前回コストコ年会費の日米差を見てみまして、日本はだいぶ安いという結果に全米が驚いていたのですが、果たして世界のコストコと比べたらどうなるのか?
気になりますよね?
僕は言うほど気になりませんが、記事水増しのために見てみることを今決意しました。
調べていたら、実際の年会費は掲載されていなかったんですけど、世界のコストコをまとめているこちらの記事が目についたので、こちらを参考に、世界各地のコストコ入会費&上級会員アップグレード費を調べてみるとしましょう。
こちらの記事では、「コストコ会員証は他の国で使えるのか?」という疑問に答えており、その答はYesなんですけど、記事のポイントは、「使えるクレジットカードに各国違いがある」という点のようです。
そちらも後ほど見るとして、まずは各国の入会費をチェックしてみるとします。
並び方は、アルファベット順ですね。
為替は、2021年3月4週目週末現在のものを使っています。
1. オーストラリア
・ノーマル会員:60豪ドル=45.79ドル
・法人会員:55豪ドル=41.98ドル
⇒一見、「おっ、アメリカと同じ60ドルか!」と思ったら、こちらはオーストラリアドルだったので、アメリカドルに換算してみたところ……安ぅい!
しかし、日本よりは高いですね。
また、コストコオーストラリアには、上級会員がまだ存在しないようです!
日本には2019年半ばに導入されたようですが、オーストラリアにはまだ入ってきていないのでしょう。
や~い、おまえの国、コッアラ屋敷~!
(意味不明な煽り(笑)。「おっくれってる~」って書こうかと思いましたが、それだと何か完全にバカにしている感じになっちゃうので(あと字足らずだし)、自粛しておきました。)
実際日本だって上級会員ビギナーですからね、僕なんてこないだまで上級会員の存在を知らなかったぐらいですし、その内導入されるでしょうから、バカにするのはやめましょう。
2. カナダ
・ノーマル会員(個人・法人とも):60加ドル=47.58ドル
・上級会員(個人・法人とも):120加ドル=95.16ドル
⇒こちら、数字自体は完全にアメリカと同じ(個人と法人に全く差異はなし&ノーマル60ドル・上級アップグレード60ドル)でしたが、意外や意外、カナダドルがアメリカドルより異様に安くなっているようで、為替換算をしたら、これまた4000円台の値段に!
カナダドルとアメリカドルって、ほぼ同じ通貨価値の印象でしたが、現在1米ドル=1.26加ドルのようで、結構違うもんですね。
3. フランス
・ノーマル会員(個人・法人とも):36ユーロ=42.57ドル
⇒フランスも、上級会員はまだ存在しないようですね。
や~い、おまえの国、ワッイン屋敷~!(もうメチャクチャ(笑))
また、個人会員・法人会員で料金の違いもないので、フランスのコストコはまさに1種類の価格設定しかない、シンプルすぎる料金体系といえましょう。
流石は芸術の都、シンプルをよしとする感じなのでしょうか。
その個人・法人の違いも、領収書を個別にどうこうだけのようなので、特に法人会員になるメリットもなさそうですね(まぁ領収書が重要な場合もあるので、無意味ではないと思いますが)。
4. アイスランド
・ノーマル会員:4800アイスランドクローナ=37.71ドル
⇒アイスランドのコストコ、ついに30ドル台(ビジネス会員は、20ドル台!)の魔境へと突入!
これは、コストコ会員になるためにアイスランドに移住した方がいいとすらいえるレベルではないでしょうかぁーっ?!
また、アイスランドにも、上級会員はまだ未着陸のようです。
や~い、おまえの国、白っ夜屋敷~!(このしょうもない煽り、もうやめていいすか?(笑))
5. 日本
・ノーマル会員(個人):4400円=40.14ドル
・ノーマル会員(法人):3850円=35.12ドル
・上級会員(個人・法人とも):9000円=82.11ドル
⇒日本は、前回触れた通り4400円ですが、何か前回より微妙に円安になったのか、もう40ドル切りそうな勢いですね。
また、大変面白いことに、日本は、法人ノーマル会員は安いのに、上級会員は個人と法人とで差がないという感じのようです。
つまり、これは逆に、法人の上級アップグレード費用は、個人のそれより妙に高くなっている、ということですね。
まぁ、上級会員には差額保証があるので(法人会員にもあるのかは分かりませんが…)、これはまぁ気にしないでいいのかもしれません。
6. 韓国
・ノーマル会員(個人):3万8500ウォン=34.10ドル
・ノーマル会員(法人):3万3000ウォン=29.23ドル
・上級会員(個人・法人とも):8万ウォン=70.86ドル
⇒お隣韓国は日本と全く同じ形態(法人ノーマルが安いけど、上級は両方同じ)ですが、全体的に日本より安いですね!
旅費を考えたら、コストコ会員になるためには、アイスランドではなく韓国に移住すべきなのであろうか…ゴクリ…。
(いや旅費うんぬんじゃなくて、そもそもの会費も、韓国の方が安いですね)
また、韓国の入会ページは、Englishにしても韓国語表記のままでした。日本のサイトでもちゃんと英語表記になりましたが、まぁ設定ミスか何かでしょうか。
7. メキシコ
・ノーマル会員(個人・法人とも):500墨ペソ=24.28ドル
・上級会員(個人・法人とも):1100墨ペソ=53.42ドル
⇒500ドル?高ぇ~!どうしたんだメキシコ!!いつの間にそんなにインフレ国家に…!!
……と思ったら、メキシコペソの通貨マークはドルと同じ$なんですね。
っていうかメキシコの漢字1字表記「墨」って、言われたらそうだった気もしますが、耳慣れませんね。
冷静に考えたら、アメリカの米も「いや何でだよ(笑)。米はオレたち日本人のソウルフードのはずだろ?(笑)」って気はしますが、慣れというのは恐ろしいものです。
ちなみに買ってる玄米のパッケージは、中国の企業の製品なので一部中国語がラベルされてますが、「美国加州特産」ってなってますね。
アメリカが美しいかはともかく、美国の方が、「ハンバーガーの国が米の国(笑)。モスライスバーガーでも食っとれ(笑)」となるより、まだ納得いく気もします。
…と、メキシコから話がずれましたが、一見高いと思わせといて、通貨を換算してみたら、逆にクソ安ぃ~!!
アメリカのノーマル会員費で、メキシコでは上級会員になってお釣りがくるとか(笑)。
これは、コストコマニアの方は、将来メキシコに移住する必要あり…?!
8. スペイン
・ノーマル会員:30ユーロ=35.47ドル
・法人会員:25ユーロ=29.56ドル
⇒同じユーロ圏のフランスとは違い、ビジネス会員はちょっと安く、ノーマル会員もフランスより6ユーロ=777円も安いですね。
あっ!スペインも上級会員がない!!
や~い、おまえの国、トッマト祭り~!(やけくそ)
9. 台湾
・ノーマル会員:1350台湾元=47.19ドル
・法人会員:1150台湾元=40.20ドル
・上級会員(個人・法人とも):3000台湾元=104.87ドル
⇒台湾も、日本・韓国と同じパターンですね(ノーマルは法人会員が安いけど、上級会員は同じ)。
そして、Englishにしても繁体字のままなのも、韓国と同じ感じでした。
金星会員…商業会員…読める、読めるぞぉ!
(黒なんとかは読めなかったものの、まさかの、ブラックダイヤモンドというカッコよすぎるワードだった模様。)
10. イギリス
・オンライン限定会員:12.50ユーロ=14.78ドル
・ノーマル会員:28ユーロ=33.11ドル
・上級会員(個人):62ユーロ=73.31ドル
・法人会員:22ユーロ=26.01ドル
・上級会員(法人):56ユーロ=66.22ドル
⇒我らが大英帝国は、まさかのまさか、地球上で唯一、オンライン限定会員が存在する模様!
しかし、コストコオンラインは、正直しょっぱいので、これはオススメできませんね。
コストコというのは、会員証を自慢げにかざして、店に入る優越感込みの、あれですから。
また、イギリスの値段は、税込みの値段をはっきり堂々と大きく書いてくれるている感じですね。流石は紳士の国!
…って、そういえば今までの国はどうだったんだ?と見直してみたら、あぁーっと!!
フランスは、まさかの+VAT=税込みのお値段になっていた!!
スペインは税抜きの値段で見ていましたから、これはフェアではありませーん!
改めてよく見たら、スペインは税込みだと36.30ユーロなので、フランスよりも安いことが判明!
これはまさか、他の国も税込み・税抜きがごっちゃになってる?
確認してみたところ……
オーストラリア:税込み
カナダ:税抜き
フランス:税込み
アイスランド:税込み
日本:税抜き
韓国:税込み
メキシコ:税込み
スペイン:税抜き
台湾:税込み
…ほとんどの国がむしろ税込み表示だった!
税抜きで安く見せようとしている、卑怯で、狡猾で、陰湿で腹黒く邪悪な、この世のダニと呼んでも構わない者―カナダ(アメリカ)、日本、スペイン、お前らのことだぞ!!
(いやそこまで酷くいうようなことかよ(笑))
でも、スペインはちゃんと税込み価格も(ちっちゃくだけど)表示してますからね、税込み表示を伏せているのは日本とアメリカ・カナダだけ……そのセコいやり方が、お世話になってる国だけあって、私は住民として悲しいぞ!
日本は税込み表示が義務化されたのではなかったのか…!
そう、これも後ほどいつか別の記事として触れようと思ってたんですが、アメリカの入会費、ずっと60ドル+60ドルとかいってましたが、どうやらこれにさらに税金がかかるみたいなんですよね…。
120ドルのキャッシュバックがあるから、実質無料ということで僕はビンスさんに何も払っていないのに、さらに税金がかかるとは…。
後でちゃんとビンスさんにいくらかかったのか、確認しておこうと思います。
年会費比較に戻ると、アメリカとカナダの税率がよく分からないので(多分州ごとにも異なるでしょうし)、まぁ10%と計算しましょうか。
日本は、この表示価格にさらに10%の消費税がかかりますね。
(なので、日本のコストコ年会費は、実は消費税増税に伴い、2014年4月1日から、4200円から4320円に一度上昇していたんですね。
もちろん税抜き価格が上がったのは、2016年の一度きりですが、支払額の上昇は、消費税増税に伴い、さらに2回もあったことになるようです。)
ということで、結果を改めて、税込み相当額で、まとめてみましょう(最後11国目のアメリカは、カナダと額面設定は完全に同じ)。
上級会員がない国もあるので、個人のノーマル会員での比較です。
世界のコストコ年会費・安い順ランキング
1. メキシコ:24.28ドル
2. 韓国:34.10ドル
3. アイスランド:37.71ドル
4. イギリス:39.73ドル(税込み)
5. フランス:42.57ドル
6. スペイン:42.92ドル(税込み)
7. 日本:44.15ドル(税込み)
8. オーストラリア:45.79ドル
9. 台湾:47.19ドル
10. カナダ:52.34ドル(税込み)
11. アメリカ:66ドル(税込み)
メキシコ安すぎぃ!
そして本国アメリカが、断トツ圧倒的にバカクソ高いとはどういうことだ!!
高杉晋作ですよこれは。
晋作さんも、流石のこの値段には「おもしろき…こともまったくない…」と諦めの句を詠むこと必至でしょう。
でもまぁもしかしたら、今はドル高になってて、一時的にかなりアメリカが高く見えている(というか、メキシコが政情不安でペソ安になってて、ドル換算で極端に安く見える)とかの可能性もありますね。
…まぁ、そこまで2倍とか変わるわけないですし、それ抜きにしてもやはりメキシコの安さは圧倒的な気がしますが…。
(そもそも今が本当にドル高なのかすら知りませんけど…)
日本は、まさに真ん中ぐらいでした。
ビッグマック指数ならぬコストコ指数があったら、まだまだ日本は物価高な国といえるのかもしれませんね。
次回は、最初に貼った参考記事の本題、後半部を紹介させていただこうと思います。ちょうどクレカにまつわる話ですね。