舌の色にご注意

前回はベロ磨きについて、個人的に危惧していた「舌の組織を傷つけて逆効果」といったことも特になく、世界有数の医療機関では普通に推奨されている…ということを見て安心していたわけですが、同記事には他にもベロ関連の記事が目に付きました。

 

今回はその中からこちら、舌の色についてのHEALTH LIBRARY記事を参考にさせていただこうと思います(↓)。

 

my.clevelandclinic.org

 

リンクカードの小さいサムネイル画像では分からないかもしれませんが、記事内のイラストでは色々な色をした舌が描かれていて、

「いやかき氷食った後じゃねんだからさ、そんなカラフルなベロあり得るかよ(笑)」

…と思えたものの、天下のクリーブランド・クリニックがふざけるはずもないので、医療の現場では普通にあり得る状態なのでしょう…。

 

それぞれどんな状態の兆候かも異なるようですね、ベロ色からどんなことが分かるのか、今回も早速記事の方を参考にさせていただこうと思います。

 

舌の色(Tongue Color)

舌の色は、全身の健康状態について多くのことを語ってくれます。健康な舌の色は薄いピンクから濃いピンクです。しかし、色が著しく変化している場合は、基礎疾患(※色々な症状の原因となっている慢性的な病気)の存在が示唆されているかもしれません。何を見るべきかを知ることで、問題を早期に発見し、必要な治療を受ける一助となり得ます。

 

概要

正常な舌の色はどんなもの?

健康な舌の色はピンク色ですが、具体的な色合いについては薄いものから濃いものまで様々です。健康で正常な色の舌には、表面全体に小さな突起も存在します。これは舌乳頭と呼ばれるものです。舌乳頭は、発話、味覚、咀嚼、嚥下の各機能を助ける役割を有しています。

 

舌はどんな色をしていてはいけないの?

ピンク色以外の舌の色は、基礎疾患を示唆している可能性があるかもしれません。舌の色が以下の色の場合は、医療機関に相談してみましょう:

  • 黄色
  • オレンジ色
  • 灰色

 

考えられる原因

舌の色は、人によって様々なことを示し得ます。診断と治療のためには、かかりつけの医療機関を受診してください。

(※各原因は以下で触れられており、キーワードには英語も併記しておいたので、日本語はそちらをご参照ください。)

 

舌の色は何を意味しているの?

異なる舌の色は異なることを意味しています―そして、それぞれの色は、幅広い様々な状態を示唆している可能性があります。そのため、医療機関で診断を受けることが重要です。医療機関では、舌の色の意味と、治療が必要かどうかを判断可能です。

 

白い舌

白い舌の変色は、線状、レース状、または厚い斑点状に現れることがあり得ます。白い舌は以下の可能性があります:

  • 真菌感染症である口腔カンジダ症(鵞口瘡(がこうそう))(Oral thrush)
  • 炎症性疾患である口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)
  • 潜在的な前ガン状態である白板症(Leukoplakia)

 

黄色い舌

ほとんどの場合、黄色い舌は細菌の過剰繁殖を示唆しています。これは通常、口腔内の不衛生(Poor oral hygiene)が原因です。

また、以下のような場合にも舌が黄色くなることがあります:

  • 喫煙
  • 噛みタバコの使用
  • 脱水症状を起こしている
  • 口腔乾燥症(ドライマウス
  • 乾癬
  • 特定のビタミン類の摂取
  • 黄疸がある(頻度は低いです)

 

オレンジ色の舌

黄色い舌の原因と同じ要因の多くが、オレンジ色の舌も引き起こします。最も一般的な原因は、口腔内の不衛生です。

オレンジ舌は以下のような原因でも起こります:

 

赤い舌

医療従事者は、赤い舌を「イチゴ舌」と呼ぶこともあります。真っ赤な舌は、以下を示唆しているかもしれません:

  • 地図状舌(※地図のような白い斑と赤い斑の模様が現れる状態)
  • 食物または薬物アレルギー
  • ビタミンB欠乏症
  • 舌炎
  • 猩紅熱(しょうこうねつ)
  • 潜在的な前ガン状態である紅板症

 

灰色の舌

地図状舌の患者さんの中には、メインの赤い部分の周囲に白っぽい灰色の境界線ができることがあります。

また、2017年の研究で、湿疹のある方の多くが灰色または青白い舌になることが判明しました。

 

黒い舌

舌が黒くなるのは、ケラチンが蓄積した結果かもしれません。ケラチンは髪、皮膚、および爪に含まれるタンパク質です。ケラチン、食べかす、およびゴミなどが舌乳頭(小さな突起)に付着することで、舌が黒く毛羽立ったように見えることがあります。

黒い毛羽立った舌の原因には、以下があり得ます:

  • 口腔内の不衛生
  • 喫煙
  • 噛みタバコ
  • 特定の薬剤(Certain medications)
  • 放射線療法
  • 糖尿病(頻度は低いです)
  • HIV(頻度は低いです)

 

紫色の舌

紫色はあまり一般的ではない舌の色です。以下を示唆しているかもしれません:

  • 血行不良
  • 特定の心臓疾患
  • 川崎病(Kawasaki disease)

 

緑色の舌

黄色い舌と同様に、緑色の舌は細菌の蓄積によって生じることが多いです。主な原因には以下が含まれます:

  • 口腔内の不衛生
  • 喫煙(Smoking/tobacco use)
  • 特定の薬剤
  • 口腔乾燥症(ドライマウス

 

青い舌

舌が青い場合はチアノーゼ―血液中の酸素が不足している状態―の可能性があります。原因には以下が含まれます:

  • 血液疾患(Blood disorders)
  • 血管疾患(Blood vessel disease)
  • 肺からの酸素不足
  • 腎臓病

舌が青い場合は、直ちに医療機関に連絡してください。血液中の酸素濃度が低いことは深刻な状態であり、早急な治療が必要です。

 

ケアと治療

舌の変色を取り除くにはどうすればいいの?

舌の変色を取り除くには、その原因となっている基礎疾患を治療する必要があります。例えば、口腔カンジダ症が原因で舌が白くなっている場合は、担当医が抗真菌薬を処方してくれることでしょう。薬の副作用で舌が黄色くなっている場合は、担当医が薬を変更するかもしれません。口腔内の不衛生が原因で舌が黒い毛羽立った状態になっている場合は、担当の歯科医がブラッシングやフロスの使い方を改善するよう指導します。

どのような舌の色であっても、担当の医療従事者が患者さんと一緒に原因となる基礎疾患を特定し、患者さんそれぞれに合った治療計画を立てることが可能です。

 

健康的な舌の色を維持するにはどうすればよい?

舌の変色は、特に原因が基礎疾患の症状にある場合、必ずしも予防できるものではありません。しかし、以下のガイドラインに従うことで、舌の変色のリスクを減らすことは可能です:

  • 歯磨きを1日2回以上行う
  • 1日1回、歯と歯の間をフロスする
  • (歯ブラシや舌磨き器具で)舌を毎日綺麗にする
  • アルコールフリーの抗菌マウスウォッシュを1日1回使用する
  • タバコ製品は使用しない
  • 水をたくさん飲む
  • 定期的に歯科医院を訪れ、検査とクリーニングを受ける

  

医師に連絡する時

いつ医療機関を受診すべき?

舌の変色が長引く、あるいは口腔衛生を改善しても良くならない場合は、医療機関の受診予約をしてください。基礎疾患があるかどうかを判断し、治療の選択肢について相談することが可能です。

舌が青い場合は、今すぐ医療機関に連絡してください。血液中の酸素が不足している可能性があります。

 

その他のよくある質問

汚れた舌は何色なの?

舌が変色していても、舌が汚れているとは限りません。しかし、黄色、緑、または黒い舌は、細菌が蓄積している可能性があります。この問題を解決するには、口腔衛生を改善してみてください: 毎日の歯磨きとフロス、そして舌のお手入れもお忘れなく。

 

脱水状態の舌はどんな感じなの?

脱水状態の場合、舌が乾いているように見えることでしょう。また、黄色っぽくなったり、白っぽくなったりもします。

舌がコンスタントに口の天井にへばりつくようでしたら、ほぼ間違いなく脱水状態です。この問題を避けるために、水をたくさん飲むようにしましょう。

 

クリーブランド・クリニックからのメモ

健康な舌の色はピンクです。舌の色が白、黄色、オレンジ、赤、黒、紫、灰色、緑、または青い場合は、基礎疾患をお持ちである可能性があります。舌の変色が治らない場合は、かかりつけの医療機関にご相談ください。最良の対処法を判断するお手伝いをしてくれますよ。

 

まぁピンクが正常ってのは言わずもがなですが、僕はむしろ、「健康な舌は、全体的にピンクですが、多少白い苔がかっているのは正常です」と見た記憶が強いものの、クリーブランド・クリニック的には、白いのはカンジダ症やらガンの先駆け状態やら、めちゃくちゃ怖い文句で脅してきますねぇ…!

 

もちろん、イラストにあったレベルで本当に真っ白なら当然異常を疑うべきに思えるものの、流石に多少白いぐらいは、ちょっと不衛生で舌苔が発達しているぐらいで問題ないんじゃないの…?って気がするかもしれません(というか白い部分が全くない人の方がごく少数だと思いますしね)。

 

僕は幼少期、自分で言うのもアレすぎますが(笑)、(何度か書いたこともあった通り)透明感あふれる天使のような可愛らしい少年だったわけですけど、外からの見た目とは裏腹に、衛生観念の欠片もないばっちぃガキんちょだったこともあり…

(まぁお風呂は毎日絶対に入ってましたけど、親に言われるから入ってただけで、湯船に10秒浸かってハイ終わり~とかザラでしたしね(笑))

…特に口内環境は、親の教え方が悪かったというわけでもないものの、歯ブラシもクッソ適当に、いわば「やり終えた」という事実を作るためだけにブラシを突っ込んでちょろっと動かしておしまいみたいな無意味極まりない感じだったこともしばしばで、まさに虫歯もあったし不潔の極みであり、実際ベロは(そこまで覚えてないですけど)かなり白っぽかった記憶もありますが、少年がカンジダとかガンとかあり得るわけもなく、実際今でも健康に過ごしていますし、あんまり白っぽい舌におびえる必要はないと思います。

 

大人になって衛生観念のレベル向上に伴い、今では舌もすっかりピンクになりましたし(…と思って今見てみたら、先の方は本当に白いコケは皆無だったものの、ベェーってして奥まで見てみたら、幼少期のゴミカス衛生概念の遺産か、やっぱりちょっと白いものはまだ残ってました(笑)。やはり、スクレイパーとかを使った方がいいかもしれませんね!)、改めて、個人的に白い層はそんなに気にしないでいいように思えるものの(そう思いたいだけかもしれませんが(笑))、他の色、特に太字で複数回強調されていた通り、舌が青みがかっている場合はかなり危険な状態なようなので、すぐに病院に駆け込むのが大事だと言えそうです。

 

言われなくともピンクが一番健康的な色に見えますし、なるべく舌も綺麗な色を保ちたい限りですね。

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