まだまだあるね、ピー音入りの名曲!

前回は唐突に(といってもダーティーワードを見ていく流れの一環ですが)「シット」という歌詞がミュートされている名曲に触れていましたが、ちょっと時間がなさすぎて(というわりに、割と長々と書いていましたけど(笑))触れようと思っていたのに触れそびれていたものがいくつかありまして、またちょっとその補足から始めようかと思ったら、結局今回もその脱線補足でいい分量になってしまいました。


ドンピシャのタイミングでダーティーワード(差別用語)のからんだニュースも目にして、「他のダーティーワードも見ていこう」のコーナーにもとっとと入っていきたかったのですが、そちらはまたまた次回持ち越しとさせていただきましょう。

 

書きそびれていた話を順番に見ていくと、まずは「ファック」について……

この語にまつわる話でふと思いついたのは、当時中日所属で昨年引退された福留孝介選手がメジャーリーグに移籍する際に結構騒がれていた話ですけど、彼の苗字「FUKUDOME」が、英語圏だとめちゃんこヤバイ響きを持っているというもので、まぁ日本でも逆パターン=外国人選手の名前が日本語だとヤベェものになってしまうなんてのはそれなりにあるわけですが、FUKUDOME選手の場合、ギリギリCがないとはいえ、例えば日本語でも「オパーイ選手」とかいたらどうしても一瞬「えっ…?」となりますし、これはほぼ「ファック・ユー」に、さらに「Do me(私にもしろ)」という流れで、英語的に凄まじい並びの文字列になってしまっているわけですね。


もちろんかなり際どい並びとはいえ、あくまで名前ですから呼ばないわけにもいかず、現地では「これはFoo-Kooという発音なんだ、気をつけよう」という感じになっていたようですけれども、福留さんは特に大変ですが(Fukutomeでも結構際どいですしね)、基本的に「福」というかなりよく使われる字は、英語だと結構きわどくなっちゃう感じだといえましょう。

まさにこれに関連してもう1つ、Oasisノエル・ギャラガーさんが「福岡はファッキン好きな街だ。ここに『FUK』って文字があるからなHAHAHA」みたいに言ってるのを思い出しましたが、まとめブログにちゃんとまとめられていましたね…!

 

maruchan-sokuhou.blogspot.com

…ってまぁ僕が見たのもまとめブログだったので当たり前というか、リンクまで貼っておいてこちらは特にそれ以上話が広がるわけでもなくそれだけなんですけど(笑)、とはいえちょうど音楽ネタに入りたいところだったので、つなぎにちょうどいい感じといえましょう。


これだけ「ファック」という語がファッキン大好きなノエルさんというかギャラガー兄弟ですが、彼らの話は何か笑えて好きですけれども、意外と音楽は真面目で、Oasisの曲で放送禁止用語が入ってるのって意外とないような気がしますね。


…といっても実は僕はOasisだけはモグリでして、基本的に今まで世界中で大人気なバンド・アーティストの曲で心に響かなかったものってほとんどないんですけど、Oasisだけはどうしても、あんまり否定的なことを書くとファンの方がいらっしゃったら申し訳ないのですが、なぜか全く自分には1ミリも響かない感じなのです。


世界レベルでの人気度と、自分の中の評価の比を取ると、多分Oasisが僕の中では世界で一番乖離のあるミュージシャンではないかなと思えるのですが、「自分の知らない所で人気すぎて、どうしても逆張りしたくなる」とかそういうわけではなく、何度聴いても純粋に、う~んなーんて言うんでしょうね…僕は突き抜ける高音やキャッチーなメロディーが好きな、ひたすら分かりやすい曲が好きという、音楽の素養の全くないド素人リスナーなんですけど、Oasisの曲はサビがないように思えるというか、歌声も何だか一本調子すぎて、「何この退屈で盛り上がんねぇ歌…」と思えてしまうんですよね…。


代表曲のStand By Meなんかだとサビの『♪スタンバイミー、ノーバディーなんちゃら~』とか、「いやマジでもう1ステップ盛り上がってよ!平坦すぎぃ!!」と思えてなりませんし、Wonderwallはどこがサビかすら分からないので「ここが物足りない!」すら書きようがないんですけど、辛うじてWhateverが一番キャッチーかなと思えますが、これも結局「最初のフレーズを繰り返してるだけやんけ!もっと盛り上がるポイントを寄越せやオラァン!」と思えてしまい、正直好きな方には本当に申し訳ないのですが(そして、実際周りにも大勢います。アサカさんもOasisがかなり好きでした)、全く良さが分からない(…と書くのはやっぱり失礼なので、「なぜか自分には合わない」とした方がよさそうですね)感じです。

 

一応、個人的にはどうしてもいいと思えない上記3曲のMVも、せっかくなので一応貼らせていただきましょうか。

(晒し上げということではなく、極めて多くの人が感動している曲なので、自分には合わなくても、恐らく多くの方にとっては名曲ではないかと思うので…)

 

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…が、その結果、しっかり彼らの曲を聴きこんでいないのは確実なので、もしファンの方がいらっしゃって「そんなお前にはOasisのこの曲がオススメだ!これはマジでいいから、聴いてみろ!!」というオススメがありましたら、ぜひご教示いただきたい限りに存じます。

(無駄にコレクターではあるため、イマイチ良さが分かっていないくせに、何気に多分Oasisギャラガーソロも全曲持っているはずなので(笑)。積ん読ならぬ、積ん聴ですね(笑)。)


改めて、これまでの経験上、世界的に圧倒的な人気のある作品・作家さんが(音楽に限らず、その他映像作品含め)全くダメ・1つもいい所がないってことはまずなかったように思えるので、僕が良さを見逃してるだけの可能性の方が高いように思えてなりません。

 

…と、本題から外れましたが、前回「シット」がミュートになっている曲を挙げましたけれども、他にも「自主規制」の入るもので1つ、かなり好きな曲を前回時間不足につき挙げそびれていたため、せっかくなのでそちらも貼ってみたくなった感じでした。

 

それがズバリ、我々世代にはおなじみ、お騒がせロシアン姉ちゃんズこと、t.A.T.uのこの曲、「Malchik Gay」!

 

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t.A.T.uは、ミュージックステーションドタキャンとかでかなりネガティブなイメージを持たれていがちと思いますが、まぁあれはプロモーション・戦略のミスで、特に日本においては尋常じゃない悪手だったと思いますけど、楽曲はマジでいいんですよね、この子ら。

特にアルバム曲(カップリング)のこれが僕はめちゃんこ好きなんですけど、この曲、思いっきり「ピー」音が入っているのも印象的でして……と思いきや、自主規制音入りは、ロシア語バージョンの方でしたか!


個人的にはどちらかといえば英語バージョンの方が好き(というか確実に(笑)。なので、勘違いしているフリをしてわざわざ英語バージョンも貼った形でした(笑))なのですが、まぁCD楽曲には珍しい自主規制音入りの曲ということで、こちら彼女らの母語であるロシア語版も(公式動画は見つからなかったものの)紹介させていただきましょう。

 

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幸い英語字幕つきのものがヒットしてきましたけど(ちなみに、前回もアップ後に追記していたのですが、今現在のYoutubeなら、正しくクレジット表記がされていれば、公式動画じゃなくても一応違法アップロード扱いにはならないはずですしね(収益がちゃんと権利者に入る形…?)。もっとも、権利者からの要請があれば、削除されるものだとは思いますが)、英語字幕入りなのでまた該当部分のスクショ(↓)を撮らせていただきましたように……

上記動画のスクショより

もちろんロシア語は全然分からないので、何がピー音になってるのかずっと全く分からなかったんですけど、これは字幕を見る限り、やはり「F*ck off me」って部分にピーがかかっていると考えて良さそうですね!(1分6秒あたり)

やはり、ロシア語でも「ファック」にあたる語はタブーのようで……って、まぁ怖いもの知らずのタトゥーなら、あえて「ヤバイ感」を出すためにピー音を入れてるくさい気もするものの(笑)、長年何が「ピー」なのか気になっていたので、今回知れて何よりでした。


ちなみに、前もどこかで書いたことがありましたが、(今は音楽を好まないメンバーしかいないので流していないものの、以前は)僕は研究室内で音楽をスピーカーで流しており(自慢の数万曲のコレクションからですね(笑))、ちょうどローテーション(=3ヶ月のお試し研究室加入)でロシア出身の学生(…ではなく「ロシア系」の子だったかもですが)がいる時にこのロシア語バージョンの「マルチック・ゲイ」が流れてきて(全く他意はなく、ランダム再生です)、「あ、ロシア語が分かる子にこんなピー入りのものは良くないか…?」と思ったものの、あんまり音楽に興味がない子で、幸いにして全く無反応だったのですが、その子はその後ローテーションを終えたら別の研究室に正式加入したので、もしかしたらこの曲のせいで、「こんな曲を聴かされる研究室にいられるか!」と思って逃げてしまったのかもしれません。

(…って、流石にそれは冗談で、普通に別の研究室の研究内容の方が合ってたからだと思いますけどね(笑)。

 でもまぁ、それはともかくとしても、そもそもこんな曲を研究の場で流すなや、って話なのは正しいかもしれませんが(笑))。

 

…と、記事タイトルでは「まだまだあるね」などと書いていたんですけれども、案外「ピー」音入りの曲なんて存在せず(「ピー」入れるなら録音し直せや、って話ですし(笑))、パッと浮かんだこの曲以外、他には特に思いつかなかったんですけどね(笑)。

 

あぁ一応前回書き忘れていた小ネタとして、こないだ書いていたファビュラスくんは、(前回から割と古い曲を貼っていますが)もうコメント欄には影も形も見当たらなかったので、ちょっと寂しかったです…ということと(笑)、あともう1つは、……あれ、昨日見たYoutube動画には、表示されてるt.A.T.uのジャケ写にその表記があって「あ、これも触れようと思ってたんだ」と思い出していたはずが、↑の動画にはなかったので別のt.A.T.u動画だったのかもしれませんけどまぁその辺はともかく、こういったダーティーワードを含む曲のジャケットには、しばしば(というか必ず?)「Explicit」という文字が表記されています。


この単語、辞書的には「明示的な・はっきりとした」という意味なんですけど、CDやその他の作品なんかで使われる場合、「不適切な表現を含む」みたいな意味なんですね。

なので、もちろん本来は親御さん向けの注意書きですけど、ダーディーワードも含めたイカした英語をガンガン聴きたいなら、Explicit表記のあるものを手に取ると逆によいのかもしれません。

(まさに、これですね↓)

https://en.wikipedia.org/wiki/Parental_Advisoryより

 

あと最後、(オアシスの名曲を貼ったとはいえ)自分の好きな曲をたった1曲だけ貼ったではあれなので、一応、日本語で自主規制入りの音源は何かないか考えてみたら、パッと浮かんだものに、ブルーハーツの『終わらない歌』なんかがありました。

(まぁこの曲は、必ずしもブルハで一番好きなレベルの曲というわけではないものの…)

 

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こちら、2分31秒辺り、「終わらない歌を歌おう ……あつかいされた日々」と、少なくとも僕の持っていたCDも歌詞カードもまさに弱ミュート&伏せ字になっていましたけど、こちらは「キチガイ」が放送禁止用語にあたる感じで伏せられている形ですね。


これ、僕は中学の卒業文集……ではなくそれぞれが一言ずつ卒業に向けてのコメントを寄せる系のコーナーで、あんまり学校が楽しくなかったと感じていたであろう子がこの歌詞を引用しており、まさにこの4行を書いていたのを覚えているのですが…

終わらない歌を歌おう クソッタレの世界のため

終わらない歌を歌おう 全てのクズ共のために

終わらない歌を歌おう 一人ボッチで泣いた夜

終わらない歌を歌おう 冷たい扱いされた日々

…当時はネットもなく、伏せ字部分が何て言っているのかはハッキリしなかったこともあり、実は僕はこの彼の寄せ書きを真に受けて「あぁ、『冷たい』って歌われていたのか!…でも何で伏せる必要があるんだ?しかも実際何となくそうは聞こえないような…??」とちょっと「???」が残りつつもそう信じていたのですが、これは普通にその子なりのアレンジだったのかもしれませんね。

(一度も同じクラスになったことがなく、話したことのない子でしたが……やっぱり、どんなに仲良し学年でも、学校があんまり楽しくなかった子がいるのはどこでも間違いなくそうだと思いますけれども、どんな時でも音楽は友達ですし、流石にもうその彼の名前も覚えていないものの、今は楽しい日々を送っていて欲しい限りです)。

 


…という所で、実はもうちょい関連ネタで、ピー音ではないにせよ、物議を醸した/BANされた系の曲でこれまた自分の好きな作品をもうちょい紹介しようかと思ったのですが、中々に時間の足りない日を送っており、完全に時間切れでした。

そんなわけで、次回も今一度脱線音楽ネタに逸れて(ピー音を含む曲も、もし他に思いついたら、追加で触れてみたい限りです)、その語「ダーティーワードを見てみよう」コーナーに入ろうかと思っています。

(マジでそんな何度ももったいぶるもんでも何でもないんですけどね(笑)。)

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