永住権(グリーンカード)についてもうちょい詳しく…

それでは引き続き、今回は前回の「アメリカで暮らすこと」という話からの関連ネタですね(↓)。

 


こちらは想定質問というより、僕自身が気になっている、僕も完全には理解していない点になるので、今回見ておこうと思った次第です。

 

前回、「永住権(アメリカの場合、「グリーンカード」と呼ばれます)持ちの人と結婚すれば、配偶者は自動的に永住権が付与されるのです」と書いていたのですが、実はそれは「厳しい審査がない」という意味であり、

「婚姻届を提出したら、しばらくしてアメリカ大使館とかから勝手にグリーンカードが送られてくる」

というわけでは決してありません

 

何度も書いていますが改めて、ゼロからグリーンカードを申請するのとは違い(これは審査の結果、落ちることもあります)、実質確定で発行してもらえるフリーパスではあるものの、配偶者も永住権を手にするためには、自分たちで申請をしないといけないのです。

(もちろん何か大きな問題が見つかれば却下されることもあると思いますが、特に問題がなければOKの、いわば「審査」というよりあくまで「確認」という感じですね)

 

ただ、一番いいのは、「グリーンカードを最初に申請する本人が既に結婚している場合」で、この場合は、特に追加の申請とかは一切不要で、本人にグリーンカードの承認が降りた瞬間に、同時に配偶者や子供にも永住権が付与される形になっています。

(というか、「世帯として申請する」という形ですね。)

 

なので、そもそもこの婚活ブログを始めたのは、僕自身がそろそろ永住権を申請しなければいけない(保有中のビザの失効が近付いていたので)タイミングで、

グリーンカード申請時に結婚していれば、配偶者も同時にカードGETできるっていう話だぞ。

 逆に、『グリーンカードをGETしてから結婚する』という形だと、配偶者のための申請に時間がかかったりで、何やら面倒らしい…。

 よし、これは、グリーンカードを取得する前に結婚すべきだといういいモチベーションになるな、婚活をしてみよう!」

と思い立ったのがきっかけだったのでした。

(確か最初期の記事でもそんなことを書いていたことがあったはずです…こないだリンクを貼った際、適当に流し見しただけなのでどこだったかは覚えていませんが、目に付いた記憶があります。)

 

…で、結果としては、独身のまま一人むなしくグリーンカード申請をする形に落ち着いたのは言うまでもないんですけど(笑)、そんな訳で、どなたかと結婚してアメリカで一緒に暮らせることになった場合、まずは配偶者向けのグリーンカード申請をする必要があるのです。

 

先ほど「何やら面倒くさいらしい」と書いていた通り、僕が以前軽く調べた限り、その手続きは(最終的には認められることがほとんどなのに)結構な時間がかかるらしく、3年とか、下手したら5年とかかかるなんて情報を見たこともあったんですけど、どうやらそれは一昔前の話であり、当時からずっと、

「なぜ愛し合って結婚した2人が一緒に暮らすまでにそれほどまでの時間がかかるのか?あまりにもおかしい!!」

という声は上がり続けていたようで、そういった偉大な先人の方々による働きかけのおかげか、近年はもっとずっと短縮されて、手続き自体も分かりやすく簡潔になっている…という話自体も、僕が調べた限りでは実際のようです。

 

ただ、「一昔前に比べて格段に早くなった」と言っても、移民局というかアメリカ側としても、来る人来る人全員を即、無限に移民として受け入れることは現実的に難しいですから、やはり審査には一定の待ち時間が必要なようで、「申請したら翌日には承認報告が得られ、カードは3営業日後に送られてくる」みたいな、クレジットカードの申請ほど早くいくものでは残念ながらありません。

 

調べた限り、問題なく進行して1年はかからない程度、つまり、それでも数ヶ月以上は確実にかかるのが実際のようで、運命の出会いを例えば今月中に果たせたとしても、今年中に暮らし始めることは不可能な状況という感じになっています。

 

でもまぁそれは、準備期間として逆にちょうどいいのではないか…なんて生来のんびりした性格の僕は思っているのですが、ただまぁ僕も今年42歳という結構な高齢なので、子供が欲しいなら、そんなにのんびりしてていいの?…って話ではあるんですけどね(笑)。

 

しかし、泣こうが喚こうが移民局は特別扱いしてくれませんから、現実として「永住権申請にはそれぐらい時間がかかる」という決まりになっているのです、という話でした。

 

また、先ほど「特に問題がなければ、数ヶ月で…」と書きましたが、審査に遅延が発生する原因として、一般的に言われているのは、申請者(=この場合、結婚相手)に…

  • 不法滞在歴がある
  • 犯罪歴がある
  • 再婚である
  • あまりにも年の差が離れすぎている

といったものが挙げられるようですけど、上2つはまぁ明らかですが、下2つは、「永住権を取得するためだけの偽装結婚の可能性が高まるから」というのがその理由ではないかと思われます。

 

善良な市民にはあまり関係ない話ではあるのですが、やはり国や環境によっては、「何とかして豊かな国の居住許可を得たい…」と思っている人はわんさかいるわけで、改めて、国土や職・働き扶持は無限に存在するのではなく、自国&自国民の利益が大切なのはどの国も変わりはありませんから、

「その国に不都合な移民は、申し訳ないけれど受け入れません」

というのが移民局の判断というか仕事であり、そこを審査するのは当たり前の話ではある感じなわけですね。

 

とはいえこの場合、元のグリーンカード保有者は僕で、僕自身は既に認められているということもあり、よっぽど裏社会マフィア的な感じで、

「僕と結婚したら永住権あげます、永住権が欲しいだけなら適当な期間後に離婚していただいても構いません、その場合手数料をいただきますけど(笑)」

みたいな永住権ビジネスを勝手に始めたりしない限り、何度もしつこいですが真面目な夫婦の申請であれば、ほぼ100%速やかに通るように思います。

 

(っていうか、僕にそんな意図は一切ないので、事実上審査は必ず通るという感じですね(笑))

 

なお、犯罪歴や再婚歴どうたらという話ですが、僕がグリーンカードを申請した際は、そういえば確か独身・結婚歴証明書の類の提出は要求されなかった…のはまぁ僕が「配偶者枠」ではなかったから当然かもしれませんが、無犯罪証明書や、それどころか自分の審査に重要となるはず(研究者枠での申請なので)の学歴・学位証明書の類の提出すらも、一切なかったような気がします。

(ただ、学位証明書に関しては、H-1Bというビザを取得する際に既に当局に提出していたので、そこで既に確認済み扱いだったのかもしれません。

 学位記どころか、大学時代の成績証明書まで要求されたので面倒くさかったですが、郵送依頼して何とか入手しました。)

 

ただ逆に、僕の時代はまだなかったものに、最近ニュースにもなっていましたが、今はビザや永住権申請の際に、「利用SNSの全アカウントを開示」する必要があると聞いています。


「政治的に反体制側の人を排除するつもりか、人権無視の横暴だ!!」


…としばしば騒がれていますけど、まぁこれは、政府機関やアメリカの敵対国を支持するような、あまりにも強烈な活動や発信をされていない限り全く何の問題もないと思うので、これも自己申告だと思いますが、正直に開示しておけばいいのではないかと思います。

(恥ずかしい趣味の活動とか、そういうのをとやかく言われることは絶対にないはずです(笑))

 

その辺に関して、そもそも申請書類やフォーマットも随時変わり続けていますから、せっかくですし僕自身興味があるので、今現在はどのような形なのか、また追って確認してみようと思います。

 

あぁあと、審査の流れ(待ち時間)に関していえばもちろん、移民局側も「1年に永住権を発行できるのは何人まで」という大まかな制限があるはずですから、

(改めて、国土や資源は無限ではないので、希望者全員に無条件に発行し続けることができないのは当然と言えましょう)

例えば何かアメリカ移住超ブームとかが起こって、いきなり毎日1万人ぐらいの申請が届き続けたら、審査が通るまでに、かなり待ち時間が増えてしまう可能性はなきにしもあらずです。

 

ですがまぁ世の中そんなおかしなことは起こらないですし、むしろ逆に、政局不安で「今からアメリカに行くのは…」と思う人の方が世の中多そうな気はしますから、より速やかな審査が期待できるかもしれません。

 

(ちなみにグリーンカードの発行数は国ごとに決められているはずで、やはり人口的な点から、中国人・インド人はかなり待たされると聞きます(配偶者枠に限らず、どの枠でも)。

 逆に、日本人は「ほぼ待ち時間0、最短で審査が進んでいく」とされている形ですね。

…改めて、「待ち時間が0」というのは即日ということではなく、「誰か別の人の承認プロセス中で、自分のが後回しにされることはない」というだけで、最短でも数ヶ月はかかる感じではありますが…)

 

という所で、アメリカ永住権=グリーンカードに関するサワリのお話でした。

つい先ほど上で書いていた通り、せっかくの機会ですし、次回は具体的にどんな申請を行うのか確認してみようかなと思います。

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