アリは酸っぱく、トンボはラジコン…?

ここ何回かの記事で、実は動物界の中ではかなり進化的に高等なグループに位置する節足動物門(と言っても比較対象がただのヒモみてぇなサナダムシとか、動物かどうかすら怪しいカイメンとか、そういうザコと比べたら…ですけどね(笑))、具体的には昆虫・甲殻類の話を見ていました。

 

いやぁ~キモイやつらともとうとうお別れです、せいせいしますね(誰にも聞かれてないのに、自分から書いておいてなんですが(笑))。

 

…と思いましたが、まぁ昆虫は動物界の最大門ですし(一応、まだ発見されていないだけで恐らくもっと大量にいるであろう、原始的な寄生虫がメインの線形動物門というのもあったわけですが、少なくとも今知られている限りは、虫が種類数ナンバーワンですね)、最後の悪あがきに、まぁ虫嫌いの僕でも「これならギリギリ大丈夫だ」と思える虫さんにも触れておこうかと思います。

完全なる記事の水増しで誠に恐縮です(笑)。

 

言うまでもなく虫にも色々いるわけですが、まずはそうですねぇ、幼少期から身近で、幼稚園の庭なんかで日本全国絶対にどこでも見かける小柄なやつに、やはりアリさんがいますでしょうか。

 

ja.wikipedia.org

 

まぁ説明不要ですね。

 

巣を作り、甘いものをせっせと行列をなして運ぶ姿は誰しも目にされたことがあるといえましょう、何気にあんな小柄で、脳みそがあるんかないんかすら分からんレベルなくせにしっかりとした社会を形成する有能インセクトの筆頭といえますけど(なお、アリに脳はあります、アリだけに(笑))、アリは、もちろん大量に体を這ってきたら「ヒエェ~」とはなりますけど、一匹だけトコトコ歩いている所を見かけても「ウヒッ!」とはなりませんし、当然あえて自分から触りもしませんけれども、掴めと言われたらまぁそっと手を差し伸べて掌に登らせてやるのもやぶさかではない、まあまあ可愛いやつといえる気がしますねぇ~。

 

そしてあの小さな体に見合わず、この地球上で極めて大きな存在感を放つやつらでもありまして、上記ウィ記事に『バイオマス総量は炭素換算で1200万トンと野生の哺乳類(700万トン)や鳥類(200万トン)を上回り…』とあるように、こないだ地球上の総重量を見ていた時(↓)にもチラッと書きましたが、全人類どころか犬猫牛馬といった全哺乳類を合わせてもアリの方が総重量は圧倒的に大きく、世界全体で2京匹は存在していると推定されるなど、隠れた地球の王者といえそうですね。

 

con-cats.hatenablog.com

 

ちなみに、高校化学で習う化学物質にギ酸というものがありますが、これは漢字で書くと蟻酸であり、アリのボディーに多く含まれることからその名が付いたんだと思いますけど、こちらは酢酸より炭素が1つ少ない代表的なカルボン酸であり(HCOOH)、「酸」とある通り当然舐めたら酸っぱいものになっています(まぁギ酸は酢酸と比べて毒性が強いので、舐めない方がいいわけですけど)。

 

なので、幼い頃に蟻をヒョイパクしたことがある方は、「アリって酸っぱい!」と思われたはずだと思いますが、まぁ虫嫌いの僕はそんな経験がないので実際はどうだか分かりませんけれども……という話、そういえばずーっと前の「楽しい有機化学講座」で酢酸やギ酸について触れたとき(↓)に、既にしたことがありましたね(笑)。

 

con-cats.hatenablog.com

 

まぁそういうワイルドな遊びをする子はスクスク育つ印象もありますし、僕はそういう遊びをしなかったから大人になっても大人になりきれず、今独身をこじらせているのもそれが理由かもしれませんけど(んなこたぁない気もしますが(笑))、そんなことを考えていたら、昔見たことのあるワイルドな子供の虫遊びが描かれたイラストを思い出しました。

 

出典は不明でしたが、記憶にあった「トンボはシーチキン」というワードで検索したらズバリTwitterでアップされていたアカウントが見つかりましたね、この方のオリジナルではないと思うのでツイポスのリンクカードは省略するものの、画像をお借りさせていただきましょう。

https://twitter.com/izume83/status/856084051341520896より

「アリが酸っぱい」は残念ながらこのワイルドガールから言質は取れませんでしたけど(笑)、「トンボからシーチキン」のみならず、「毛虫のお尻から出る汁がおいしい」という、「別に全く知りたくなかったぜぇ~」と思える、凄まじいネタの宝庫ですねぇ~(笑)。

 

純粋な子供から放たれる残虐性の最たるものといえるのが左下にある「ラジコンとんぼ」、生命科学を専門としている僕でもその理屈は全く分かりませんでしたが(笑)、どうやら我らがYahoo知恵袋によると、「本当になる」という意見があり…

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

…仕組みについては、まぁ↓の回答の方がおっしゃられているように、恐らく地面の振動で引き起こされる反射的な反応の一種と考えるのが自然ですかね。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

したがって、別に頭部を踏みつぶさなくても恐らく「ドン」という合図(振動)を地面に送れば胴体は反射で飛んでいくと思われるため、トンボさんからしたら頭の踏まれ損なわけですけど(そんなこと言ったら千切られ損ですけどね(笑))、こういうのはやっぱり研究者としては「対照群(コントロール)」を置いて、「頭をつぶさずに、地面だけを踏んだらどうなるか?」「頭を地面に置かずにつぶしたらどうなるか?」もぜひ試してみたくなるものです。

 

もちろんやりませんけど(笑)、いやぁまさに子どもならではの残忍極まりない話とはいえ、改めて、人間なんて知識のない小童の頃はそんなもんですという話かもしれませんし、案外こういう経験をした子の方が得てして優しい立派な子になるものかもしれないですね。

(…って、ちょっと無理矢理が過ぎる話で、多分こんなことしなかった子の方が優しい人になる可能性の方が高い気はしますけど(笑))。

 

…と、今回は正直過去一レベルであまりにも浅い、まさかのアリは酸っぱい&ラジコンとんぼについて見ただけになりましたが、まぁ「トンボがシーチキン」というのは、昆虫が高タンパクであることを見抜いていたこのワイルドガールの慧眼ともいえますし、意外と将来を見据えた社会派なイラストだったかもしれませんね(結局また無理やりなまとめですが(笑))。

 

ネタ切れに苦しんでいるため、次回ももう少し「いい虫」を見ていこうかな、と画策しています。

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村