青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その36:『青い花』後の百合

今回はより最近の百合作品に触れているようですね。

「『青い花』を読んだ後に」という章なので、やはり個人的には(百合うんぬんは無視して)別の志村作品を読むべきだと思えたため、トップ画像は、放浪息子の英語版から拝借させていただきましょう。

まぁ表紙自体は日本語版と一緒だったのでこれといって代わり映えはしなかったんですけど、裏表紙が、「あれ?こんな絵あったっけ…?作中の一コマから引っ張ってきてるのか、あるいはまさかの志村さん描き下ろし…?(明らかに1巻時点の絵ではないこともあり)」と、大変面白い発見だったので、今回はAmazonで公開されていた裏表紙を記事トップ画像に使わせていただこうと思います。

英語版『放浪息子』1巻裏表紙、https://www.amazon.com/dp/1606994166より

###############

That Type of Girl(そっち系のひと)
志村貴子青い花』に関する考察

著/フランク・へッカー 訳/紺助

 

(翻訳第36回:201ページから207ページまで)


青い花』後の百合

2004年に志村貴子が『マンガ・エロティクス・エフ』で『青い花』の連載を開始してから18年、2012年に『Sweet Blue Flowers』として英語版第一巻が発売されてから10年、2013年に志村が連載を終了してから、早9年が経過している。本節では、その後、百合というジャンルがどのような変遷を辿ってきたのかを見て、それから『青い花』に対する最終判断を下すことにする。

 百合というジャンルは、俯瞰的に見ればまだまだ微々たる存在であり、漫画市場全体における百合漫画の占める割合はごくわずかである。それに比べ、男性同士の恋愛を描くBLは、その数倍もの作品数がある*1。しかし、『青い花』の連載終了後の数年間で、百合ジャンルは間違いなく拡大を見せている。十のうち九以上の百合作品は『青い花』連載開始年以降に刊行され、その半数以上が『青い花』終了後に刊行され始めたといえる*2

 こういった百合漫画のますます多くが、公式の英語翻訳版として発売されている。クランチロールのようなアニメに特化したストリーミングサービスは、アメリカおよび海外の他の国々でアニメの視聴者を拡大してきた。そのおかげで、ほとんどのアニメの原作といえる漫画の欧米における読者数は、2000年代後半の販売暴落から回復してきている。特に百合漫画は、大衆文化におけるLGBTQの認知度・受容度の向上や電子書籍の普及による恩恵も受けており、そのことが、ニッチな魅力を持つ漫画の出版を、従来の紙媒体の出版よりも魅力的なビジネス案とさせることにつながっている。

 この記事を書いている時点で、ほぼ全ての漫画出版社が英語で百合作品を刊行している。そのような出版社には、VIZ Media(英語版『青い花』の出版社)のような大手の日本資本企業、Seven Seas EntertainmentのようなLGBTQをテーマにした作品が刊行物のかなりの部分を占めるアメリカの独立系出版社、そして、過去に公式な英語版発売がなされなかった自主出版作品(同人誌)に特化したLilyka(Digital Mangaの一部)のような、ニッチな百合限定作品発行部門などがある。

 ここでは、現在の百合シーンを包括的に紹介するのではなく、百合の進化における様々なテーマを描く代表的な作品について、簡単に説明していこう。

 トップバッターは、古典的な百合の伝統パターンを受け継ぐ『あの娘にキスと白百合を』だ*3。こちらは、他の多くの作品と同様、「ユリトピア」と呼ばれる、男性が存在しない世界の女子校を舞台にしており、全ての女の子が他の女の子と(あるケースでは、複数の女の子たちと)ペアを組むことになる。

 『私の百合はお仕事です!』(大手出版社である講談社USAからの、初の百合漫画) は、お決まりのパターンをパロディ化しながら、従来の定石を踏襲もしている。登場人物は放課後、お嬢様学校を模した架空の「リーベ女学園」を舞台にした百合カフェで働いており、ここでは『マリア様がみてる』同様、先輩が後輩を「シュヴェスター」(マリみての「スール」に相当)に指名する*4。パロディ対象の作品に合わせる形で、『私の百合はお仕事です!』では、彼女たちが「非番」のときに恋愛関係に発展する可能性が示唆されてはいるが、(本稿執筆時点では)そうであることが確約されているわけではない

 続いて、集団を抜け出し、幅広い人気を得て、アニメ化もされた二作品を紹介しよう。

 日本では『青い花』の連載終了から二年後に刊行された『やがて君になる』は、多くの点で『青い花』の後継作品と言える*5。長身で黒髪の美少女と、背が低く髪の色が明るめの少女との組み合わせで、最初は恋愛ができないと感じているなど、以前の作品における一般的な百合のお約束との共通点がある。『やがて君になる』にはまた、登場人物の心情に光を当てるための劇や、主人公たちを指導するレズビアンの先生とそのパートナーなど、『青い花』により特徴的だった要素も盛り込まれている。

 しかし、『やがて君になる』では、(私の考えでは)『青い花』が女性同士の関係の基盤としては否定している、ヒエラルキーに基づく先輩後輩の関係が永続するのである。この作品ではまた、明確にレズビアンと言える少女(ふみに最も近い存在)を、主人公二人の内の一人であるクラスメイトへの恋心が報われない脇役に追いやってしまうのである。(幸い、その脇役は、スピンオフのライトノベルシリーズで主役として活躍することになる。)*6

 加瀬さんシリーズ(『あさがおと加瀬さん。』から始まり、英語版は全五巻*7)の主人公二人は、ふみとあきらのように容姿も気性も違うが、しかし同じくふみとあきらのように同級生として、対等に出会うことになる。続編である『山田と加瀬さん』シリーズでは、『青い花』の先、つまり主人公たちの高校時代を超えた関係を、より深く掘り下げている。*8

 以上の作品はいずれも、これまでの百合作品の大半がそうであったように、主に女子高校生に焦点を当てたものとなっている。しかし、近年では、大人のカップルを中心人物に据えた作品も増えてきている。その多くが、今は英語版でも公式販売されている。注目作品を一つ挙げると、長い間百合漫画家として活躍している森島明子が2006年に発表した作品集『楽園の条件』だ*9。この作品および続刊は、日本の最も代表的な百合専門誌である『コミック百合姫』に掲載されたストーリーを収録したものとなっている。

 ティーンエイジャーではなく大人を対象にしていても、『やがて君になる』や『加瀬さん』といった女子学生百合漫画に追随し、百合を「レズビアンアイデンティティを持たないレズビアンコンテンツ」とする考えが堅持され続けている大人向け百合漫画は少なくない*10。こういった百合漫画は、他の女性と感情的・身体的な関係を持ちながらも、自分自身には「レズビアン」という言葉を当てはめない女性たちを主人公にしている。(『青い花』では、ふみは自分自身を「そっち系のひと」と控えめに表現する以上のことはしないが、「レズビアン」という言葉は、脇役によってのみではあるものの会話の中で使われている(『青い花』(2) pp. 111、113、(6) pp. 177、179/SBF、1:307、1:309、3:357、3:359))。

 次に取り上げる二作品はそうではないのだが、これらは百合というジャンルの枠を完全にはみ出した作品である。『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』は、そのタイトルからしアイデンティティの問題を前面に押し出している(※訳注:原題である日本語タイトルではそうでもないが、英語タイトル「My Lesbian Experience with Loneliness(私の孤独なレズビアン体験」はその意味合いが強く出ている)。しかし、そのような「レズビアン体験」は作品の一部に過ぎず、その大部分は作者の心身両面の健康に対するもがき苦しみに焦点を当てたものである*11。この漫画とその続編は、作者の人生を正直に、しばしば感情的に生々しく描く点で、アリソン・ベクダル、ジュリー・ドーセット、フィービー・グロクナーといった欧米の女性漫画家(レズビアンの場合も、そうでない場合もある)が描いた自伝・半自伝漫画と類似している。

 これとは対照的に、『しまなみ誰そ彼』では、ジェンダー性的指向の問題が正面から真摯に取り上げられている。本作では、ゲイ、レズビアントランスジェンダー、ノンバイナリー(日本語では「Xジェンダー」が概ね近い意味で用いられる)、アセクシャル、アロマンチック、または自分のアイデンティティが不明であるなど、様々なタイプのキャラクターが登場する。『しまなみ誰そ彼』ではまた、百合作品にはほとんどあるいは全く存在しない、LGBTQのコミュニティを見つけることおよび作ることの重要性も強調している。*12

 この欠落は、特に多くの大人百合作品で感じられる点となっている。同人誌『Saturday』シリーズのように、レズビアンのみで構成された職場で、非現実的な学園もの的「ユリトピア」を再現したり*13、『親がうるさいので後輩(♀)と偽装結婚してみた。』のように、ありえない方法でキャラクター同士の関係性を構築したりされるのだ。*14

 欧米で読者を見つけ、その読者に対応する出版社を見つけた百合ジャンルは、今後どうなっていくのであろうか?私には予言の力はないので、個人的に最良と思える予想は、(サブ)ジャンル、読者層、フォーマット、クリエイターに関する、過去と現在のトレンドの継続に目をやる、という点に尽きると言えよう。

 女子学生の恋愛を描いたふわふわした物語が今後も作られ続けていくことは間違いないだろう。しかし、その一方で、大人の百合作品(職場恋愛をテーマにした「オフィス百合」も含む)や、異世界ファンタジー世界、SF、ミステリー、スリラー、それからホラーものなどを百合風味にアレンジした作品も増え続け、共存していくことであろう。百合とまではいかなくとも、百合の拡大し続ける人気を牽引しているオールジェンダーの読者の多くが喜ぶ、LGBTQを真正面から取り上げた作品も、時を経るごとに加わっていくことだろう。

 ここで『青い花』が予言的であったのは、その題材というよりも、そうしたオールジェンダーの大人たちを明確にターゲットにした雑誌(『マンガ・エロティクス・エフ』)に掲載されたことにある。(ニッキー・バウマンが主張するように)「百合はみんなのもの」であり、現在の百合の読者は、日本でも他の場所でも、あらゆる年齢層、性アイデンティティ、および性的指向を持つ人々を含んだものだということを、本作は早くから示していたのだ。*15

 この点で、『コミック百合姫』の例は参考になる。この雑誌の出版社は、男性向けの別冊『コミック百合姫S』を創刊し、読者を二分しようと試みたが、3年後にその試みを終了し、再び本誌に組み込んだ。しかし、これは単純に元に戻ったわけではなかった。この「新生」『コミック百合姫』の読者に向けた言葉は、内容こそ変わらないものの、編集者によるさらに大きな包括的アプローチをはっきりと示すものだったのだ。*16

 フォーマットという観点においては、百合という関係がサブテキストとして存在するだけの一般アニメとは違い、百合アニメはあまり見かけないことだろう。アニメーターの給料が安いとはいえ、潜在的な視聴者が少ない作品にとって、アニメ制作というのは予算がかかり過ぎるのだ。代わりに、創作コストと流通コストの両方が比較的低いフォーマットで活動することになるのである:電子漫画の他、ライトノベル、「スーパーライト」ノベル(スマートフォン向けの、より簡単に読めるようにデザインされたもの)、ウェブ漫画、それからビジュアルノベルといった形態で、現在主に百合が見られる―そして将来ますます多くの百合作品を見られるようになるだろう。

 最後に、漫画の美学やテーマが日本以外の世界の漫画家に影響を与えてきたように、百合の影響を受けた作品―特にウェブ漫画―が海外で制作され、「GL」のラベルを付けて販売されることが多くなっている。特に東アジアにおいてそれが顕著で、韓国、タイ、中国、そしてフィリピンなどで作られた作品が人気を博している。*17

 その中で、『青い花』はどのような位置付けにあるのだろうか?「導入」の章で書いていた通り、この物語は、登場人物がそうであるように、一つの作品の中で百合の過去・現在・未来の全期間を跨ごうとしているのではないかと思う。このように時間を跨ぐことは厄介なこともあり、『青い花』も少なからずぐらついてしまうことがある。

 例えば、藤が谷のエス的な環境と、ふみをはじめとする一部のキャラクターが持つ現代的な感性とが、一部やや上手く共存していないようにも思えてしまう。また、ふみとあきらの関係の決着(および、幼い頃から一緒になることが運命づけられていたという暗示)は、現実世界の個人を描くというよりも、二つの百合の様式の象徴的な和解としてよく機能しているとも思う(※訳注:やや説明不足の記述であったため、著者による追加説明を付記しておく。「この二つの様式とは、『ピュア百合』と『LGBTQ百合』のことであり、前者は女子学生の純真な恋愛を描き、その関係が性的なものである可能性を全く示唆しない百合で、あきらが(ある程度)この様式の一例といえる。後者は、恋愛関係にある少女たちが、仮に『レズビアン』と自称していなくても、実際にはレズビアンであり、その関係には性的行為も含まれる可能性があることを認める百合である。ふみはこの様式の一例である。」)。

 しかし、私にとって『青い花』の美点は、そういった欠点を大きく上回っている。その美点とは、3人の主人公(京子をお忘れなく)の繊細な描写、ふみがレズビアンであることをカミングアウトするまでの巧みな語り口、そしてシリーズ全体に通底するヒエラルキー・上下関係の否定と関係性における平等性の強調である。

 結局の所、『青い花』は「我々の今いる所に至る重要な足がかり」であり、「まさにこのジャンルが成熟したものへと進む瞬間だ」というエリカ・フリードマンの言に同意することになる*18。『青い花』との旅はここで終わることになる。しかし、志村貴子は、大人百合漫画である『おとなになっても』の英語版リリースによって(少なくとも欧米の読者に関する限りは)次の一歩を踏み出している。この作品で志村は、彼女自身が21世紀にもたらす一助を与えてくれたこのジャンルに、歓迎すべき帰還をしてきてくれたのである。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

###############


沢山の百合作品を挙げて下さっていましたけど、やはり僕は百合漫画のファンというわけでもないためか、「マジで知らねぇ作品ばっかりすぎてワロタ(笑)。アメリカ人の方がよく知っているだなんて、漫画好きの風上にも置けねぇ」って感じになりましたが、一応一部は知っている作品もありましたね。

ただ、知っている…どころか実際持っているまであるんですけど、ちょっと読んで「うーん、ま、これは後でもいいか…」と放置状態になっているので、しっかりと読んだことのある作品はなかった感じです。


まぁ、どれを知っているとは具体的には言及しないので、特定の作品を貶すことにはならないということで言ってしまうと、やっぱり、青い花と比べてしまうと、正直レベチで圧倒的に青い花があまりにも良すぎる……

(そういえばFrankさんはその点に一切触れていませんでしたが、やはり青い花の素晴らしさは、その美麗すぎる絵にもあるといえましょう。

 僕は、萌え絵が受け付けないわけではないですけど、やはりリアルめで、かつシャープな絵の方が好みといえるので、その辺も青い花が個人的に桁違いの傑作になっている一因ですね)

…というか、特に大の百合ファンというわけではない人間にとっては、よっぽど何か惹かれるものがないと、百合作品であることそのものは、(少なくとも僕にとっては)読み進めるモチベーションにつながらないといえるのかもしれません。

もちろん青い花以外にも面白かった百合作品はありますし、上記挙がっていた中にも、恐らく自分にドンピシャな作品はきっとある&途中で放置状態のやつも、リタイア(=絶対に無理、二度と読まない)したわけではないため、改めてしっかり読めば非常に面白い可能性も間違いなくあるんですけどね。


本当にどれも面白そうですし、挙げられていた作品、時間ができたらぜひ手に取ってみようと思います(まずは、手持ちでありながら積ん読状態になっているものから消化していきたい限りです)。


ところで、前回の記事に関して、Frankさんからコメントをいただいていました。

入手できなかった「会社の歌」の日本語版についてですが、

「参考書籍によると、Takenobu Toshihikoによる"Jokō Tokuhon"(1911年刊)が原典のようだ。大学図書館かどこかでしか入手できないだろうから、見つからなくても無理はないね。女工の歌の方は、原典の日本語を用意してくれてありがとう」

…というメッセージで、「あれ?『女工読本』じゃなくて、『修身訓話 女工の鑑』じゃなかったっけ?」と思ったものの、Frankさんがそういうなら、そっちも念のため調べてみよう、と思い調べてみたら!


検索結果に、なんと、国立国会図書館のデジタルコレクションがヒットしてきました。

dl.ndl.go.jp

著作権が切れた、歴史的に価値のある資料ということで、我らが国会図書館様が、スキャン画像を公開してくれているんですね!

とはいえしかし、やっぱり改めて参考書籍の引用を見てみても、あの歌の出典は『修身訓話 工女の鑑』っぽい……

でも、こないだこのタイトルで検索しても国会図書館のページはヒットしてこなかったしなぁ…と思えましたが、念のため、めっちゃ独特な出版社名(製糸織物新報社)で上記国会図書館コレクションページの中から検索してみたら……


あったぁー!!

dl.ndl.go.jp

上記国会図書館デジタルコレクションより

…やったぜ!

なるほど、こないだ検索して出てこなかったのは、国会図書館には「工女の鑑」のみで登録されていたからだったんですね。

画像で貼った48ページに、まさしく、例の「お宝うんぬん」や「一億円うんぬん」の歌詞が掲載されていました。

ということで、後ほど前回の記事の該当部分も本物の歌詞に更新しておこうと思います。


Frankさんの指摘がなかったら再度検索していなかったので、大変ありがたい限りでした。

そして貴重な歴史資料を公開してくれている、我らが国会図書館にも大感謝ですね。

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村

*1:“Browse manga,” Anime Planet, accessed February 2, 2022, https://www.anime-planet.com/manga/all. 漫画全体を検索すると、「manwha」と「manhua」(それぞれ韓国と中国のマンガ)、「OEL」(漫画スタイルで描かれた欧米のマンガ)、ウェブトゥーン、ライトノベル、ウェブノベルというタグのついた作品を除いて、1336ページの結果が得られる。「GL」タグを検索対象に加えると、45ページとなり、全体の約3%を占める。(Anime Planetでは、欧米のファンによって考案された、性描写のある作品のみを「百合」と分類する古い方式を採用している。)「BL」タグでは、全体の約20%、そして「GL」作品の6倍にあたる269ページがヒットした。

*2:“Browse manga,” Anime Planet. 2022年2月2日現在、「GL」とタグ付けされ、初出版年が記載されている漫画は1564タイトルであった。この内、92%にあたる1432タイトルが2005年以降に、56%にあたる875タイトルが2014年以降に出版が開始されていた。

*3:Canno, Kiss and White Lily for My Dearest Girl, trans. Jocelyne Allen, 10 vols. (New York: Yen Press, 2013–19).

*4:Miman, Yuri is My Job!, trans. Diana Taylor, 8 vols. (New York: Kodansha, 2016–).

*5:Nio Nakatani, Bloom Into You, trans. Jenni McKeon, 8 vols. (Los Angeles: Seven Seas Entertainment, 2017–20).

*6:Hitoma Iruma, Bloom Into You: Regarding Saeki Sayaka, trans. Jan Cash and Vincent Castenada, 3 vols. (Los Angeles: Seven Seas Entertainment, 2019–20).

*7:Hiromi Takashima, Kase-san and Morning Glories, trans. Jocelyne Allen (Los Angeles: Seven Seas Entertainment, 2017).

*8:Hiromi Takashima, Kase-san and Yamada, trans. Jocelyne Allen, 2 vols. (Los Angeles: Seven Seas Entertainment, 2020–).

*9:Akiko Morishima, The Conditions of Paradise, trans. Elina Ishikawa-Curran (Los Angeles: Seven Seas Entertainment, 2020).

*10:Erica Friedman, “Overthinking Things 04032011.”

*11:Kabi Nagata, My Lesbian Experience with Loneliness, trans. Jocelyne Allen (Los Angeles: Seven Seas Entertainment, 2017).

*12:Yuhki Kamatani, Our Dreams at Dusk: Shimanami Tasogare, trans. Jocelyne Allen, 4 vols. (Los Angeles: Seven Seas Entertainment, 2019).

*13:Ruri Hazuki, Saturday: Introduction (Gardena CA: Lilyka, 2019).

*14:Naoko Kodama, I Married My Best Friend to Shut My Parents Up, trans. Amber Tamosaitis (Los Angeles: Seven Seas Entertainment, 2019).

*15:Nicki Bauman, “Yuri Is for Everyone: An Analysis of Yuri Demographics and Readership,” Anime Feminist, February 12, 2020, https://www.animefeminist.com/yuri-is-for-everyone-an-analysis-of-yuri-demographics-and-readership

*16:Hannah E. Dahlberg-Dodd, “Script Variation as Audience Design: Imagining Readership and Community in Japanese Yuri Comics,” Language in Society 49, no. 3 (2020), 365–66, 372–74, https://doi.org/10.1017/S0047404519000794

*17:例えば、アニメプラネットで「GL」と「ウェブトゥーン」のタグで検索すると、200を超える作品がヒットするが、そのほとんどが過去6年間に制作されたもので、しかもほとんどが日本国外で制作・公開されたものである。 “Browse manga,” Anime Planet.

*18:Erica Friedman, reviewof Sweet Blue Flowers vol. 4, by Takako Shimura, Okazu (blog), July 9, 2018, http://okazu.yuricon.com/2018/07/09/yuri-manga-sweet-blue-flower-volume-4-english