略語じゃない若者言葉も見てみよう

引き続き、イマドキ英略語シリーズの記事にいただいていたご質問を含むコメントを振り返っていこうと思います。

 

WDYMBTって、確かに書く時には省略できてるかもしれませんが、これを読むとなると、「だぶりゅー、でぃー、わい、えむ、びー、てぃー」って、、逆に言いにくいわ!って気がしちゃいますけど笑

アルファベットをそのまま読むのが一般的なんですよね?(「えぃさっぷ」は言えても、これはどう頑張っても言えない…笑)

って、、この手の略語って、読むこと(言うこと)は前提じゃない感じなんですかね?

(日本語の略語は、普通に耳にすることも多いので、書くことに特化しているということはないように思えますが…。)

 

私がパッと思いついたのはOMGでしたが、これをどこかで目にした時に、知っていれば「おーえむじー」ではなく「おーまいがっ」と読んでしまうわけですけど…

例えばNYだとやっぱり日本でこれを「えぬわい」と読む人はいないと思うんですよね。でも、知らなければ「えぬわい」と読むしかないわけですが、実際アメリカではどうなのかと思って…。(NYに限らず、アルファベット読みが一般的なのか…?)

 

⇒こちらは既にシリーズの途中記事で何度か触れていた話ですが、具体的な略語もあったため、改めて触れさせていただくといたしましょう。

挙げられていたWDYMBT、最早何の略語だったか記憶の彼方で、正直「何だコイツ」と思えましたけど(笑)、そういえばまさに「何のこっちゃ意味が分からない」という略語だったことがふいに頭に浮かんできて、辛うじて「What do you mean by that?」というフレーズだったことはギリ思い出せる感じでした。


改めて、ネイティブであれば、頭の中で読む場合でも、絶対に「ダブリュー・ディー……」ではなく、「ワルユミィン バイザァッ」と、元フレーズの英文を読んでいる形だと断言できるパターンといえる形ですね。

既に以前の記事でも触れていた通り、またちょうどアンさんもコメントでお書きになられていたように、略語というのは基本的に「書き文字を減らすため」であり、読むこと前提ではないことが多いように思えます。

(必ずしも絶対そうとも限らないものの、やっぱりアルファベットしかなく、文字数はどうしてもかさんでしまう&文字を早く読むのには長けているのが英語ですから、とにかく表記を短くするのが最大目的なことが多い印象、って話ですね。

 省スペースで情報を詰め込める、漢字の偉大さに感謝しましょう!)

 

一方、具体的に挙げてくださっていた略語、「OMG」は、まさしく超メジャー所で、20選・100語超記事のどちらでも取り上げられていなかったのが正直大変意外で、後で改めて触れてみようと思っていたものの1つだったのですが、これは本当におなじみですね。

とはいえ、もちろんこれもフルフレーズの「オーマイガー」と読む人も間違いなく大勢いるものの、あまりにもメジャーすぎて、逆にあえて「オーエムジー」と読まれることも普通にままあるようで、伝統と信頼の我らがケンブリッ辞書(↓)や発音に関する細かい知識まで載っているウィキショ(↓↓)なんかを見てみた所、どちらも…

dictionary.cambridge.org

en.wiktionary.org

「/oʊ.ɛm.ˈd͡ʒiː/」と、発音は「オウエムジー」だと明記していました。

 

…がもちろん、普通に「オーマイガッ」と読む人も多いでしょうし、結局の所どう読むかについてのルールは一切ない・好きなように呼べば(読めば)よいというのが結論かなと思います。

 

ちなみに、僕がもしまだ「Oh my god」という英語フレーズを知らなかった幼少期にこれを見ていたら(もちろん「オーマイガー」とかはかなり小さい頃から知っていましたが、それが「Oh my god」のことである、ってのは結構大きくなるまで知らなかったような気がします)、「オメガ…?」とか読んだんじゃないかな、って気がしますし(もちろんギリシャ文字の「オメガ」という語の存在すら知りませんでしたけど、これは、ファイナルファンタジーの裏ボス的な存在に同名の古代文明モンスターがいたので、ちびっ子少年たちは誰でも知っていたのです(笑))、これに限らず謎のアルファベット文字列をそれっぽい形で読んでしまうのは、子供時代あるある……というか、むしろ今でもあるような気がしますね(笑)。

もちろんネット時代の今なら普通に調べれば元フレーズなり意味がすぐ分かるのですぐに解決するものの、そういえば「Wi-Fi」を初めて見たときとか、絶対「ウィーフィー」だと思ってましたし(笑)、その他きちんと知るまで自己流読みになってしまっている言葉は、まだまだ枚挙に暇がないように思います。

 

一方、もう一つ挙げられていた「NY」の方は、これも何気にOMG同様、基本的に州の2文字レターはアルファベット読みすることが多いという事情もありますから、何気に「えぬわい」と読むことも普通にめちゃんこある感じです。


以前似たような話題で引っ張ったこともあった気がしますが、↓のアメリカ連邦航空局(FAA)がまとめてくれているように…

(…って別にFAAじゃなくてもこんな表ぐらいどこでもありますが、政府機関がFAAとかFDAとかそういう略称で表されることが多い…ってのをあえて記すべく、わざわざカッコつけてFAAのサイトを引用してみました(笑))

www.faa.gov

アルファベット順でいうと先頭はアラバマのALですけど、住所を書くときとかは2文字で州の名前を表しますし、まぁもちろん「AL」と書きながら「アラバァマァ」と読んでる人もいるとは思いますけど、これはまぁ普通に「えーえる」と読まれることが多いかな、って気がします。

あぁ、むしろ最も有名・人気の州であるカリフォルニア州は「CA」で、「キャリフォーニァ」より「シーエー」の方が流石に早いしそう読まれることが多そう……ってのはよく考えたら多分言い過ぎで、まぁ流石にこれは「カリフォルニア」と読まれることの方が多いかもですが、あ、もっとメジャー所のロサンゼルス、こちらは「LA」と略記され、これはニューヨークとは違い、ほぼ確で英語ネイティブの誰しもが「ロス・エンジェ~ス」ではなく「エルエー」と読むし、一般的にもそう呼ばれることが多い感じですね。

(「ロス」は完全に日本式の省略呼びになります。)

 

そんなわけで改めて、「どう読まれるか?」については、どの略語にも当てはまるような決まりきったルールなどなく、むしろNYと書いてニューヨークと読む場合もあればエヌワイと読む場合もあるぐらいに、同じ語・人でもシチュエーションによって読み方を変えることすらあるぐらいなので、自分の読みやすいように読むので一切問題ないといえましょう。

 

では、ご質問コメントの続きです。

 

cul8rは凄いですねぇ、、これは全く知りませんでしたが、なかなか面白いです。

更に別の読み方ができたりすれば、もう百点満点なんですけど(略して「カル!」みたいな笑)、流石にそれはないですかね。


日本の場合、SNSで使われている若者言葉みたいな流行りの言葉って、略語っていう感じではないものが多くないですか?

例えば、草も(もう時代遅れなのかもしれませんけど)、省略されてるわけじゃないですよね?

そう思ったら、英語の方がまだ想像できるというか、理解できるものが多いのかも?っていう気がしますね。

 

⇒確かに、「イマドキ略語」シリーズを続けていましたが、そもそも流行り言葉は必ずしも略語ではない……というか、特に英語の場合は略語なんて基本的にテキストメッセージで使われるだけで、会話ではあんまり出てこないとすらいえる感じですし、むしろ(あれだけ長々と見ていたのに)きちんと流行語を追えていなかった気もしてきました。


せっかくなので、特に略語に限ったわけではない若者言葉を、「slang young people」で検索したらトップに出てきた↓の55語記事なんかを参考にして、ちょっくらまた見てみようかな、と思います。

 

www.verywellfamily.com

「親世代のためのティーン・スラング辞書55語」というタイトルで、僕は人の親ではありませんけどこれは大変参考になりそう&面白そうな記事じゃあないですか。

実際ほとんど知らない表現ばかりだったので、ぜひひとつずつ見ていきたい限りですが、なんと、こちらにはズバリ「OMG」が挙げられていましたね…!


何気に前置きだけでそれなりの分量になってしまったので、今回の記事ではこれと、あと1つそっくりなやつだけ見ておこうかと思います。

 

  • OMG - An abbreviation for "Oh my gosh" or "Oh my God"(「Oh my gosh」または「Oh my God」の略)

  • ONG - Basically the equivalent of "I swear to God"(基本的に「神に誓う」に相当する言葉)


まぁオーマイゴッドの意味は流石に説明不要でしょう。

衝撃的な場面に出くわした際に、「何てこったい!」「おぉ、神よ…!」的な意味合いですが、「God」という単語を気軽に言うのはキリスト教的に憚れるということから「Oh my gosh」や「Oh my goodness」と言われることもあるものの、まぁ気にせずGodって言ってる人も結構いる気がするかな、って感じですかね?

(そもそも「God」も「gosh」もどっちも「ガーッ」って言っておきゃいいだろ、的な感覚なので、どっちとも取れないパターンもある気がします(僕が聞き取れてないだけかもしれませんけど(笑))。

…一応、「goodness」は「グッネス」なので、これは流石に大きく違いますけどね…!)


あと、たまたまかもしれませんが、偉い教授連中はまさに「何てことだ…」という際に、むしろ「ジーザス…」とつぶやいてる人が多い印象もありますけど、これはまぁたまたまで、完全に個人差のある話かな、と思います。

(ちなみに「Jesus」も、「God」の場合と同じ形で、極めて似た響きの「Geez」や「Gee」なんかが使われることも多い感じですね。

 でもこれまた改めて、普通に「Jesus…」と言う人も普通に結構見かけます。まさに「マジかよ…」と同じ感覚のつぶやきですね。)


改めて、会話であってもこれをあえて「オーエムジー」と読む人もいれば、普通に「オーマイガー」と読む人もいるという感じだといえましょう。

 

一方、次に挙げられていたONG、何の略かは記事に掲載されていなかったものの、これは「On God」の略だそうで、意味としてはまさに説明にある通り、「神に誓って」「命かけて」みたいなフレーズのようで、まぁ、多分言うほど心の中では神にも誓っておらず、別に命も賭けてない口からデマカセな話でも頻繁に使われるものなんだろうな、ってことは想像に容易いですね(笑)。


使い方としては、例によって最近の記事でよくお世話になってるおなじみSlang.netの例文を借りてみますと…

https://slang.net/meaning/ongより

…本文中の説明にあったように、TikTokerがコメント欄で…

 

"This is how I rolled up to school last Friday, ONG."

(先週の金曜日、こうやって学校に入ってみたよ、マジ命かけて。)

 

…みたいな文を投稿するかもしれませんね、とありましたが、まぁかなり安い「神への誓い」であることはやはり見て取れる感じでしょうか(笑)。

なお、後半の説明にあったように、ONGはTikTokerたちの間では「激しく同意!!」という意味でも使われているとのことで(チャット会話例はこの使い方ですね)、まぁ「禿同」というネットスラングに近い感じで、そう考えると案外便利で実際に使われまくってそうなフレーズともいえそうです(まぁ「禿同」は死語になりつつあるかもですが(笑))。

 

といった所で、ご質問の途中なのにまたしても脱線になりますが、次回はもうちょいこの若者スラングの続きを見てみようかなと思います。

その後、ご質問コメントにまた立ち戻らせていただく形ですね。

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