前回までで「はじめに」と言える部分を見ていました、「配偶者を永住者としてアメリカに呼び寄せる」ためのI-130フォームと呼ばれる申請書について、今回は具体的にどういったことの記入が要求されるのかを見ていこうと思います。
改めて、アメリカ移民局(USCIS)のI-130のページ(↓)から飛べる、オンライン申請フォームを見ていく形ですね。
ログインしなきゃ見れない部分なのですが、有料会員専用ページというわけでもないですし、秘匿性の高い情報でもないため前回同様気にせず紹介してこうと思いますが、とはいえ一応アカウントを作らないと見られないページではあるので、今回も「漏らさず全てを逐一訳して紹介」するのではなく、必要な部分だけ抜粋していこうと思います。
フォーム申請開始ボタンを押したらまず、またしても以下のような注意書きページが表示されました(↓)。

上から順番に、
- 紙の申請書を郵送するのとオンライン申請は、完全に同じように処理される
- まず、「はじめに(Getting Started)」セクションに回答することで、必要なフォームが用意される
- 出来るだけ多くの情報を提供すること。未回答の部分があると、申請の処理に余計な時間がかかる可能性あり
- このサイトでは、Nextボタンを押すことで自動的にそこまでのデータが保存される。ただし、30日間アクセスがない場合は消去される
- アカウントにサインインすることで、途中からの再編集が可能
- (以下、プライバシー保護に関する通知は省略)
…といった感じですけど、「自動的に保存される」というのは、
「まだ本番の申請をするわけではなく、どんなもんか様子を見るだけの、いわば冷やかしでのアクセスでしかないので、もしかしたら移民局の心象が悪くなるとか…??」
とちょっと不安になりましたが、まぁ別に悪さをしたいわけでもなく、ただ申請書類の実際の中身を確認したいだけの意図であればきっと問題ないはずなので、気にせず行こうと思います。
それでは早速、注意書き2つ目にあった、「はじめに(Getting Started)」セクションを見てみましょう。

「アスタリスク(*)がある項目は必須です」という一般的な情報の下に、青丸のインフォメーションマークで「始める前に(Before you begin)」という注意書きがありました。
こちらによると、
-
申請者とは、家族のために親族移民申請書を提出する米国市民または永住権保持者のことである
-
受益者とは、その移民申請対象の家族のことである
-
現在、I-130のみオンラインで申請が可能
といったことが書かれており、後半の長ったらしい注意書きの部分に「I-485などは、現在オンライン申請できません」とありますね。
I-485というのは、永住権申請の際のメインフォームなので、こないだ、
「USCISへの提出書類も、いつの間にかオンライン申請できるようになってたんですねぇ」
とか書いていましたが、やや複雑な処理が必要な永住権申請そのものの方は、まだオンライン対応してなかったんですね!
とはいえ僕はもうI-485は申請し終えているので問題ありません、I-130がオンラインで出来るというのは非常にラッキーな気がします。
そしてそんな注意書きはともかく、ここでの質問は、
- この申請を入力する際、誰かのアシストを受けていますか?
というものでした。
弁護士やその他相談役みたいな人の力は借りないので、ここは「No」ですね。
Noを選んで【Next】を押したら、以下の画面に移行しました。

まずは、About You(申請者について)のセクションで、まぁ当たり前ですが名前を聞かれています。
苗字は必須項目で、注意書きを見ると、「ニックネームを使ってはいけません」と書かれていますけど、ここは例としてちょっと「短編紺助」なんかで進めようかなぁと思っていたのに、本名が必須か……
まぁ別に画面上に表示されるわけでもないし、本名を入れて進める形でいいかな、と思っていたのですが、試しに左側のナビゲーションメニューから別のセクションをクリックしてみたら、普通に飛べました(笑)。
この手の入力フォームによくある、「必須項目を入力しないと先に進めない」というものでは全くなかったので、とりあえず空白でいかせていただきましょう!
ちなみに名前入力欄の下にある質問は、「生まれてから他の名前を使ったことがありますか?」というものですが、「他の名前にはニックネームも含みます」なんてありますけれども、別にこの短編紺助とかはこれで何らかの商業活動をしたわけでも一切なし、ここは本番でも「No」でいこうと思います。
とはいえ今は空欄のまま進める形なのでどうでもいいわけですが、次のフィールドは、連絡先ですね。

電話番号、携帯電話番号、Eメールアドレス、そしてその下には(スクショでは途中までで切れていますが)住所が聞かれていました。
これはそのまま答えるだけですね。
そして次は、転居歴が聞かれており、過去5年間に引っ越しをしていたら答える必要があるようです。

僕は引っ越ししていないので、これは空欄のままでOKですね。
続いては、申請者自身の特徴というもので、僕の身体的特徴を記入するもののようです。

こちらもスクショは途中まででまだ下に続いていますが、聞かれていたのは、
- 性別
- 民族(ただし、「ヒスパニック・ラテン系か、そうでないか」の選択のみ)
- 人種(ここはもう少し細かく色々な項目がありますが、僕の場合は当然「Asian」)
- 身長
- 体重
- 瞳の色
- 髪の色
になりますが、何で目や髪の色が必要なんだよと思いきや、「申請後の指紋採取の際に、本人確認を滞りなくするため」と、最上部に注意書きがありました。
まぁ、アメリカの申請書では、よく聞かれる項目ですね。
続いては、雇用歴で、これも普通に回答するだけでしょう。

証明書が必要なら、大学の事務に聞いてみる感じで楽勝だと思われます。
そしてこのセクション最後は、追加情報についてで…

ここでは、
というものが聞かれていました。
Aナンバーについては、聞き慣れないもので何のこっちゃと思いきやちゃんと画像付きで説明がありました(ちょうどスクリーンショットで切れている部分からなので、↓にそちらも貼っておきます)、グリーンカードに表示されている、「A-」で始まる9桁の番号とのことですね。

ちなみにここで貼られているのが、グリーンカードの現物実例画像です。
多分下の方が新しいもので、僕が持ってるのもこっちだったと思います(家に置いてあるので、今はちょっと現物をチェックできませんが)。
これも、カードに記載された番号を確認して入力するだけですね。
続いてはYour Familyセクションですが、まずは婚姻状況についてのようです。

僕は一番上の、「独身、結婚歴なし(Single, Never Married)」ですね。
そして次は、親についてのようです。

ここでは、両親それぞれについて、
- 親の名前
- 親の誕生日
- 親の性別
- 親の生まれた国
- 親の生まれた都市
- 親の現在の居住国
が聞かれており、親1と2に父と母の両方の情報を入力する形です。
これも、たまに親の誕生日を覚えてない人もいますが、僕はちゃんと覚えてるので(笑)、特に聞くこともなく自分で入力できますね。
そして次が、ついに来ました、受益者(=配偶者)についてのセクションで、こちらはお相手の方の情報が必要になる部分ですね。
最初は、申請者(僕)との関係性についてで…

これは一番上の「Spouse(配偶者)」で、2つめの「受益者は、今まで他の誰かの手によって申請をしたことがあるか」は、大抵の場合は「No」でしょう(これは分からないと言いますか、確定ではないですけどね)。
そして次の、受益者の名前については、先ほどの「申請者の名前」フィールドと全く同じものだったので省略するとして、さらに次の受益者の連絡先は、電話番号とEメールアドレスのみで、住所は不要なようです。

まぁ、電話がかかってくることもまずないと思いますけどね。
…と思いきや、受益者の住所は次の項目で独立して聞かれていました(笑)。

やはり現住所もUSCISに伝えないといけないようです、すみません。
現住所を入力する欄の下には、さらに追加で、受益者はアメリカ国内でどこに住む予定か?というのも聞かれていますが、これはまぁ僕の住所でいいんじゃないでしょうか。
(また、さらにその下に、アメリカ国外の住所も、現住所と違うのであれば明記するように書かれていましたが、これは、申請中であれば現住所を使うのでいいでしょうし、特にご実家の住所をなんか書く必要とかもない気がします。)
そして受益者セクションにも追加情報の項目がありましたが…

こちらでもAナンバーとUSCISのアカウントナンバーが聞かれていますけど、日本に要る方はそんなもの持ってませんし、大抵は空欄かなという気がする部分ですね。
続いては、移民情報になりますが…

ここでは、以下のことが聞かれていました。
- 受益者は、今までにアメリカに入国したことがあるか
- 受益者のパスポートナンバー
- 受益者のトラベル・ドキュメント・ナンバー(※これは何かと思ったら、パスポートを持っていない人用の書類のようで、パスポートがあれば空欄でいいようです)
- 受益者のパスポートの発行国
- 受益者のパスポートの失効日
- 受益者は、今まで一度でも移民手続きをしたことがあるか
どれも、申請時にお伝えいただければと思います。
受益者コーナーのラストは、雇用情報ですね。

ここでは、雇用主の名前、国、住所、郵便番号を書かなければいけないようです。
(注意書きにもあるように、アメリカ国外での職場であっても、明記が必須とのこと)
そして続く質問は、「When did your current employment start?」というものでしたが、「your」が何か変な気もするものの、ここも受益者が現在の仕事を始めたのはいつか?と聞かれている形ですね。
年月日まで正確に答える必要があるようです。
とりあえず、お相手の方に聞く必要があるのは以上…かと思いきや、お相手の方ご本人の情報に続き、お相手の方の家族の情報も次のセクションで必要となる感じでした。
とはいえこちらは、お相手の方の婚姻状況だけですね。
先ほどと同じく、結婚歴の有無について答えるものですが…

あ!さっき、「僕は独身・結婚歴なしですね」とか抜かしてましたけど、これを申請する時は「Married(婚姻中)」になってるはずでしたね、そういえば!!
結婚してないとこの申請自体ができませんし、ここはお互い「Married」一択でした。
そして受益者の追加家族という項目ですが、こちらは、ご両親の情報などは特に不要で、お子様がいる場合のみ追加する形のようです。

子供がいなければ、空欄のままでOKですね。
以下、次のその他の情報セクションなどは、もう簡単に触れるだけで良さそうです。
このセクション最初のステータス変更という項目は、お相手の方が既にアメリカにいて、何らかのビザを持っている場合のみ必要になる話で、不要な可能性が高そうですね。

続く、過去の申請に関しては…

僕は申請したことがないのでNoで、続くその他の申請も…

特にしないのでNo、そしてこのセクション最後の母国語という項目については…

どうやら、結婚相手が非英語圏の人の場合、結婚相手の名前と住所をその国の言語でも書かなければいけないらしく、証拠となる日本語表記の書類も添付しなければいけないようです。
これは普通にパスポート…は住所の印刷がないので、運転免許とかで良さそうですね。
質問・入力事項にはもう少し続きがあり、次は証拠書類として、こちらは僕自身の身分証明書類が必要なようですが…

「宗教の記録」や「学校の記録」など色々あったものの、どちらも僕はアメリカのものはありませんし、僕の場合は「Census records」(国勢調査の記録)が使えそうです。
国勢調査は、アメリカも4年に1度だったと思いますけど、回答したことがあるのでこれでOKでしょう。
そしてまたまた追加情報のセクションですが、

何か必要な情報があれば添付してくれということですけど、まぁ特に何もなさそうです。
そして最後にレビューセクションですが、全項目が空欄のためエラーが出てますけど…

手数料が自動的に計算され、この申請にかかる費用は625ドルということですね(特別なことがなければI-130の申請費用は625ドルという情報があるので、実際に項目を埋めても特に変わらないと思います)。
弁護士に頼んだらこれに更に1000ドルとか2000ドルとかぐらいかかってしまうと思いますから、わずか625ドル(円安の続いている今でも、9万円相当です)で永住権が得られるなら安いものですね…!
というわけで、この申請書を送れば、後はもう簡単な指示を待つのみ…という感じで、思いのほか楽チンな申請だと言えるのではないでしょうか。
(※追記:申請の流れを改めて確認してみたら、実はまだ面倒な申請書作成ステップがあったようです……また触れて行く予定です。)
その辺の、申請後に必要となるものなどについても、次回もう少しだけ調べて最後のまとめとしておこうかな、と考えています。