それでは今回は予告通り、前回の全粒穀物記事で挙げられていた謎穀物…は、どれもレシピ記事しかなかったので結局謎のままなのですが、名前は知ってる中で取り上げられていたものを順に見ていこうかなと思います。
まずは個人的に一番気になります、記事タイトルにも挙げました、古代米!
もちろん「古代米は体にいいんです」みたいな文句は聞いたことがあったものの、実は食べたことも現物を見たことも多分ないのですが、↑のリンクカードのサムネにもある通り、真っ黒なお米でインパクトがでかいのみならず、英語名はなんと、「フォービドン・ライス」という、日本語にすると「禁じられたお米」という、物凄く仰々しい謎ネーム!
その名前の理由は本文の記事でも書かれているようですし、やはり「色が濃いほど身体に良い」の原則通り、こいつぁ健康に良さそうです、どんなものなのか今回も早速参りましょう。
禁断の米(古代米)の健康効果(The Health Benefits of Forbidden Rice)
今では最早禁じられているわけではないこの米は、他の米より栄養価が高いのです
黒米を食べたことがある方でしたら、そのナッツのようなほのかに甘い味わい、モチモチとコシのある食感、そしてエキゾチックな紫黒色の色合いをご存知のことでしょう。しかし、このユニークなお米はおいしいだけでなく、驚くほどヘルシーなのです―そして、米の中でも「スーパーフード」と見なされることが増えてきているのです。
「黒米はアジア以外の地域ではなかなか広まりませんでしたが、健康的で食欲をそそる美しい食品としての良さが、ようやく理解され始めました」と、登録栄養士のベス・ツェルウォニーRDがおっしゃっています。
ツェルウォニー栄養士が、古代米の歴史と、古代米がどのように健康を増進させてくれるかについて、掘り下げてくださいます。
古代米とは何?
古代米とは、何千年もの間、アジアの食卓で食べられてきたヴィンテージ米の一種を指しています。古代米はオリザ・サティバ(※イネの学名)という品種に属し、他の種にはインドネシア黒米やタイのジャスミン黒米が含まれます。
黒米には長粒種、中粒種、短粒種があり得ます。小規模に栽培される黒米は、白米、玄米、赤米など、他の品種ほど一般的になったことはかつてありません。
初期の研究によると、古代米には(驚くべきことに)ブルーベリーよりも強力な抗酸化作用があると示されています。また、免疫力を高め、心血管疾患や糖尿病などから体を守るのにも役立つ可能性があります。
なぜ黒米は「禁断の」米と呼ばれているの?
黒米(古代米または皇帝米とも呼ばれます)は伝統的な漢方薬に使われるものです。かつて古代米は、健康と長寿を保証するため、富裕層や権力者のみ口にすることが許されていました。それ以外の人は食べることが許されていなかったのです。
幸いなことに、現在ではそのようなことはなくなり、古代米はレストラン、スーパー、それからオンラインショップで広く手に入るようになっています。
黒米の濃い色は何由来?
黒米は他の種類の米に比べて栄養素が特に高くなっています。とりわけアントシアニンが豊富であり―これは強力な抗酸化色素で、体の細胞をダメージから守ってくれるものです。アントシアニンが、ナス、アサイーベリー、ブルーベリー、およびコンコードぶどうに似た珍しい色をこの米に与えてくれています。
古代米の健康効果
古代米に関する研究のレビュー記事で、古代米には以下のような多くの健康効果と関連していることが示されています:
- 体重コントロールを助ける
- 目の健康を促進する
- ガン、糖尿病、および心臓病を予防する
- 炎症を抑える
更なる研究が必要ですが、古代米の栄養に関する初期の研究は有望だとツェルウォニー栄養士がおっしゃっています。
「古代米には栄養素と抗酸化物質が多く含まれていることが知られており、これらが病気から体を守ってくれるのです」とツェルウォニー栄養士が続けています。「糖分、脂肪分、塩分も少ないですが、これは食生活を改善し、健康を維持する上で重要なことですね。」
古代米は、以下の役に立つかもしれません:
1. 栄養改善
黒米には、ビタミンE、カルシウム、カリウムといった、体の働きを助ける栄養素が物凄く含まれています。タンパク質、食物繊維、および鉄分は、他の種類の米よりも多く、以下も高濃度で含まれています:
例えば、1食分1カップ(100グラム)の古代米には2.4ミリグラムの鉄分が含まれていますが―これは栄養強化されていない白米の10倍以上です。また、タンパク質も、白米の6.94グラムに対して8.89グラム含まれています。
2. 目の健康をサポート
カロテノイド(抗酸化物質の一種)は、目の細胞の健康維持、特に網膜の保護を助けます。カロテノイドはまた、紫外線(UV)の有害な影響を軽減し、ガン細胞の増殖を防ぐことも示されています。アントシアニンに含まれるビタミンEも、目の健康、それから皮膚や免疫系を保護してくれるものです。
3. 糖尿病の管理補助
抗酸化物質と植物由来の化学物質(ファイトケミカル)は、インスリンに対する体の感受性を向上させ得るものです。このプロセスは、ブドウ糖をうまく利用するのに役立ちます。体が糖を吸収する速度を遅くし、血中の糖濃度を下げてくれるわけです。
4. 病気からの保護
黒米粒の外側の層には、他の種類の米や他の多くの食品よりも高いレベルで抗酸化物質アントシアニンが含まれています。抗酸化物質は、心血管疾患を予防し、脳機能を向上させ、フリーラジカルが細胞を傷つけることによって引き起こされるガンから体を守ってくれるものです。
古代米に含まれるタンパク質と食物繊維は、以下のような役にも立ち得ます:
- 消化器系の健康改善
- 肥満予防
- 体重減少の促進
5. 炎症低減
黒米に含まれる植物性栄養素と抗酸化物質は、体内の腫れを抑えるのに役立ちます。更なる研究が必要ですが、ツェルウォニー栄養士によると、古代米を食べると関節炎や皮膚炎などの炎症症状が緩和される可能性があるとのことです。
古代米にはグルテンが含まれているの?
黒米は天然でグルテン・フリーです。グルテンとは、特定の種類の米(インスタント米や味付き米など)や、小麦、ライ麦、および大麦を使った全粒粉製品に含まれるタンパク質です。「セリアック病やグルテン不耐症の方々でも、古代米は安全に食べることができますよ」とツェルウォニー栄養士が語っています。
古代米のリスクは何?
古代米は一般的に安全ですが(そしてもはや皇帝たちに制限されていません)、全ての米と同様、重金属のヒ素が含まれています。ヒ素を摂りすぎるリスクを減らすには、古代米を炊く前に、乾いた状態で洗うようにしてください。また、古代米を食べ過ぎると、胃もたれ、膨満感、またはガスの発生など、胃腸への影響を引き起こす可能性があるため、適度に食べるのがベストとも言えましょう。
古代米をおいしく健康的に楽しもう
古代米の炊き方をお探しですか?モチモチとしたコシのある食感なので、30~60分ほど浸水させてから炊くのがベストです。その後、黒米を茹でたり、炒めたり、蒸したり、あるいは圧力鍋で炊いたりすることもありますが、一般的に他の種類の米よりも時間がかかります(通常30~60分)。お求めになったお米の銘柄および参考にしているレシピの指示に従ってください。
調理前の黒米は密閉容器に入れ、乾燥した冷暗所で6ヶ月程度保存できます。調理した古代米は密閉容器に入れて冷蔵庫で3~5日保存可能です。
古代米をスープ、サラダ、炒め物、あるいはデザートに使ってみてはいかがでしょうか。ナッツのような香ばしさ、モチモチと噛み応えのある食感、そして栄養価の高さに―食卓の見た目が豪華絢爛になることは言うに及ばず―すぐに古代米に惚れ込んでしまうことでしょう!
う~ん良さ気ですねぇ~。
玄米を食べまくってる僕としては、唯一の弱点であるヒ素も玄米を食べるのと何も変わりませんし、今までで一番、食指が動かされたかもしれません。
実際の商品を検索してみると…
我らがAmazonでは、Lotus Foodsの商品がチョイスされていましたが…
…このスクショにあります通り、15 oz(426グラム)が6パック、つまり約2.5 kgで、33.99ドル……
まぁ玄米よりも高いっちゃ高いですが、僕が買ってるBrown riceを思い出してみたら(というか何キロ袋か覚えていなかったので重さを調べてみたら)、6.8 kg入りの袋でしたけど、アジアンショップで14ドルとかだったと思うので(Amazonだと49.99ドルでしたが)、重さは1/2.7倍で、値段は2.4倍超…
…ま、見た目もグロいし、よく考えたらブラウン・ライスで十分色が濃くて健康的ですし、そこまでの価値はなさそうなのでやめときましょう(笑)。
(一応、もっとお得な22ポンド=約10 kg入りの大袋サイズも選択可能ですけど、こちらは72.34ドルということで、大袋だと余計に「高っ!」って印象が強いだけかもしれませんね(笑)。)
いつか、アジア系レストランのビュッフェとかで目にしたらがっついてみようと思います、ケチくせぇにも程があるかもしれませんが(笑)。