フェイク・ミートはヘルシーなの?

それでは前回の終わりにちょろっと書いていた通り、今回は前回の「ベジタリアン向けタンパク質フード」記事で触れられていた、フェイクミート疑似肉とも言われる、主に植物を使って作られる肉っぽい何かこと、代替肉についてのhealth essentials記事(↓)を見ていこうと思います。

 

health.clevelandclinic.org

 

…まぁ「フェイクミート」は恐らく和製英語で、英語の場合、少なくとも前回の記事では「faux meat」となっていましたし、Wikipedia(↓は日本語版ですが、ここから英語版に飛ぶと書かれていたのは)「mock meat」などと表記される感じですね。

 

ja.wikipedia.org

 

(とはいえ「faux」は「フォウ」という発音で、これはフランス語からの輸入語のようで意味としては「フェイク」そのものですけどね。食べ物を「フェイク(偽)」呼ばわりするのも印象が悪いからか、ちょっとオシャレな言葉を使っているのかもしれません。

 なお、「mock」は「真似した・模擬の・疑似の」といった意味合いで、こちらは結構メジャーな英単語といえましょう。)

 

もちろんクリ・クリ記事のタイトルにある通り、「Meat Substitute(肉の置き換え)」と呼ばれることも多いですが、名前はともかく、この「肉じゃないけど、肉っぽいブツ」、近年話題ですねぇ~。

 

僕はちゃんとしたものは食べたことがないのですが、特にベジタリアンでもないですしそこにこだわる意味もないものの、人類の技術がどこまで発展しているのか、気になる存在ではあります。

 

とりあえず早速記事の方を見て参りましょう。

 

代替肉はヘルシーなの?(Are Meat Substitutes Healthy?)

フェイクミートの立場をご紹介します

 

 

ベジ・バーガーはもはやベジタリアンの方々だけのものではありません。

スーパーの冷蔵・冷凍コーナーをうろついてみれば、豆を使った定番のベジ・バーガーから、『チキン』ナゲット、さらにはビーガン・ベーコンまで、あらゆる種類のパック詰めされた代替肉を目にすることができます。

また、見た目、味、食感を本物に似せるよう高度に加工された新世代のフェイクミート製品も存在しています(中には、ハンバーグやステーキのように「血が滴っている」ものまであります)。

肉の消費量を減らしたい方々にとって、これらの製品は移行を容易にするのに役立ち得るものでしょう。しかし、ベジタリアンやビーガン向け製品だからといって、必ずしも毎日食卓に並べる健康的な食品と考えるべきではありません、と登録栄養士のカミーユ・スコダRDN/LD(登録栄養士/管理栄養士)がおっしゃっています。

以下、ベストな代替肉を選ぶための、スコダ栄養士のアドバイスをご紹介していきましょう。

 

植物性タンパク質をもっと摂る努力を

良質な肉は、種々の異なるビタミン、ミネラル、栄養素を大量に摂取できますが、植物性タンパク質には独特なメリットがあるのです、とスコダ栄養士が語っています。

「1日に1回の肉なし食、あるいは週に1回の肉なし日を設けることで、食生活を多様化し、食物繊維を増やし、他のタンパク源を取り入れることが可能になりますよ」とはスコダ栄養士の言。

豆類、レンズ豆、ナッツ類、種子類、そして大豆まるごとといった植物性タンパク源となるホールフード(※丸ごと全部が食べられる、未加工の天然食材)は、食物繊維とプレバイオティクスをもたらし、腸の健康を維持する役に立ってくれます。また、持続可能性の高い炭水化物や健康的な脂肪も含まれており、これは血糖値のバランスを取るのに役立ち得るものです、とスコダ栄養士が付け加えています。

植物ベースの食事は、心血管疾患のリスク低下やその他の健康上のメリットにつながるという研究結果も複数報告されています。

 

原材料欄を拡大鏡で見てみよう

多くのパッケージ入り代替肉は、ヘルシーなホールフードの植物性タンパク質および原材料から作られていますが、全てがそうとは限りません。だからこそ、買う前にパッケージをひっくり返して、何が入っているかを確認することが大切なのです。

「こういった製品の中には、保存料、砂糖、炎症を起こす油、その他私たちが望まない成分が加えられているものもあるんです」とはスコダ栄養士の言。

肉なしチョリソーを手に取る前に、個人的な食生活の必要性を考慮し、以下の点を確認することをスコダ栄養士が勧めています:

  • タンパク源は何?「代替肉の中には、ピー・プロテイン(エンドウ豆のタンパク質)や豆類を使ったものがありますが、それらは素晴らしいです」とスコダ栄養士がお話しくださっています。「ソイ・プロテイン・アイソレート(=大豆タンパク単離物)(大豆を加工したもの)や小麦グルテンを使っているものもあります。それらは避けたいもののひとつですね。」
  • シンプルな原材料が使われている?より最近のフェイクミート製品の中には、メチルセルロース(増粘剤)や大豆レグヘモグロビン(遺伝子組み換えタンパク質)のような、発音が難しい成分が含まれているものもあります。最も健康的な選択肢を選ぶためには、原材料表示のほとんどが認知可能なホールフードを含んでいるものを探すようにしましょう。
  • タンパク質はどれくらい含まれてる?理想的には、1食あたり約20グラムのタンパク質を摂りたいですね、とスコダ栄養士が推奨しています。「タンパク質の代用品としてこういった製品を使うのであれば、少なくとも10~15グラムのタンパク質が摂れるものを探しましょう。他の食品と組み合わせることで、20グラムに到達させることができる形ですね」とスコダ栄養士が語っている通りです。
  • 飽和脂肪とナトリウムの含有量は?代替肉は通常、コレステロール・フリーですが、中にはナトリウムや飽和脂肪酸が肉より多いものも存在します。食事摂取ガイドラインでは、成人のナトリウム摂取量は1日あたり2,300 mg未満、飽和脂肪酸の摂取量は1日のカロリーの10%未満に抑えることが推奨されています。

 

もうひとつの選択肢:定番を選ぶ

牛肉、鶏肉、豚肉を模倣した植物ベースのパッケージ製品は、次回の料理で1:1の代用品として使うのに便利なものかもしれませんが、毎日の食事に簡単に取り入れられる植物性タンパク質は他にも豊富に存在しています。

レシピの肉を次のものに置き換えてみてはいかがでしょうか:

  • 豆腐: 豆腐は大豆を丸ごと(抽出物ではなく)使ったもので、完全タンパク質とみなされるものです。スコダ栄養士は、非GMO(遺伝子組み換え)やオーガニックのものを選ぶことを推奨しており、炒め物に混ぜたり、オーブンでカリッと焼いたりするのがオススメとのことです。
  • テンペ: 豆腐のドロドロとした食感が苦手な方には、テンペを試されてみてはどうでしょうか、とスコダ栄養士が勧めています。テンペも大豆丸ごとから作られていますが、発酵させることで、栄養素の消化と吸収の一助になり得るという追加の利点が生まれています。また、一般的に豆腐よりもタンパク質が多く、カルシウム、鉄分、マンガンも十分にもたらされるものです。
  • 豆類およびレンズ豆: 豆類は食物繊維と栄養素の偉大な宝庫です。サラダの上に乗せたり、スープや炒め物に使ったりしてみてはいかがでしょう。自宅で、自分独自の豆ベースのベジ・バーガーを作ってみてもいいかもしれませんね。「ただし、低炭水化物食事法を実践している方は、豆には炭水化物も含まれていることをご承知おきください」とスコダ栄養士が付け加えています。

最近肉を食事から断っている方であれ、単に肉食を控えているだけの方であれ、植物性のタンパク質はその空白を埋めるのに役立ち得るものです。

 

う~ん、何だかハッキリした結論すら書かれておらず、かと思ったらま~たあんまり誰も聞いてないレシピの紹介とか(もうレシピのリンクを貼るのもやめましたが、最後の段落、フェイクミートと関係なさすぎでしょ(笑))、正直何だかしょっぱい記事でしたね(笑)。

 

まぁ、「めちゃくちゃ不健康な成分で加工されまくったものじゃなければ、植物ベースなので健康的です」みたいな、小学生でも言えそうな話が結論という感じでしょうか。

 

とはいえ、医療機関的にはなかなか、まだ新しい技術ですし、断言するのは難しいという事情もあるのかもしれません。

 

偽肉が健康的かどうかはともかく、最初にも書いていた通り、インターネッツで話題になってるのはよく目にしますねぇ~。

検索したらもう5年も前でしたが、バーキンこと我らがバーガーキングで、「インポッシブル・バーガー」という、「肉じゃないなんて不可能だ!」と言わんばかりのフェイクミート・バーガーが発売されたのが、日本でも話題になっていました(↓)。

www.gizmodo.jp


検索したら↑のギズモード記事以外にも、日本人の方による日本語の食レポ記事なんかもいくつも見つかりますが、「言われなかったら植物ベースだなんて絶対に分からないぐらい、めっちゃくちゃおいしい」とすこぶる評判ですね!

 

バーキンは提携しているだけで、元の製造販売元は、そのまんま「Impossible Foods」社(↓)ですね。

 

impossiblefoods.com

 

リンクカードにはサムネもなかったので、スクショ画像だけお借りさせていただきましょう。

https://impossiblefoods.com/より

見た目は完全にお肉そのものですねぇ~。

 

「昔の代替肉は、食べられたもんじゃなかった」という評判を目にしたこともありますが、技術が発展し、今時のものは本当に、本物との区別が全くつかないし、そうであるならば当然ですが、物凄くおいしいと本っ当に評判ですね!

 

最初に貼ったウィ記事にも、先ほどのギズモード記事にもありましたが(と思ったら、ギズモ記事ではなく、別で見ていた別の食レポ記事でしたが)、もう一つ同じくカリフォルニアに籍を置く「ビヨンド・ミート」という競合他社(会社設立も同時期の、新しい企業ですね)もかなり話題になっているのを目にしますし、こちらも評判は上々で、特に全く食に興味のない僕でも、機会があればぜひ口にしてみたい限りと思い続けています(まぁ、思ってるだけで実行に移さぬまま数年が経ってますし、このまま偽肉を口にせず死んでいく可能性の方が高いかもしれませんが(笑))。

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