続×20・今時の略語をチェックしておこう(RBTL=空気読んで他)

途中状態だった「警告・推奨・オススメ」系のイマドキ英略語の続きに早速参りましょう。

結局ほとんど全部を引用させていただく形になってしまいそうですが、改めて、Preplyのナイス記事(↓)を参考にさせていただいている形です。

preply.com

前回NSFW(閲覧注意)なんかは、まさにこの四文字は英語圏の方にとってはかなりおなじみの略語っぽいですけど(とはいえ同じ四文字の「閲覧注意」との情報量の差たるや凄いもので、やっぱり漢字は偉大ですね)、続いてはイマイチ分類的になぜここに入るのかがよく分からないものも多いのですが、このセクションで挙げられていたフレーズたちを、一気に紹介させていただきましょう。

 

OC – Original content(オリジナルコンテンツ・原作)

OP – Original poster(投稿者・スレ主)

これは、その投稿を最初に公開した人を指している言葉です。


PPL
– People(人々・ピーポー)


ICYMI
– In case you missed it(お見逃しされた方のために、どうぞ)


JIC
– Just in case(念のため)


NAGI
– Not a good idea(あんまりいいアイディアじゃないね)


GOI
– Get over it(クヨクヨするな・前向いて乗り越えてこーぜ!)


RBTL
– Read between the lines(空気読め・察して)


AYOR
– At your own risk(自己責任でよろ)


DIY
– Do it yourself(自分でやれ・日曜大工)


E123
– Easy as one, two, three((1, 2, 3と数えるがごとく) クッソ簡単)


GAHOY
– Get a hold of yourself((パニクってる人・ぶち切れてる人に対して)しっかりして・気を確かにもつんだ!)


…まぁ、どれも(フレーズ自体は)まあまあよく見る気はするものの、略語で示されたらパッと見よく分からんものも正直結構多い気もしちゃいますけれども、まぁ英語を母語とする若い子らにとっては、(何度も書いている通り、漢字のない英語圏は(口頭での発音はかなり素早く言えるものの)文字を打つのが大変なので)おなじみの表現なのかもしれませんね。

 

特に話が広がる気もしないものの一応順番に見て行くと、OC(オリジナルコンテンツ・原作)とOP(投稿者・スレ主)は、このセクションとのかかわりがイマイチ不明なんですけど、特にOPは、フォーラムQ&Aの投稿でめっちゃんこ、今までで一番見たことがあるぐらいに汎用されている印象はあるかな、という気がします。

日本人的にはOPと聞くと「オープニング」なんかが一番に浮かびますが、文脈的に掲示板とかその手の場所では、確定で「トピックを立てた人・投稿主」という意味になる感じですね。


それから次の
PPL(人々・ピーポー)なんかも、まぁこれは略されていても容易に想像はつきますけど、こんなもん、略すことで得られる労力の低減と失われる分かりやすさとを天秤にかけたら、マイナスの方が大きい気もしちゃいますし、「こんぐらいちゃんと書いてくれよ」と思えますけど、でもまぁ6文字が3文字になるのは、でかいっちゃでかいですかね。

やはり「人々」の二文字でいける漢字・日本語ってのが強すぎて、いかに書き文字を短くするかに命かけてる欧米圏の人の情熱は、やや理解できかねる部分があるかもしれません。

(まぁ、日本人も略語はよく使いますが、英語とは全く逆で、日本語は音節が多いので、文字というより発音のための省略が多いですしね。

 「ピーポー」より「ピーピーエル」の方がむしろ言い辛いですし(なのでこの場合、口に出して(or 頭の中で)読むときは、例によってほとんどの人が「ピーポー」でしょうね)、「パソコン」や「ファミレス」など、音の響きが大変軽快になる良さがある(というか省略語は音重視)日本語略語とは大分毛色が違うように思えます。今さらすぎる話ですが。)


続いてのICYMI (見逃されていたときのために、一応送ります)、JIC(念のため)なんかは、「オススメ」系のフレーズとしてはナイスですね。

正直、略語にするのは全くピンと来ませんが、「in case(~の場合に)」というフレーズ自体は、僕も普段めちゃんこよく使っている、大変便利な表現だといえましょう。

 

続いては順番を多少入れ替えて、ややネガティブな推奨意見系のものからひとまずまとめて見てみると、NAGI(あんまいい案じゃねーな)、RBTL(空気読んで・察しろよ)、AYOR(自己責任な)、DIY(自分でやれや)…などなど、あえて無理やり日本語読みすると「ナギ」「ロボットル」「エーヨー」で、(まぁロボトルとかは意味不明ですし、DIYは日本語にも浸透しているのでもうそのまんまですけど)結構いい響きのポジティブな印象を抱く語ですが、実際の意味はちょっと逆な感じですね。


一つ目のNAGIとか、「アドバイスをそんな略語で適当に送ること自体が、一番いい考えじゃねーよ」と思えますけど(笑)、まぁ否定する際は追って対案を示すよう教育されているのが欧米圏の人たちだという気もしますし(別にそんな風に感じた経験も特にないものの、何となくのステレオタイプな意見ではそんな気もします)、このフレーズの後に、その人の思ういい案を教えてもらえることに期待ですね。


AYOR
も、「自由だけど、自己責任」という意識が強い欧米文化な気もしますし(これも、正直ぶっちゃけ個人的にはそんなそこまでの違いも感じませんけどね。しかし一般的にはやはり、大陸的な独立志向/島国的な協調志向という違いは、まぁゼロではないでしょうね…と思えるかもしれません)、アメリカ社会では汎用されそうなフレーズだといえましょう。

DIYに関しては、別記事の最重要略語20選でも出てきており、その時も「自分でやろう」という意味と当然「日曜大工」という意味も込みなのかと思っていましたが、まぁテキストメッセージで送られる場合は、基本「そんなもん自分でやりなよ」というアドバイスで使われるのがメインといえる感じで、これも上に似たような感じといえそうです。

 

そしてRBTL、これはまさに日本特有の文化と思われがちな「空気読め・察しろ」的なフレーズですけど(一応直訳としては「行間を読め」ですが、言わんとしている所は完全に同一だと思います)、「空気読もうよ」文化は、当たり前ですけど日本じゃなくても普通にある気がします。

…というか、これも結局周りに恵まれていただけなのかもしれませんが、別に日本にいる時もそんな強烈な同調圧力とかを感じたことはなかったけどなぁ、という方がより正確かもしれませんけれども、個人的には人々の「察して」レベルに大きな違いは、そこまで感じないというのが正直な所かもしれません。


まぁでも以前も書いたことがありましたが、言語の構造的に日本語の方がハイコンテクストな文化(言外の意味も大いに含ませられる言語に基づく文化)であり、アルファベット圏はローコンテクストな文化(言いたいことはしっかり記述しないと伝わらない!)なのは間違いないかな、とも思えるので、正直ぶっちゃけ、「察しが悪すぎる」人の割合は、日本よりアメリカの方が圧倒的に多いかな、という気はするかもしれませんね(笑)。

(ちなみに、アメリカというより、個人的には特定の国が断トツで悪いイメージがあるんですけど、それは差別っぽいので具体的な国名は避けておこうと思います…)


とはいえそれはもう「文化の違いによるもの」であることは間違いないので、僕自身は自分は凄まじく察しのいい人だと自負していますが、僕が「おい、RBTL!」とか他人に押し付けがましく言うことは、今まで一度もなかったと断言できますし、これからも決してないことでしょう。

 

最後は逆にポジティブめなオススメ…というか励まし系フレーズですね。

GOI(クヨクヨしないで・前向いてこーぜ!)、E123(めちゃ簡単だよ!)、GAHOY(しっかりしろ・気を確かに!)などなど、先ほどとはちょうど真逆で、特に「ガホイ」とか、日本人的には何とも気の抜ける響きに思えてしまいますけど(笑)(もちろん、口頭ではそう読まれず、「ゲラホードョーセゥフ」みたいに素早く読まれる感じですね)、まぁ僕は性格的にクヨクヨすることはほぼないし、難しく悩むこともパニクることもまずないので自分が受けることは決してなさそうですけど、今度パニクってる人がいたら「ガホイガホイ」と声をかけようかなと思います(笑)

(…って、それだと絶対通じないのは今自分で書いたばかりですし、心の中でそう思うに留めた方が良さそうですね(笑)。)

 

そんな所で、(最近そればっかですけど)一気に次のセクションも終えようかと思ったら案外いい分量になっていた&時間切れになっていたため、続きは次回にまわさせていただこうかと思います。

多分、次回で終わらせられそうですね。

今回のアイキャッチ画像は、案外「空気を読む」というありそうなイラストがなかったので、淀んだ空気で「頼む、空気を読んで、換気してくれぇーっ!」と思える不快な空気のいらすとをお借りしてみました。


空気嫁」系の押し付けは個人的にはあまりいいと思えないものの、こういう物理的な空気だけはきちんと読まれてほしいと願ってやまない感じですね…!

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