続×8・今時の略語をチェックしておこう(ベンジャミン・退屈など)

引き続き、Preplyの英語チューターであるCandis Benjamineさんによる、100語超の流行英略語を紹介してくださっているナイス記事を見ていくといたしましょう。

preply.com
全然関係ないですが、「ベンジャミン」って「ベンジャミン・フランクリン」などから僕はてっきり男性の名前(ファーストネーム)かと思っていたんですけど、一応このキャンディス・ベンジャミンさんはそれとは微妙にスペルが違うようですし(普通のべBenjaminとは違って、最後にeがある)、むしろ調べたらWikipedia先生(↓)によると、全く同じスペルであっても姓(ファミリーネーム)として使われる例もあるみたいですね。

ja.wikipedia.org

また、この記事の「その他」に、こんな面白い記述もありましたが…

アメリカ英語における俗語で100ドル紙幣のこと。日本における諭吉(一万円紙幣の暗喩)と同様に、ベンジャミン・フランクリンが肖像に使われていることから転じた用法。

…僕はそんな用法も全く知りませんでしたが、日本語での「諭吉」と似たようなものだと言われれば、「マジか、アメリカでも流通紙幣の最高額はやっぱり隠語的にそう呼ばれることもあるのか、どこの国も同じで笑えるぜ!」と思えますね(笑)。


とはいえ、日本の一万円札と違い、アメリカは間違いなくどう考えても20ドル札が最流通・最重要紙幣ですから(前にも書いたことがあったはずですけど、100ドルだと高額すぎて、偽札の横行しがちなアメリカでは受け入れ拒否されることもままある感じですね。そもそも100ドルに限らず僕は現金を使わないというのも、割とこないだ触れていた記事の通りですが→コメ返信や補足その1-50:小銭ジャラジャラ幼児退行の思い出)、言うほどそんなに使われてる隠語ニックネームとも思えないですけどね…!


せっかくなのでその、100ドル札に描かれている(ちなみにお店などで使ったことはないものの、何かの折に(最初期の銀行とのやり取りで使った現金とかで)手にしたことはもちろんあるので、地味にちゃんと印象はあります)この見覚えのあるハゲチャビンについて……

ja.wikipedia.org
そういえば名前はパッと浮かんだものの何者だったかはすぐに浮かばず、お札に描かれるぐらいだから建国時代の政治家…?と思ったら、↑の記事によると、政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者にして印刷業のビジネスでも成功した実業家とのことで、凧を使った実験で「雷が電気である」と証明したという有名な逸話、子供の頃家にあった百科事典で見てめっちゃ印象に残ってるエピソードでしたが(事典を読んで、生まれて初めて「うわぁ面白い!」と思ったのがこれだった記憶がめちゃんこ残っています)、そういえばそれがこのおっちゃんでしたか!

肩書きどうこうというより、Wiki記事にも「勤勉性、探究心の強さ、合理主義、社会活動への参加という18世紀における近代的人間像を象徴する人物」とあるように、もう300年も前の人なのに現代的視点から見ても全く色褪せない思想・行動を貫き続けた方だったようで、長らく最高額紙幣を飾り続けるのも完全に納得の、満場一致でみんなに愛されるアメリカの父だという感じなんですね。


そんなわけでベンフラさんの非常に読み応えのあるWiki記事でしたが、一方わーくにの紙幣は、ついに一万円札がその諭吉先生ではなくなるということで、もうそのニュースも大分前に見た気がしますし、とっくに変わってるのかと思ったら、調べたところ来年の頭からでしたか。

まぁ、センスのない僕の目から見ても「これはセンスがない…!」と思えるデザインだった記憶がありますけど(笑)、とはいえ渋沢栄一さんもマジもんの偉人ですし、これは栄一っつぁんが悪いというより、フォントとかが安っぽすぎるのがその原因だと思われるわけではありますが、これはまぁ、時代の流れ的に電子マネー化を推し進めたい政府要人による「あえて」のデザインといえるのかもしれませんね。


果たして「3諭吉」とかの隠語は、新紙幣流通後は、「3エーイチ」とかに変わるんでしょうか…?

「諭吉」という、福澤さん専用の名前とすら思える珍しいものからあまりにも一般的な名前になりますし、多分使われなくなる隠語なんじゃないだろうかと思えますが、まぁそんなの何の隠語にもなってませんし、絶滅してもさほど問題ないといえましょう(笑)。

 

…と、「とっとと進めたい」と言ってた割りにまたしても全く関係ない前置きが長くなってしまいましたが、略語の方はそんなに話が広がらなさそうなので、あえてスペースを埋めさせていただいた形でした(笑)。


それでは「感情表現」の略語、この2つでラストとしておきましょう。

今回は記事タイトルにもした通り「退屈」な気持ちを表したい時によく使われるものですね。

ZZZ – Sleeping, bored, tired(眠っている、退屈している、疲れている…などを表す)

SSDD – Same stuff, different day(同じこと、違う日→「変わり映えしない毎日」的な愚痴として多用)


…まずZZZ、これは、小学生どころか、ゲームやアニメなど色々な媒体で使われまくっていますから、幼稚園児でも知ってるおなじみ表現ですね!

まぁこれが略語なのかはともかく、言うまでもなく「眠っている様子」を表す、英語にしては珍しい擬音語の一種なわけですけれども、寝ている以外にも、「退屈している」「疲れている」際にも使われる表現といえるようです。

(実際、本当に眠っている時にチャットアプリでメッセージを送ることはできませんし、むしろ友達とのやり取りで送る場合は、「暇すぎ~」というニュアンスや、クタクタでもう眠ってるも同然、という場合でより使われるものだといえましょう。)


これはもちろん、イビキをかいているその音を模した表現な訳ですが、僕はずっと「ズーズーズー」と読んでおり、もちろん実際そう読む人もいるとは思うものの、信頼と伝統の我らがケンブリッジ辞書(↓)によると…

dictionary.cambridge.org

上記リンクより

スピーカーマークを押すと(もちろん上記スクショ画像ではなく、実際のリンク先からですが)実際の発音を聴けますが、発音記号にもある通り、これは正式には「ズー」(もちろんより正確には「z:」で、聴いてみると確かにイビキのような汚い音ですね(笑))と、zサウンドをたった一回発音して表せばそれでよいものだった(ズーズーズーではなく)…とのことで、これは驚きでした。


いずれにせよ、寝ていることを絵で表す際に鼻ちょうちんレベルで誰が見ても分かる親しみやすい表現で、これは愛すべきフレーズだと思えますが、改めて、テキストチャットなんかで使うと「いびきをかいちゃうほどつまらーん」や「疲れてるんで寝るよ~」といった意味になるということで、まぁこれは自然に意味も察せますし、納得のエントリーといえますね。


(ちなみに、僕は(まぁ自分では本当にそうなのか中々分からないとはいえるものの)いびきはかかないタイプなので、「いびきうるさい人は嫌だな…」という方はご安心ください……と、唐突に婚活っぽい話に逸れてみましたが、「あれ、これ書いたことあったっけ?」と思って調べ直してみた所、もう書いたことあったんですね(笑)→頭の形が悪い…?

 ただ、書いてなかった話として、本っ当に疲れてる時とかは、一応これは僕に限らず誰でも、女性でもそうだと思うんですけど、普段はかかないのにいびきが出てしまうこともあり、覚えているのですと、僕はクッソ怖がりだったこともあり割と大きくなるまで、高校に入るぐらいまでとかは姉と同じ部屋で寝ていたのですが、中2とかのテスト勉強で割とめっちゃ疲れている時に、基本的に僕より遅くまで勉強していることの多かった姉に、先に寝入った際にあまりの疲労から「フガガ~」といびきをかいてしまって「ちょっと、いびき!」と起こされることが数回あった記憶があります。

 これ、不思議なもので、すぐ起こされる=割と眠りが浅かったからかもですが、自分でも「あ、今いびきかいちゃってたな!」と気付けるものでして、「こりゃ失敬失敬」と、いびきをかき辛い横向きで寝直すなどしていたものです。

 逆に言うと、その、たまの疲労困憊時以外で「うるさいよ!」と指摘されたことはなかったので、基本的にいびきかかないマンであることは間違いないように思います。

…もっとも、加齢に伴いどんな人間でもいびきをかきやすくなるのも事実なわけですけど、まぁ僕は横向きで寝るのが好き&太ってはいないこともあり、毎日怪獣のような地響きを鳴らすことは絶対にないと思える次第です。


※ついでに全く関係ないですが、僕は家にほぼ寝に帰るだけなので、夜中はもう寝静まってるシェアメイトの部屋の扉の前を歩いて自分の部屋に上っていくことになるのがほとんどなのですが、いびきがうるさい人に当たったことも、この10年以上で、たった一度だけいかにもいびきをかきそうなインド人の青年が案の定「フゴー、フゴー」という音を部屋の外にも漏らしていたのを除き、全くないですね。

 ただそのいびきも階の違う僕の部屋には聞こえてきませんでしたし(階の同じ、隣の部屋の子には聞こえてたかもしれませんが)、実際僕は寝るときの音も光も別に全く気にならない人間なので、特に周りがうるさかったり明るかったりしても問題のない、大らかな男です……ということも改めてこの機会に自己アピさせていただきましょう(笑)。)

 

…って、しょうもないイビキ自己紹介でこれまた長くなってしまいました。

ブログの本題としてはそっちの方が正しいのかもしれませんが(笑)、脱線はひとまずその辺にして記事の本題に戻りましょう。

 

ZZZはおなじみであった一方、次のSSDDなんてのは見たことも聞いたこともありませんでした。

こちらは先ほど触れていた通り、Same stuff, different dayで「同じこと、違う日」→「変わり映えしない毎日」的な愚痴として多用される表現のようですけど、おっとぉ~?

これまた記事執筆者のキャンディスさんは真面目な方なのか、どうやら本来の語源である汚い表現よりも、マイルドな言い換えを採用されていたようですね!

検索してみたところ、こちら信頼と伝統の我らがアバディク(Urban Dictionary)にある通り(↓)…

www.urbandictionary.com

SSDDというのは、「same shit different day」=「同じクソ、違う日」で、基本的な意味は「物事」の意味である「stuff」(この語も、以前似た単シリーズとして触れていたやつですね)と同じではあると言えそうですが、代わり映えのしなさの「クソさ」が本来の語源ではより強く出ている感じといえそうです。


いずれにせよ、特に中高生の子たちなんかは毎日学校に通ってつまらん授業を聞くだけの日も多いでしょうし、「マジSSDD」「ホンマそれ、SSDD, ZZZ...」みたいなやり取りがアメリカのキッズ達の間でめちゃんこなされているであろうことは、想像に容易い感じだといえましょう。


という所で、次の略語に入る予定満々でしたが、フラベンおじさんのせい(いやおまえ自身のせいだろ(笑))で、またまた2語で時間切れとなりました。

アイキャッチ画像は、ケンブリッジ辞書のスクショを上で使っていたんですけど、ちょうどZZZで良さ気なのもあったので、もうちょいキャッチーな絵をお借りさせていただこうと思います。

ん?何じゃこりゃ、冷えピタならぬ、温(ぬく)ピタでも貼っとんのか?…と思いきや、これはレム睡眠のいらすとで、体は寝ているけど脳が活動している様子を表しているという形だったんですね。

レム睡眠もおなじみの言葉かもしれませんが、これはRapid Eye MovementのREMで、「急速眼球運動」を意味するこれまた省略語・頭字語なんですね。

ただそれに触れたかったがためにあえてイラストをお借りした形ですが、これに関して最後の脱線をしておくと、姉はたまに半目を開けて寝ていることがあったんですけど、僕が珍しく姉より後で寝るとき、電気を消す前にふと見てみたら「うわぁ~、本当に眼球ってキョロキョロ動くんだね!こりゃマジで『急速』だ!」と、幸いレム睡眠のことは既に知っている状況で見たものだったので「姉が何かに取り憑かれた!」とかは思わなかったものの(笑)、実際のレム睡眠を間近で見て感動を覚えたことも子供の頃にありました……というどうでもいいエピソードで〆とさせていただきましょう。

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