前回、「初めて訪れたコストコは―春の雨の味がした」と、天気が悪かったことと、意外と春雨のように無機質で無味だったこととをかけて上手いこといってましたが(いやそんなポエムみたいなことは一言もいってませんでしたが)、それでも「上級会員に、おれはなるっ!」と誰一人としてそんなこと聞いてない宣言を一人で勝手にかましていました。
実はそれにはいくつか理由があるのです、などと書いていたのですが、順番に挙げていこうと思います。
1. 死ぬほど近い
まぁ何だかんだそういう現実的なメリットが一番にある感じです。
前も書いたのですが、最寄のコストコは徒歩圏内にありまして、あまりにも便利だという点がまず筆頭に挙げられます。
いつも使っている最寄の大型地元スーパーは、片道が大体コストコ4-5往復ぐらいする分ぐらいの距離がありますから、それに比べるとあまりにも楽すぎてこれは本当にデカいポイントなのです。
(徒歩圏とはいえ、「歩いてもいける」であって、そこまで「家から見える」とかいうレベルではありません。)
というか、また一つ、これ単体でいつかネタにしようと思ってたことなんですけど……
何でそんなに距離にこだわるのか、意外に思われる方もいるかもしれません。
そして、コストコの年会費の元を取るうんぬんの話で、コストコの目玉といわれるガソリンを、頑なに1円も考慮に入れていなかったのを不思議に思われていた方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
そう、この2つが意味する所は1つ、僕は、車社会のアメリカ、しかも交通機関の発達していない片田舎で、まさかの、驚くべき、車を持っておらず自転車のみを使って生活しているのです!
周りの日本人…のみならず、どこの国出身の地球人全員を見回しても、この辺で自転車しか持ってないのは僕ぐらいのものでしょう。
まぁその辺の話も、またいつか別枠でしてみようと思いますが、
(もちろん日本の免許は持ってるんですけど、こっちへ来て、「まぁ自分の活動範囲から考えて、車はいらんかな」という合理的判断で、車は所有していないし、こちらの免許も取得していません)
移動がまさかの自転車オンリーなので、近場にあるということはそれだけであまりにもでかいアドバンテージになるわけです。
でもまぁ、何気にいい運動になるので、ちょっと離れてる店にたまにいくのは別に苦でもありませんし、むしろ逆に運動不足解消には多少遠くにあった方がいいことなのかもしれないんですけどね。
幸いシリアルは地元スーパーの方が品揃えも値段も圧倒的に良さそうなので、シリアルのために、たまにそちらへ行く必要があるのも悪くはないのかもしれません。
2. 他の人が喜んでくれるなら、自分も嬉しい
自分1人のことなら徹底して合理的に、絶対に考えられ得る最善手を取ることに(自分の中で)定評のある僕なのですが、他人を巻き込むとなると、話は変わってくるのです。
ちょっとこれはエエカッコしぃといいいますか、ある意味ちょっと八方美人みたいなネガティブめな感じともいえるかもしれないんですけど、
「仮に自分が少々損というか意にそぐわない選択を取る必要があったとしても、親しい人が利益を得たり、喜んでくれたり嬉しく思ってくれたりする状況であれば、個人的に、それは総合すると自分にとっても嬉しい・得・合理的だという結論になる」
という思考回路を有しているのが僕という男なのです。
どういうことかといいますと、今回ビンスさんを自分の会員証取得に巻き込むことで、友人紹介制度だろうと家族カードを持つことだろうと、いずれにせよビンスさんに何らかのメリットが発生する形でもう話が進んでいた感じであったわけなんですね。
なので、多少
「うっ、コストコ、意外とコスト面では大したことないかも…。品揃えも正直微妙だし……」
と思うことがあったとしても、もう自分の都合でコストコ訪問にまで付き合ってもらったというのに、今さら
「微妙だったわ、会員になるのや~めぴ」
とかいうのは、ビンスさん自身に積極的な損失が発生するわけではないものの、何か期待させるだけさせておいて悪いことをしてるというか、やっぱりそれはちょっと無責任に感じるわけです。
まぁそう書くと、消極的に
「本当は会員になるのは嫌だけど、こうなったらしゃあない…」
と考えているように感じられるかもしれませんが、そうではなく、実際、自分が会員になることでビンスさんにメリットが生まれることは確かなので、その点を考慮すると、後ろ向きではなく本当に前向きに、コストコ会員になるのは総合して◎だと思えるのです。
こんなこといちいち言葉にして書くことでもないかもしれませんが、他人に喜んでもらえることって、人と人とが関わりあいながら生きていくこの世の中において、正直それ以上いいことなんて存在しないとさえ言える気がするんですよね。
だから、自分のせせこましい都合(思ったより安くなかった、あんまり欲しいものがなかった…などなど)なんか正直どうでもよく、親しい人が喜んでくれる状況になる時点でもう即決、どう考えてもコストコ会員になる価値はそれだけで十分にあると、そんな風に思える性格なのが僕のいい所だ(or そう思える人間で良かった)と、自分で勝手に思っております。
あんまりそういう、何というか自分の心の中で思っていればいいことを外に向かってわざわざアピールするのも何だかな…とは正直思うのですが…。
まぁ一応婚活ブログなので、余計な自己アピールでしたがすんません、ってことで何卒…。
3. 冷静に考えたら、実は無料だった
…というのは、完全に自分の勘違いで気のせいでした。
こないだの記事も訂正しておきました。
初回訪問時の前にネットであれこれ見てたら出てきた「クレカ登録で20ドルキャッシュバック!」という情報が頭にあって、それとこんがらがってしまっていた感じですね。
間違えた情報を出して無駄に混乱させてしまったこと、改めてお詫び申し上げます。
…で、この情報を店頭で目にしたときは……というかこないだこれについてまとめた記事を書き終えるまで気付かなかったんですけど、冷静に考えたらこれ、事実上コストコに無料で入会できるのと同義になってるんですよね。
(60ドルで入会→60ドルでアップグレードの合計120ドルの支払い。
→まず60ドルがこのキャンペーンでキャッシュバック
→さらに、アップグレード費用60ドルは全額返金保証があるので、仮にコストコを1度も使わなくてもこの60ドルは戻ってくることになる
=合計120ドルのキャッシュバック
→コストコ会員自体に、実質0ドルでなれている、ということ。
(一応、コストコを使って上級特典での節約額が増せば増すほど2つ目のキャッシュバック額は小さくなるけれど、実際買い物ごとにキャッシュバックを受け取ってるのと同じことになるから、無料で会員になってる事実には変わらない。)
(後日追記:これは全然トンチンカンな話になっていました。
後日の記事でも述べていますが、上級特典は都度割引ではなく、累計購入金額に対して2%のキャッシュバックがつくタイプなので、「キャッシュバック2%相当が最終的に60ドルに届かなくても、60ドル返金してもらえる」ということであり、多少コストコを使っても、結局60ドル丸々返してもらえる、というお話でした。
相変わらず混乱させてしまって(というか勝手に混乱していて)、申し訳ありません。)
このことはこないだの記事を書き終わって読み直してる時に気付いたんですけど、この話を店頭で聞いた時は、「いずれにせよ入会には別途60ドル払う必要があるから、その分の負担が60ドルで、あとクレカのキャッシュバック(その時はこれもあると勘違いしていた)20ドルがあるから、実質負担額は40ドルかな」とか思っていました。
記事内では「数字に滅法強いので…」とか偉そうにほざいてましたが、数字に強くないどころか、何気に数字に滅法弱くてワロタ、って感じでした(笑)。
まぁちょっと言い訳させてもらうと、
「家族会員がいけるのか!それならビンスさんの会費負担分を半分にしてあげられるということで、素晴らしいじゃない!」
…と、もうそのこと自体が魅力的で決定的な話であり、負担がいくらだろうと、むしろ多少自分が多めに払うことになろうと、この際中身はどうでもよかった&ビンスさんは家族との相談が必要でこの日は入会には至らなかったということもあって、まだ深く具体額については考えていなかった、って理由があった感じですね。
せせこましい小額の違いなんかより、一時的とはいえ生活の場所をともにしている学生をサポートしてあげられることに喜びを感じる、僕というのはそんな大きい男なんだと、そういうことを言いたかったわけなのであります。
(まぁ半分冗談ですが(笑)。
でも実際、「自分はクレカ登録の20ドルキャッシュバックをもらえるので十分だから、60ドルのキャッシュバックの方は、メイン会員であるビンスさんが全額受け取っていいよ。残りの入会費60ドルを、2人で折半しようか」と軽く提案(複数の勘違い込みですが)していました。
…まぁ、例によって英語が下手すぎて、多分通じてませんでしたけど(笑)、いずれにせよ登録には至らなかったので、お互い深追いはしなかった感じですね。)
ただそうすると、今現在実は誰でも無料で会員になれるということですから、トータルで最大利益を得られるパターンは、僕がビンスさんの家族会員になるのではなく、僕も新規登録をして、「友人紹介制度でお互い10ドルをゲットする」ということになるんですよね。
(Triple Playプロモの60ドルキャッシュバックと、友人紹介の2人とも10ドルゲットキャンペーンが両立可能であるということは、先日公式に確認しました。)
つまり、「振り出しに戻る」じゃないですが、結局こないだ素直に友人紹介制度でお互い10ドルをゲットしていたのが、実は一番トータル利益が大きかった、って話になるわけです。
……一見、カスタマーサポートの担当者は顧客のためになる案を教えてくれてたと思いきや、冷静に考えたら実はそうではなかった、やはりアメリカのカスタマーサポートはその程度のもんだった、ってことですね…(ゲッソリ)。
(いや、でも、それは必ずしもおかしな提案ではないんですけどね。厳密に考えると、友人紹介を使って両者が別々に会員になる方が今は少しお得なだけで、住所を一(いつ)にするなら、家族カードを発行するという方が断然素直な方法であり、カスタマーサポートの提案としては全く間違っていないと思います。)
…と、色々どうでもいい御託を並べ続けましたが、結論としては、無料なんだから、会員にならない理由がないっしょ(笑)という、そういう打算的な話になるわけですね。
先日ビンスさんは帰省先から帰ってきまして、早速2度目のコストコ訪問をして、ついに会員カードをゲットしてきました!
さぁ、果たして僕らは、最終的に、一体どのような選択を取ったのでありましょうか?
その結果は…次回へ続く!!
(またこのパターンかよ、って感じですが、実際もう長すぎるのでこの辺で切りましょう)