舌は磨いた方がいいの?

前回の記事の前置き部で、

しかしロス歯科医は「私は先フロの方がいいと思う、何となくだけど…」みたいな、監修者にあるまじきふわっとしたことが書かれていた記憶もありますね(笑)

…とか書いてたんですけど、よく読んだらそれは「フロスはブラシの前後どちらがいいか?」ではなく、「ワックスありなしのフロスはどちらがいいか?」という話についてでした……

「言ってることが何か違う気がするし、そんなの『お気持ち』でしかないし…」とうっすらバカにしてしまい、ロス歯科医には謹んでお詫び申し上げさせていただきたい限りです(いや本人が読んでるわけないですけど(笑)……というかネタが違っただけで、ワックスの方でふわっとしたこと(=「ありなしで違いはないと実証されてるけど、個人的になしの方が好き」)が書かれていたのに違いはないわけですが(笑))。

 

そんなわけでフロスネタは一通り見終えた形でしたが、フロス関連記事では他にも口内衛生ネタが色々ありました。

 

今回からまたしばらくそちらに脱線する形ですが、まずはこれまた個人的に気になった、「ベロ磨きはどうなの?」というものを見てみるといたしましょう(↓)。

 

health.clevelandclinic.org

 

まぁ舌が英語で「タン」というのは焼肉でもおなじみなのでいいとして、「舌磨き」の「磨く」という方は、scrape(スクレープ)という語で、これは「擦る・引っ掻く」という意味の単語ですけど、一番おなじみの用法は、超高層ビルを意味する、Skyscraper(スカイスクレイパー)という語で使われるものでしょうかね。

「空をこする」という言葉で高層ビルを表すというのは何とも詩的ですが、まぁ日本語でも、「摩天楼」が全く同じ意味で使われるもので、これも「天を摩擦」って感じですし、どの言語でも考えることは同じなのかもしれません。

 

言葉はともかく、何となく「舌を傷つけるからやめた方がいいよ」という話を目にする気がする舌磨き、天下のクリーブランド・クリニックの見解はどんなものなのか、今回もhealth essentials記事を参考にさせていただこうと思います。

 

舌磨きは実際に効果があるのか、そしてやるべきなの?(Does Tongue Scraping Actually Work, and Should I Be Doing It?)

あぁぁという声を挙げながら、歯磨き習慣にこのステップを加えましょう

 

 

1日2回の歯磨き、定期的なフロス、そして半年に1度の歯医者通いをしている、口腔衛生のオールスターと呼べる方であってもまだなお、口の中をフレッシュで健康に保つための一手間として見落としていることがあるかもしれません。

舌の手入れについて考えたことはあるでしょうか―喋ったり、咀嚼したり、飲み込んだりするのを助ける、肉厚の筋肉の集まりである舌についてです。舌は乳頭と呼ばれる小さな突起で覆われており、口の中で味を感じたり、舌触りを感じたりすることを可能にしています。

「しかし、舌にも細菌が繁殖しちゃうことがあるんですよ」と、歯科衛生士のテニカ・パターソンRDH(公認歯科衛生士)が説明しています。

こういった細菌のほとんどは、口の中で健康的な環境を育む「良いもの」ですが、他の種類の細菌は、口臭、虫歯、および歯茎の感染症を引き起こす可能性があります。

そのため、舌を綺麗にすることは、舌の表面に溜まる可能性のある悪玉菌並びに食べ物のカスや死んだ細胞などがトラブルを引き起こさないようにするために重要なのです。

 

舌のお手入れ方法

歯ブラシと歯磨き粉を使って、舌を奥から手前に数回優しく磨くのは簡単な第一歩と言えましょう。というのも、これを読んでいる方はいずれにせよ既に1日2回歯を磨いてらっしゃいますからね。

「しかし、舌の表面の歯垢や細菌を取り除くには、専用の器具を使った舌磨きの方が効果的になり得るんです」とパターソン衛生士がアドバイスしています。

「ブラッシングはOKですが、こう考えてみてください―カーペットが汚れているときにゴシゴシとブラシで擦りつける(スクラブ)と、汚れがカーペットの中に入り込んでしまいますよね」とパターソン衛生士が説明を続けます。「でも、取り除く形で削ぎ落とせば(スクレープ)、汚れはすぐに表面から落ちるんです。」

実際、舌磨きはブラッシングよりも細菌を除去し、口臭を改善することが複数の研究で示唆されています。

プラスチック製、銅製、あるいはステンレス製の舌磨き具は大抵のドラッグストアで購入でき、値段は通常10ドル以下です。

 

舌磨きのメリット

最優先項目ではないかもしれませんが、舌のケアは口腔全体の健康にとって重要です。舌磨きの利点には、以下のようなものがあります:

  • 味覚の向上。舌の表面を削り取ると、まるでちょうど全く新しいパレットを使い始めるかのような感覚になるのです。次に甘いものやスパイシーなものを食べるときに、より強い風味を感じられるかどうか確かめてみましょう!
  • 息が爽やかに。舌には臭いの元となる細菌がたくさん住んでいます。口臭を防ぐために注意しなければならないのは、歯や歯茎だけではありません―舌が大部分を占めているんです!
  • 全身の健康増進。口腔衛生に気を配ることは、全身のウェルビーイングに欠かせません。舌を磨くことで、歯茎に炎症を起こす有害な細菌を除去し、虫歯を予防することも可能となります。こういった口腔衛生における最高の習慣を無視してしまうと、心臓病やガンやその他の問題につながる可能性があるのです。

 

歯磨き、フロス、舌磨き

以下が、朝と夜のルーティンに舌磨きを加える方法です。

いつものように歯を磨き、フロスを使い、口をすすぎます。それから舌を出し、舌の奥から手前に向かって1~2回、舌の表面全体にスクレーパーを軽く押し当てながら走らせます。舌に痛みやダメージは一切ないはずです。舌を傷つけるようであれば、スクレーパーを強く押しすぎていると言えるので、力を抑えましょう。

スクレーパーを1回走らせるごとにぬるま湯ですすぎ、最後にもう一度スクレーパーを洗い、水で口をすすいで終わりです。

これは、口腔衛生のルーティンに追加するための手早く単純な最終ステップですが、口の中がキュッキュッと綺麗に感じる一助となることでしょう。舌が健康でないことを示す視覚的な手掛かり―舌が白、黒、または赤く変色していたり、腫れや痛みが2週間以上続いていたりすること―がある場合は、かかりつけの歯科医に来院予約を入れ、ご相談ください。

 

過去一レベルで短い記事で、ちょうどあまりにも時間がない感じだったので大変助かりましたが、僕の印象だと「十害あって一、二利しかナシ」みたいなノリで、「舌磨きはやらない方がいいよ」と言われているイメージでしたが、クリーブランド・クリニックは全然そんなネガティブムードはなく、完全に推奨しているみたいですね!

 

まぁスクレイパーを買ったことまではないですし、絶対に欠かさずやるほどでもないものの、歯磨き後、溜まった歯磨き粉を吐き出し、コップに水を溜めている間とかに、おもむろに「せっかくだし舌も磨いたろ」ぐらいの感じで僕も磨くことが多いですが、「逆に傷ついて舌苔(ぜったい)が溜まりやすくなるよ」とかいう意見もあって恐る恐るやってた気もしますけど、気にせずガシゴシやって良さそうで何よりでした(まぁ、「力入れ過ぎちゃダメ」とは書かれてましたけどね(笑))。

 

舌磨きといえば、僕世代だと、ELT持田香織さんがミュージックステーションHEY!HEY!HEY!かのトークで、

「朝は歯ブラシで舌を磨いてオエッとならないと目が覚めない」

とか言ってて、確か「それを聞いてから僕もやるようにしてますよ」とかglobeのマーク・パンサーさんが言っていたのがトーク名場面だかで執拗に何度も放送されていた印象が強いですけど、まぁ嘔吐くのはともかく、持田さんのルーティンは医学的に間違ったものではないということが判明して良かったと言えましょう(笑)。

 

舌があまりにも白い方は、マウスウォッシュも効くんじゃないかなという気がしますけど、専用のスクレイパーを買って試してみるのもいいかもしれませんね…!

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