他の暴言ランキングも見てみると…?

前回、40語ものダーティーワードを挙げてくれていた記事を紹介させていただいていましたが、そちらはイギリス英語に関する記事だったこともあり、意外と知らない単語も目立ちました。


正直別にアメリカ英語の罵倒語が知りたいというわけでもそんなにないわけですけれども、少なくとも国によるダーディー度の違いはあるのかどうか、今回はアメリカ英語に関する記事をチェケラッチョさせていただきましょう。

 

実はそもそも英米の違いを意識して検索していたわけではなく、最初にヒットして目にしたのが前回見ていたのと今回見るこちらの2記事だったのですが、たまたま2つ目のこちら(↓)はアメリカ英語のswear words=暴言をまとめてくれていた感じですね。

 

www.indy100.com

今回のこちらは、似顔絵イラスト付きで紹介されていた、Breanna Robinsonさんという黒人女性の方が執筆された記事で、前回見ていた40語記事のブリティッシュジョークというか何かよく分かんないノリの説明(参考にさせてもらっておいて酷い言いようですが(笑))とは違い、大変分かりやすい各語の解説がついていたため、9語のみのセレクションということもあり、説明の部分も引用紹介させていただこうと思います。

 

サンキュー、ブレアナさん!

 

(一応全文ではなく、単語解説部のみの一部引用ですね。それでも記事のほとんどですが…。)

 

こちらは下位からではなく、上位からの昇順になるようです。早速参りましょう。

 

1) C**t(カント)

最悪中の最悪、刃物で空気を切り裂くかのような言葉:「C-word」です。そう、この記事ではアスタリスク(=「*」記号)を沢山使うことになりますが、何を言っているかはお分かりいただけることでしょう。性差別的な侮蔑が込められており、会話やTVで使われると、本当にショックを受ける言葉です。

 

2) Motherf*****(マザーファッカー)

That is one “bad motherf*****”(あれ、マジファッキンやばすぎるね)のように、他の人が大変優れていることを表現するために使う人もいますが、それでも、乱暴で汚らわしい呪いの言葉であることは間違いないので、避けるべきでしょう―特にお母さんがいる前ではそうだと言えますが、理由は明白ですね。

 

3) F**k(ファック)

これは恐らく、英語という言語の中で、最も認知度の高い暴言の一つだと言えましょう。性的な表現として使われることもあれば、ショッキングなことを表す感嘆詞として使われることもあり、さらには、相手を侮辱するために「you」の前に付けることもあります。ある怪しげな出典の物語によると、この言葉は、実際には以下のフレーズの短縮版であるとも言われているようですよ:「fornication under the consent of the king(王の同意のもとでの姦淫)」。

 

4) B***h(ビッチ)

この呪いの言葉は、一般的に雌犬を表現するために使われていました。また、「she's a cold-hearted b****(あの子は冷淡なクソアマだね)」のように、意地悪な人を表現するのにも使われます。明るい方の用法では、b****は互いを敬う言葉として使われることもあり、カッコいい女の子を表現することもあります。例えば、「wow, she's a bad b****.(うお、あの子ゲボクソいかしてんじゃん)」 といった具合です。

でも、この言葉で呼ばれたくないという人もまだ多いので、あんまり真に受けないでくださいね。

 

5) S**t(シット)

大便を意味する言葉ですが、例えば大切なメールを送り忘れてしまったときなど、人生で起こった予期せぬことを表現する場合にも使われます。また、コップを床に落としてしまったり、足を踏み外してしまった後にも言うことがあるでしょう。多くの人が経験したことがあるはずです。形容詞として使われることもあるぐらいですね。

 

6) B*****d(バスタード)

この呪いの言葉は、かつて広く婚外子を意味していました。今は、あなたを怒らせたり、苛立たせたりした相手に対して使われることが多いようです。

 

7) Pussy

アスタリスクのない最初の単語が出てきましたね―でも、文脈次第です。もしペットの猫を表現しているのなら?どうぞどうぞ、ぜひ使ってください、可愛いですね。しかし、これはもちろん、女性器を表す下品な言葉でもありますし、あるいは別の場面では、侮辱度は低いものの、誰かを臆病者と決めつけるための刺々しい表現でもあります。この言葉も性差別の塊のような言葉なので、以下の2つの言葉よりも不快と評価される傾向にあります。

 

8) Ass

これは日常会話でとてもよく使われている言葉です。誰かがass(おケツ)のように振る舞うこともあれば、エアロバイクでassを鍛えていることもあるかもしれませんね。いずれにせよ、この言葉は、上記の最悪な言葉の持っているパンチ力の、ほんの一部が込められている程度に過ぎません。でもやっぱり呪いの言葉ですから、おばあちゃんの周りなんかで言い始めることはないようにしましょうね。

 

9) Damn

最後になりましたがこれも上に劣らず重要なもので、ちょっとショッキングだったり不可解であったりすることを目にした際、日常的によく使われるカジュアルワードの一つになります。この言葉は、アメリカで使われているものの中ではそこまできつい類の悪口ではありませんし、また、通常は自分に対して言うもので、他人に危害を加えるような言葉ではありません。

 

執筆者であるブレアナさんの人柄の良さ・真面目さが伝わってくる、分かりやすくて素晴らしい解説でしたね。


まず全体的な点から見ていくと、結局の所今回も前回と同様、「Cワード」が堂々の、断トツで穢らわしすぎて場が凍りつく言葉No. 1であることには間違いないようです。


一方、前回2位だったWankerは見当たりませんでしたが、これはやはりどちらかといえばイギリスでより使われがちな言葉で、アメリカではそこまでメジャーではないのかもしれません。


続いて3位以降にはファッキン兄弟がいて、ビッチにシットにバスタードに…と、おなじみの似たような顔ぶれが並んでおり、その後プッシー・アスの下半身ネタが来て、最後は「ダム」でした。


前回のランキングではかなり下位にいたため、「『Damn』はやっぱり、そんなに口汚い言葉でもなさそうですね」などと書いていましたけれども、一応、わずか9語の中に選ばれるぐらい、それなりに暴言レベルは高いといえる言葉ではある感じでしたか。

とはいえ、「そこまできつい感じではないけど…」というお墨付きもありましたね。

 

この「damn」という単語、個人的には、ちょうどこの記事(↓)でも触れていましたが…

con-cats.hatenablog.com

こちらへ来て一番最初に仲良くしていた、実は母親が日本人だった学生(ちょうど、ヌートバー選手みたいな感じですね)がニコニコしながら吐き捨てるように言った「ダメッ! (Damn it!)」がとても印象的ですし、他にも、その同じ研究室にその後入ってきた台湾人の学生の子(僕は既に別のラボに異動していたので被ってはいませんが、元いたラボという縁もあってかなり仲良くしていました)が、この子も割と口癖的な感じでショックなことや軽い失敗があると笑いながら「デェ~!」としばしば言っていたので、2人ともとても優秀で真面目な子でしたから、ちょうど前回も書いていた通り、この単語は本当に全くネガティブな印象がなく、むしろ明るくポジティブなイメージしかない、swear wordとはいっても決して暴言とは思えない、むしろお茶目な可愛い表現に思える次第です。


(ちなみにその台湾人の子は、あぁどこかで書いたと思ったらここで書いていましたが(↓)…

con-cats.hatenablog.com
…結婚式に誘われたので、割と遠出をして(相手の方は別の大学に通っている学生で、式はそちらで挙げたため)結婚式にまで参加した子ですね。

 非常にしばしば買い物とかにも誘ってくれましたし、事あるごとに質問してくる・雑談しにくるなど「この子、自分に気があるのでは…?」とか正直思っていましたが、普通に離れた大学に結婚するボーイフレンドがいたという、単なる自分の勘違いでした(笑)。

 まぁ幸い僕からモーションかけるとかはなかったですけど、逆に、「いや、結婚決めてる相手がいて、色んな所に2人で出かけるとか、それありなの?まぁ自分は紳士だから絶対に変なことにはならないけどさ……。ま、完全に信用されているということで、自分にとっては喜ばしいことなのかな…?」などと、自分に都合よく、しょうもないことも考えていた感じです(笑))

 

話が逸れましたが、元記事に戻ると、解説の中に「『bad マザーファッカー』や『bad ビッチ』という表現が、ポジティブな意味で使われ得る」という話がありましたけど、これは大変面白いですね。

ネガティブとネガティブを掛け合わせてポジティブになるといいますか、まぁこれは日本語でも「あの人、マジやばすぎて死ぬ」「待って、あれはズルすぎるでしょ!はぁ~、ヤバみの極みでしんどい…」とか、極端にネガティブな表現を使うことで極端にポジティブな感情を表すのは普通にあることで、英語でも似たような感じだといえる形でしょうか。

 

一方、気になっていた「Nワード」の方は、やはりこちらでもランクインしていませんでした。

…とはいえ、記事をよく読んだら「明らかに、人種や同性愛に対しての中傷は、どんな呪いの言葉よりも不快であり、決して許されるものではありません…」という文もありましたし、そちらは最早殿堂入りで触れるまでもないものなのかもしれませんね。

 

しかし、もう1つだけ開いて見ていた暴言ランキング記事では、こちらも改めてイギリス英語のまとめになりますけど……

www.theguardian.com

表の形でまとめられており、テキストの表を引用しようかと思いましたが、こんなダーティーワードを何度も文字で起こすのもアレですし、ちょうど他に画像もなかったので、アイキャッチ用を兼ねて、スクショ画像として貼っておくことにしましたが……

上記ザ・ガーディアンの記事より

この記事は「Swearing and offensive language(暴言・侮辱語)」というタイトルですけど、こちらではNワードがランクインしている感じですね!

やはり、「swear word」「offensive word」という区分でも、Nワードは含まれていると考えていいように思えます。


しかし、ここでも何と、Nワードは例の4強の下!!


…うーん、ファックよりNワードの侮辱度が下とか、正直到底考えられないけど……と思えたものの、これはよく見たら2000年の順位であり、同じく併記されていた98年の順位からの上がりっぷりを鑑みると、単純計算で2002年にはもうトップに来ているであろうことが予想できますから(まぁそんな単純計算ではないかもしれないものの(笑))、これはやはりちょっと古いデータであり、今はもう、断トツで差別系の言葉が完全なるタブー扱いといえるのではないか……というのはやはり、そう大きく外れていない気がします。


なお、イギリス英語だけあり、この表にも前回見ていたワードが続々並んでいましたけれども、少し下の方に「Paki」というのがあり、これは何かと思ったら、こちらはイギリスに移住したパキスタン人を指す蔑称だそうで(僕は政治に疎いので、なぜ地理的にそんなに近いわけでもないパキスタンだけ名指しなのか謎ですが)、Nワード同様、酷い差別語であり、これも今なら間違いなく最上位(実際Nワード同様、年の経過と共に大きく順位を上げています)…というか殿堂入り間違いない侮辱表現であり、こんなのは正直知らない方がいいといえる類の言葉ですね。


やはり、差別用語の扱いは少しずつ厳しくなっており、これはとても良い方向ではないかと思えてなりません。

 

…といった所で、表にはまだ前回出てこなかった語がいくつかありましたが、まぁ愉快な表現ではないですし、時間もなくなってしまったことから、ちょっと古いデータの、しかも下位の方に位置するあまり目立たない単語ということで、他はスキップさせていただきましょう。


一連のダーティーワードネタもようやく一段落……と思ったら、そういえば個人的に「ビッチ」で気になった話が1つだけあったため、次回、ダーディーシリーズラストとして、それを見てみようかなと思います(全く大したことのない話ですが)。

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