水を飲んだら、お腹を壊す…?

ほとんど脱線してばかりだった気もするものの、一応ご質問ネタにも適宜触れていた感じということで、また少しずつ溜まっているご質問の方を遡って見て参りましょう。

 

とはいえ、これも一連の、「水に混ざる」系のネタからのお話ですね。

 

引用させていただいておりますコメントは、例によってアンさんよりいただいたものになります。

 

大変面白い着眼点のナイスご質問、いつも本当に感謝の限りにございます…!

 

水について…

めちゃくちゃキレイな水のキレイさ具合は、まぁめちゃくちゃキレイだっていうのはわかったようなわからないような…?笑

ややこしい数字が出てくると、というか、恐らく聞き慣れない単位が出てくると即イメージできないという問題が大きいのだと思われますが、「あ、これは難しい話だ…」と頭が勝手に判断して、スッと入ってこなくなるんですよね。(何の言い訳?笑)


そんなことで、オレンジジュースも牛乳も水溶液になるっていうのは、やっぱりか!といった感じです。

 

⇒ミリQ水について、水の比抵抗や含まれる有機物炭素の量を、パーセントならぬパーミリオン(百万分率)・パービリオン(十億分率)で表す…なんてことを見ていた↓の記事に対してがメインの話ですが……

con-cats.hatenablog.com

…水のキレイさについては、そういえばよく「生水を飲んだらお腹を壊す」とかいわれますけれども、僕はその経験もないですし、ずっと前どっかの記事で書いていた通り、僕は幼少期の頃(まだ、学校とかで「水を飲んじゃいけない」 とされる時代でした)、渇きがとにかく恐怖で、実際夏とかは毎日本当にキツかった記憶が強いのですが(学校もそうだし、夜は夜で、グビっと飲んだらおねしょするので(笑))、それもあって、液体とあらばどんな水でもガブガブいっちゃうタイプでしたし、まぁもちろん、水溜りの泥水をすするみたいなことは流石に一度もしたことなかったですけど(笑)、水にあたることがなかったのは、ひとえに日本の上水道の品質の高さによるものなのかもしれませんね。


(まぁ水道水は生水ちゃうやろ、って話ですけど、あぁでも、「この水は飲用水ではありません」みたいなやつも、「いや、そんなん喉渇いた子供に水を飲ませないための、嫌がらせのウソだろ!騙されんぞ、カラカラじゃけぇ、ワイは飲む!」…みたいな出来事は……まぁ割と上品な子だったのでそれもなかった気がしますけど(笑)、でも、本っっ当に喉が渇いて死にそうだったら、そういう水をゴクゴク飲むのに抵抗は全くない子供でした。

 本当に水なんぞにあたったことがない民としては、正直、蛇口を捻って出る水が飲めないのなんて、俄かには信じがたい気もしてしまいます。)


しかし、微生物学をかじった今なら分かりますし、それ以上にネットで有名な話として、例えばインドのガンジス川の水、あれ、無菌状態に慣れすぎてみんなあちこち弱ってる日本人的には、飲まなくても、下手したら浴びるだけでお腹を壊す…

(まぁでもそれはやっぱり、浴びた拍子に口の中にシブキが入って微量飲んでしまっている、あるいは、浴びた後、しっかりキレイな水で洗わないままの体で触れたものを口にして摂取してしまっているんだと思いますけどね。

 とはいえ粘膜からの吸収とかもなくはないので、実際ガンジス川にダイブとかは、僕はインドは行ったことないですけど、個人的には絶対にやめた方がいいと思えますねぇ)


……って話も有名ですし、生水をナメたらアカン、ってのは、知識としては十分ある感じです。


川の水を飲むのとか、子供の頃はそんな危険にも思えませんでしたけど(もちろん実際飲んだことはありませんが)、今なら分かります、ダメ、絶対(笑)。

(ただ、「流れる水は腐らない」の格言通り、湖とか沼とかよりはまだマシとは思えますけど、それでも上流で何が溶け込んでいるかは分からないので、避けるのが賢明ですね)


一方、海の水は、それとは全く別の話になりますけど、もちろん知識として「海水は体内の塩濃度をゆうに超えるので、飲めない」ってのは承知しているんですけれども、これも子供の頃は特に、

「いや船の上で遭難したとして、喉渇いたら海の水飲めばいいじゃん。ちょっとしょっぱくても、水には変わりねんだし、いけるっしょ」

…とか思ってたんですけど、これは渇きを潤す上では完全に逆効果…ゴクゴクしたら即効で脱水症状を引き起こす……ってのも、改めて今は知識として理解しているし納得はできるものの、直感的には未だに「見た目としては完全透明でおいしそうな、実際ミズミズしい液体なのになぁ…」なんて思えてしまいますねぇ。

 

結局、目に見えないけれど、水には何が溶けているか分からないから、本当に注意が必要だ、ってことですね。


ちなみにアメリカの水道水は、直接飲んでも問題ないとはされているものの、家によっては(アメリカは古い家も多いですしね)鉛の残存がどうたらとか聞きますし、大人になっていつの間にか水に臆病になった僕としては……って、何気にこちらへ来た当初は水道水直飲みしてたんですけど(笑)、ちょっとしてから、こちらにいた日本人夫婦がMBAを修了して帰国されるときにいただいた、ポット型のフィルター装置・BRITAを使っています。

 

…って話は、実は既に、もうずーっと前の記事(↓)で語っていましたね(笑)。

 

con-cats.hatenablog.com

そんなわけでBRITAの話は語り済みだったのでその辺として、「キレイな水」に話を戻すと……

 

そういえば学生時代、「ミリQ水は、キレイすぎて、飲んだらお腹壊すよ」とか実験担当の先生に言われたことがあった記憶もありますけど、実際飲んだことはないものの、流石にそれはないべ?…と、色々実験とか習熟するようになった立場からしても思えます。

 

なぜって、出した直後は超キレイな超純水ですけど、まずフィルター付きの採水部から出てきたその時点で空気中や容器に残存する目に見えないレベルのゴミとかの成分の混入などから、もう完全なる超純水ではなくなるものですし、それ以上に、常在菌やら、唾液に含まれる様々な生体分子やら超々色んなものが含まれる口の中に水を含んだ時点で、そんなもん水道水以下のクオリティになるに決まってんじゃん、それ飲んでお腹壊すとかあるわけなくねぇ…?と思える感じですね。

 

ちなみに、「ミリQ水はコーラよりも高いからね、無駄使いしないように」というのも同時にいわれましたが(「お腹壊す」系の逸話は、「そういう無駄なことすんなよ」っていう釘刺しのためのものなのかもしれませんね(笑)。大学生にする話でもない気はしますけど(笑))、当時は「ただの水がコーラより高いとか、んなバカな(笑)」って笑えましたけど、でもまぁよぉ考えたら普通に当時も既にペットボトルのミネラルウォーターは余裕で普及しまくってた(自分も買ってた)し、ぶっちゃけコーラって意外と安いもんともいえる上、むしろ「飲用水は将来、どんどん貴重になる…」とかいわれてますからその意味でもまぁ「そりゃそうか」とは思えて然るべきものにも思えるものの、実際、管理するようになった立場からいうと、ミリQ製造装置そのものももちろん、フィルター交換とかのメンテナンスにかかるランニングコストもエグいぐらいクソ高く、マジでコーラどころか、下手したら化粧水とかより高いレベルで結構なプレミアム液体なんですね、超純水!


(まぁ「化粧水より」は言い過ぎかもしれませんけど(笑)、しかし、実験用にボトル売りされている「ウルトラピュア・ウォーター」なんかの値段をチェックしてみると…

https://www.fishersci.com/shop/products/invitrogen-ultrapure-dnase-rnase-free-distilled-water-2/10977015より


 …500 mLで、47ドル=現在の為替で、約6680円

(普段は1ドル100円換算するくせに、高く見せたいからしっかり今の円安のレートを使いましたが(笑)、とはいえそっちの方が正確ですしね)


まぁ高級な化粧水なら、これより高いものもごまんとあると思いますけど、「コスパ最強」でおなじみ「ハトムギ化粧水」なんかですと…

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BL33S71B/より

現在のAmazon価格で、500 mL・627円ってことで、お値段の差はまさかの10倍以上!

あのハトムギよりも10倍以上高い、ただめちゃくちゃキレイなだけの水ってことですね!!)


(ちなみに、これはミリQ水よりはグレードが低いもので、実験に重要なDNA分解酵素(DNase)やRNA分解酵素(RNase)は含まれていないものの、distilledとある通り、単なる蒸留水なんですね。

 ミリQ水は、さらに逆浸透やフィルターを駆使して、あらゆるイオンを蒸留水から積極的に取り除いたものになります。

 とはいえ、こういう個別ボトル売りのものは費用も高いですし、ミリQがこれより高いことは、まぁないとは思いますが……でもメンテ費用とか総合すると、そのぐらいは普通にいってるかもしれません)

 

そんなわけでキレイな水はクソ高いんで、「どれどれ、お腹は壊すかな(笑)」とかいって飲まないよう、どうかお願いします(笑)。

 

ってなわけで、キレイな水を飲んでもお腹を壊すことはまずないと思います……と結論付けようかと思いましたが、でもそういえば、ヨーロッパのミネラルウォーターなんかによくある、様々なイオンがより沢山溶け込んだ「硬水」、まぁある程度の硬度があった方が美味しい気がするのは、僕も「アルカリイオンの水」とかで身をもって経験済みですけど、あまりにもイオン濃度=硬度が高い水(有名所では、やっぱり「コントレックス」が、日本の水とは桁違いに高い感じですね)を飲むと、普通にお腹を壊す人も多い、なんて話を聞きますね。


なので、イオンバランスが違うだけで案外人間の胃腸はセンシティブに反応するものかもしれず、もしかしたら、「口に含む」という条件は全く一緒ではありますけど、それを除いて考えたら、胃腸は「あれ、いつもより、圧倒的にイオンがない水が来たぞ!こんなのおかしい、くださなきゃ、お腹…」みたいな余計なお世話で(笑)、もしかしたらミリQを飲んだらお腹を壊すことは、無きにしも非ずかもしれませんね。

 

しかし、マジでもったいないので、自分の身を使っての実験は控えさせていただこうと思います(まぁそもそも、実験室では危険物や放射線すら扱いますしね、実験室で採取したものを口にするのは何か嫌、ってのが大きいですが(笑))。

 

今回も、ほとんどご質問の方にはいけませんでしたが、続きの、より質問部分を含む内容は、また次回見ていこうと思います。

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