前回見ていた日焼け皮剥き記事に、「ニキビを潰すのと同様、皮剥きはやりたくなる誘惑があるけれど、なるべくやってはあきまへん」という記述があり、そこにまたリンクが張られていたのですが、「こないだ見てたやつだね」と思いつつ念のため開いてみたら、あらビックリ!
「ニキビ潰し101」(101(ワン・オー・ワン)は、「虎の巻」みたいな、英語での「入門編」を意味するよくある表現ですね)という、見たことのない記事でした!
…あぁ確かに、冷静に振り返ってみたら、ニキビについては「パッチ」だけで、「潰すことの是非」は水膨れの記事でしたね(↓)。
「基本は潰しちゃダメ」というのが結論のはずですが、やはり「どうしても潰すなら、せめてこうしろ」というものを用意してくれるのも、流石は世界最先端の医療機関と言えましょう。
まぁ多分「清潔に」という話が基本になりそうですが、今回も早速health essentials記事を参考にさせていただこうと思います。
(今回も、途中で画像まとめがありましたが、全く画像で見る意味もないレベルだったものの、せっかくなのでスクショしたものをベタ貼りして並べておくといたしましょう。)
ニキビ潰し入門: ニキビを(安全に)叩く方法(Pimple Popping 101: How to (Safely) Zap Your Zits)
清潔な手と優しい圧力が最重要です―しかし、ニキビはそのまま放置する方がより良いといえます
おでき。吹き出物。ニキビ。どんな名前を使おうとも、鏡を見てこの荒れ狂う出来物を見たことがあることでしょう―そして、自分の手で問題を解決することにしたこともあるのではないでしょうか。
ニキビを潰すのは、とても…そう、抑えがたいものです。ちょっと押し潰すだけで、満足度満点の、中に溜まったものの放出が見られます。医師はこのプロセスを摘出と呼びます。多くの人はこれを、満足とでも呼んでいるものでしょうか。
しかし、これだけは知っておきましょう: ニキビを潰すのは健康的な習慣ではなく、間違った方法で行うと肌を傷つける可能性があるものなのです。
皮膚科医のメリッサ・ピリアングMD(医師)が、「摘出を始めると、それが習慣になってしまい、トラブルになりがちです」とおっしゃっています。「炎症やニキビ跡など、良いことよりも多くの問題を引き起こす可能性があるものなんですね。」
さて、人生の現実に対処してみましょう: どんなに怯ませる言葉を聞こうともなお、ニキビが最終的に中身を出し尽くすまで、そのニキビをかきむしる決意を固めていらっしゃる方もいるかもしれません。もしそうなら、以下が最善の方法になります。
ニキビの正しい潰し方
黒ニキビ、白ニキビ、膿疱のいずれであっても、最初のステップはいつも同じです: 手と顔を洗いましょう。
最初にしっかり準備すれば、そのプロセスの役にも立ち得るものとなっています。最初に栓を緩めれば、ニキビはより簡単に潰して弾くことが可能です。レチノイド、過酸化ベンゾイル、またはサリチル酸といった市販薬(OTC)で、効果的に毛穴を開けることが可能となります。
この時点で、ニキビ虎の巻を少し読んでおく必要がありそうです。(吹き出物を絞り出す前に、なぜそれができるのかを理解しておく必要があるわけですね。)
基本的に、ニキビは毛穴が詰まっている状態です。毛、皮脂(油性の物質)、細菌、あるいは死んだ皮膚細胞で満たされている可能性があり得ます。こういった汚れや皮脂が蓄積されると、肌に明らかな膨らみが現れます…もちろん、考えられ得る最悪のタイミングで。(写真の日!)
それでは、それぞれのタイプによって微妙に異なる潰し出すプロセスを掘り下げてみましょう。
黒ニキビを潰す
市販薬を塗った後、黒ニキビを潰すのはいたってシンプルです。指か綿棒で外側の縁をそっと押さえるだけです。
黒ニキビは毛穴が開いている状態と言えるので、栓は簡単に飛び出すはずです、とピリアング医師が話しています。
白ニキビを潰す
白ニキビは閉じたニキビなので、栓の出口を作る必要があります。針をアルコールで消毒し、ニキビの上部をそっと刺すようにしてください。
開口部を作ったら、黒ニキビを抽出するのと同じ要領で圧力をかけましょう。
膿疱を潰す
膿疱は皮膚の奥深くにあるため、もう少し手間がかかります。温湿布で膿を表面に集めてから圧迫しましょう。白ニキビと同様、出口を開くために滅菌した針を使う必要があるかもしれません。
膿を出そうと試みたのにすぐに成功しなかった場合は、このプロセスを中止してください。「何も出てこない場合は、しばらく待ちましょう」とピリアング医師がおっしゃっている通りです。「あまりいじったり圧迫したりしようとすると、問題を悪化させるだけです。」
ニキビを潰した後の処置
そう、ニキビを潰して弾き飛ばした後に残るのは、液漏れしている滲出穴かもしれません。さて、どうすれば良いのでしょうか?
まず、手と顔を洗って不快物質を洗い流しましょう。抗生物質入りの軟膏を塗れば、細菌を寄せ付けないままにする一助となり得ます。(ニキビを見ることで多少腹が立ったとしても、その後の感染症がどのようなものかは本当に見たくないものです。)
特別な製品もあります。「ニキビパッチ」や「ニキビシール」には、皮膚の修復を助けるハイドロコロイドと呼ばれる治癒ジェルが含まれています。潰したニキビの傷が小さくなり、炎症が起きにくくなる役に立ち得るものです。
ニキビ潰しのリスク
吹き出物を摘まむことにはリスクが伴います。ニキビを積極的に摘み取ろうとしすぎると、皮膚に炎症を起こしたり、長期的な瘢痕形成を引き起こしたりする可能性があるかもしれません。また、毛穴を引き伸ばしてしまい、永久に大きくしてしまう可能性もあり得ます。
「他人からは気が付かないような小さな出来物を、大きな赤い血だらけの惨状にしてしまう可能性があるわけですね」とピリアング医師が語っています。
最善手は?次の潰しセッションを防ごう
ピリアング医師によれば、ニキビを潰すのは、ニキビの様々な形態に対処する中で、間違いなく最もポピュラーな方法になっているとのことです。しかし、長期的には肌にとってより安全で、より良い方法は、皮膚科医と協力することだと言えます。
「ニキビを治療する最善の方法をアドバイスしてくれる皮膚科医に診てもらうのは良い考えですね」とピリアング医師がアドバイスをくださっています。「今ある吹き出物を治療し、新しいものができないようにするための治療法を教えてくれますよ。」
「絶対に潰さない方がいいけど、まぁやっちゃうよね」ということが伝わってくる、意志の弱い凡人に優しい記事でした(笑)。
まぁ針の滅菌とか、なかなか家庭では難しい気もするものの(アルコールなんてないことの方が多いですしね)、しかし実際、滅菌消毒というのは微生物学的に本当に極めて重要なので、せめて使用直前に火であぶるとかしてもいいかもしれません。
というか針すら使わず、爪でちょちょいっとやるのが一番あり得るパターンな気がしますけど(笑)、その場合も、しっかり手を洗ってからやると、確実に目に見えて予後が良くなるのは間違いないと思うので、その辺が気を付けると良いポイントと言えそうですね。
表皮バリアが崩れた部分は本当に容易に感染が起こり得ますから、清潔を徹底するのが重要だと言えましょう。