コメ返信や補足その1-34:これがピッタリだね!

続いてまたご質問コメントに触れていこうと思いますが、今回はまず前々回の記事にいただいていたものから……と思っていたものの、ちょうどそちらに、少し前の記事にいただいていたコメントと重なる部分がありました。

もう順番がしっちゃかめっちゃかにも程がありますけど、まずはその、「郵便局と銀行、どちら?」という質問に対してどう答えるか?…について触れていた↓の記事へのコメから見て参りましょう。

con-cats.hatenablog.com
例によって各コメントはアンさんからいただいたものになります。

いつも本当に大変丁寧で温かいメッセージ、感謝の限りにございます。

 

郵便局の質問ですが、例えば、「両替したい」とか、「切手を買いたい」とか、その程度の感じで言われた場合を想定していました。

そこら辺には銀行か郵便局しか選択肢がないような状況で、どっちがいいかな?と聞かれているようなニュアンス、っていう受け取り方ですね。(はっきりどっちがいいか?とは言ってない)


で、「The post office should be better.(郵便局の方がいいはず)」ですが、銀行と比べない場合は「It should be.」の「多分そう」と同じように、「The post office should be.」でもいいっていうことなんですか?(やっぱりイマイチbeで終わる感覚がわからない)

個人的には、「You should go to the post office.」とか「You should buy stamps at the post office.」と言いたいんですけど…

「郵便局で買うといいよ!」くらいのニュアンスで言いたい時にyouを主語にすると、やっぱり偉そうな感じになりますか?(I thinkはつけるとしても)

I recommend the post office.(郵便局がオススメ)」は私でも使えそうですが、、切手を買いたいとだけ言われた場合は、郵便局に行くといいよ、とか、買うといいよ、とかの動詞はやっぱり必要ですか?

まぁ、いろいろ教えていただいても、結局実践になると、伝わればいいや、となることの方が多いんですけどね笑

(このケースは、やっぱりshouldよりcanかなぁ?っていう気がしますね、なんとなくですけど。)


⇒またこちらも追って触れようと思っていたわけですが、まさにこないだ(前々回)の記事(↓)で、ちょうど関連事項に触れていた感じですね。

con-cats.hatenablog.com

とりあえずこちらへのコメントの該当部分を抜粋し、その後に改めて先のご質問もまとめて見ていきましょう。

 

まず、「may want to」は使ったこともないですけど、「may/might want to~」=「~するべきである、した方が良い」という助言・提案ということなら、こないだの「郵便局で買うといいよ!』も「You  might want to buy stamps at the post office.」って感じで、わりとちゃんと丁寧に言えてますかね??

ちなみに、mightで過去の意味になって「買えば良かった」とはならない感じですか?

もしかして、これも雰囲気(文脈で判断?)だったりするのかな…? 

 

⇒こちらがまさに結論ともいえるのでこちらのコメントから触れてみますと、自分が使うことはほとんどないので元々の記事を書いていたときはパッと浮かんで来なかったんですけど、丁寧な感じで「郵便局で買うのがいいかもしれないよ」というアドバイスをするのに、このmay want toほど打ってつけな表現はなかったですね!


まさしくとても丁寧な物言いで、押し付けがましくもなく、でもちゃんと自分のアドバイスはしっかり伝えることができているということで、これがドンピシャでバッチリな言い回しではないかと思われます。

日本人的には凝った表現にも思えますが、英語ネイティブ的には別に全く珍しい表現でもないですし、「何かいきなり凝った言い回ししてきたけど、他の表現は貧弱だし、変な感じだなぁ」なんてことを思われるこたぁないはずですから、覚えておいて損はないように思います。

まぁ僕はちょっと長いので自分では使いませんけど(笑)(って、「メイワナ」みたいに言えば、普通に短いフレーズとはいえるかもですけどね)、職場へ提出するような公式書類で教授が書いていた表現だったように(書かれたのは僕でしたが(笑))、フォーマルな場でも(もちろんカジュアルな場でも)使える、とてもしっかりして洗練された良い表現だといえましょう。

 

後半の、「過去の意味になって『買えば良かった』(あるいは『買いたいかもしれなかった』の方が直訳的には自然でしょうか)とはならないのか?」という点は、この使われ方においては、絶っっ対になりません

これは最早イディオムみたいなものですから、例えば「この仕事は朝飯前だね」という日本語の慣用句を聞いたとしても、「朝ごはんを食べる前にやる仕事なのかな?」なんて思うことは絶対になく、「簡単な仕事」という意味になるのとちょうど同じ感じで、「You might want to...」は、確定で「とても丁寧な提案・助言」の意味にしかならないわけですね。

心配せずに使って全く問題ないと思われます。

(とはいえ、相手が非ネイティブだと、ちょうど僕が初めて見たときのように、「?」と思われる可能性も無きにしも非ずですが、まぁ英語で話しかけてくるような人なら、多分ほぼ間違いなく知っているレベルといえましょう。)

(じゃあ逆に、「買いたいかもしれなかった」って言いたい場合はどうすんのさ?…とも思えますが、これは正直文脈的におかしいからそんなことを言いたい場面は存在しない(だからこそ、イディオム的な意味に確定する)ともいえるわけですけど、まぁ一応あえて言いたいなら、「I guess you wanted to buy~(~を買いたかったんじゃないかと思うけど…)」とか、これも別の表現を使って表すしかない話かなと思います。)

 

続いてコメント前半の方に戻りますと……まず、「どっちがいいか?と直接的に選択肢を挙げて聞かれたわけではないけど」という点は、まぁでもその場合でも、挙げていた返答例や、もちろんYou might want to~なんかでも全く問題ない気がしますね。


その次の、「『The post office should be.』でもいいっていうことなんですか?」という部分は、これはまぁダメってわけではないと思いますが、特に郵便局と何かを選択肢に挙げて「どっちがいい?」って聞かれたわけでもないのにいきなりこの答だと、何となく「Post office should be...what?」と、「郵便局が、どういうはずなの?」と問いかけたくなってしまう感じかもしれませんね。

もちろん「The post office should be a good choice.(郵便局がいいはずだよ)」とか「The post office should be the place to go.(郵便局がぴったりの場所(行くのに相応しい場所)といえるだろうね)」とかの略なのは明らかですし、別に問い詰められず普通に通じることも十分あるかとは思いますが、何て言うんでしょうね、「主語が具体的だった割に、それがどうなのかの説明は、なんもないんかーい!(笑)」みたいな、そんなアンバランスな気も何となくしてしまう表現に思える、って感じでしょうか。


ちょうどこれに関して、「It should be.」という言い方について、「Itもbeも何を指しているのかがよく分からない」というご質問を、このコメントのみならず他の場面でも何度かいただいていたはずで、そちらはいずれまた触れようと思いつつ放置のままだった気もしますが、ちょうど今の話と関連しているので、触れるいいチャンスですね。

これもまさにムードの極みとでも言いますか、日本語でいえばちょうど「そらそうよ」みたいに、「そら」や「そう」は別に何を指してるってわけでもなく(まぁ直前の話を指しているとはいえますけど)、反射的・切り返し的に軽く「そのはず」「それはそう」「だろうね」みたいなニュアンスで言ってるだけの……これも何て言うんでしょうね、決まり文句って程ではないですけど、暗黙の内にお互い何を指しているかが明らか過ぎる状態で、「せやろね」感覚で使われるものともいえますから、Itが何を指しているのか、beには何が続いてるのか?…とかはもう、「考えるな、感じろ」で乗り切るのがベストといえるかもしれません(笑)。


もちろんあえて書けば、「Your description should be correct.(あなたの記述は正しいはず)」とか「What you mentioned should be OK.(君の言った通りでOKだと思うぜ)」とかみたいな感じを簡略化しての「It should be.」ともいえますけど、結局、主語と動詞がないといけない英語という言語にあって、やっぱりみんないちいち主語動詞を言及するのも面倒くさいことはあるでしょうから、どうでもいい主語Itにどうでもいい動詞beをつないだだけで、「そりゃそうっしょ」みたく適当に返事を返したいことも恐らくあって、そういう場合にしばしば目(耳)にする表現だ、とでも思っておけばいいような気がします。

(下手したら「Should be.」だけすらありますし(面倒くさがりな僕もよく使います)、あぁ、似たような感じで「May be.」なんかは、もうあまりにもよく使われるので、こいつは「多分ね」という意味の「Maybe」という独立した単語になった…なんて歴史というか流れもあるのかもしれませんね(今適当に思っただけなので、ないのかもしれませんが(笑)。)

 

あとのコメントの部分は、shouldについてはまぁI thinkをつければそんなに押し付けがましいとか上から目線的なことはないとも思いますが、やっぱりmight want to あたりの方がよりベターかもしれませんね。


最後の「動詞が必要か?」は、別になくてもいいと思いますけど、もし入れたいのであれば、「I recommend that you go to the post office.」とかみたいに、that節で文をつなげる(口語だとthatは省略して、I recommend you go...ってパターンも多いかと思いますが)のもありかと思いますが、特に口頭での会話だったら、これはちょっと冗長な気もするかもしれませんね(それなら普通に「You may wanna go to the post office.」とかの方がスッキリしてる気もします)。

 

とはいえ結局まさにコメント最後におっしゃられていた通りで、自然と口をついて出る言葉が一番自然に聞こえるものかもしれませんし(逆にいうと、英語フレーズが自然と口をついて出ることなんてないから、結局どう言っても不自然に聞こえる…と言えちゃうかもしれませんけどね、僕自身の場合含め(笑))、自分の中で言いやすい表現を使うのがベストかもしれませんね。


…と、今回も紹介したコメントはまだ途中状態で続きもあり、当初一気に終わらせられると思っていましたが、「ちょうどピッタリと思える文」になっていたおかげで郵便局の例文に話が広がり、結構な長さになりました。

続きはまた次回とさせていただきましょう。

例によって、アイキャッチ画像はネタがないにも程があったので、無理やり、全く1ミリも内容とは関係のない、ただピタリと張り付いているだけの忍者いらすとをお借りしました。

(「ピタリ」と検索して出てきたのがこれしかなかっただけ(笑))

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村