Hは「エッチ」じゃダメなの…?

…と、何とも釣りのような記事タイトルで恐縮ですが、前回の記事で話を広げ損ねていたbasicネタに関して何か書くことはないかなぁと考えていたら、またひとつ、ちょいと昔の思い出話を絡めて触れてみようと思える話が見つかったので、今回まずはそちらから語っていこうかなと思います。

 

今回は中学の頃の同級生についてのエピソードで、正直あんまりその彼は関係ないものの、例によって記事水増しのために(笑)、その子について話す所から始めさせていただきましょう。


仮の名前はそうですね……目がギョロっとしてるタイプだったので、「目がギョロっとしたタイプの芸能人」で検索したら出てきた相島一之さんが、「あ、あの彼が成長したら、きっとこんな感じの風貌になってるだろうな」と思える感じだったので……

https://www.google.com/search?q=相島一之より

…とはいえ実際の彼は相島さんよりずっとちっこい感じだったので、頭の1文字を取っ払って「島くん」とでもしましょうか。


その島くんは、今書いた通り背はクラスで一番か二番目ぐらいに小さく、また勉強も運動も、最下位ではないけれど平均には届かない…というか下から数えた方が早いぐらいだったものの、割とプライドの高いタイプで、基本的にカッコつけてる・無駄に生意気で偉そうな態度がちょっと鼻につく感じでして、恐らくどの学校にも1人や2人そのパティーンの少年はいたのではなかろうかと思うのですが、まぁそういう子はやっぱりクラスの中心・人気者というわけではなく、男子には小馬鹿にされ、女子には本気でウザがられるというちょっと隅っこに追いやられがちな子だったわけですけれども、まぁそれでも、以前の記事で何度か書いている通り(僕は普通の公立中に通っていたわけですが)僕の学年は不良っぽい子も多く全体的に何か学校の成績も微妙な感じで教師や周りからの評判は芳しくなかったもののいじめのようなものは全くなく、もちろんそんな何か腹立ちそうなヤツと積極的にみんな仲良くするというわけでもないものの無視したり暴力を振るったりとかは全くなく、まあまあみんな和気藹々と過ごしていた感じですね。

 

僕は小6でその学区に引っ越してきたわけですが、その島くんとは小6と中2で同じクラスだったので、今回の話は中2の頃の話になりますけれど、小6のときには2人で遊んだこともありました。

むしろ引っ越してきて一番最初に遊びに行ったのが島くん家だったまであるかもしれませんが(まぁ流石に向かいの家の子とかが最初だった気もしますが、自転車を使わないと大変な、通学路真逆の遠い家の子は、島くんが最初だったと思います)、彼の家に行ったときに国語の宿題を持っていって一緒にやったのも覚えてますけど、漢字書き取りとかをやっていたらTVからドラゴンボールの再放送が流れてきまして、

「お、ドラゴンボールだ。オ↑レ↓、めっちゃ面白い替え歌知ってるんだぜ。紺助お前は知らないだろうし、歌ってやろうか?」(クソガキにありがちな「オレ」の発音だったのも大変印象的です(笑))

などと彼が言い、「いや別にあんま気にもならんけど…」と言う間もなく、

「♪つっかもうぜ、金玉ボール」

…と熱唱しながら「ボールだから、タマとかけてるんだ、ケヘヘヘェ~!」と一人で大受けしていたのを愛想笑いで「ハハハ」と返したことを、なぜか今でも非常に強く覚えています。


(って別に何のオチもなく、純粋に島くんがクソつまんないガキンチョだったことを伝えてしまっただけかもしれませんが(笑)、とはいえ無駄に鮮明に覚えているあたり、結構僕も楽しんでたのかもしれませんね、実は(笑)。

…あぁ、それを見て島ママが「まぁカズちゃんったら相変わらずね(笑)。下品でごめんなさいね紺助くん、ホホホ」と謝ってきたのもハッキリ覚えており、まぁこないだ見ていたspoiled(甘やかしてダメにする)とまではいかないものの、「優しそうな、甘そうなお母さんだな」ということは印象に残り、その時はまだ島くんの人となりもあまり知らなかったものの、後年になって「あのお母さんだから、こんなワガママな野郎になってしまったのかな…」と、そんなことを思うこともあったかもしれません(笑))

 

あと島くんのお母さんといえば、小6の修学旅行で、先生がまだ就寝時間前の夜中の部屋チェックに来たとき、親御さんから受け取った連絡事項みたいな紙を持っていたんですけど、一番上が注意事項が重要だった島くんの提出用紙で、そこにハッキリと、お母さんからの伝言で、

「緊張すると必ずオネショをしてしまうので、夜中に起こしてトイレに連れていっていただくことをお願いいたします」

という旨が書かれているのを見てしまい、僕は「(先生ぇ~、そういうのは児童の目に届かないように、ちゃんと伏せて管理しちくりぃ~(汗))」と内心思ったものの、幸い僕以外気付いた子はおらず騒いだりからかわれたりとかはしなかったんですけど、僕の中では島くん=オネショくんという印象も付いてしまった感じでした。

(とはいえ僕も、水を飲みすぎずに気を付ければ大丈夫だったものの、ついつい寝る前にゴクゴク飲んじゃった日なんかは、小6とかでも普通にオネショしてましたけどね(笑))

 

せっかくなのでもう1つぐらい小学生時代のエピソードを書いておくと、これは引っ越してきてからもう何ヶ月も過ぎた真冬の日でしたが、その日は島くんが家でゲームをやっていい日ではなかったからか、「ゲームやらせてよ」と僕の家に遊びに来ることがあったのです。

で、島くんは自分のゲームソフトを持って僕の家に来たわけですが、それがまた完全に一人用の、見たこともないようなゲームでして、それを他人の家で好き放題プレイして自分だけストーリーを進めて楽しむという、全く遊び相手のことを考えていない独りよがりな感じに辟易し(そのゲームも、最早覚えていないぐらい、説明を聞いてもクッソつまんなさそうなしょうもねぇやつでした(笑))、僕は一人で漫画を読んでいた気がしますが、彼のヤバさはそれだけでは飽き足らず……!

部屋に入るやいなやコタツをフルパワー全開最高温度にして(やけどしそうなぐらいの高温になるので、自分ではそんな設定を使ったことすらありません)、エアコンも勝手にガンガンにかけて、トイレに行ったと思ったらお菓子を勝手に漁って来て「これあったから食べるね」と許可もなく食べ始める始末……

そして、ポテチを食べた手でコントローラーを……より酷い、まずコタツ布団でベトベトの手を何度も拭いふき、しかしもちろん油汚れなんてきちんと洗わないと落ちませんから結局コントローラーもベタベタになるという、マジで今書いてても笑えるぐらいとんでもねぇどうしようもないヤツだったわけですが(笑)、内心「おいおい…」と思いながらも、話が通用するヤツならそもそもこんな身勝手するわけないしな…みたいな気持ちもありただひたすら我慢していたという、まさに地獄の時間とはあのことでした。

 

しかもそういうヤツに限って無駄に長居するわけですけど(笑)、夜も7時を越え、真冬だから当然あたりは真っ暗になっており、ちょうど割と遅めに帰ってきた母親による伝家の宝刀、「もうお母さん心配するんじゃない?」の一言でようやくスゴスゴ帰っていったわけですが、「あぁ~楽しかった、またね」と別れる際、「おぅ、もう二度と来るなよ」……とは言いませんでしたけど(笑)、まぁ直接言わないまでも「マジで何なんコイツ…」という気持ちが態度には出てしまっていたのか、幸いにして家自体は(学区内で一番離れてるレベルで)近くなかったこともあり、その後島くんが家に来ることはなかった感じですね。

 

と、そんな小学生時代のエピソードは全く1ミリも関係ないわけですが(笑)(一応、他人に好かれるようなヤツじゃないのはお察しいただけるようにも思えますが(笑))、本題の話は中2の理科の授業でのことになります。


簡単な問題を生徒に当てて答えさせるという普通のスタイルの授業で、確か、答は水素原子Hが含まれるものだったと思いますが、ちょうど順番的に当てられたのが島くんだった、強烈な印象に残り今でもめちゃくちゃ記憶に残っている、こんなやり取りが繰り広げられたのです。

「じゃあ水素の分子式は?島。」

「エッチツー」


「えぇ!?今何て言った?もう一回」


「え?エッチツー……」


「(教師苦笑) おいおい島、Hは『エチ』ね。その言い方じゃいやらしい感じになっちゃうじゃないか」

…という先生の指摘に、男子は「おっ前、いっつもそんなことばっか考えてるからじゃねーの(笑)?」、女子は「キーッモ(笑)」とクラス中が大爆笑の渦に包まれたという出来事があったのです。

(島くんは、顔を真っ赤にして、口を尖らせて拗ねていたように思います。すぐ後ろの席だったので、ハッキリとは見ませんでしたが…)


しかし僕はこれを聞いて正直、「えぇっ、そうなん?Hが『エッチ』って、別にそこまで変な読み方か…?」と思えたものの、まぁ島くんだしえぇか……と、特に反論を示すこともなく静観してしまいましたけど(笑)、むしろそのときは島くんの席が僕のすぐ後ろだったので、下手したら当たる順番が自分で、自分がそう言ってしまっていたかも……という冷や汗も感じたものでした。

(でも、とはいえまぁしかし、やっぱりハッキリ詰まる音で「エッチ」というのはそっちを連想しちゃいますし、無意識的にも「エイチツー」って言ってたと思いますけどね。)

 

で、なぜそんな話を思い出したかといえば、basic=塩基性アルカリ性)に関して、pHとかで何か広げられそうな話はないかな…と思い軽く眺めていたpHのWikipedia記事(↓)で……

 

ja.wikipedia.org

こんな記述(↓)を見かけたからだったのです。

 pH測定方法を規定する日本の工業規格 (JIS Z 8802) の定める読みは、「ピーエッチ」または「ピーエイチ」である[17]計量法では「ピーエッチ」のみと定められている[23][24]。 

 

ズバリ、JISでは一応「ピーエイチ」もOKなものの、軽量法というお国の定める一番お堅いものがどうやら「『ピーエッチ』のみしか認めません!」と宣言しているようで、これを見たら、やっぱり「H」を「エッチ」と読むのって、別にそこまでおかしいわけじゃないよな…あの時の島くん、守ってやれなくてごめんよ……などという思い出が浮かんできたとともに、同時にコタツ布団でベトベトの手を拭う彼の姿も思い浮かんできて「ま、あんまり守ってやりたいと思えなかった島くんサイドにも問題がある」と、手の平をクルっと返す感じに至った次第でした(笑)。

 

とはいえ実際その辺の使い分けについてどうなってるのか気になったので、この「Hの謎」について調べてみた所、やっぱりインターネッツには何でも情報がありますね、Yahoo知恵袋で有識者が答えてくれているこちら(↓)なんかが大変分かりやすく、納得のいくものになっていました。

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp


まぁどこかで聞いたことがある話でしたが、「エッチ」をそっちの意味で広めたのはどうもさんまさんらしいですけど、やはりその意味で広まって以降は、その発音をおおっぴらに言うことも憚られる風潮が出来たのではないか、そして、もちろんアルファベットHの発音に決まりはないけれど、もうこの風潮が変わることはないので、今後もずっとそういう使い分けは続いていくように思われる……みたいな感じですね。

 

まぁ、島くんは身をもって「別に決まりではないけど、空気を読むことの大切さ」を授業中、大勢のクラスメイトの前で示してくれたということでお礼を申し上げたい限りですけど、高校は別になったのでその後の彼については(まだ携帯が普及する前だったこともあり)僕は知らないものの、しかし、高校に入って割とすぐ、まだ電車通学にも慣れず物珍しい気分でいっぱいだったある日の帰り道に、そういえば同じ車両で島くんと出くわしたことがありましたね!

 

僕を見かけるや否や駆け寄ってきてくれて、

「おっ、紺助じゃん!お前バイトしてっか?オ↑レ↓、あそこのニチイ(※)でバイトしてんだけど、レジ打ちのスピード、もう達人レベルになったぜぇ~。パートのおばちゃんたちにもめっちゃ可愛がられてるし、マジで天職だな!今日もこれから帰ったらバイトなんだ、毎日が楽しいよ。紺助お前も早く働いて、レジ打ちぐらいできるようになった方がいいぜ!自分で金稼ぐのはいいもんだぞ!」

…と相変わらず微妙にウザイ感じでしたけど(笑)、とはいえ特に中学時代は(積極的ないじめこそなかったものの)やっぱりからかわれがちだったのと、本人の尊大な自尊心レベル程には色々中身が伴っていない場面がやはり多かったのでそんなに楽しそうにしている彼の姿を見ていなかったのが、高校に入ってからは(高校生活自体は分からないものの)本当に生き生きと楽しそうな笑顔を見せられるようになっていたようで、僕も本当に、心の底から嬉しかったことを今でも覚えています。

今名前を軽く検索してみても(もちろん本名で。漢字まで覚えている自分にも驚きですが)、少なくとも顔写真入りでパッとは見つからなかったものの、あの小学生時代の、完全に周りのことを考えない姿からは流石に少しは成長し(笑)、楽しい日々を送ってくれていることを願いたい限りです。

 

(※注:ニチイについて)

実際はニチイではなく、別の地元スーパーでしたが、ダウンタウン松ちゃんがよく笑い話で「典型的な近所のスーパー」としてニチイを出すので、それに倣ってここでも使わせていただきました(笑)。

ちなみに松ちゃんは「おかんが『ニ↓チ↑イ』で買うてくるもんやないか!」という感じで「一位」みたいな発音をしますが、一方、僕は(母親も)「ニ↑チイ↓」という、「ニシン」や「スター ()」と同じ発音(なので、僕はてっきり「ニチー」という表記だと思っていました(笑))だったのですが、全国標準的には多分どちらもちょっと違って(若干松ちゃんの方が近いのかなって気はしますけど)、平坦な「ニチイ→」って感じ(「姿勢」みたいな)が一番普通かな、って気がしますね。


(※追記注:
当初、「スター」は先頭アクセントの言葉だと思っていたのですが、コメントでアンさんからご指摘を受けてよく考えたら、これは「スターバックス」とかだと平坦に近い発音(ややタにアクセント?)ですし、英単語のアクセント的にも不適切な例でしたね……(とはいえ、自分の中では「スター」単独発音は先頭アクセントなのですが、自分の発音がおかしいだけの可能性が高いです(笑))。

 一番良かった例は「マザー」でしょうか。「マザー」のように「ニチー」と言ってた感じです(笑)

 

(まぁそもそもそのニチイはマイカル・イオン・サティ・ビブレなどに変わって、もうとっくに絶滅しているようですが…

ja.wikipedia.org

…あぁ、「日医」なら、松ちゃんと同じ発音で読みたくなる言葉かもしれませんね!…って、これもやっぱ平坦読みの方が普通かな?って気もしますが。)


なおニチイは、転勤族だった僕が最初にいた街で、例の、僕が走行中の車から落下した生協の隣近所にあったため(大した話でもないですが、車落下事故について触れていた記事はこちら↓)…

con-cats.hatenablog.com

…幼少期は日常の買い物といえば生協かニチイでしたけど、生協も生協で、「生活協同組合」の略とは全く知りませんでしたし、ずーっと「セイキョー」という名前のスーパーだと思っていました(笑)(発音も、当然「セイ↑キョー↓」という、「憲法」と同じパターンの音ですね)。

大学に入ったら大学生協があったので、確かその時に「あ!セイキョーって、生協のことだったのか!」と気付いたように覚えていますが、これまた確か母親も「セイ↑キョー↓」って発音してた気がしますし(それは幼い子供の勝手な勘違いだったかもしれないものの)、基本的に母親の発音ってのは信頼ならないものなのかもしれません(笑)(普通は「せーきょー」って感じの、「盛況」と同じ発音ですよね)。

 

…と、まさにbasicとはまるで何ら関係ない、クッソしょうもない島くんトーク(さらにはニチイ(笑))で無駄に長くなっていまいましたけど(笑)、ちょうど、アンさんからちょろっとbasicに関してご質問をいただいていたので、順番がぐっちゃぐちゃですが脱線小ネタということで、次回はひとまずそれだけ見ていこうかなと思っています。

というわけで、無駄にbasicシリーズが続く予定です……

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