めちゃくちゃ好きな漫画紹介第三弾は、前回の記事でも既に名前を出させていただいていたのですが、ズバリ、けんさんによる作品です!
けんさんはいくつか別名義でも活動されており、漫画書籍も複数(違う名義で)上梓されていらっしゃるのですが、今現在追っておけば彼の全てをフォローできるのは、「けん」名義の↓と、「犬のかがやき」名義の↓↓のツイッターアカウントかと思われます。
当然僕はけんさんの刊行された作品は全名義の全作品をもってるんですけど…(気に入った作者の作品は、必ず全て入手するオタクの鑑のような存在なのです……といいたいところなんですが、実は単発で雑誌に掲載された作品とかは手に取れていないものもあるので、オタクになりきれない、ただのニワカかもしれません(笑)。でもまぁ、単行本として購入可能な作品は、しっかり全部手に取らせてもろとります、という感じです)、けんさんについては、最早特にどの作品がオススメとかそういうことは超越した存在といえましょう。
どの作品であっても、現代人が失ってしまった大切な何かを僕たちに届けてくれる、本当に宝石のような存在…!
でもまぁあえて1つ取り上げさせていただくと、「犬のかがやき」名義で、来たる3月22日(火曜日)に発売される、「犬のかがやき日記」!
こちらは、ツイッターでほぼ毎日ペースで投稿されているエッセイ日記風創作漫画風おもしろ作品とでもいいますか、そんな宝石のようなけんさんの恐るべき才能が光り輝いている、けんさんの生きた証をまとめた垂涎ものの物体となっています。
漫画の面白さは、もう数字として明確に表れているため(爆発的な大きさのフォロワー数として)、これまた僕なんぞが「これが特にオススメ!このネタの笑いどころはさぁ…」みたいなカスムーブをするのも憚られるぐらいなので、ぜひ「犬のかがやき」アカウントで心行くまでご覧になってみてください。
「そんなことある?」ってぐらい、例外なく全ての投稿が面白いという、「あまりにも面白すぎる……これからは、『おもしろのかがやき』と改名してはいかが?」とすら思えてしまう、圧倒的な世界が待っていることでしょう…。
僕なんかは、もう平成の頃からずっと「けんさんの、このエッセイ日記風創作漫画風おもしろのかがやき作品は、絶対に書籍としてまとめて、世に広めるべきだ」なんて思いながら生き続けてきたわけですけど、この度ようやっとKADOKAWAの方から刊行されるということで、これは本当にめでてぇ、これもう令和になって初めてレベルで起きたいいことじゃない…?と思えるぐらいですね。
そんな「けんさんのかがやき」作品の発売を記念して、今回は改めてけんさんの良さをひたすらに語ってみようかと思います。
~けんさんを知ったのは~
ま、平成の頃にはまだ「犬のかがやき」アカウントは存在していなかったわけですけど(笑)、普通にもうその前からずっと、けんさん名義のアカウントや別の所でも、1枚絵の漫画とか、4コマネタとかは沢山アップしてくださっていたのです。
しかし僕がけんさんを知ったのは、もう5-6年前かな?あぁ、ちょうどおのでらさんのツルの恩が絵師を見た頃とほぼ同時期だったのでちょうどそのぐらいのはずですけど、その頃はまだけんさんは絵メインではなく、普通に日々のつぶやきメインでツイッターを使われていたように見受けられるんですが、その日常の文字ツイートですら、マジで史上一番面白いツイアカと思えるレベルで面白かったですからね。
(ということで、僕が初めてけんさんのツイートを見たのは、漫画ではなく、万単位のいいねがついている面白い文字ツイートだったのです。)
最近はもう、大量の数のフォロワーの方々を抱えられて、どう考えても漫画のアップのみを期待されている形になってしまっているため、呟き系ツイートはほとんどなくなってしまったものの、あれは本当に最高でしたねぇ~(文字ツイ主体だったのは主に前のアカウント時代のことなので、今では辿れないものも多いのが残念ですが…)。
僕は確実にけんさんの面白ツイートの影響を受けていまして、既にこの記事でも何個か当時のけんさんがよく使われていた面白構文を使わせてもろてる感じです。
(他の記事でも、面白い言い回し、頻繁にパクらせてもらっています(笑)。まぁ、二番煎じが面白くなくなるのはこの世の定めなので、けんさんが書いた面白さが消えていることの方が多いんですけどね(笑))
当時、しばしばアップされていたBBQとか料理の写真とかが無駄にクッソ美味そうで(笑)、「やっぱりこういう細やかな器用さが、ツイートなどの人柄にも表れてるね!」と思えたものです。
「河原でモチ焼いてます。来てください」みたいな感じで、どこの河原かすら不明な募集とかもしばしばありましたけど(笑)、いやぁ~、もし近所にいたら、マジで行きたかったぜぇ~。
なお、現在のけんさんのアカウントは、幼稚園の集合写真で写っていたご本人を自ら絵にされたものですが、以前はその写真と、更に中学の卒アル写真なんかをアイコンで交互に使われていたように記憶しているんですけど、僕はやっぱ、中学の卒アルのめっちゃんこいい笑顔の写真が大好きでしたね~。
中学の卒アルの写真がゴミカスの僕からしたら、中学生という多感な時期にあんな屈託ない最高の笑顔を見せられる時点で、人としてもって生まれた純真さが違うな、と感服したものです。
あと、これは今でもたまに登場しますが、ぬいぐるみ好きでいらっしゃるのも「ははーん、やはりな」と思わずにはおれません(いや何がだよ(笑))。
まぁまた後述しますが(というか前回の記事で、森つぶみさんに絡めて、既にその旨は書いていますが)、結局、本当に優しい心の持ち主であることがそういう所からもヒシヒシと伝わってくるというわけです。
当時はまだけんさんのフォロワー数は4桁でしたが(って、それでも十分多いのは、いかに日常のトゥイートが面白かったかの裏返しといえましょう)、あれからその数も2桁増えたということで、けんさんが正しく評価されて本当に良かった、マジで世の中捨てたもんじゃないな、などと思えてやまない限りです。
(もちろん、僕が初めて見たときには、既にオモコロなどで漫画の投稿もされていて、十分、漫画描きとしてももう評価されていたんですけどね。
この短編作品(↓)とかも、けんさんのかなり初期のものだと思いますけど(ご自身が後にリメイクしていたはずですが、個人的にはもうこれでも十分完成しているように感じます)…
omocoro.jp
…うん、いい!
本当に、良い!!
当初、この記事を書く前は他にも色々好きな作品リンクを貼ろうと思っていたのですが(ドラゴンの4コマシリーズとか(笑)。ごく最近再登場して、それなりに昔から見ているファンとしては嬉しかったものです)、最初に書いた通り、最早具体的なあれやこれやをオススメうんぬんは超越している感じなので、気に入った方は間違いなくご自身で単行本含め手に取ってくれると思いますし、あんまりしゃしゃり出るのもやめておきましょう。)
~けんさんとの思い出~
これは自慢なんですけど、実は僕はけんさんと直接やり取りしたことがありまして(…まぁ「直接」って、ネット上の、しかもDMを送っただけなんですけどね)……
どこまで勝手にペラペラ語っていいのか分からないんですけど、まぁけんさんが不利益を被るようなことはないと思うので、勝手にペラペラ語らせていただこうかと思います。
ずーっと前(けんさんを知った割と初期)、僕がけんさんのアカウントを毎日(当時はアカウントすらもたずに)覗いていたある日、ごく一時的に、いきなりけんさんのアカウントが鍵付きになったのです!
「え?鍵アカって、フォローしてないと見れないの?けんさんのツイートが見れなくなるなんて、そんなの絶対おかしいよ!」
…と、このとき初めてアカウントを作り、DMで、「すんません、ファンやらせてもろてる者ですが、けんさんのツイート見れないのは耐え難い苦痛なので、フォロー許可してもらっていっすか?」というメッセージを送ったのです。
まぁ詳しくは触れませんが、その鍵かけの理由は、生粋のエンターテイナーでいらっしゃるけんさんが、みんなに楽しんでもらうためにとツイッターに投稿した写真が、ネット上で無断で勝手にまとめられてあることないことボロクソにいわれていた…という流れ(結果、「傷ついたので、アカウントに鍵かけさせてもらいます」という感じでしたが、マジでけんさんは1ミリも悪くない、酷い出来事でした)だったんですけど、その騒動ですっかり疑心が暗鬼に駆られていたけんさんは、「嘘をつくな」と、常に距離感がバグっている僕のことを、なんと冷やかしのネットカスと思われてしまったのです!
うわマジか、こりゃアカン!…と思った僕は、初めてけんさんのツイートを見て一気にハマった例の文字ツイートを知った経緯(他のオモコロ漫画家さんのRT経由でした)から、オモコロで公開されている作品もとにかく好きで、純粋なファンなんです、ということまで含め早口の長文でまくし立てたら、当然冷やかしではないことはすぐにご理解いただけた感じで、すんなり認めていただけました。
しかし、DMなんて初めて使う機能でしたけど、「うお、けんさんと会話できとるやん」と盛り上がった僕は、あれやこれや長文でメッセージを送り、小一時間色々な話をさせていただき、まぁ自分だけかもしれませんが結構楽しくワイワイと盛り上がったのでした……という、正直「街で芸能人に会ってサインをもらった」レベルのクッソしょうもないエピソードですが(笑)、僕の中では今でも大切な思い出なのです。
もちろん話したことについて事細かには触れませんけど、いくつか質問もさせてもらったりもしたんですが(別名義のアカウントは、本人なのか?的なこととか)、最初の誤解がとけて以降は本当に丁寧で、そしていつもの通り面白く、また謙虚で控えめな、想像通り・想像以上に光り輝いていたのが、実際に話してみた感じたけんさんの印象でした…っていう話ですね。
今でも本当にかけがえのない記憶として残っています。
~けんさんの良さとは?~
結局、前回も全く同じことを書いたんですけど、彼を高いギャグセンス&発想力をもつ男だという点だけで評価すると痛い目を見るぞ、奴の本質は、心根の優しさにあるんだ……と、まるでスラムダンクの他校のライバル評とかでありそうな感じになりますが、まさにそこに尽きるように思えます。
本当に、ここまで中身の芯の部分が温かいものだけでできているような人は、そうそういませんよ。
マジで、全ての投稿作品・つぶやきなどから、それが本当によく伝わってくるのです。
逆に、心が純粋すぎて、余計なお世話(&上から目線)にも程があるんですけど、少し心配になってしまうぐらいかもしれません…。
実際、「みんなで辞めれば怖くない」(最初の漫画画像にも載せさせてもらった、中憲人名義の、けんさんの初めての単行本ですね)で描かれていた話が、少なからずけんさんの実際の経験を元にしているのであれば(というか、当時のツイートなどを鑑みるに、多少はそう読み取れるんですけど…(もちろん、漫画の方は多くが脚色込みなのはいうまでもありませんが))、やっぱりここまで優しい人は、今の時代、社会に揉まれて生きることには、ちょっと向いてらっしゃらないのかもしれないな……と思えるのが正直な所といえてしまいます。
これは、現代社会で生きにくく感じられることをバカにしたり、そういう方を下に見たりとかでは一切なく、むしろこういう人を弾いてしまう社会の方が、マジで絶対に間違ってるから……と思えてやまないの一言です。
その辺の多少の不器用さも含め、もし自分が女性だったら、僕はけんさんみたいな人…というかけんさんと結婚したかったと断言できるぐらいですもんね。
けんさん、俺、悔しいよ…。
自分が男に産まれてしまったばかりに、けんさんと添い遂げることができないだなんて…。
…って、流石にけんさんと添い遂げるために女になりたかった、は言い過ぎかもですが(笑)、もし女性に生まれて、もうちょい釣り合いの取れる年齢差で、近い距離に住んでおり、けんさんに特定のお相手がもしいらっしゃらない上に自分のようなタイプでも受け入れてもらえそうかな、という感触が得られたのであれば(結構条件多いな(笑))、僕は多分、結構本気でアタックしていただろうな、と思えます。
自分は、この人の才能を真っ直ぐかがやかせてあげるためにこの世に生を受けたに違いない、絶対にこの才能を潰してはならない……と思えるぐらいに、僕はけんさんの才&人柄(勝手に作品から感じ取ってる人柄ですが(笑))に惚れている、という感じですね。
けんさんが社会で潰されなくて、本当に良かったの一言です。
…ということで、今回はひたすらにけんさんのことを讃えさせていただきました。
「彼のような人間になりたい」はまぁ言い過ぎといいますか、僕は自分のことも結構好きなのでそれはまぁ少し違って、「憧れ」とか、「尊敬」とかも少し違うな…って気がするんですけど、あぁ、「見習いたい」この言葉に尽きるかもしれませんね!
とにかく、心根の優しさには自信のある僕でも、けんさんのように真っ直ぐピュアな目で世界を見るレベルには至れていないので、人間や動物を真っ直ぐ愛しているその姿勢を本当に少しでも見習いたいな、それが一番近い感覚かもですね。
…って、ノリノリで長文を書いちゃいましたが、冷静に考えると、ちょうどこないだこの記事で自ら触れていたみたいに、「大谷選手に自分の理想を重ねて勝手に語ってる厄介ファン」みたいな構図に、まさに自分がなっちゃってるかもですね(笑)。
まぁでも、今回のは、理想を押し付けているわけではなく、「僕はけんさんの作品とかを見てこう感じた」という感想を語っているだけですし(って、それがまさしく、まぁヤフコメの理想押し付けマンと一緒の構図ですかね(笑))、一応、本人が目にしても嬉しいと思ってもらえる内容ではないかと思っているので(って、これも結局同じか(笑))、独りよがりな応援メッセージになっていないことを願うばかりです。