コメ返信や補足その1-25:プリーズ、プリーズ!

前回、貼るだけ貼ってほとんど中身に触れずに終わっていたコメント後半の続きからですね。

改めて再掲しておきましょう。

pleaseは、あれやって!みたいな時に、pleaseをつけてお願い!って感じにするか、「Could you〜」をつけるかどっちかにしていましたが…

あぁ、Could you please〜って言う時もあるかな…?とりあえず、お願い!っていうニュアンスで使って正解ですね。


Here you areは覚えましたねぇ。はいどうぞ、わりと使います。HereだけでもOKなんですね!


Go aheadで「お先にどうぞ」は知っていたので、言われたらそう思って聞いていたと思いますが、使ったことはないかもです。

after youとか言ってるような…?(そもそも、あんまり言ってないような…?笑)

高校の時の英語の先生が「Repeat after me」って言って、英文や英単語をリピートさせてたので、なんとなくその名残りでしょうか。 

Please follow me

I'll follow you

これらをわりとよく使うので(よくってこともないですけど笑)、なんとなく同じようなニュアンスで覚えてる感じかもしれません。

after youはあんまりスマートじゃない感じですかね?


⇒前回は、最初の「please」についてあれこれ見ていました。

…と、続きへ行く前に、実はまたちょっとpleaseについて書いておきたかった(けどスペースもなかったのでやめておいた)話があったので、ちょっくらそこから始めさせていただきましょう。

前回見ていたStackExchangeの記事、個人的なベストアンサーであったBobさんの回答の後半に、「他のコメントで触れられていたビートルズの歌に…」という話で、「ウォンチュー プリ~~ズ プリーズ ヘルプミー」という、『Help!』の歌詞が取り上げられていたのですが、ビートルズでプリーズといえば、個人的にはやっぱり間違いなく『Please Please Me』ですね!


まぁ全然大した話ではないですけど、ビートルズの思い出から語らせていただきましょうか。

僕世代の人間であれば一番なじみがあるといえるのが、2000年発売のビートルズベストアルバム『1』 でして……

(サムネ画像があったので、Wikipedia英語版のリンクカードを貼っておきましょう(↓)))

en.wikipedia.org

ヒットチャート1位を記録したシングル曲だけで構成され、ミレニアムにまた突然ビートルズが再流行したといえるぐらいにめちゃくちゃ売れていた、今でもビートルズの最高のベストアルバムといえる気がする、この、赤字に黄色のコイツですね。

ご多分に漏れず僕が初めてちゃんとビートルズに触れたのもこのCDで、2000年はまさに僕がちょうど受験生の頃でしたが、母親が買ってきたこれをMDに入れて、当時この1枚を受験勉強がてらめちゃくちゃ聴きまくっていましたし、受験前日、東京のホテルに泊まった時なんかもまさにこれを聴いて、何というか「遠い異国にやって来た」みたいな気分になって盛り上がっていたというのも昨日のことのように覚えている、個人的にも大変思い出深いアルバムなんですけど、なんと、件のPlease Please Me、最初期のシングル曲でかつチャート1位を記録しているはずなのに、なぜかこのアルバムには収録されてないんですよねぇ~。


当時は邦楽黄金期だったこともあり、受験生時代も普通にCDはかなり買ってましたけど、洋楽にはまだ全く手を広げていなかったので、ビートルズは、このアルバム収録の27曲以外は、大学に入るまでほぼ未タッチでした。

…で、大学に入って時間ができてから早速色んな音楽を漁り始めた際、最初に手にしてみたビートルズは、やっぱりまずは1stアルバムからってことで『Please Please Me』だったんですけど、アルバムタイトルにも採用されているだけあって、

「うわ、この曲か!めっちゃえぇやん!!しかもシングルかよ、何でこれが『1』には入ってなかったんだ?ぶっちゃけ、デビューシングル『Love Me Do』は本国イギリスだと1位になってなかったっぽいし、こっち収録した方が断然良くないか…??」

…と思えた感じで(Love Me Doも悪くはないですけどね)、擦り切れる程聴いたナンバー1ベストアルバム(まぁMDは擦り切れませんが(笑))の他にもまだまだこんなにいい曲があるとは、ビートルズの懐は本当に深いなぁと思えた……という、まぁ別に全く大したエピソードでもなかったですね、やっぱり(笑)。

しかし、ナンバー1ベストに続いて文句なしの個人的大ヒットで、「ビートルズは期待を裏切らないなぁ」と思えてその後ビートルズを全曲聴くことにもつながりましたし(まぁ、別に1stアルバムがイマイチだったとしても、多分全曲手に取ってましたが(笑))、大学入ってすぐというとても新鮮な時に聴いていたということもあってこの曲は思い入れも深く、今でもトップレベルに好きな曲といえますね…!


と、そんな個人的なビートルズエピソードはともかく、このPlease Please Meというタイトル、最初に見たとき、「お願い・お願い・私を」って意味なのかな?と思っていたのですが、冷静に考えたら、「あぁ!最初のPleaseは『お願い』のプリーズだけど、2つ目のpleaseは、『喜ばせる』って意味の、動詞のプリーズなのか!!よぉ考えたら当たり前だけど、『プリーズプリーズ』なんて聞くと、日本人的には普通に例のプリーズを重ねてるだけだと思ってしまっていたぜぇ~」と、ある時いきなり正しい意味に気付いた感じでした。

恐らくそんなに深く考えていない方の中には、「『お願い』のプリーズx2なのかな?」と思ってらっしゃる方もいるのではないかと思いますが、普通に「Please give me...」という文と全く同じで、「Please+動詞」(たまたま全く同じスペルの動詞が来ただけ)という、至って普通の表現なんですねぇ~。

(もちろん、同じスペルの単語が重なる言葉遊びというか、音韻的にかけてる部分もあるとは思いますけどね。)

 

そんなわけで、こないだのホモグラフの記事では触れていませんでしたが、このpleaseも、副詞(「お願いですから」という丁寧さを加える表現)と動詞(「喜ばせる・満足させる」という、「Pleasure (プレジャー)」と同義の語)という、全然違う意味のある代表的なホモグラフの例といえそうですね。


…と、そこだけ補足で触れておきたかったわけですが、せっかくなので曲も貼っておきましょう。

幸いビートルズにも公式チャンネルがありましたが、おっと、公式動画は、ジョンが歌詞を間違えて笑ってごまかすというか吹き出してしまっている、ややレアバージョンなんですね…!

www.youtube.com

(歌詞間違い&笑いは、1:27ぐらいから)

調べたらこちらは「ステレオバージョン」で、僕が手にしたCDはモノラルバージョンだったのか(もちろんこちらのバージョンも後に手に取ってますけど)、個人的に最初に手にして何度も聴いた、圧倒的になじみがあるのはこちらではなく、ちゃんとしたミスのないテイクの方でして、個人的には、「ステレオ」(かつリマスター)の割に、音質(というか音のバランス?)も僕が知ってるモノラルバージョンの方が断然いいような気が……と正直思えたものの、そもそもぶっちゃけステレオとモノラルの違いってよぉ分かんないんですよね(どうせ聞く方のイヤホンはステレオだから、ってのもあるかもしれませんが)。


こちら(↑)はレアで面白いバージョンではあるけれど、やっぱり完成度的にも、僕はモノラルバージョンの方が好きかなぁ…と思って調べ直してみたら、モノラルバージョンもちゃんと公式でアップされてるじゃあないですか!

www.youtube.com

音の重厚さ的にも、やっぱり「コレコレ~!」と思えましたが、まぁ言う程違いはないですかね?(笑)


あぁ、あとこの曲で気になるポイントといえば、今手元にないのでちょっと確実なことはいえませんが、確かこのアルバムの歌詞カードの歌詞が、Bメロといいますか、サビとサビの間の「Bridge」と言われる部分だと思いますけど、1:02ぐらいからの所、僕が最初に見たものでは「I don't want to start complaining」となっていた記憶があるのです。

しかし、どうもイマイチそう聴こえない気もするといいますか、ネットの歌詞とかを見ていると、圧倒的大多数がここを「I don't want to sound complaining」と表記しており、ぶっちゃけ日本人耳には「どっちや!」と思える微妙なジョンの歌いっぷりなんですけど(笑)、まぁどっちかといえばsoundかな、って気がする感じですかね…?

(ちなみに、意味はどっちも「文句を言い始めたくはないんだけど」「文句を言いたくはないんだけど」で、どちらでも全く問題ないのも悩ましい所です。)


今改めて調べたら、Googleの検索結果最上部にそのまま表示されるもの含め、上から5つぐらいの検索結果を見ても全て(want to→wannaの違いはあれど)soundなので、まぁsoundで間違いないんだろうなとは思えるものの、日本語版とはいえ公式の歌詞カードはstartだったし、今でもちょっと気になる点ではありますが、まぁこれは古い時代特有の、情報が一部あやふやで、公式すらミスがある、ってパターンなんですかね…?

(例えば、↓の歌詞サイトは、多分日本語版の歌詞カードから引っ張ってきたのか、startを採用してますね。)

utaten.com

でも個人的には、ここはsoundに一票入れたい所です。


あぁ、公式の歌詞が「ん?ホンマにぃ?」と思えたのでパッと浮かんだのがもう一つあって、なぜかこれまたちょうどジョンの曲なんですが(ビートルズではなく、ジョン・レノンソロではありますけど)、それが、ジョンソロの代表的な、超絶歴史に残る大名曲『イマジン』!

この曲の一番最後の最後の部分(ラストワンフレーズ)、僕が最初に手にしたCD付属の歌詞カード(Imgineは収録アルバム・バージョンが大量にありますし、どれが最初だったかは自分でももう覚えてませんが(笑))は、途中に出てくるのと全く同じ「And the world will be as one」で終わっていたんですけど、「いや君なんかちょっと歌詞カードと違わな~い?」と思えて、これも検索してみた所、「And the world will live as one」としているサイトが圧倒的大多数でした。


これはsound/startとは違い、確実に「リィヴァズワン」って歌ってるな、と思えますね!

www.youtube.com

さっきの「うたてん」、この曲も間違った歌詞掲載してるんじゃないの~?と思って調べてみたら、こちらはちゃんと「live」で掲載されていましたが、念のためもうちょい調べてみたらやっぱり英語の歌詞サイト(例えばここ↓とか)にも、最後がbeのままになってるやつは存在していたので、僕が手にしたのも確か輸入盤の英語版CDだった気がしますし、あるバージョンでは最後の歌詞も途中と同じ「be」のまま掲載されていたのもあるのかもしれませんね。

www.lyrics.com

僕の記憶では、カラオケでこの曲を歌ったときも、最後の歌詞がbeであることがままあったんですけど…

(「いやこんな暗い曲カラオケで歌うなや」って話かもですが(笑)、基本カラオケの洋楽は嫌われますけど、この曲は誰でも「あ、何か知ってる!」と思えますし、マ~ジでカタカナ発音でも全部余裕でイケる&ジョンの低音ボイスは素人でもクッソ歌いやすいということで、この曲は個人的にオススメカラオケソングなのです(笑))

…表示される歌詞を無視して最後「live as one~♪」と歌って、詳しい「通」っぷりをアピールしたものです(まぁ洋楽野郎の歌なんてトイレタイムでしょうし、多分誰も聴いてませんけどね(笑))。

 

…おっと、まさかの、ビートルズ&ジョンのしょうもない小ネタだけで、めちゃくちゃ長くなってしまいました!

流石に一つも触れないとコメントを引用掲載した意味がないので、コメントの続き一つだけ軽く触れておくと、「Here.」は、まさにそのまんまそれだけでも「どうぞ」の意味でOKですね。


ただもちろん、日本語でも「はい」単独より「はいどうぞ」の方が、「どうぞ」のみより「どうぞ〇〇してください」の方が断然丁寧な響きになるのと同じように、基本的にはフルセンテンスで言った方が丁寧さは上がる感じに思います。

(ただ、普通にオフィスの中とかちゃんとした職場でも「Here」単独で受け渡しされることもありますし、前回書いた通り、あんまり丁寧すぎるのより親し気な表現の方が好まれる場合ってのもありますし、Here単独でも決して失礼ではないと思うので(例によって、言い方次第ですしね。ぶっきらぼうに、渡すものを投げる感じで「Here」と言えば無礼極まりないですけど(笑)、それは言葉より言い方なわけで、笑顔で丁寧に渡せば、「Here」だけしか言わないせいで失礼になるなんてことは全くないと思います)、やっぱり英語の発音なんて面倒くさいし短いに越したことはないですから、ほとんどの場面では「Here」単独でもいいんじゃないかな、って思えます。)

 

では、続きはまた次回ですね。

アイキャッチ画像は、「プリーズ!プリーズ!ミ―!」と、よくある勘違いパターンの「どうか、どうか、私!」みたく二回重ねしてしつこくお願いをしているかのような自己アピの激しい様子が、何となく「ぴえん」のいらすとにピタリだと思えたので、こちらをお借りしましょう(笑)。

言うまでもなく、(上述の通り)実際の「Please please me.」という英文は、しつこいお願いではないですけどね(でもまぁ、「どうか僕を喜ばせてよ」ってのも、結構ぴえん級にウザいお願いな気もするかもですが(笑))。

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