CES 2022チラ見ツアー中編

まぁツアーといっても、余所様のアップした動画から、勝手に気になるブツをピックアップするだけという他人の褌にも程があるネタですが、案外動画を見るだけでも参加した気になれるというか結構現場の空気感が伝わってくるのは実際確かといえますしね、寝っ転びながらお祭りに参加した気になれるとは、何ともいい時代になったものです。

早速、前回途中まで見させていただいた「CESベスト22」動画の続きから参りましょう。

www.youtube.com

コンセプトカーの次は、Sengled社スマート電球なる面白製品が取り上げられていました(↓公式サイト)。

us.sengled.com
こちら、Wi-Fiで制御できる電球だそうで、音声認識のできるスマートデバイスAmazon Alexaとか、Google Assistantとか)を介して自らの手は汚さずに電源ON/OFFが可能という基本機能は当然として、利用者の心拍数や体温の記録・管理なども可能なヘルス電球だそうで、これを応用して、例えば一人暮らしの老人が倒れたり何らかの健康異常が発生した場合に、電球が点灯した上でさらにヘルプメッセージを各所に送信可能…などといった機能もあるようです。

中々良さ気ですが、しかしよく考えると、ちょうど動画の兄ちゃんもいっていた通り、「ベッドルームでの課外活動をスマート電球にスキャンされるなんて、実にクールじゃないか!」という点は、正直ちょっと気になるかもしれませんね(笑)。

 

ちなみに僕はAlexa他といったこの手のスマートアシスタントデバイスを使ったことがないんですけど、そもそもこれって本当に便利なんでしょうか…?

正直、生まれてから一度も、「あぁ、音声で電気を消せれば…!」と思ったことなど……と書こうと思いましたが、いやまぁ寝るときにそれがあれば、実際便利っちゃ便利かもしれませんね…!


ただ、これはシャイボーイ・シャイガールあるあるだと思うんですけど、「わざわざ声出して機械にお願いするの、何か恥ずかしくない…?もし無視されたら、同じこと言い直すの…??さらに2回目もお願いが通らなかったりなんかしちゃったら、まるで自分のレゾンデートル~存在意義~を否定されたように思えて、僕なら多分死にたくなるけど…」という懸念もあるわけですが、その辺もAIの進化で、「滑舌悪い民でも絶対無視や誤解なんてしないよ、そう、新しいスマアシならね」っていうぐらいになってると考えても大丈夫そうなんすかね…??

まぁ今の所はどんな行為も自力でできるし、全然不便も感じてないから僕のスマアシデビューはまだまだ先になりそうですが、いつか手に取る頃には、「アレクサ、あの実験やっといて」「OKグーグル、面白いブログ記事書いておいてね」「ヘイSiri、いい結婚相手を見繕っておくれよ」で数秒後仕事が終わってるぐらいに技術が発展していることを期待したい所です。


しかし、↑のSengled公式記事にはこちらのスマ電もCESイノベーション賞を受賞したとありましたけど、前回のワンちゃんスマート首輪も受賞してたし、結構受賞製品はあるのかな?と思ってCES公式サイトを見てみたら…!

ces.tech
スクロールしていくと無限にザクザク出てくる感じで、一企業から複数受賞は当たり前、むしろ、これは最早ただの参加賞なのでは…?と思えるぐらいの、モンドセレクション金賞もビックリの大盤振る舞いで笑っちゃいましたね。

でもまぁ参加するにも何らかの新しい目玉機能があってこそ企業は出展するのでしょうし、実際どれも賞に値する、本当に面白いガジェットには違いないですね。

 

続いて取り上げられていたのは、配膳・家事など何でもござれの、Labrador Systems社の、スマートロボットカート

labradorsystems.com
オフィスや家庭内を自動移動できる(センサーカメラで障害物はちゃんと避けてくれる)のみならず、トレイをスライドさせて(もちろん高さも自動調節可能)、食事などの運搬も自分で可能という賢い子!

(静止画では伝わりにくいかもしれませんが、まぁ想像通りの機能ですね↓)

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https://labradorsystems.com/products/より

しかしこういうロボット、もう日本の回転寿司なんかで使われてるって聞いたことがあるぞ?…と思って検索したら、やっぱ既に実用化されてますよね、歩行型AI配膳ロボット!

robotstart.info
(記事内で紹介されていた動画↓)

www.youtube.com

僕はまだ現物に出会ったことはないですけど、色々見てると結構普及してるという印象ですし、体験されたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まだ流石に人間の処理量には及ばないのではないかな、と思いますが、これも、技術が発展すればむしろ人間より早く正確なオペレーションが可能になるかもしれませんね。

感染に敏感になる世界での、救世主ともなり得る配膳ロボット、更なる進化に期待大です。


続いては、スマートウィンドウ(SmartSlydr)という、遠隔操作での開閉のみならず、室内の空気が悪くなったら自動で窓を開閉して換気を行ってくれる機能まであるという逸品…

www.youtube.com
…いや、流石に手で開ける方が早くない?と、最初ジョークグッズかとすら思えましたが、しかし(連日ネタに使わせてもらって申しわけないですが)骨しゃぶりさんがごく最近のブログ記事(↓)で二酸化炭素濃度管理の重要性を声高に説かれていましたし、自動で空気を入れ替えてくれるこの製品は、何気に本当にスマートなのかもしれませんね。

honeshabri.hatenablog.com
ところで全然関係ないですけど、この「スマート」という単語、スマホの普及で大分正しい意味で使われてきている気もしますが、日本人的には何となく「あの人スマートだね」なんていうと、「体型がスラッと細身な人」というイメージがあるんじゃないかと思うんですけど(ないですかね?少なくとも僕は、子供の頃はそういう意味が強いと思ってました)、英単語のsmartにその意味は1ミリもないので注意が必要でしょう。

(「賢い」という原義から、「カッコいい・洗練されている」的な意味はありますが、「痩せ」の意味は全くありません。

「痩せてる」は、ポジティブな意味ならslim(まさに「スリム」)、ニュートラルな意味ならthin(まさに「細い」)、ネガティブな意味だとskinny(ちょうど「ガリガリ」という感じでしょうか)ですね。
…でも、辞書的にはskinnyはネガティブなものと定義されていることが多いですが(“very thin in an ugly way” “not attractive or healthy“など)、スキニージーンズとかでもよく使われるようになってますし、必ずしも貶しではなく、褒める意味でも使われる場面はある気がしますけどね。体型が細い人を表すのでは、むしろ一番使われる語じゃないかな、って印象もあります。

 同じ研究科の、一番有名で一番偉いぐらいの女性の教授に、以前はよくあったフリーフードが振る舞われるイベントで、いつものようにここぞとばかりに大量のサンドイッチやらケーキやらを皿に載せてガツガツ食べてたら、「まっあ!あなたいっつもめちゃくちゃ食べまくってるわね(笑)。一体何でそんなにskinnyなのよ?!羨ましいわね(笑)」と笑いながらお褒めの言葉をもらったのを強く覚えていますが、それに限らず、肥満大国アメリカでは、むしろskinnyは褒め言葉?という印象すらあるかもしれませんね。)


…と、ただでさえ各製品を取り上げすぎて長くなってるのに、全く関係ない、何か自慢話っぽい脱線で長くなってしまいました。

ぶっちゃけ後はそれほど大したものもないので、レポ動画第一弾だけはとっとと終わらせちゃいましょう。

続いては、(大したものもないとか言いつつ)個人的にはこの動画で一番気になるアイテムだったかもしれない、KOKOONスマートイヤホン

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https://kokoon.io/products/nightbudsより

動画の紹介部分を見るとよく分かりますが、とても軽く柔らかく心地よさそうな素材でできており、ナイトバズの名の通り、寝るときに装着して、そのままつけたまま睡眠するのすらオススメの、睡眠用イヤホンとのことですね。

素材もめちゃくちゃ気持ちいいし、スマートAI機能により、入眠時に音楽を聴いていても、ひとたび眠りに落ちたことをこのスマイヤが検知したら、睡眠をサポートするノイズキャンセリング+心地よいホワイトノイズが優しく流れる状態に自動で切り替わるということで、動画の兄ちゃんの奥さんもこれが今回の一番のお気に入りだったとのことです。


僕はノイキャンイヤホンすら未経験ですけど、これも使ってみると世界が変わるといいますよねぇ~。

さらに、より良い睡眠を導くホワイトノイズもバックで静かに流してくれるとは、正直めちゃくちゃ気になりますが、しかし、僕は耳栓とかアイマスクとか、余計なものを付けると逆に邪魔くさく感じてしまう体質でして、その辺は少々気がかりかもしれません。

子供の頃、アイマスクをして暗くすると深く眠れるだの、耳栓をすると静かになって最高の睡眠さ!…とか聞いて試してみたこともありましたけど、慣れないものを身体に密着させる違和感の方が大きすぎて、快適な睡眠など全くお話にならない(そもそも、眠りにつく前に「こりゃダメだ」と外した記憶も…)残念な感じでして、逆に明るくてもうるさくても別に気にせず寝られる鈍感なタイプであることを再認識しただけだった感じなので、これもちょっと自分には合わないかな?って気もしちゃいますね。


でも、公式サイトでは「横向きで寝るのが好きな方にこそうってつけ」とか謳われてましたし、装着感が優れていることに自信アリとのことですから、使ってみたらひょっとすると意外なほどいい感じかもしれませんね。

まぁ結局これまた多分買うまではしない気がしますけど、この動画で一番「欲しいな」と思えるのはこれかな、という感じでした…!

 

あとは本当に、もう言葉だけで十分かな、って感じでしょうか。

こちらは、Chipolo CARDなる、クレジットーカードサイズの、財布紛失防止カードみたいなやつで…

chipolo.net

iPhoneの、Find Myアプリとも連携可能で、緊急時は大きな音を出すこともできるなど、紛失や盗難対策が可能なやつですね。

まぁ、財布を落としがちな人は、一枚忍ばせておくと便利といえそうです。

(ちなみに僕は、キャッシュレスに慣れすぎて、いまや財布を持ち歩いていません(笑)。あぁでももちろんクレカ他はカード入れで持ち歩いているので、それに忍ばせるのはありかもしれませんね。…まぁ、多分買いませんが(笑))


続いて動画では「LGのブースが今年はQRコードのみで寂しい、例年はめちゃくちゃゴージャスなスクリーンを見せてくれていたのにね」…的なことが述べられており(参考↓CES 2019のLGサイト)…

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https://www.lg.com/uk/lg-magazine/what-is-new/lg-ces-2019-highlightsより
(確かに、曲面スクリーンのインパクトは凄いですね!)


その次は、OPTEEV社の、ViraWarnという、息を装置に吐き出すだけでウイルスの有無をチェックできるという、世界最速のウイルス検出器!

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https://opteev.com/より

このドライヤーみたいなヤツに息を吹きかければ、5秒でウイルスチェックができるとのことですが、……。

まぁ実際の中身を知らずにあれこれいうのも無責任なのでコメントは控えましょう。

FDAアメリカの厚労省的な組織)の緊急使用認可を申請中とのことですけど、果たして認められるのでしょうか…。


お次は様々なホームトラブル(水漏れ検知など)や防犯を可能にする「スマートハウス」デバイスZoozが色々紹介されていましたが、この辺はDIYが好きな方向けの製品ですかね(個人的にはあまり興味なし)。

続いてSamsungのブースから様々な新技術製品が取り上げられていましたが、個人的に驚きは、Wi-Fiの電波で充電できるリモコン」ですかね。

(日本語記事が見当たらなかったので、英語記事ですが、特集記事(↓))

www.techradar.com

ワイヤレス充電もかなり進化してきましたが、リモコン程度なら、Wi-Fi電波が飛んでいる環境に置くだけで勝手に充電されるぐらいにまで来たということで、これは結構画期的といえましょう。


さらに「HomeShadows」という、光だけでなく上手く影を投射するライトが紹介されていましたが…

www.youtube.com
オシャレアイテムではなく、これは、むしろ防犯用なんですね(=カーテンに照らすことで、家の中に人がいなくても、人がいるかのように見せることが可能)。

ぶっちゃけ、人工的な動きの影にしか見えないし、逆に人がいないことの目印になってしまうのでは…?とも思えますが、まぁその辺も今後の改善に期待でしょうか。


さらにTP-Linkのオシャレなルーターなんかも登場していましたがまぁ特記すべきものでもないので飛ばして、その次は…

「現代人は電子機器を使いすぎ!たまにはそういうデバイスを絶対に使えないように頑丈なボックスに閉じ込めて、家族同士の対話を増やしましょう」

…という意図で作られた、バイス用金庫であるTech-Break

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https://tech-break.com/product/tech-break/より

…クッソ余計なお世話過ぎてワロタ、これはお金もらっても要らねぇ~(笑)…と思えましたが、まぁ、子供がいたら、使いすぎ防止に、タイマーを設定してデバイスを閉じ込めるのも……いやいや、僕は「禁止タイプ」の教育は最低最悪の愚策と思ってやまないタイプの人間なので、個人的にはこいつはマジで要らなすぎるアイテムですね、やっぱり(笑)。


動画の兄ちゃんは、「うちの子供は、きっとこれを嫌がるだろうね……よっしゃ買ったろ(笑)」とかいっていましたが、最後はそんな可哀想な子供のためのプリティアイテムで、尻尾付きのクッション(ぬいぐるみ?)、Qoobo

qoobo.info

 

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https://qoobo.info/index-en/より

 

ただの尻尾付きのクッションですが、その尻尾がとても可愛らしく動く感じで、これは子供は喜ぶでしょうね!

ぜひ動画でご覧ください(↓)。

www.youtube.com

まぁ流石に独身男性たる僕は買いませんけど、こういう可愛いぬいぐるみはいいですね。

しょうもないウイルスチェッカーやら余計なお節介すぎるデバイス金庫とかで、思わず壁を殴ってしまうぐらいに心がささくれ立っていた所(どんだけ狭い心だ(笑))、最後にほっこりするアイテムが出てくるあたり、素晴らしい構成のレポでした。


…という所で、結局動画後半だけで長くなりすぎてしまったので、もう一つのレポ動画はまた次回にまわさせていただくといたしましょう。

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