do you mean by that(どういう意味?)

→この略語自体が「どういう意味?」だよ(笑)。こんなの本当に使うんですかね?まぁ、トップ20に挙げられている以上、若い子たちは使うのかもしれませんね。

 一応、文脈的に、いきなりこの表現が「?」付きで来たら推測はできるかな、って気はしますが…。

 

17. GTR: Getting ready(準備中・もうすぐ準備完了)

→これも、僕自身は使ったことも見たこともありませんが、チャットアプリ世代のやり取りではめちゃくちゃ使われまくる語というのは想像に容易いですね。

 僕は車には1ミリも興味ないですけど、GTRと聞くとやっぱり日産GTR(それ以上のことは、見た目やグレード含め何も知りませんが)な気もしちゃいますが(笑)、「I'm GTR. Be there in 5 min!(まだ準備中、5分後に着くから!)」と見ても、車を想像しないように注意かもしれません(笑)。

 

18. TBT: Throwback Thursday(木曜日に振り返ろう)

→説明文を見ても「いや知らんし(笑)」と思えたしょうもないやつですが(知らない自分がしょうもない可能性もあり)、検索したらこれはどうやらインスタなどのSNSで使われるハッシュタグで、「木曜日に、昔の思い出を振り返った写真を投稿しよう!」という感じで使われてるみたいですね。

 TGIFが可愛く見えてくるぐらい、しょうもなさすぎて笑えましたが、逆にここで見なければ一生知ることもなかった気もするので、知れて何よりでした。

 

19. NBD: No big deal(大したことない)

→このぐらいの単語を打つのこそ大したことないんだから、そんぐらい打てや!とも思えるものの(笑)、とはいえほとんどの日本語の略語が「そんぐらい言えや!」ともいえるので(例えば「気持ち悪い→キモい」の方が省略レベルでいえば断然酷いですけど、これは逆に「キモさ」に磨きがかかった良表現ともいえるでしょうか(笑))、まぁ略語なんてそんなもんよ、って話かもですね。

 もちろん僕は見たことなかったですが、実際若い子たちが気軽に使ってそうな表現、かつ「すまんな」→「ええんやで」みたいな感じ(まぁこれがネットスラングなのもなぜなのかよく分かりませんが)で、寛容さが感じられていいフレーズかな、とは思えますね!

 

20.  ICYMI: In case you missed it(見逃されていた場合に、念のため…)

→いや結構重要な話だろうし、そんな気を使うならもっと分かりやすい表現にしてくれよ!…と思えるのがラストでしたが(笑)、正直全然見覚えなどはないものの、まぁここに挙がってくるぐらいにはよく使われるものということでしょうし、これも一応覚えておいて損はなさそうですね。

 まぁこの手のフレーズは、「念のため」というより、実際は「スルーされとるかもしれんから、もっかい送ったろ」という押し付けがましさのある場面で登場することの方が多いでしょうから(笑)、そういうのの罪悪感を消すために、気軽に使える省略語は便利なのかもしれませんね!

 

…という所で、以上が記事で挙げられていた略語TOP20でしたが、正直「絶対これ(特に木曜日とか(笑))よりもっと使われてる略語あるだろ」と思えてやまなかったですけど、案外いいボリュームになったので、今回はこの辺で一区切りとさせていただきましょう。

…実際まだ結構ありそうなので、次回は今回出てこなかったよく見る略語、略して「よ見略」を見ていこうかな、と思います。

アイキャッチ画像は、まぁこの手の表現が大変よく使われそうなチャットアプリのいらすとがちょうど良さそうな感じですね。

…いらすとやにしては非常に珍しく、イラストの説明文に誤字(「のスマホの」で始まっている & Messageではなく多分Messengaer)があったのが印象的ですが、まぁ本題は絵なのでそんなのは瑣末で関係ない部分といえましょう。)

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