自己紹介的な記事といっても何から書いていこうか悩んだんですが、とりあえず自己アピール記事で挙げたポイントを順番に見ていこうかと思います。
最初に挙げていた「柔軟な合理主義」については、前回の食事の記事でその片鱗を垣間見せることに成功したと思われる(本当にぃ?)ので、今回はその次に挙げていた、
・学校のお勉強は鬼のように得意だったけど、程よくバカ
という点に触れさせていただこうと思います。割と自分のセールスポイントですしね。
「鬼のように得意」って、こりゃまた大きく出たな……って感じかもしれないんですけど、実際、人より大分得意でした。
その理由について自分なりに分析してみたんですけど、多分、「察する力」が人より抜きん出て優れていたのかな、なんて思います。
僕は塾に通わずに大学まで合格した(※注)、割と珍しいパターンなんですが、多分、文科省のお偉い方たちが作成した学習指導要領(に沿った教科書や学校の授業)を通して、
「こっから何を学び取るべきなのか、こいつらは何を学ばせようとしているのか?」
みたいなことを上手に察して、教わったことの要点を的確に吸収していくことに秀でていたように思うんです。
その結果、偉い人が思い描いていたであろうまさにその通りの、モデルケースのような模範的生徒として成長させてもらうことができたのかな、って気がしました。
(※注:まぁ夏期講習や入試直前集中講座みたいなのに通ったことはあるんですけど、毎日放課後は塾へ直行…みたいな経験はないんですよね。
学校から帰ったら、毎日寝っ転びながらドラゴンボールとかうる星やつらとかドラマの再放送を見てました。)
要は何が言いたかったかというと、成績が良かったのは、察する力が強かったというのもさることながら、ひとえに受けた教育が良かったことに尽きる、というお話です。
(実際に教えてくれた先生方や、より大きな視点で、日本の教育システムが自分に合っていた、といった点も含め。)
「程よくバカ」と書いた通り、頭の回転やキレやいわゆる地頭の良さなんかは凡の凡で、これといって何か特殊な才能に恵まれていたわけでもなく、更には特に勉強が好きではないばかりか、むしろ寸暇を惜しんで漫画やTVやゲームで遊んでいた、全く勤勉さに欠ける子供でした(いや、今も…?)。
それなのに学校の成績が良かったのは、上で書いた通り、偉い人が考えてくれたカリキュラムが本当に素晴らしかった&自分にピッタリ合っていたおかげに過ぎません。
日本の学校の授業や教科書は「知識偏重だ」などとよく揶揄されたりバカにされたりしますが、やっぱり何だかんだ、すごくよくできていると思います。
(「万人にとって最高だ、素晴らしい」などとは決して言いませんが)少なくとも自分にとっては、本当に相性が良い教育システムだったように思う、という感じですね。
もしもきちんとした教育を一切受けてこなかったら、恐らく読み書きそろばんもまともにできない、ただのサルみたいな生き物が爆誕していたことでしょう。
…ってまぁそれは、正直全人類の99.9%以上がそう、ともいえてしまう話かもしれないんですけど、0.1%かそれ未満、
「誰からも何も教わっていないのに、天賦の数学の才能を示した」
とか
「生まれながらにして10の楽器を自在に弾きこなした、音楽の天才」
みたいな人もいると思うんですよ。
でも自分はそうではなく、全ての才覚(勉強に限らず、社会性や社交性、こうして楽しんで読んでもらえる(と思ってるだけかもしれないけど)文章を書くことなんかも含め)を、先人の教えから与えてもらったと強く断言できる、後天的な優等生だった、って感じです。
いやまぁ、正直、何か、
「一見謙遜してるようだけど、結局『優等生でした』みたいなこと言っちゃってるし、自分のことを特別視してる感じが、何だかちょっと鼻につきませんこと?」
と思われてしまう節もあるといいますか、
「同じ学校教育を受けてきたのに、『自分は察する力があったから成績が良かった』って何それ、勉強が得意じゃなかった人は、察する力に欠けてるってこと?!」
…みたいな所は、実際自分でも書いてて、ちょっとそう取られてしまう部分もあるかもな……とは正直感じるんですけどね。
もちろん、そんな他人を貶めるような意図は本当に全くないんですけど(単に「学校教育が自分の性格や特性に偶然ピッタリ合ってただけの、ラッキーマンです」的なことを伝えたかった次第です)、でもやっぱり学歴としては人に誇れるものを持っている以上、
「特に何も持たない普通の子供が成長して、(少なくとも勉強という面では)平均よりずっと高いものを得られたのは、こういうことのおかげだったんじゃないかな」
と感じた正直な気持ちを、今回ここで吐露させていただいた次第です。
…と、結論を先に書かずウダウダどうでもいいことを書き連ねるのは研究者として最低の悪癖なんですが、学歴としてはこんな感じになります。
・普通の公立小中
→男子校の進学校
→東大(理系)
→東大院(博士号取得、専攻は生命科学みたいな感じ)
それぞれに思い出があって、とてもいい学生時代を過ごせたと思っています。
(まぁ男子校時代は、女性が皆無なので華やかさの欠片もなかったわけですが、環境としては本当に素晴らしく良かったし、周りの友人もみんな面白い人・いい奴ばかりで、男子オンリーという欠点を差し引いても余りある、とてもいい経験でした)
それぞれの時代の面白エピソードとかも、いつか機会があったら語ってみたいなぁと思いますし、その他学歴に関して感じることとかも、機会があれば書いてみたいなぁとか思ってますが(そればっかじゃん)、まぁ優先順位は低い感じですかね。
毎度長過ぎるので、ひとまずこの辺にしておきます。
今回はどうしても何かちょっと自慢っぽいというか偉そうな感じの話になってしまい、恐縮です。次回はバカっぽいネタでバランスを取ろうかと思っています。
それではまた明日……ここまでのご清聴、誠にありがとうございました。