今回もいただいたコメントから話を広げさせてもらう感じになりますが、割と話が膨らみそうだったので、まず一部、ネタが広がる該当部分のみを取り上げさせていただこうと思います。
既に他の部分の内容にもある程度コメ返答を書き終えているため、そちらの方もまた次回以降戻って触れていく予定です。
(毎回取り上げさせていただき、アンさんにおかれましては誠に感謝の念に堪えません。)
まぁ、多分紺助さんの頭が見た目もおかしいくらいでっぱってて丸くないって感じとは、誰も思っちょらんかったと思うけどね!
タンコブは、、凄いのもあるでよ!!ツノまではいかなくても、ビー玉くらいなら余裕であるべや!柔らかいって言っても、ブヨブヨではなくパンパンな感じだったりするので…まぁまぁでっぱっとるやき笑
そう、尾てい骨は、紺助さんの腹筋と同じ経験ある!ゴリゴリいっとったわね。(最近腹筋やってないな…笑)ただ、通常は全く痛くないし(触っても痛くない)、座る時も全く問題ないので…やっぱり尻尾かな笑
でも多分思ったほどはでっぱってないかもやね、きっと。触ればわかっけど、見た目ではわがんねレベルなので。
フローリングで(ホットカーペット危険)寝ないように気をつけたいと思うぞなもし笑
あんまりマジマジと人の頭なんて触ったことはないですけど、実際、外から見た形と実際の頭蓋骨ありのままの形とは、結構違うものなのかもしれませんね。
男女差が最も大きい人体骨格部は骨盤(腰の骨ですね)だと記憶していますが(骨盤が毀損せずに存在すれば、100%確かな男女の確定が可能)、検索してみたら、骨盤に次いで頭蓋骨も、性差推定の鍵になるとのことですね。
一般的に、頭蓋骨自体も女性の方が丸みを帯びているとのことなので、案外、僕の形悪頭を触ってもらったら、「へぇ~意外とゴツゴツしててカッコいいじゃん」と思ってもらえる可能性も、なきにしもあらずという所でしょうか(いやねーよ(笑))。
こちら生物考古学を専門とされている楢崎さんの運営していらっしゃるウェブサイトからですが…
「性別推定で一番有効なのは寛骨ですが、寛骨が破損していたり出土しない場合には、頭蓋骨でもある程度性別を推定することが可能です」(骨盤の内、寛骨と呼ばれる部分が決定打なんですね)とあり、まぁ、素人目にはガイコツ単独で見せられても中々区別はつきませんけど、専門家から見れば高い精度で判断可能ということなのでしょう。
僕のご自慢の乳様突起も、大きく発達しているのは男性だけであり、女性では小さく華奢であるとのことで、僕が白骨化した際には、最悪でも無事男女の判別だけは確実にしてもらえそうで何よりです。
ま、改めて、ちびまる子ちゃんの永沢君ほどの外から見て分かる変な頭ではない(永沢君も、あれマジでどーなっとんねん(笑)って面白いですが、検索したらすぐヒットすると思いますけど(せっかくなので画像も↓)、帽子を被ると更に面白さが爆発するんですよね(笑))ので、ご安心ください、という話でした。
一方続いて、タンコブ、へぇ~、改めて画像検索とかしてみたら、マジですね!
ヒットしてくるのは、子供のコブを恐らく親がアップしてるような画像中心なので、画像を保存してブログに掲載することは控えますけど、大きいのだとめっちゃ痛ましい感じで本当に盛りあがってますし、まさにビー玉っぽいのもありますねぇ~。
いやぁ、コブをなめてました。
これらを見ると、僕のやつも普通にコブっぽい突起ともいえる感じですね。まぁそれでも、痛みもないし明らかに骨なので、コブとはちょっと違うともいえますが…。
あぁ、アンさんの尾てい骨、あえて硬い床に寝っ転がった際にちょっと痛いというだけで、日常生活で痛みがあるわけでも、でっぱりそれ自体に痛みがあるわけでもなかったですね、よく読んだら。
前回「女性は尾てい骨が痛みがちっていわれてるからねぇ…」としたり顔で参考記事まで貼り付けてしまい、どうも恐縮でした。
せっかくなので関連して、あと何か自分の体で面白い(不思議な)特徴的な点はあったかなぁ、と考えてみましたが……。まぁ家族に見られたら身バレの確率が上がるだけですけど、こんなブログ見るわけないので普通に挙げてみると……って、別に考えてみてもそんなのあんまりなかったですね(笑)。
あぁでも1つ、自分に特徴的な「人間全員がそうではない」点を挙げてみると、右耳のみ、耳かきとかで外耳というか中耳をかくと、思わず咳が出てしまう、ってのがあります。
家族の中で自分だけなので、子供の頃は、親・兄弟(姉ですが)に耳かきやってもらうたびに「ゴホンゴホン」として、「いやそんなわけないじゃん、わざとでしょ~(笑)」とからかわれていましたが、これはマジなのです(笑)。
大人になってふと思い出したときに調べてみましたが、こいつはズバリ耳の中の迷走神経が刺激されることで誘発される迷走神経反射、またの名をアーノルド神経反射と呼ばれるもので、どうも、成人のわずか2%程度にしか認められないとのことなので、僕は選ばれしアーノルド反射もちだったようです(→耳かきしたら咳が出るだけ……全然選ばれたくねぇ~)。
98%の方がご存じないということでどんな感じなのか説明いたしますと、ズバリ、耳かきでツンツンされると、まさに喉の内部をツンツンされているような感じがして、まぁ喉の内部をツンツンされたことなんてないでしょうからイメージも湧かないかもしれませんけど、「うほっ、くすぐっt…!」となって「ゴホンゴホン」とついつい咳が出てしまう、って感じなわけです。
いやぁ伝わらないかなぁ~。
幼少時からずっとそうなので、「いや右耳とノドって、くっついてるものでしょ?」とかうっすら思ってた記憶もあるんですけど、まぁ実際そんなに遠く離れてはいないものの、耳かきをつっこんでノドに直接タッチできるわけもないので、冷静に考えたらこれは自分が特殊なだけなのかなぁ…ということは重々承知していたんですけどね(まぁ家族の誰もそれがない時点でそれは普通ではないし、そもそも左耳はそうならないですしね、耳の中とノドがくっついてるわけじゃないのは、よく考えたら自分の経験からも当たり前だったわけです)。
そもそも迷走神経とは何なのか…?
これは、医療・看護系の学生は必ず覚えさせられるもので、僕も、この記事で話に出していた、例のマルチビタミンを飲み始めるきっかけとなった医学入門的な講義で覚えましたけど、全部で12対ある脳神経の内の1本であり、名前の通り上半身全体を複雑に走行している、これらの中で最大の分布領域をもつ神経がそれになります。
まぁ、多少の差異はあれど、恐らくほとんど全ての学生が「嗅いで視る、動く車の三の外、顔耳のどに、迷う副舌」みたいなノリで覚える脳神経の、「迷っちゃう」部分のやつですね。
結局、僕のようなタイプの人は外耳~中耳の耳かきが触れる部分にちょうどこの神経の知覚部位が露出しており、物理的な刺激で反射(生物学において反射というのは、特定の刺激に対して無意識に起こるものを指します。膝を軽く叩くと脚がポーンの膝蓋腱反射が最も有名ですが、これを含め中学理科でもおなじみ、熱いものを触ると無意識で手を引っ込める脊髄反射と、今回の例の反射とは仕組みがやや違う(脊髄を介した反射ではなく、こちらは複数の神経を介した脳による自動応答)のですが、まぁ細かいことはどうでもいいでしょう)が引き起こされる…というのがこの迷走神経反射の仕組みなわけですけど、耳をつんつんしただけで実際ノドに触れたわけでもないのに「ノドに異物が!咳きこまなきゃ…(使命感)」と錯覚して反射が引き起こされるとは、我ながら自分の神経も意外とバカなもんですね…という話でしょうか。
ちなみに「迷走神経反射」というのはこの耳かきでゴホゴホ以外にも、肺の膨張と吸息の抑制といった別の神経応答も含まれるので、より正確には「アーノルド神経反射」と呼ぶほうが適切なようです。
アーノルドというのは、解剖学、特に神経系の解剖図の解明に多大なる貢献をされたドイツの研究者、フリードリッヒ・アーノルドさんの名を取ったものだそうですね。
このベートーベンのパチモンみたいなアーノルドさんの名を冠した反射、わずか2%の選ばれし人のみに許されたものだからね、アーノルド反射もちは天才・寿命が長い・足が速い・肌がキレイ・運がいい・お金持ち・うれしい・楽しい・大好き…みたいな、素晴らしい特徴があるんとちゃいますの~ん??と、ウキウキでちょっくら論文を調べてみたところ、あっーー!!
なんと、↓の2018年の論文によると、健康な成人と比較した場合、 慢性咳嗽(まんせいがいそう;慢性的に咳が出る症状のこと)の症状を示す人のアーノルド反射もちの割合が、実に、12倍超も高くなっているとのこと!!
(縦軸がアーノルド反応陽性の人の割合、バーは、左から、慢性咳もちの成人(200人)・慢性咳もちの女性(136人)・慢性咳もちの男性(64人)・健康な成人(100人)・慢性咳もちの小児(100人)・健康な小児(100人)ですね)
…そんな……アーノルダーは、天才でラッキーどころか、いつもゴホゴホ咳きこんでいる病弱人の象徴だったなんて…!
とはいえまぁ、僕は論理的な男だからね、これは「慢性咳→アーノルドでありがち」という論理構造であって、アーノルド→慢性咳もちということをいってるわけでは必ずしもないということにすぎませんから、まま、そんなこともあるでしょう、ってなもんです。
実際僕自身は、幸いにして常に咳き込みがちというわけでは全くないので、良かった良かった、ホッ…という話といえそうですね。
でもまぁ実際、ちょっとの刺激で咳が出やすいのはそうかもしれず、アーノルドもちの人に慢性咳の人が多いというのは、何ら驚くことではない、確かにそうかもねと思える実験結果といえますね。
なお、グラフにある通り、アーノルド反射は男性より女性の方に顕著に多く見られるようで(慢性咳もちの内、男性は12.5%・女性は31.6%がアーノルダー)、面白いことに小児では慢性咳もち・健康の両グループにアーノルド反射のありなしに有意な差は認められなかった、ということですね。
(ということは、成長に伴ってアーノルド反射がいきなり出てくることもある、ってことなのかな?
…あぁ逆に、アーノルド反射もちの人が、より慢性咳もちになりやすい、って考えたほうが遥かに自然ですかね。)
また、グラフにはないですが、論文によると、圧倒的大多数(90%超)が片側性(片方の耳だけ反射もち)だそうで、僕も2%の少数に選ばれて鼻高々でしたけど、そのグループの中では「片方のみ」という、ただのマジョリティ雑魚だったようで、2%の10%、すなわち500人に1人のアーノルド神(=両アーノルドもち)には選ばれなかったようです。
何事もレアな方がいいからね、アーノルド神になれなくて残念だぜぇ~(全くの冗談)。
…ということで、咳が出ない方にはなんのこっちゃという話でしたが、耳かきをしたら咳が出てしまって不自由が生じるというアーノルダーも世の中にはいるのです、どうかご理解ください、という話でした。
(いや別に耳かきしなきゃいいだけなので…というか人前で耳かきなんぞするわけないので、ご理解いただかなくても全く問題ありません(笑))
せっかくなので、人体の不思議…というか先ほど書いた「神経は意外とバカ」という点に関して思いついた小ネタに、最後ちょっくら触れておくといたしましょう。
1つ目は、僕が中学生の頃、笑っていいともの、SMAP中居くんが司会をしていた「ニクタイ」という、簡単にできる体の面白ネタを紹介する楽しいコーナーで見た話なんですけど、面白かったので未だに覚えてるやつになります。
まず、右手左手どちらでもいいんですが、指先を伸ばして、手の平は立てるのがやりやすいでしょう、親指を自分に向けるような位置で手の平を立てましょうか。
で、人差し指の付け根(第三関節)を90度曲げます。
そして、さらに次の付け根(第二間接)を90度曲げます。
すると、第一関節から爪の先までは下を向いていると思いますが、この先端部(爪あたり)を別の手ではじいてみると、めっちゃプルプル、骨とかもうない感じで宙ぶらりんな感じになっててメチャオモロ、クソワロタ……という、まぁただそれだけです(笑)。
ちなみに人差し指に限らず、全ての指で可能で(関節が2つしかない親指のみ除く。むしろ、人差し指以外の方がプルプルなりやすい気もします)、何じゃこりゃ~と、ギャハハと笑いながら僕はプルプル遊んでましたねぇ~。
まぁこれも、「曲げて・曲げて」で、恐らく神経束が指の先端までもう届かなくなってしまい、意識的・自律的な制御が効かなくなってるのかな、って気がするので、神経は意外とバッカでぇ~、といえる話ではないかと思います。
あともう1つも似たような手遊びですけど、これは僕が子供の頃父親に聞いて遊んでたものになりますが、じゃんけんをする時に、両手を組み合わせて捻る感じにして、遠くを覗いて何出すか占う、みたいな、子供がよくやるしょうもない儀式があるじゃないですか。
(ありますよね?右手を左側に、左手を右側にしてしっかり手をつなぎ、えいやっ、ぐるんと捻るアレです。まぁ、分からなかったら、こんなもん分かる必要もないので無視してください(笑))
この捻った両手を前に出してる状態で、他の人に「この指動かして」と指を一本指定してもらいまして、動かしてみるとアラ不思議、実際その指を動かしたつもりが、全く別の指がピョコンと動きがちで面白いんですね!
小学生時代、友人にやって「うわぁー動かせないぃ~」とみんなでキャッキャと盛り上がっていました。
ちなみにこの際、指定する指に触れると、確実に失敗(思う指が動かせるようになる)します。
指には触れず、空中で「この指動かして」と指定するのが成功のコツですね(また、指定された側も、じっくり考えずに直感でスッと動かすのも重要でしょう)。
(今改めて実際にやってみましたが、自分でやってもまぁできはしますけど、やっぱり他の人にいきなり指定されてやった方が間違えやすいし盛り上がるように思います。
特に僕は当時特訓して、割と指先の意識が通るようになってしまったので、意外と自分で思った指が動かせてつまんない感じでした(笑))
ま、改めて、ちょっと捻るだけで自分の指すらどこにあるのか分からなくなるということで、神経ってのは自分が思うより案外アホアホなんです、面白いですね、なんて話でした。
(しかも、物理的に触れるだけで、思い出したかのように一発で認識できるようになるというのも、何だか繊細で面白いですね)
いただいていたコメントの続きもありますけど、この辺の(特に自分の)人体の不思議シリーズ、自己紹介を兼ねて何かいいネタがあれば、また(次回ではないにせよ)まとめてみたいですね。