それでは引き続き(と言っても関連性はまるでありませんが)、前回の発酵食品の次は、こないだの代替肉記事で紹介されていた、冷凍食品について見てみようと思います。
…こちらは、「冷凍食品がいいか悪いか」ではなく、「ベストな選び方」という内容のようで、どうやらものぐさ太郎ななアメリカ人は冷凍食品が物凄くお好きなようで、これをやめさせることはきっともう不可能だと判断されたのでしょう(笑)。
まぁでも、冷凍食品は別に凍らせているだけですし、特に良くないとかそういう話は実際ないんだと思います。
僕は、日本にいた頃(特に、一人暮らしを始めたばかりの、大学生の頃)は、まだ「毎日同じメニューを食べ続ける」スタイルも完全には確立してませんでしたし(まぁそんなの確立しない方がいいんですけど(笑))、しばしば西友とかで4割引きセールのものを買って食べていましたが、こちらに来てからは、(冷凍食品大国アメリカだというのに)「日本の冷食ほど質が優れていない」というのが理由…ってわけでもないものの、単に「もう同じものを食べ続けるスタイルが確立してしまった」故に、入り込む枠がないだけ…ってのが一番の理由で、冷凍食品は全然買ったことがないレベルですね。
(あぁでも、何度か話に出している、仲良くしている中国人の元同僚・アサカさんのオススメで、「ミックスベジタブルとかの冷凍食品は便利だから、せめてそういうのも導入した方がいいと思う」と言われて、素直に確か3回ぐらい買ったことがありましたけど(玄米を入れて凍らせてあるランチボックスに、ざらざらと混ぜて一緒に解凍)、何かあんまり意味も感じられなかったし面倒くさくなって、アサカさんが異動していなくなってからというのも、4回目は未だに来てない感じですね(笑)。)
…と、僕の食事情はともかく、天下のクリーブランド・クリニックが推奨する「ベストな冷食の選び方」、どんなものなのか今回も早速参考にさせていただきましょう。
ベストな冷凍食品を見つける8つの方法(8 Ways to Find the Best Frozen Meals)
冷凍食品を最大限に活用する方法
仕事の準備で急いでいるときや、夕食を作るのが億劫なとき、冷凍の前菜を手に取ることほど簡単なことはありませんね。何しろ、下ごしらえの時間がゼロなのですから。
しかし、こういった便利な食事が健康(とスリムさ)を維持するためにしている努力の妨害になっていないことを確認するには、どうすればよいのでしょうか?登録栄養士のアンナ・テイラーMS/RD/LD/CDCES(修士/登録栄養士/管理栄養士/認定糖尿病療養指導スペシャリスト)が、冷凍食品コーナーを物色するときに心に留めておくべき8つのポイントをご紹介くださいます。
最高の冷凍食品を見つける方法
冷凍ディナーの多くは、塩分や飽和脂肪酸が大量に含まれていますが、選択肢はそういったものだけではありません。ご自身およびご家族のために、健康的で便利な冷凍食品を見つける方法があるのです!
1. 品質を重視する
「見るべき最も重要な点は、原材料リストです」とテイラー栄養士がおっしゃいます。テイラー栄養士によると、原材料が7種類以下であれば、ホールフード(※素材丸ごと全部を食べる類の、未加工の主に植物性天然食品)を摂取できる可能性が高く、添加物や保存料を口にしてしまう可能性が小さいとのことです。
食材の質は、カロリーの量よりも重要だとテイラー栄養士が語っています。
単に「オーガニック」、「ナチュラル」、「ビーガン」と宣伝されているからといって、それが必ずしも健康に良いとは限りません。栄養表示や成分表を読んで、しっかり確かめる必要があるのです。
2. 食事を完成させる
「ベストな食事というのは、色とりどりの野菜、除脂肪タンパク質源(鶏肉、七面鳥、豆類、魚介類など)、そして全粒穀物かでんぷん質の野菜が入っているものです」とテイラー栄養士が話しています。
これらの要素の内、いずれかが欠けている場合は、サイドメニューとして加えましょう。「チキンとサツマイモの前菜にサイドのサラダを組み合わせたり、生野菜とハマスで食事を締めくくったりしてみるのもいいですね」とテイラー栄養士が注を加えています。
3. 全粒穀物を選ぶ
「前菜には、全粒穀物100%、あるいは豆パスタやカリフラワー・ライスのような穀物代替品を使った料理がベストです」と語るのはテイラー栄養士。
冷凍食品に白米のような精製された穀物が目に付いたら、「私にとってはご破算です」とテイラー栄養士が付け加えています。
4. 脂質を省く
「従来の冷凍食品に比べ、『lean(除脂肪)』や『light(ライト)』と表記されているタイプは、一般的に、カロリー、飽和脂肪、およびナトリウムが大幅にカットされています」とテイラー栄養士が指摘しています。
そのような食事は通常400キロカロリー未満であり―体重を気にしているときには良い制限となりますね。
「『hearty(ボリューム満点)』『family-size(ファミリーサイズ)』の食事は、シェアする予定がない限り避けましょう」とテイラー栄養士が付け加えています。それでも、こういった商品にはしばしば不健康な飽和脂肪酸、ナトリウム、砂糖、精製された穀物が多く含まれているので、ラベルにはしっかり目を向けるようにしてください。
5. 食物繊維を支持する
食物繊維は、ほとんどの加工食品に欠けている栄養素です。食物繊維は消化を助け、また、満腹感を与えてくれるので食べ過ぎを防いでくれます。
「食物繊維を増やすには、豆類、全粒穀物、野菜の入った食事を選ぶとよいでしょう」とはテイラー栄養士の言。「1日最低25~35グラムの食物繊維を目標にしましょう。」
6. でんぷんを控える
マカロニ・アンド・チーズのような、完全にデンプンだけを使った冷凍食品はなるべく避けるようにしましょう、とテイラー栄養士が指示しています。代わりに、除脂肪タンパク質と野菜も含む、よりバランスの取れた選択肢を選ぶのが良いですね。
「でんぷん質の食事の心地よさが欲しくなってしまったら、食事の半分だけに留め、残りはゆで卵やサイド・サラダのような、タンパク源と種々の野菜でバランスを取るようにしましょう」とテイラー栄養士が語っています。「バランスが、全身の健康をサポートし、炭水化物や砂糖への欲求を静めるためのキーなのです。」
7. 塩分と飽和脂肪は控えめに
冷凍食品は、ナトリウムと飽和脂肪酸が多いことで悪名高いものと言えましょう。「最悪の冷凍食品として、ナトリウムが700グラム以上、飽和脂肪が4~5グラム以上なんてものもありますね」と語るのはテイラー栄養士。
冷凍食品のナトリウムは600ミリグラム以下、そして飽和脂肪は3グラム以下に抑えるのがベストです。
8. トランス脂肪酸と砂糖にはノーを
トランス脂肪酸を含む食事は、いかなるものも避けるようにしましょう、とテイラー栄養士がおっしゃいます。FDA(アメリカ食品医薬品局)は、トランス脂肪酸を食用としては安全でないと裁定しています。テイラー栄養士によるプロのポイント: 「成分表に『部分水素添加油』(トランス脂肪酸の高級な呼び方)が含まれていないか、よく精査するようにしてください。」
テイラー栄養士は加糖製品も制限するようアドバイスしています。添加糖分の1日の上限は、女性で25グラム、男性で36グラムです。「『ヘルシー』と表示されている冷凍食品の多くには、砂糖がたくさん添加されています。12グラムも含んでいるものもありますよーこれは大さじ1杯分です!」
ヘルシーで便利な食事をしよう
週の大半の日は、新鮮な食事―あるいはおいしい残り物―に頼りたいものです。「一日の終わりには、冷凍食品は週に2回までにしておきたい所ですね」とテイラー栄養士が追記しています。
しかし、冷凍食品の利便性が必要な場合、上記のポイントが選択の指針となってくれることでしょう。
…いや言ってることはもっともではあるんですけど、
「これ別に冷凍食品に限ったことじゃなくて、食事全般に言えることちゃいます?……冷凍食品特有のポイントは、ただのひとつもなかったような…」
と思えてしまいましたが、まぁそれだけ、別に冷凍であることを特別視する必要はないという、世界最先端の医療機関によるお墨付きが得られたということなのかもしれませんね。
しかし、僕が子供の頃は冷凍食品って「ザ・冷凍!」って感じの、クオリティがクッソしょぼいものばかりだった記憶が強いんですけど、ちょうど僕が一人暮らしを始めた21世紀になったあたりから突然、信じられないぐらい劇的にクオリティが上がりましたよねぇ~。
まるで一人暮らしを始めた僕が困らないように仕向けてもらえたようでありがたいことこの上なかったですが(まぁ流石にそれは自分を中心に考えすぎかもしれませんけど(笑))、個人的には、「家で作ったのよりは言うまでもなく、下手したらお店より美味しくない?」と思えた最初にして最高のものはやっぱり、ニチレイの本格炒めチャーハンですね!(リンクカードが取得できなかったので、スクショ画像で↓)
この商品をきっかけに、今では尋常じゃない美味しさの冷食がわんさかあると思いますが(米モノに限らず、パスタとかも凄まじいですよねぇ~)、「クオリティ、やば!」のさきがけであり、原点にして頂点は、(何度かマイナーチェンジしてますが、この赤と黒の)本格炒め炒飯だといえましょう…「ギネス認定、世界一売れてる冷チャー」の宣伝文句も、圧倒的に納得です。
僕も、大学生の頃は本当によく、4割引き(たまに半額セール…「そんだけ気に入っててなんやお前」って話ですが(笑)、やっぱり冷凍は定期的に実施される4割セールで買うものなんですよね、賞味期限も冷凍だけあって長いですし(笑))でしこたま買い込んで、よく一気に0.8袋ぐらいがっついていました(1袋2食分の設定だと思いますが、育ち盛りの男の子としては、下手したら1回1袋ぐらいいってたものです(笑)。でもやっぱいきなり空にするのも食べすぎな気がして、申し訳程度に次回用として残してましたが(笑))。
栄養成分表を見てみたら、脂質はまぁ7.6グラムと、テイラー栄養士が眉を顰めそうな量入っていますが(ただ、日本はアメリカと違い、飽和/不飽和を分けて書いてはくれていないので、この全部が飽和脂肪酸ではないと思いますけどね)、そしてナトリウム=食塩相当量は1.0 gということで、まぁ「100グラムあたり」なので1食分ですらないとはいえ、あれだけ濃くておいしい味なのに、意外と塩分はそうでもない感じかもしれません。
(まぁ、1袋ペロリと平らげたら4.5 gなので、結構というかやっぱり相当多いですけど(笑)。
…ちなみに記事中にあった「ナトリウム700グラム」は、「流石にそれ商品そのものより重いじゃん」って話ですし、これは「700ミリグラム」のミスですね(笑))
もし食べたことがない方がいらっしゃいましたら、確実に感動するレベルで素晴らしいので、40%OFFセールの時などに強くオススメです!(笑)