水を飲みますよ

前回お酒は飲みませんよと語っていましたが、「じゃあお前は一体何を飲むというのだ」というのは、誰しもが感じる疑問ではないかと思われます(いや別にそんなことないだろ)。

子供の頃は、家にあるものを普通に飲んでいたので、普通に甘くて美味しいものが好きな、どこにでもいるジュースマン(ジュース坊や)でしたが、いつ頃からですかね、やっぱり一人暮らしを始めてからぐらいですが、ジュースは飲まなくなりましたねぇ。

っていうかこれは僕に限った話じゃなくて、大体世紀末~新世紀にかけてぐらいの時代に、人類の飲料嗜好が全体的に健康志向(クソウマ韻踏み)になった気がします。

昔、僕が幼少の頃は、「お茶を買う?…どころか水を買う?!頭おかしいのかな?」と誰しもが思っていたものですが、今では誰もがペットボトルのお茶や水を買う時代になりました。

これも当時から考えたら、かなり新しい時代になった点の1つですね。

多分、健康志向うんぬんもありますが、携帯に便利なペットボトルというものが普及したのも、要因の一つかもしれません。

ただペットボトルに関しては、個人的には、真夏に直接口をつけて飲んでまたカバンに戻すとか、学生時代よく目にした気がするんですけど、正直衛生的に危ないのでは…と感じてしまうのですが…。

まぁ何だかんだ、一度口をつけたら、みんな割とすぐ飲み干しているものなのでしょうか…?

微生物の増殖をよく知る立場としては、ちょうどいい感じの糖度で、真夏の温度で、持ち歩くことで攪拌が繰り返されるとかだと、培養の条件が揃いすぎていて、本っ当にヤバイ(本当に爆発的に増えるため)ということを知っているので、結構不安になります。

水ならともかく、清涼飲料水は、真夏の直飲みからの、保存してまた後で飲むコースは、できればやめた方がいいと思います。
(水の場合でも、食後とかだと口の中の栄養分がボトル内に入りますし、場合によっては雑菌の温床になり得ます。まぁその程度で雑菌が繁殖することはまずないですが、不衛生なことには違いない気がしますね)

…まぁ、コーラとかですと、糖度が高すぎて微生物も増殖できない(しづらい)ので、めちゃくちゃ甘いやつなら逆にそこまでの心配は不要かもしれませんが…。

…って、ペットボトルの普及が…とかしたり顔で書きましたが、ペットボトルって、90年代前半はあんまりなかったですよね?

環境省作成のデータを紐解くと、ペットボトルの生産量は、やっぱり90年代半ばからは一貫してずっとうなぎのぼりですね。

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https://www.env.go.jp/recycle/circul/venous_industry/ja/history.pdfより

特に、昔はあっても1.5リットルのペットボトルみたいな大型のものしかなかった記憶があり、個人が携帯できるサイズ(500とか350 mLとか、今はもっと小さいのも主流?)は、本当に90年代終盤ぐらいから一気に普及してきたような印象があります。

まぁペトボはともかく(いやそんな略し方あるかよ(笑))、昔はお茶や水は売られてなかったということはまず間違いなく確実で、令和生まれの子なんかはきっとご存じないでしょうから(いや見てるわけもないけど(笑))、これもちゃんとデータを示しておくとしましょう。

検索したら、色々面白い社会データを紹介してくれているこちらのサイトに、いいグラフがありました。

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https://honkawa2.sakura.ne.jp/0480.htmlより

87年当時、お茶系は炭酸飲料のわずか五分の一未満の生産量でしたが、ガッツンガッツン伸び続けて、世紀末にはもう市場の覇者になっていたことが見てとれます。

当時ほぼ0だったミネラルウォーターも、目を見張る伸びをしていますね。

一方、炭酸飲料は、個人的には「これが一番凋落してるんじゃないかな?」とか思ってましたが、それは単に自分が飲まなくなったからそう思ってただけで、案外横ばいの生産量は維持されているんですね。

逆に一番長期的に生産量が落ちてるのが、果実飲料ですか…。

確かに、炭酸とか飲んでる層は健康とかあまり気にせず好きなものを飲み続けてる印象がありますが、オレンジジュースとか飲んでた層は、お茶とか水に流れてるような印象はありますね(ただの偏見かもですが)。

また、上記グラフは2009年まででしたが、全国清涼飲料連合会のまとめている、さらに最近のまで網羅しているのを見てみると、なんと!

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http://www.j-sda.or.jp/statistically-information/stati04.phpより

炭酸がめちゃくちゃ息を吹き返しているぅー!

健康志向がなくなったのかな?…と思いましたが、これは多分あれですね、レッドブルとかモンスターエナジーとかの、いわゆるエナジードリンク系が幅を利かせてきているのかな、って気がします。

エナドリ系、僕は最近流行ってるやつは全く飲んだことないんですけど、デカビタとかリポビタンDとか、そういう昔ながらのビタミン系栄養ドリンクに近いものがあると仮定しての想像ですけど、こいつら、味もめっちゃ美味しいですよね。

自分で買うことはしないのですが、小さい頃家に置いてあったものは、ごくごく飲んでいました。
(いやリポビタンDをごくごく飲む子供とか嫌すぎるし、よく考えたらリポビタンではなくオロナミンCでした(笑)。
 でも、リポビタンとかチオビタとかも、なぜか冷蔵庫に入ってることがあったので中高生の頃ちょくちょく飲んでましたが、ぶっちゃけ本当に味自体が美味しいですよね、こういう栄養ドリンクって。
 まぁ、よっぽど1本5000円とかの高級タイプは違う気もしますけど、少なくとも廉価版のレギュラータイプのやつは、味も個人的にはグーです)。

ちなみに最初に書いた通り、今ではオロナミンCもデカビタも全く飲まなくなったのですが、エナドリ系や、その他コーヒー含めカフェインとかを摂取しない理由の1つとして、「いざという時のために、カフェインが効く体を残しておきたい」なんてのもあるかもしれません。
(いや無理やり繕った理由なので、そこまで大きい理由ではないですけど。)

カフェインの耐性(=段々同じ量では効かなくなってくる)はそこまで顕著ではないといわれていますが(でも、耐性が全くないわけでもない)、カフェインに限らず何事も、初めて飲んだときの効果って尋常じゃないぐらい大きいんですよね。

(似たような例でいえば、オールブランとかの食物繊維の効果も、食べ始めた最初の数日が尋常じゃないレベルで効いて、その後は何というか慣れてきてしまう感じがする…というのは、以前別の記事でも書いた話です。)

まぁもう受験とかをするわけでもないし、漫画の〆切りに終われるとかいう立場でもありませんから、そんな「いざ」なんていつ来んだよ、って話でもあるんですけど、いざという時のために、「カフェインを飲んだら無敵になれる体」は取っておきたい気もするので(実際その日はこなくても、そういう「秘奥義を残している」と思えるのが良い)、エナドリとかは仮に美味しくて元気が得られるものであっても、普段買って日常的に飲むことはしないかな、って感じかもしれませんね、個人的には。


ところで、この健康志向は日本だけなのか、それとも世界的にそうなのかな、と思ってアメリカの清涼飲料水消費量を調べてみたら、やはりアメリカでもそうなってるんですよね(っていうか調べるまでもなく、そういう流れがあるのは知ってたんですけど)。

「アメリカのソーダ消費量の、衝撃的な崩壊を1枚のグラフで」という記事がありましたので、こちらからグラフを抜粋させていただきましょう。

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https://www.businessinsider.com/americans-are-drinking-less-soda-2016-3より

まさに、98年を頂点に、世紀末~新世紀以降、アメリカにおける加糖ソフトドリンクの消費量は、右肩下がりで落ち続けている!

まぁ、記事本文にもありますが、「縦軸が0で始まっていないので、このグラフだとここ18年の崩落は劇的に見えるが、やや大げさな表示になっている」という点には注意すべきにも思いますが、ピザとコーラのアメリカでさえ、やっぱり明らかに健康志向になってるんですよね。

…っていうか、アメリカは両極端なので、意識する人は徹底的に加糖飲料とかを排除する一方、気にしない人はゴクゴク飲んで深刻な肥満が社会問題に…みたいな感じですから、あんまり参考にはならないのかもしれません。


いずれにせよ、先ほどの2019年までの日本のチャートにもある通り、やっぱりミネラルウォーターの伸び(もちろん緑茶とかも含め、無糖飲料の伸び)は尋常じゃないんですよね。

ようやく本題ですが、かくいう僕は、今現在、マジで水しか飲まないつまらん野郎に成り下がってしまいました。

一応、液体は他に無脂肪乳を買ってますけど、それはシリアルと一緒に食べているだけなので、飲んでいるのは本当に完全に水オンリーです。

まぁこれは健康を意識してっていうより、単に買うのが面倒くさい(運搬も大変)という、常に全く同じものだけを食べ続けていることにも通ずる、単なる怠惰が生み出している結果なのかもしれませんが…。

…と、「ん?買うのが面倒くさくて、運搬が大変?それ、水を買うのも同じじゃないの?」と思われる方もいるかもしれないんですけど、実は、僕はペットボトルの水すら買っていません

じゃあどうしているのかといいますと、これですよ、これ!

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https://www.brita.com/water-pitchers/より

そう、BRITA

日本でも割と知られている、おなじみの商品かと思います。

今の家は複数人でシェアしているので、台所の水道に勝手に浄水器を導入とかするわけにもいかないのですが(いやまぁやろうと思えばできますけど、共用のものだとメンテナンスの当番とか諸々が面倒くさそう)、これならお手軽簡単に、水道の水を通すだけで、ばっちりクリアな水がゲットできるというシャレた寸法なわけですよ。

写真の右側にあるカートリッジをピッチャーにセットして、上から水を通すだけですね。

カートリッジの詳細は不明ですが、活性炭とかが詰まっていそうな感じです。

ちなみに僕はブリタなんて使ったこともなかったし存在すら知らなかったんですけど、こちらに引っ越してきたときに、ちょうどほぼ同じタイミングで日本に帰るMBAコースの方(MBAなので学生だけど、基本的にほぼみなさん、企業や省庁からの出向みたいな感じの方ですね)がいらっしゃって、家具一式、ベッドとかデスクとか大きいもの含めて色々買わせてもらったんですが、その方が、「ブリタ要ります?ちょっと使い込んでるので、タダでいいですよ」となって、他の家具類と一緒にいただいたのが、僕のブリタデビューのきっかけなのでした。

受け取るまでしばらくの間、まぁビタミン剤を飲むための一杯程度だし、水道水でいいだろと思って水道水を飲むという攻めた姿勢だったんですが、ブリタの水を飲んでみてビックリ!

「うっわ全く喉に引っかからないまろやか今まで飲んでいたのは泥水だった!!」

という感想でしたねぇ~。

ま~じ~で絶対に誰でも余裕で違いが体感できる、結構な優れものです。

まぁもちろんそれは「水道水と比べたら」であって、ミネラルウォーターを飲まれてる方は別にそんなでもないと思いますけど、少なくとも水道水を直飲みするなら(今どきそんな人もいない気もしますが)…特にアメリカの水道水は、家が基本古いこともあり、鉛が混入している恐れがあるともいわれているので、ブリタとかを使うのがいいと思いますね。


…と、水に関してもう1つ別のネタもあったのですが、気付いたら4000字も超えてしまっていたので、これまた次回へ続く、とさせていただこうと思います。

次回、「これは便利!」みたいな話、お楽しみに~(…と煽るほど全く大したネタでもないですが)。

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