続×6・今時の略語をチェックしておこう(「映え」ではないBAE他)

この世で最も重要なメッセージの1つである「I love you.」の略語=「ILY/ILU」などに触れた所で、今回も引き続きまた「イマドキの英略語」を簡単に紹介させていただくといたしやしょう。

毎度おなじみ、Preplyによる「2023年、最もクールなネット略語・100語超リスト」(↓)を参照にさせてもらう形ですね。

preply.com

…とはいえILYも見終えた今、大したものも残っていない気がするので(言うほどILYも全然大した略語じゃない気もしますが(笑))、流石に随分長くなってますし、こっからはパパッと見ていこうかなと思います。


まずは続きである感情表現の略語から、適宜ピックアップさせていただく形ですね。


この語には解説文も掲載されていたので、そちらも翻訳紹介しておこうと思います。

BAE – Before anyone else(誰よりも前に=一番大切な人

あなたが一番大切にしている人を指して使うことができます。例:Me and my BAE have just watched another episode of Game of Thrones!(BAEと一緒に、ゲームオブスローンズの新エピソードを観たよ!)


こちらBAEさん、僕は全く見たことも聞いたこともなかったのですが、まさかの日本語的には「バエ」としか思えない語で、「すわっ?!ついに『映え』が英語でも使われ始めるようになったんけ…!?」とはまぁ思いませんでしたけど(笑)、意味的にはまさかの「彼氏・彼女」的な感じで一番よく使われるものとのことですから、これは、イマドキの日本語でいえばまさに「」って感じでしょうか(笑)。


「ぴ」についても、僕は使ったことは言うに及ばず、受け取ったことももちろんのごとく一度もありませんけど(笑)、これは「彼氏→彼ぴ」って感じの単なる音韻的なアレに由来するもので、そこから派生して今ではもう「ぴ」の1文字で恋人のことを表す……と僕は勝手に思ってたんですけど、一応調べてみたら違う説明をしているものもあり、しかし伝統と信頼の我らが日刊SPA!の特集記事(↓)には「正式に交際している恋人」とあったので、一応正しい解釈だったようにも思えるものの、「地域や年代によって差がある」とされていたので、やはり「ぴ」も一枚岩ではないといえそうですね(笑)。

nikkan-spa.jp

一応、「好きぴ」という形だと(↑の記事にはありませんでしたが、別の記事によると)「好きなpeople」のことで、これは単純に「好みの人・グループ」、特に「ファン・推し」という意味で使われることの多いものとのことですから、その意味で「彼ぴ」由来の「ぴ」一文字とは意味も由来も結構大きく異なるものだといえましょう。

(ただ、記事によっては、一文字の「ぴ」はこの「すきぴ」的な意味を表す言葉だ、というのもあり、それもあって上では「違う説明もあり…」と書いていた感じでした。)

さらに、「彼ぴっぴ」という言い方になると、これは僕なんぞは説明を見るまで単に「彼ぴ」を可愛く言っただけのものかと思っていたら、実は「友達以上だけど、恋人には決してならないただの遊び相手」を指す言葉のようで、いやぁ~頭悪すぎてめっちゃ笑えちゃいましたねぇ~(笑)。


とはいえ、別にギャルに媚を売るわけじゃないですが、「激おこプンプン丸」然り、ギャル語の音の響きとかセンスって、何気に流行語として幅広い人に使われるだけあってマジで図抜けて素晴らしいものがあると思えてやまないので、自分が子供だった頃から令和最新の今まで脈々と、僕はこの手の頭チョベリバ謎フレーズはめちゃんこ好きなのです。

(もちろん、自分で使ったことは多分ただの一度もないし、もうこの年になったら絶対に使ってはいけない(若者に迎合しているクソキモおじさんになるだけなので(笑))とは思いますが、若者言葉はいつの時代も面白くていいもんだぜと思えてならない、って感じですね。)


おっと、英語略語ではない、「ぴ」とかしょうもなさすぎるネタを無駄に長々と語ってしまった、これはやばたにえん

(…って、「おじさんがギャル語を使ってはいけないのだ」「自分は一度も使ったことがないぜ」とか言ってたその舌の根も乾かぬ内にアレですが(笑)、匿名ブログでのこういうネタ利用はノーカンということでよろしく頼んます(笑)。

 あぁついでに、以前も書いた気がしますが、ギャル語に限らず、いわゆるなんJ語とかのネット語全般(「ヤバ杉内俊哉」とか)も、改めてみんなが使うのには訳があると思えるぐらいに面白いと思えて好きですね~。

…もっとも、乱用するとめっちゃ痛い感じになってしまうので、使いすぎには注意が必要とも思えますが…!)

 

無駄に脱線しすぎましたがBAEの方に戻ると、これは「before anyone else」の略で、要は「他の誰よりも先に来る=最優先の・一番大切な人」という意味のようですが、しかーし!


念のためWikipediaのBae記事(↓)を見てみたら、こんな興味深い説明も掲載されていました。

en.wikipedia.org

この言葉はbabyまたはbabeという言葉の略語として生まれた[2][7][8]。「before anyone else」という意味の頭文字として生まれたとされることもあるが、その可能性は低い;この誤った語源は、恐らくbackronym(バクロニム)の一例であるといえよう[4][6][7][9]

…と、実は「ベイビー」の省略形であるという説の方がより強いようで、つまりこの「BAE」は、口頭では「ベイ」と呼ばれる言葉だということなんですね。


……あ!ふと頭に浮かんだのですが、B'zが時々「baby」を「ベイ」としか言ってない時、絶対あるよな……と長年思っていたんですけど、これ、もしかしたらこの「BAE」を意識しての歌い方だったのかもしれませんね。

流石は稲葉さんだぜ!!

(とはいえ、「BAE」という略語の歴史はそれなりに長いようですけど、広めに見積もっても2000年以降に使われ出したものということで、僕が一番に浮かんだ、稲葉さんが「baby」を「ベイ」としか言ってない気がする『MOVE』は96年の曲ですから、流石に関係はないのかもしれませんが…)

 

ちなみに関連して、この略語シリーズの最初に、アンさんから「こういった語は、何と読むのが一般的なんでしょう…?」というご質問をいただいていたのですが、これはやっぱり「略語次第」といえますけど、前回の「TIME」とかを「ティー・アイ・エム・イー」と読む人はまずいないですし、そういう「単語として読めそう」なものは単語っぽく読まれますが(「タイム」や「ベイ」など)、一方、単語的に読めないのであれば、アルファベットをそのまんま(「BRB」なら「ビーアービー」みたいな。日本語的な発想で「ブルブ」とかは絶対に読まれません(笑))、またさらに、アルファベットですら読みづらい時は、そのまんま元フレーズのフルスペル読みをすることも多いように思います。

(要は、略すのは文字で書き表したときだけで、口頭では普通に略さず読む……ちょうどご質問いただいていた「WDYMBT」なんかであれば、「ダブリュー・ディー・ワイ・…」ではなく「what do you mean by that?」とそのまま言うってことですね。

 英語は、文字のスペースを食う割に、(流暢なネイティブが)発音するとクッソ素早くサクッと言えるので、あくまで省スペースは文字限定なことも多い感じだといえましょう。)

 

一つ先ほどのWiki記事に戻りますと、「バクロニムであろう」のbackronym、これも、言語学の面白い現象ですね。

こちらはWikipedia日本語記事もありましたが(↓)、本来意味を持たない(あるいは別の意味の)頭字語に、新たに別の意味を与えること……といった意味のもので、一番有名なのは、記事中にもある通り……

ja.wikipedia.org

「SOS」は、モールス符号として打ちやすいという理由で選ばれた文字列で、元々は意味を持たない。しかし、しばしば「save our ship(あるいは souls)」といった風に解釈される。

まさにSOSの例がそれで、このBAEも、本来はただの「Babyの省略」だったのが、いつの頃からか意味的にも近い「before anyone else」のことだ、と言い出す人・考える人が増えてきた、って形といえそうですね。

 

…ってな所で、「サクサク進めていきましょう」とか書いてたのに、クッソしょうもない「ぴ」とかに脱線してしまったせいで、今回もまさかの1語のみで時間切れにつき終わりを迎えてしまいました(笑)。

まぁでもこれも、(自分は何がどう転んでも使いませんけど)知っておいても良さそうな、重要&ナイス略語だった気もします。


あぁ最後に一つ、元記事の例文にあった「ゲーム・オブ・スローンズ」、これは超絶大人気の長編アメリカドラマ(まぁ原作は小説のはずですが)で、複数の信頼できる情報筋から「人類史上最高のドラマ」「今まで鑑賞・体験してきたあらゆる作品の中で、圧倒的断トツでドハマリしてのめり込めた」という声が聞こえてくるなど、ぜひいつか観ておきたいアメドラだと思えてならないのですが、やはり映画やドラマはモグリな僕はまだ手を出せていないものの、これも、あまりにも有名すぎて各単語の頭を取った「GoT」という表記は、getの過去形というクッソ一般的すぎる語であるにもかかわらず、Google検索したらgotという重要語よりも先にこのゲースロの記事がバンバン出てくるぐらいに、本当にアメリカ人に愛されてる作品・よく使われていそうな略語だといえそうですね。

ただ、「ハマれば世界一最高の作品なんだけど、登場人物の関係性などがめちゃくちゃ複雑すぎて、初見殺しの側面もある」「難しすぎて俺は脱落した」という声もチラホラ聞こえてくる、かつ、(僕がゲーム以外ではそこまで好きになれない)魔法とファンタジーの世界が舞台ということで、その辺ちょっと不安もあるものの、「キャラ関係性のカンニングシートとかを用意してでも、絶対に観るべき」という声も強いですから、いつかこのGoTは観ておきたい、老後の楽しみの一つという感じになっています……というこれまた脱線ネタでした。

 

アイキャッチ画像は当然、「映え」的ないらすとをお借りさせていただきましょう(笑)。

では次回はまた略語続きで、次から先はもう本当にサクサクと進めてとっとと終わらせられるのではないかと思っています。

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村