転がる姉弟で笑い転げよう

f:id:hit-us_con-cats:20220311115306p:plain

今回の大好きな漫画紹介は、現在連載中の作品から……森つぶみさんの『転がる姉弟』です!

f:id:hit-us_con-cats:20220311115353p:plain

「転がる姉弟」1巻表紙より

なんと、本日3月11日に、ちょうど最新話が更新されたばかり!(まぁ、実はあえてそのタイミングで取り上げさせてもらったんですけどね(笑))

コミプレ・ふらっとヒーローズにて、第18話が配信中です!

viewer.heros-web.com

いやぁ~、毎月楽しみにさせてもらってるわけですが、今回も大変素晴らしいお手前でございました…!

(…って、最新話の具体的な感想もまじえて書こうと思いながら、漠然とした感想だけまず用意していたんですけど、なんと、更新は11日に日付が変わった瞬間どころか午前中ですらなく、お昼になってからのようでして、ブログ投稿時点では、実はまだ配信前で読めていません…。
 でもまぁ、素晴らしいお手前であることは確定しているので、「もう読まなくても分かる、この作品は間違いなく最高なのです」ということを主張できて、むしろちょうど良かったかもしれないですね(笑)。
 この記事投稿後、配信され次第、また追って簡単に最新話の感想も最後に追記しておこうかな、と思います。……いや、いつか無料公開でもなくなるし、逆に個別エピソードの感想には、あんまり触れない方がいいかな…?)

(☆追記:18話、今回も最高!…の一言でした。情報量ゼロの感想で恐縮ですが(笑)、もう下で色々と語りすぎてしまったので…)


ちなみに、こう見えて僕も中々忙しく(※)、最近は最大の趣味である漫画(読む専ですが)もほとんど追えていない&中々読めていない状態が続いていまして、大量の積ん読作品が発生している感じなのですが……
(とにかく待ち遠しかった大奥ですら、購入から1年近く、今年になってようやく最終巻まで目を通せた体たらくです)
…転がる姉弟だけは、必ず読ませてもらうようにしています。

(※「いや、こんな長文ブログを毎日書いてて忙しいとか、そんなことあり得るかよ(笑)」と思われるかもしれませんが、まぁこれでも無理やり時間をひねくり出している感じなので、あり得るってことにしておいてください(笑)。
…というかまぁ、無駄に長々と長文記事を書いているせいで、余暇時間が削られているともいえる感じかもですね。)

 

…と、そんな僕の余暇事情とかいうクッソどうでもいい話はともかく、その転がる姉弟ですが、配信元のコミプレでは、2話まで無料で公開されています。

この2話だけでこの作品の良さが完璧に分かるぐらいに既にもう素晴らしいので、ご存知ない方はぜひご覧になってって下さいよ…!

viewer.heros-web.com

以下、2話までは読んでいただけたことを踏まえての、僕の感想を書かせてもらおうかなと思います。

(別にネタバレって程の話は書いてないですが、やっぱり何も情報がないまっさらな状態で作品をご覧いただくのが一番なので、まずは実際の漫画をご覧になっていただきたい限りです。)


---以下、少しネタバレを含む感想---

…いや最初見たときはね、私の大っ嫌いなタイプのガキんちょじゃないかと思ったの。「あ、これヤだな」と思ってたら、どんどん好きんなっちゃって!本当はもう私の中では最初82, 3点だったのが、グワァ~っと上がって大好きになって、それがあの、100点という評価で、だから、この先がものすごい楽しみです。


…という、「M-1志らくさんかよ」と思える感じというか、まぁ普通に2019年のぺこぱ評の丸パクリなんですけど(笑)、まさにこんな感じの感想だったのでした。


まず、主人公である「みなとお姉ちゃん」が、すこぶる魅力的なのです。

まぁ、素直で明るいだけの何の変哲もない普通の女の子なんですけど、素直で明るい女の子なんて、魅力しかねぇだろ、ってなもんですからね、男性読者はかくもチョロイわけです(笑)。

もう名前からしていいですからね…「宇佐美みなと」って、響きからして完璧じゃあありませんか。

ちなみに、みなと姉ちゃんがうさみみのスマホケースを使っていること(「うさみみなと」だけにな!)、僕だけは見逃していませんよ!(いや割と普通に誰でも気付くだろ(笑))


なお、弟の光志郎少年は第1話・初対面で、みなと姉ちゃんに対して、自分の想像とは違うやや期待外れな感じだったことから大きな溜め息をつくんですけど、まったくもって、

「おっま……何が不満なんだ!!じゃあ僕と変われよ(笑)」

…としか思えない感じで、「ガキが舐めやがって…」とまではまぁ思いませんけど(笑)、

「いや『みなと→コウシロウ』のガッカリ感は分かるけどよ、『コウシロ→みなと』の方は、それちょっとおかしくねぇ?」

…と思えなくもない、この作品のたった1つ・唯一の不満点・疑問点かもしれませんね(笑)(もちろん冗談ですが(笑))。

ま、小学生なんぞには、みなと姉ちゃんの魅力は分かんねんすよ、ということで、むしろこれは実際逆にリアルといいますか、ここから物語が大きく始まるわけですから、そんな不満はあくまで冗談であり、最高の姉弟コンビがここに爆誕した、ってなもんなわけですね…!


一方、その問題児のコウシロウ坊ですが、「進化したら永沢君になりそうなヘッドしやがってからに…」と思わずにはおれないksgkではあるんですけど(笑)、実はこのコウシロ少年、ちゃんと読んでやれば、

「この坊主…無論まだまだ小学生なれど、言ってることやってることは、どれも一本しっかりと筋が通っておる。この小僧……将来大物となり、我が国の脅威となるかもしれまいて…」(いやお前は誰だよ(笑))

…と、最初に志らく節で書いていた通り、読み進めるほどに不思議な魅力を感じる、ナイス坊やだったのです…!


いやぁ~、こればっかりは、見た目の印象はぶっちゃけ最悪ですし(笑)、光志郎くんの本当のいい所をもっともっと見てもらうべく、ぜひとも単行本をお手に取っていただきたく思えてなりません。

(第3巻は、来週火曜日、3月15日発売予定!とのこと!!オススメです!!)

 

作品全体の感想としては、まず、作者の森つぶみさんは、1話に必ず1つは見せ場を作るよう、しっかりと心がけてらっしゃるように見受けられますねぇ~。

なので、単体で読んでも確実に面白いし、もちろん続けて読んでも飽きずに何度でも楽しめる、読み応え抜群の素晴らしい物語になってるんですよね。


本当に全てのエピソードが、1つの例外もなく面白くてお気に入りなんですけど、特に1つ挙げるとすれば、僕は6話の「ショウちゃん」がめちゃくちゃ好きでして、まぁ中身に具体的に触れるのは避けますが…

(あ、でも、作者の森つぶみさんが、一部シーンですが公開されていましたね!こんな素晴らしい雰囲気です↓)

…どうなるのかな、途中の悩むシーンとか、自分は男だけどその乙女心クッソ分かるぜ…!

…などとドキドキワクワクさせてもらいながら、最大の見せ場・クライマックスで、キター!

いやぁ、僕なんかはあまりの嬉しさに、見ていたモニターをワッショイワッショイと胴上げするだけでは飽き足らず、その見せ場シーンを何度も読み返しては夜中一人でニヤニヤし、果ては辛抱たまらなくなった結果その場面が表示されたモニターを抱きかかえながら「ぐおぉ~っ!てえてぇ~!!」と部屋の中を身悶えながらゴロゴロ床を転がり続けたことも、もう片手では数え足りないぐらいありますもんね……(って、それはちょっと盛ってますけど(笑))

……はっ!

「転がる姉弟」というタイトルは、そういうことだったのか!

あまりの尊さ面白さに、悶絶した自分が床をゴロンゴロンと転がらずにはおれない…そういうことだったんですね…!!(そんなわけあるかよ(笑))。


…って、結局またちょっと無料公開部分以外の話にも触れちゃいましたが(そこまで期待感煽りすぎると逆効果になりそうで申し訳ないですけど、まぁ普通に爽やかな高校生男女のやり取り、って感じですね(笑))、みなと姉ちゃんとショウちゃんの関係は、マジでいいぞ…!

僕なんか、彼らの絡むエピソードを見るたびに、ノスタル爺になっちゃってますもんね。


(参考:藤子Fさんの大傑作・ノスタル爺↓)

f:id:hit-us_con-cats:20220311120853p:plain

https://n-styles.com/main/archives/2021/02/12-233000.phpより

いやぁ、自分がこの年にしてもうノスタル爺になるなんて思いもしませんでしたよ、ハハハ!

 

それにしても、この「転がる姉弟」という作品は、なぜこんなにも心地良いのでしょうか…?

ギャグセンス・セリフの掛け合いのレベルも非常に高く、単純に面白いこと、それから今触れていた甘酸っぱい青春模様なんかも悶絶級なこと、他にも、いい場面泣かせる場面の見せ方がとても上手いこと…などなど、良い点を並べれば枚挙に暇がありませんが、僕はそういうテクニカルな部分より、もっと別のポイントがあるのではないかと睨んでいます。

それは、作者・森つぶみさんの、心の根っ子・真ん中の部分が、本っ当~に優しく温かいもので満たされていること……つまり、森つぶみさんの人間性に尽きるといいますか、その優しい心が漫画として形になって溢れているから、読んでいてとても温かい気持ちになれる・読者に温かさが伝わってくる……そう思えてやみません。


何で漫画を読んだだけで作者の人間性まで分かるのか、ですって…?

それはまぁ、具体的に「どこが」と言葉にはできないというか、そう感じる理由は正直ハッキリとは分からないんですけど、でも、分かるのです。

紡ぎ出された言葉・絵・作品から、それはやっぱり伝わってくるんですよ。


普通に「転がる姉弟」を読んだだけでも明らかに分かるぐらいでしたが、森つぶみさんが運営されていらっしゃるブログ的なnoteの方にも、いくつか短編漫画をアップされていらっしゃるんですけど……

note.com
こちらにある、しっかり見せ場を作る必要のある商業作品ではない、ご厚意でアップしていただけているちょっとした短編作品なんかからも、そういった心の優しさみたいなものが本当にヒシヒシと伝わってくるぐらいです。

もし先にこちらの短編作品を見ていても、僕は必ず森つぶみさんの全作品を手にしていたことでしょう。


…なぜ作者の人柄まで伝わってくる気がするかというと、(隙あらば自語りで申し訳ないですけど)それは多分、ちょうど自分も同じタイプの人間だからなのかもしれません。

僕も別にどの漫画を読んでも作者の人となりが分かるなんてことは全然ないですけど、(マジで「自分でいうかよ」って話なんですが(笑))心の根っ子が優しい人の表現や言葉とかは、それを見ただけでもう伝わってくる何かがあるんですよね。

波長が合うといいますか、本当に心に響くのです。

 

ちなみに、もう一人、全く同じことを感じる現在絶賛人気爆発中の漫画家の方がいらっしゃいまして、それが、ツイッターでほぼ毎日漫画を更新されている上、「ふらっとヒーローズ」の兄弟誌・「わいるどヒーローズ」で「とくにある日々」という作品を連載されている、けんさんという方なんですけど、森つぶみさんも明らかにけんさんの大ファンでいらっしゃるように見受けられて、僕なんかは、たまに森さんがけんさんのツイートをRTされていると、とてもホッコリしてしまいます。


…ってまぁ、その辺の話、そんなの自分が勝手に思ってるだけの、何の根拠もない与太話かもしれず、「『波長が合う』とか、それ思ってるのお前の方だけだよ(笑)」って話かもしれないんですけどね(笑)。

ただ、ツイッターの投稿から、結構高い確率で森つぶみさんご本人にこの記事をお読みいただけるのではないかと勝手に思っているのですが…

(「え?作者に向けて、偉そうに上から目線であーだこーだレビューしてたの?キモすぎ、これもうモンファン(モンスター・ファン)でしょ(笑)」と思われるかもしれませんが、それはまぁ実際そうかもしれないので、恐縮の限りです…)

…とにかくもしご本人が目にされることがあったとしましたら、どうしてもお伝えしたかったことしては、「面白いです!」「楽しみにしてます!」といった、嬉しい反面、下手したら逆にプレッシャーにもなりかねない月並みなことではなく、「ちゃんと伝わっていますよ」ということ、この1点に尽きます。

不特定多数に向けて商業作品を発表するなんて素人には想像もつかないとんでもない苦しみで、色々悩まれることもきっと多いのではないかと思いますが、間違いなく気持ちは伝わっていますから、どうか安心して、思うように作品をお作りくださいませ…(…って、結局何か偉そうな上から目線の物言いで、どうも書いてて本当に伝えたい所が自分でもピンと来てないのですが…)という感じですね。

(多分、「面白い」だけでは届かない部分もあると思うので、より深く、「ちゃんと、森さんの温かい心が紙面から伝わってきています」という言葉を届けたかった、みたいな感じですかね。)

 

あ、最後触れ忘れていた点として、最初の漫画画像にも貼り付けさせてもらいましたが、僕は、森つぶみさんの作品は全て保有済み&読了済みです。

実は、森つぶみさんの作品を知ったのがちょうど6話の「ショウちゃん」が公開されたときでして(なので、これだけ偉そうにペラペラ語っておきながら、僕は圧倒的に森つぶみさんニワカ勢・新参・Newbieなんですけどね(笑)。6話が一番印象的なのは、そのタイミングがあったのかもしれません)、読み終えたら、まさに↓のポルナレフ状態になっていたのでした…

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

『「転がる姉弟」を読み終えたと思ったら、いつのまにか「月曜から金曜の男子高校生」「たべざかりの山本さん!」がMY本棚に追加されていた』


催眠術だとか超スピードだとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

「もっと読みたい!」という強い気持ちが 自分を突き動かした結果なんだぜ…

f:id:hit-us_con-cats:20220311115449p:plain

「月曜から金曜の男子高校生」1巻表紙より

「月曜から~」が森つぶみさんの商業連載第一作だと思いますが、最初から既に絵も話も完成されていてビックリしたぐらいに、これも素晴らしい出来でしたねぇ~。

f:id:hit-us_con-cats:20220311115530p:plain

「たべざかりの山本さん!」表紙より

「たべざかり~」も、森さん一番の得意分野と思われる「女子高生の日常のおもろい掛け合い」が繰り広げられる最高の作品で、最高でした(もっと読みたい!たった1冊なのが惜しい!!…って感じですね…!)。


両作品とも、お手に取る価値が十分あるとてもいい作品・オススメ作品ですけど、やはり現連載作品の「転がる姉弟」はそこから更に、確実にレベルアップされているように感じます。

これからも、森つぶみさんの心が映し出されたような珠玉の物語に触れられること、楽しみにしております。
(…って、結局自分も月並みな感想で終わってしまった(笑)。)


…ということで、相変わらずかなり長くなってしまいましたが、僕は「転がる姉弟」をはじめ、森つぶみさんの全作品、ならびに森つぶみさんご自身を愛してやまない(いやだから最後のはおかしいだろ(笑))というお話でした。

次回は、ちょうど先ほどお話に挙げさせていただいたこともあるので、けんさんの作品をオススメさせていただこうかなぁ、と思っています。

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村