免許証の秘密

今回も、いただいたコメントからまた少し話を広げてみるといたしましょう。

前回の記事に、毎度おなじみのアンさんからいただいたコメントを、例によって一部改変抜粋です。

ご夫婦(奥さん)と仲が良くても、ご両親と一緒に出かけても、個人的には「あり得る?」とも思わないし、自分もそのシチュエーションは普通に経験ありなので…仲が良かったんだなぁっていうのはよくわかる感じだね。

事故は不運だったわねぇ。イノッチさん、被害者側かと思ったら、わりと加害者よりじゃったか笑(でも怪我がなくて何よりだったね。)


画像のポパイが、予想以上におじ(ぃ)さんで、ちょっとショックだったばってん…笑

警察官と争う裁判って、不思議な気がするわね。あ、でも、自分の兄弟の1人がバイクで速度違反のキップを切られた際に(めっちゃ昔)、何百メートルかの追尾義務があるのにそれは絶対されてないとかを訴えて、違反に応じなくて、後日裁判所に呼び出されて(呼び出されることは了承済み)警察官と争うようなことになった話を聞いたことがあったっちゃね。

まぁ、その時は単独で、お相手はいなかったので当然なのかもしれへんけど…結局、その警察官は裁判所には現れず、無罪放免って感じだったらしいがね。

警察は絶対!みたいな感覚やったき、あ、そんな感じ?ってちょっとびっくりした話だったべや。


宣誓ネタは面白いやね〜!

裁判所なんて、座ってるだけでも緊張するのに(座ったことないけど)、発言するなんて、それはなかなか素晴らしい経験じゃったわのぅ。

まぁ、ついていい嘘もあるってことで!笑

 

へぇ~、アンさんも同じ「友人の両親と出かける」的なシチュでのお出かけ経験があったとは、案外、そんなシチュエーションも世の中ではそこまで変じゃないものなんですねぇ~。


事故は、まぁ正直、圧倒的完全にイノッチさんの不注意でしたが、誰にもケガなく済んで本当に何よりでした。


実写ポパイマンも、そもそもポパイの実写って何だよ(笑)と思えましたけど、まぁアメリカの中年老年男性は結構あんな感じですよね(笑)。

その警官も、決して悪い人ではなかったので、普通に普通な裁判結果となって何よりでした。


はぇ~、ご兄弟のエピ、めっちゃ面白いですねぇ~。

意外と、警察に捕まったらもうアウト・親方日の丸に逆らうヤツは死刑…ぐらいの印象でしたけど、無罪放免ってことはある意味警察側も非を認めたということでしょうし、絶対におかしいと思ったら萎縮せずに反抗するのも、意味ある行為といえそうですね。


僕はゴールド免許で、幸いただの一度も事故・違反はないですけど、それはぶっちゃけただのペーパードライバーなだけですし、正直僕は明らかに運転適性はない方であり、もしも毎日車を使う感じだったら、多分無事故無違反は難しそうかなぁ…って気がしてなりません。

…というか、実際こちらに来て、実は自転車で事故したことはもうあったのでした。

せっかくなので今回はそのネタに触れてみましょうか。


とりあえずそれはまた最後に触れるとして、ひとまずコメントだけ触れておくと、裁判所の宣誓、そうそう、もちろんしっかり聞けなかったってのもありますけど、実際あの厳粛なる法の下の裁きを行うという場面で、完全に理解していないのに適当に生返事するわけにもいきませんからね…。

想像していただけると分かると思いますが、緊張というかそれ以上にあの場では自分の発する言葉に公的な責任というものが発生するわけで、どうしても極めて慎重にならざるを得なかった結果、自分のせいで裁判が遅々として進まなかった…という酷い状況になったという感じですね。
(まぁ、責任うんぬんいいながら、「車は見えてなかった?」→「Yes!」→「は?見えてたの?」「ソーリーNo!」…とか(そもそもそれも虚偽の証言)、無責任にも程がある答弁でしたけどね(笑))

しかし、本当に滅多に出来ない、素晴らしい経験でした。

別にまた経験したくなどはありませんけど、人生で一度は裁判というものを体験できたのは、とても良かったなと思えてやみません。


免許や運転の話に戻りますと、まずゴールド免許、これ、子供の頃親が「ついにゴールド免許になったよ。やったね!」といっていたので、「え?ゴールド免許証?キラカードみたいな感じで輝いてるのか?!スゲェ!!」と思って見せてもらったら、まさかの有効期限を示す部分の帯が金色……どころかむしろ大便色になっただけのしょうもないやつで、ガッカリした記憶がありますね(笑)。


まぁあえて示す必要などなく、どなたもご存知かと思いますけど、こういうのですね(↓)。

f:id:hit-us_con-cats:20220110062004p:plain

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200929/k10012639351000.htmlより

免許豆知識としては、免許証番号で分かることなんかも、常識として知っておきたいポイントといえましょう。

まぁこの手の情報はいくらでもまとめてある記事が見つかりますが、一番網羅的にまとめられていた気がした、車といえばおなじみカーといえばグー(一瞬、NTTレゾナントの運営するポータルサイトgoo(教えて!gooなど)かと思いましたが、よく考えたら名前似てるなんてもんじゃないですね)の記事(↓)がとても参考になりそうですね。

www.goo-net.com
各番号の意味は記事にある通りですが、せっかくなのでこちらでも順に見ていくと、まず、交付欄の5桁は、免許センターの場所や即日交付/後日交付/発行の通し番号などの情報が入ってるみたいですね。

詳細は非公開のようですけど、僕は海外在住ということで、最近はずっと期限が切れてから、いわば再発行的な感じで、違反者に混じって「違反者講習+別枠」での発行をしているんですが(なので、残念ながらゴールドではなくなってしまいました)、前回の再発行時にセンターのおっちゃんに「記録見ると、あなた前回も期限切れてからでしたね?毎回初回発行扱いになって更新も早くなるから、期限切れる前に更新されることを強くオススメしますよ」といわれたので、この5桁に、その辺の情報も含まれているのかなぁ、って気がします。
(後述の通り、免許証番号にその情報は記録されていないと思われるので。)


一方免許証番号である12桁は、最初の2桁が非常に有名な、発行した都道府県ごとに(北海道のみ5種類)定められた、都道府県コード(公安委員会番号)ですね。

コードは以下のようです。

【北海道】北海道10/函館11/旭川12/釧路13/北見14
【東北】青森20/岩手21/宮城22/秋田23/山形24/福島25
関東甲信越】東京30/茨城40/栃木41/群馬42/埼玉43/千葉44/神奈川45/新潟46/山梨47/長野48/静岡49
【北陸・中部】富山50/石川51/福井52/岐阜53/愛知54/三重55
【関西】滋賀60/京都61/大阪62/兵庫63/奈良64/和歌山65
【中国】鳥取70/島根71/岡山72/広島73/山口74
【四国】徳島80/香川81/愛媛82/高知83
【九州・沖縄】福岡90/佐賀91/長崎92/熊本93/大分94/宮崎95/鹿児島96/沖縄97


僕は大学に入って免許を作ったので、東京の30です。

これと、次の2桁=初めて取得した西暦の下2桁は、生涯変わらない番号ということですね。

(先ほどの日本花子さんの例だと、旧姓「東京花子」さんのくせして、東京30ではない…というか、01なんてコードは存在しないので、架空の番号ということですね。
 続く23も、2023年発行で既にゴールド免許(2024年まで有効)はおかしいし、1923年であれば昭和61年生まれの花子さんは生まれてもいないしで、こちらもまぁ全く論外の番号ということになりましょう(そもそも0123…なので、いうまでもなく適当なのは当たり前ですが)。)


…というか、免許の表の欄に旧姓表示が可能になったのは、令和元年に入ってからとのことで、かなり最近だったんですね!

www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp

ICチップ内臓により、本籍表示とかも結構前になくなった形でしたが、免許も時代の流れとともに少しずつ変わっていってるという感じでしょうか。


免許番号に戻ると、最初の4桁は以上のように由来が明らかですが、その次5-10桁目の6つは、各公安委員会の定める管理番号で、まとめ方はまちまちとのことです。

これが、いわば各人によって異なる固有番号といえましょう(そしてこれも、失効や取り消しなどで新しく作り直す場合を除き、永久に同じ番号とのことですね)。


そして11桁目はいわゆるチェックサムで、免許番号入力の際に人為的な打ち間違いがないかを確認するための部位ですが、調べたら、計算方法を紹介している素晴らしいサイト(運転免許証に関する雑学)があったので、引用させていただきましょう。

左からの桁から①~⑩とした場合、①×5+②×4+③×3+④×2+⑤×7+⑥×6+⑦×5+⑧×4+⑨×3+⑩×2を11で割って、この余りの数字を11から引いた値の下1桁が11桁目(⑪)となる。例えば計算結果が11であれば1、10であれば0となる。

自分のを見たらマジで正しかったので、このチェックサムはそういう仕組みだったんですね!
(手入力で、例えば5桁目を打ち間違えてしまっても、11桁目のおかげで「正しくない免許番号です。どこかに打ち間違いがあります」ということが分かる、ってことですね。)


そして最後の12桁目が、魔の、ズボラ人間チェックともいえる、紛失や更新し忘れによる免許証再発行の回数を示している値になります。

1回なくして再発行したら1、2回なら2…で、増えたものが減ることは永久にありません。

あれ、でも、10回なくしたら0にリセット可能なんちゃいます?…と思いきや、10回目はまた1になるそうで、2回なくした人が1にする形で数字を減らすことは理論上可能ではあるものの、再発行にも費用がかかりますし、0にすることはできないので、諦めましょう、ってことですね。


ちなみに僕は、上述の通り既に複数回、失効による再発行をしているので、「くぅ~、ズボラ人間ナンバー、アップかよ…」と思っていたら、「海外在住による、更新期間内での更新が不可能だった理由からの失効」は「やむをえない事情」であると判断されるためか、幸いにして、この数字は0のままになっています。

寛大な処置、サンキュー公安委員会!


ただし、どんな事情があろうとも、失効後3年以上が経過した場合は、技能試験・学科試験からのやり直しで、恐らく紛失による再発行と同じ扱いになるのではないかと思われます。

www.npa.go.jp
ま、免許有効期間2-3年+3年に1回ぐらいは、帰省して免許を更新しなさい、というお上からのお達しなのかもしれませんね。


一方、自分の免許を見ていたら、「あれ?免許の種類、昔は【普通】だった記憶があるけど、いつの間にか【中型】になってる!やっべ、自分の知らん間に、中型講習とか受けてたのか…?ドッペルゲンガーの仕業…??はたまた我らが公安委員会様の、珍しいミス…?!」と思ったのですが、これはそんなわけではなく…

carnext.jp
↑のサイトによると、道交法改正で中型免許の制度が新設された2007年以前に普通免許を取得していた人は、法改正前の「普通免許で8tトラックまでは運転できる」という決まりに則り、いきなりそれまで運転可能だった8tトラックが運転できなくならないように、改正以後は【中型】となり、条件等に「中型車は中型車(8t)に限る」という但し書きがつくとのことですね。

まさに、自分の免許も、その通りになっていました。


…という所で、免許の話だけで意外に結構長くなってしまったので、事故の話は次回にまわすといたしましょう。


ちなみに、アメリカへ来てからは自転車生活で、車も不要なため、こちらでは免許を取得していません。
(って、そもそも日本でも何となく親にいわれて取っただけで、基本的に必要な場面などほぼ一度もなかったですけどね。)


アメリカの免許は州ごとに定められた仕組みになっているので、場所によって取得方法その他は違うようですが、少なくとも僕のいる州は、話に聞く限りクッソ適当な簡単なもので、最短数日ぐらいで取れるという噂も耳にしたことがあります(実際は経験がないので不明ですが)。

確かに以前、近場の公開ホールみたいな所で学科全体の研究発表会みたいなのがあったときに、徒歩では遠すぎる距離だったため学生の女の子の車に乗せてもらったことがあったんですけど、その子が免許取り立て、まさに2-3回目ぐらいの運転だかで、「うっわコレ仮免の人の運転じゃん(笑)。大丈夫かコレ(笑)」と笑えたとともに、「あぁこの怖々運転してる感じ、あったあった、初々しくて新鮮だぜぇ~」と思えましたねぇ。
(幸い、事故もなく普通に滞りなく移動は終わりましたし、その子は通学に車を使っているためか、今ではもう普通に完全に慣れている感じのようですが。)


ということで、交通・車ネタ、また次回へ続く…。

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村