こんなもんマジで誰一人興味がないと思いますが、案外こういう仕様書みたいなものって蔑ろにされがちに思うので、せっかくの機会ですし、郵送されてきたコストコVISAカードのパンフにしっかり目を通してみようと思います。
申請&承認から10日経ちますが、まだカード現物は届いてないですね。
1-2週間で届くということですから、もうすぐにでも届くのではないかと思いますが、当面、別で送られてきたこの小冊子を眺めてニヤニヤすることにしましょう。
ハンドサイズの小さなパンフレット、全ページスキャンしてみました。
まずは表紙から…!
う~ん、青空ではなく、曇り&夕暮れを選ぶあたり、流石コストコとシティさんは分かってらっしゃる!(何を?)
このクレジットカードの正式名称は、Costco Anywhere Visaカード(Citi発行)なんですね。
日本語にすると、「どこでもコストコ」カードでしょうか。
…日本語にするといきなりダセぇーっ!!(いや、案外可愛くていい名前…?)
前回触れたとおり、アメリカのコストコの現在の提携ブランドはVISAですね。
…と、こんな表紙だけでグダグダ語ってたら永久に終わらなさそうなので、とっとと進みましょう。
目次がありまして、早速導入です。
全文を逐一見ていっても、永遠に終わらなさそう…というかそんなことする意味がないので、ポイントだけピックアップして見ていきましょう。
このクレジットカードのポイント(要点ではなく、キャッシュバックポイントのこと)については、コストコでのお買い物のみならず、このカードを使ったあらゆる買い物でポイントが付くとのことですね。
まぁ、今どきのクレカは大抵そうだと思いますが…。
使い始めるにあたり、citi.com/CostcoSetupにアクセスして、多分カードをアクチベーションするみたいな感じのようですね。
パンフをめくりまして2-3ページ、早速知らなかった新情報が!
なんとこのコストコVisaカード、裏面にコストコ会員バーコードと、写真までプリントされているようです!
う~ん、クレカに自分の写真入りとか、これは恥ずかしいぜ…!
どんだけ自分のこと(or クレカのこと)気に入ってるんだっていう(笑)。
でもまぁ、セキュリティ的には、むしろ好ましいかもしれませんね。
このクレカ自体が、世界中どのコストコにも入ることのできる、会員証として使うことも可能だということです。
ということで、会員証2枚持ちになる感じですが、写真がついているので、貸し借りに使うことができないのはまぁ仕方ない点でしょうか。
また、最初の段落にある通り、このクレジットカードは年会費無料(no annual fee)です。ありがたいですね。
一方右ページには、ポイントの詳細が載っています。
4%:コストコのガソリン含め、世界中全てのガソリンスタンドでのガソリン購入(ただし、年間7000ドル(約70万円)まで。それ以降は1%に)
3%:世界中のレストラン・旅行費用
1%:その他全ての購入
…ふむ、ガソリン4%は、かなり魅力的ですね…!
まぁ僕は車を持っていないので、ぶっちゃけ僕的にはあんまり魅力がないんですけど、たま~にレンタカーを借りることもなくはないですし、メリットゼロではないといえましょう。
4%ボーナスは年間70万円までみたいですが、まぁ、そんな乗らないですよね、常識的に考えて…。
(いや全くイメージがないんですが、リッター100円として、燃費はプリウスとかなら30 kmはいくんでしたっけ?
そうすると、70万円=1年で21万 km……車に乗らない僕でも分かるぞ、そんなに乗る奴はいねぇ…!
地球を何周する気だ、20万キロとか、もう車買い替えるレベルですよね?
よって、ガソリンは実質無制限で4%もらえると考えてよいでしょう。)
一方、一番大切なコストコでのお買い物ですが、まぁ何度かこれまで書いてきた通り、2%ですね。
これは、10%の消費税が8%に戻るのとほぼ同義ということですから、まぁまぁバカに出来ない額でしょう。
3%のレストラン&旅行費用、これも人によっては嬉しいですね!
例によって、僕はあんまり嬉しくもないですが、後ほど14ページに詳しく書かれているように、航空券やホテル代も全て3%キャッシュバックがつくということで、額が大きくなる買い物なだけに、必要なとき・使うときは地味にありがたいかもしれませんね、やっぱり。
当たり前のように、有色人種のおばちゃんの写真キターーー!
優しそうないい笑顔の、素敵なおばちゃんですね。
このページでは、キャッシュバックポイントの仕組みが説明されています。
大切なのでじっくり見てみましょう。
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いつコストコキャッシュバックを受け取れるのか?
クレカポイントのキャッシュバックは、年に一度、2月の請求書とともに届けられます。1万ドルを超えるキャッシュバックでない限り、ポイント証書の形でお受け取りいただきます(超える場合は別のやり方での受け取り)。この証書は、その年の12月31日まで換金可能です。年間ポイントが1ドルに満たない場合、または送付予定の日までにアカウントを停止されていた場合、ポイントは没収となります。ポイント証書を換金するためには、コストコの会員であり続けなければなりません。
どうやって受け取れるのか?
ポイント証書は、米国内のコストコ店頭にて、1回の手続きで、商品としてまたは現金でお受け取りいただけます。クレカのポイント証書は、1月から12月までのお買い物分を含むものになります。クレカポイントの一部のみを商品に交換することを選択された場合、残りの金額は、コストコ店舗のレジにて、お会計時に現金でお受け取りいただけます。店舗によっては、アルコールの購入にポイントを使うことができない場合がございます。現金のリクエストは、コストコの判断により、小切手の形で行われる場合もございます。
誰が受け取れるのか?
メイン会員の方のみが、年間クレカポイント証書を受領いただけます。しかし、有効なコストコ会員証をお持ちでメイン会員様の承認を受けている方であれば、ポイント証書を換金することは可能です。
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⇒えぇ~っ!マジで!?
クレカなんて銀行口座と紐付けられるんだから、口座にいつでも直接入金可能な形で、好きなときに好きな額、ポイントが使えるもんだと思っていたら、年1のみの発行で、しかもコストコに行く必要があるって…?!
大正時代かよっ!
今は令和・オンラインの時代ですよコストコさん!!
でもまぁ、店頭でのみキャッシュバックを行うことで、そのままコストコで使わせるモチベーションというかプライオリティを保っているという戦略なのでしょう。
まぁそれはいいとしても、それ以上に「マジで?」なのが、クレカポイントすら、メイン会員にのみ送られてくる=メイン会員と家族会員が合算って、マジすか?!
いやまぁ、ビンスさんには初期費用を先払いしてもらったし、上級会員の2%バックのみならず、クレカの2%のポイントも全部あげてもいいっちゃあいいんですけど、買い物しても自分には全くポイントが付かないってのも何だか悲しいですね。
ちなみに、上級会員特典の2%ポイントは、最後いくらのポイントが付くかの案内が送られてくるわけですけど、メイン会員・家族会員がそれぞれいくら使ったかの内訳は、一切開示されない(使った総額のみ表示)、ということをカスタマーサポートに確認しました。
いやでも、クレカポイントは、使った人にポイントが付くって聞いた気がするんだけどな…と思い、クレカポイントの内訳もどうなるのか改めて聞いてみることにしました。
ちょうどコストコへ行く用事があったので、店頭のカスタマーサポートへ赴いたところ、あぁーっ!
先週応対してくれた、あのノリノリのおばちゃんが、まだいた!!
(いやそりゃ働いてるんだから、いるだろ)
このパンフを持っていけばよかったんですが、持たずに行ってしまい、口頭で(例の左側に上級特典2%・右側にクレカ2%と宣伝されている、店頭に置いてあるペラ紙を使って)聞いてみたところ…
「この上級特典2%とクレカ2%というのは、独立してるものなんだよね?つまり、こっちの上級特典は入会から大体1年後にキャッシュバックが来て、一方こっちのクレカポイントは、1月から12月までで…」
「いんや、クレカのポイントが来るのは、2月よ」
「あぁそうそう、2月に来るのは知ってるけど、反映される買い物自体は1-12月までの分で…」
「そうだわね」
「で、上級特典がメイン会員のみに送られてくるってのは知ってるんだけど、こっちのクレカポイントも、メイン会員のみの受け取りになるってのは本当?家族会員の買い物も合算されてまとめて、みたいな話を見たんだけど…」
「うんにゃ、メイン会員・家族会員、それぞれにポイントが付くわよ」
「えぇーっ?でも、郵送されてきたパンフに、ポイントはメイン会員のみに送られてくるって見た気が…」
「んなこたぁない。家族会員も……って、あら?あなたは先週家族会員になって、クレカにも申し込んだ人じゃない、覚えてるわよ!ちゃんとあなたが買い物した分は、あなたのカードにポイントが付くから、ご安心なさい」
「いやでも、確かにメイン会員に送られてくるって書いてあったようn…」
「黙らっしゃい!絶対それぞれつくから!100% sure!!」
…って、まぁ別にそんな怒られ(怒鳴られ)は全くしませんでしたが、「コストコマスターの私を信じろ」といわんばかりに断言されたので(実際おばちゃんはコストコマスターといえるぐらいに極めてそうな、インサイダーなわけですが)、多分クレカポイントは家族会員にも付くと考えてよさそうです…。
しかしそうすると、上の文はなんだったんだ?
……って、パンフをよく見たら、あぁーっと!
ここでいう「the primary cardmember」って、コストコのメイン会員証ホルダーではなく、クレジットカードのホルダーっていうことだったのか!!
その後でCostco membershipって出てくるし、「Primary member」ってずっと「Household member(家族会員)」と対比していうところのメイン会員のことを指すと思ってたから、ついつい勝手にコストコ会員の話と勘違いをしてしまっていた、ってことですね!!
危うくまた間違った情報を書くところでしたが、陽気なおばちゃんのおかげで誤解を正すことができてよかったです。
要は、クレカ保有者にポイント引換券は届くけど、換金は、クレカ保有者が認めた代理人でもできる、ってことだったんですね。
まぁ、流石に、クレカのポイントがクレカ保有者以外に付くなんてことは、常識的に考えてもありえなかったかもしれませんが…。
すっかり長くなったので、続きはまた次回にさせていただくとしましょう。