お酒は飲まないんですよ

この記事、自己紹介として意味のある話なので、いずれ書こうと思ってずっと下書きに今後のネタとして置いてあったんですが、流れ的にちょうどいいタイミングということで、今回記事として使ってみるとしましょう。

前回、僕はタバコを吸ったことがないしほぼ間違いなく一生吸うこともないと思われる、と書いていたのですが、もう一つ人類の愛する至高の嗜好品(クソウマギャグ)、前回有害依存物質としても挙げられていたアルコール、つまりお酒ですが、こちらも、僕は一滴も飲まない感じです。

とはいえお酒はタバコと違って当然大学時代に飲んだことはありますけど、自分には合わなかったので、自分の意思で飲むことは絶対にないという感じですね。

これ、今は変わってるかもしれないし、あんまり声を大にして言ってはいけないことかもしれないんですけど、大学入学時、新入生のほぼ99%ぐらいが20歳未満なわけですけど、オリエンテーションとかが終わって新歓シーズン、マジで当たり前のように全員お酒飲んでますからね…。

僕は東京出身ではないですが、特に東京出身の学生は、マジで「こいつら何でこんなに小慣れてるんだ?全員もう飲み会のプロじゃん!」ってぐらい、普っ通~に入学初日とかから、居酒屋に集まってドンチャン騒いでいました(語学ごとにクラスが分けられるので、最初は、毎日のようにクラス会みたいな飲み会が連日ある感じですね。当然、サークルの新歓とかもラッシュで続きますが)。

とにかく印象的なのが、うるさいぐらいのコール(一番覚えてるのが、誰かがちょっと何かをこぼしたら、どこからともなく大声で「そ・そ・う!そ・そ・う!S-O-S-O・そ・そ・う!!」みたいな合唱が始まって、こぼした人が一気飲みを強いられるというクソみたいな文化)ですね。

他にも、♪ビンダビンダ~リンダリンダのリズムでビール瓶ラッパ)とか、♪飲~んで飲~んで飲んで(x3とか繰返し)、飛んで!(のタイミングで飲みながらジャンプ)とか、ほぼ東京出身の(いや、でも、関西出身のやつらもみんな歌ってたな…)全員が、マジでこいつらどこでこんなの覚えてきたんだ?ってぐらい例外なく、4月頭に初めてみんなが顔合わせる瞬間からもう全員で盛り上がってて(いやもちろん自分含め、一部そんなにノレてない人もいましたけど)、本気で「このノリまじかよ…」と面食らったものです。

僕は割と何にでも順応性があるタイプですが、あの大学生のノリだけは、最後まで合わなかったし、ダメでしたねぇ。

(まぁ体育会系のノリってやつですかね。自分でいうのも何ですが、東大でこのノリなん?って超衝撃でしたが、多分東大生ってネクラな暗いイメージを持ってる方が多いと思うんですけど、それに限らず電通とか、商社とか、省庁とか、バイタリティ溢れるトップ層が集まるような所は、マジでめっっちゃくちゃ超体育会系のノリが(多分今でも)跋扈している印象です。
 この手のノリが一切受け付けられない人は、東京とか大都市圏での大学生活~社会人生活を楽しむのは、結構厳しいかもしれないなと感じましたね。
 もちろん全員が全員そんな体育会系ノリではありませんし、それが合わない人は合わない人同士でよろしくやれなくもないですが、やっぱり大多数かつ集団の中心メンバーは、マジでパリピみたいな連中(言い換えると、明るく外向的で、周りを動かす力のある人たち、ともいえるんですけどね)に占められているのが実際に思います。
 あれから20年経って、(特にコロナで)大分変わったのかもしれませんが、正直、変わっててくれた方が嬉しいぐらい、ちょっとこれはどうなんかな、と思える悪ノリ文化でした。あんまりノリ切れないタイプの人間の、単なるやっかみかもしれませんが…)

…って感じで、新歓シーズンとかは僕もタダ飯食らいに色々参加しましたが(そのときからもう乞食かよ(笑))、飲んでみて分かったのは、「お酒を飲んでも、別に全く気持ちよくならないぞ!」ということでした。

これは自論なんですけど、強い弱い抜きに、酒を飲んで気持ちよくなれる人となれない人とが、この世の中にはいるように思うんです。

普段しっかりしているというか真面目に生きてるきちんとしている方は、アルコールが入ると心のタガが外れるといいますか精神が解放されるみたいな感じで心地よくなる一方、自分でいうのも何ですが、普段から四六時中ずっと心のタガが開きっぱなしで常に精神が解放されてる脳内お花畑みたいな僕のような人は、アルコールが入ってももうそれ以上解き放たれるリミッターみたいなもんがありませんから、マジで強がりとか誇張抜きに、お酒を飲んでも一切心地よくなる感覚がないのです。

基本的に頭が痛くなるだけでメリットは皆無(まぁそれを「弱い」というのかもしれませんが…)、しかも子供舌の僕にとってはアルコールの味もまったく美味しいと思えないということで、必要に迫られてでもない限り、自らお酒を買うことはもちろん、飲み放題で飲める状況だったとしても、お酒を飲むことは一切ない感じですね。

多分こういうタイプの人は世の中結構いて、例えば漫画家のあずまきよひこさんとか、全く同じタイプなんだろうな、と勝手に思ってます(いや作者本人がそう明言していたわけではなく、キャラを使って作中で語って(代弁して)いたその手の話が、完全に自分と同じ感じだったので強く印象に残っていた、というただそれだけですが)。

ただ、僕自身は飲みませんが、もし結婚相手の方がお酒好きな方であれば、もちろんたくさん気が済むまで飲んでもらった方が嬉しいですし、付き合えといわれればまぁ付き合う(一応、飲んだら倒れる激弱ではなく、平均程度には飲めます。頭は割とすぐ痛くなりますけどね)のもやぶさかではない感じですね。

でも、飲まなくても酔っ払ってる方と同じぐらい心のタガが外れていて、24時間いつでも酒飲んだ後みたいに陽気な感じでいられると自負しておりますので(自慢するようなことか?(笑))、たとえ自分は飲まなくても、酒の席に付き合うことはいつでも容易です、という謎のアピールも忘れずにしておくとしましょう。
(大学生のコールみたいなノリは苦手ですが、酔っ払いのテンションに合わせるとかは余裕です、って感じでしょうか。)


また、これはお酒を飲まない人間のポジショントーク的なものかもしれませんが、酒は百薬の長などとよくいわれますけど、身体的側面からだけいえば、やっぱり申し訳ないですが、酒は毒でしかないように思います。

これに関連して、1つ書こうと思ってたエピソードがあるんですけど、隣の研究室に、数年前まで、もう当時の時点で10年以上そのお隣ラボで働いてらっしゃった日本人女性の方がいらっしゃったんですね。

で、ずっとテクニシャン(日本語では技官と呼ばれる、研究全般をサポートする、研究室の裏方の大黒柱のようなポジションです)をされて大貢献されていたのですが、ちょうど数年前に、ちょっと心臓系の勉強をしてみたくなったということで、テクニシャンを辞められて、学生として近くの大学に入られた感じだったのです(長年働かれてましたし、当然僕含めみんな驚いていましたが、アメリカではよくある話ではありますね)。

んで、それからしばらくして、その方(例によって漫画キャラからの仮名で、サエさんとしましょう)から、「心エコーの練習をしたいので、協力してくれる人、募集!診断はできない(してはいけない)けど、無料でエコー画像が見られるよ!」というメールが同じフロアの研究室で親しくしていた人全員に送られてきまして、「おっ、無料でエコーならいいじゃん(エコーって何なのか知らんけど)、協力したろ!」と思い、隣のラボの学生(漫画キャラではないですが、そっくりな俳優から取って、レオナルド君としましょう)と一緒に行ってみました。

まずレオ君のエコーを撮って僕は待たされていたのですが、どうも、レオ君の心臓にちょっと気になる部分があった模様…。

サエさんが尋ねると、どうも小さい頃から多少そのことは分かっていたようで、あまり過度の運動を控えるようにもいわれているとかなんとか…(センシティブな話なので、あまり聞かないようにはしていましたが…(単に英語が聞き取れなかったというのもある模様))。

で、「この場では診断はできないし、良かったらちゃんと見てもらった方がいいかもね。学生の私じゃなく、ちゃんとしたお医者さんの方も紹介するよ」…みたいな話をサエさんがレオ君にした後、なんかエコーを撮るのが急に怖くなってきたけれど、ついに僕の番です。

エコーを当てて見るための何かクリームみたいなのを塗りたくられて、いざ見てみると!

「おっ!お~、これはこれは…」みたいな、何ともいえない呟きがサエさんの口から漏れ出します(もちろん日本語です)。

白黒のエコー画像を見ても何も分かりませんが、順に見ていくと……。

「紺助さん、痩せてらっしゃるからめっちゃ見やすいですね…。これが肝臓ですけど…う~わ!めっちゃキレイ!!紺助さんお酒飲まれませんよね?あとお菓子とかも食べられないですよね?わ~、こんなキレイな肝臓はじめて見た…。
(心臓に戻り)
…じゃあちょっと課題にある、内壁と弁(?か忘れましたが…)との距離を測らせてもらいたいんですけど…。くぅぅ~、見やすい、見やすすぎる……。ここがこうで、こっちがこうなので…。
…と、出ました。うっっわ、完璧に理論通りの数字になった…。はじめて完全に教科書通りにいきました、本当にありがとうございます!最高の練習ができました、感動しました!!」

と、べた褒めしていただけました、というただの自慢でした。

という感じで、僕はピカピカの肝臓を持っていることが明らかになったんですけど、これはやっぱり、アルコールの分解に肝臓を酷使したことがないからに他ならないと思っています。

エタノール(CH3CH2OH)というのはやはり生体にとっては異物・毒であり、体内でアセトアルデヒド→酢酸→最終的に水と二酸化炭素になりますが、その解毒ステップのために、肝臓を酷使してしまうんですね。

もちろん僕も代謝が専門ではなく、全てを知ってるわけではないので断言はできませんが、身体的な面に限っていえば、お酒は百害あって一利ないというのは、残念ながらいえてしまうように思います。

でも、タバコもそうですけど、精神的な作用だって、無視できないと思うんですよね。

何だかんだ、この世で最も邪悪なもの(体に毒なもの)はストレスですから、ストレスを軽減できるのであれば、それは多少の身体的なダメージを考慮しても、十分意味のあるものになってると思えてなりません。

なので、タバコもお酒も、人間にとって百害あって一利なしというのは短絡的すぎであって、それで得られる精神的なメリットが大きいのなら、これは絶対に摂取して意味のあるものだと、僕は思います。

百薬の長は流石に言い過ぎですが、身体的なダメージと精神的なメリットを考慮すれば、人によっては「三害あって八利あり」ぐらいの効果は十分あるような気がしますね。

あくまで、僕には精神的なメリットがないので、自分はお酒を飲まないというだけで、もしいい気分になれるとか嫌なことを忘れられるみたいなことがあったならば、僕も毎日一人寂しく夜な夜な晩酌していたように思います。


以上、無駄に長くなりましたが、僕はお酒を飲みませんが、お酒を好きな人は、普通に楽しまれるのが絶対に人生にプラスだと思う(ゴミみたいな大学生のコールとかがなければ、お酒を楽しく飲んでる人と一緒にいるのも、僕は好きです)、という話でした。

でもやっぱり肝臓へのダメージは間違いなく蓄積してしまうので、何事も程々が一番かもしれませんね…!

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村