まだまだ続いております呼吸法シリーズ、4-7-8呼吸法、ボックス呼吸法、横隔膜呼吸法、交互片鼻呼吸法を経て、前回は口すぼめ呼吸法という、若干ふざけているのかと思えもしたものの、本能的にも自然に発生しそうな、気を落ち着かせるのに有用そうな手法を紹介していました。
今回も引き続き、呼吸法記事に挙げられていた具体的なテクニックを参考にさせていただきましょう。
今回は記事タイトルにも挙げました、百獣の王・ライオン呼吸法ということで、口すぼめよりもさらにふざけていそうな気もするやつかもしれませんね(笑)。
まさにライオンみてぇな立派な髪の毛をしてらっしゃる貴婦人の画像とともに、今回も早速参りましょう。
ジャングルの王者:ライオン呼吸法の実践方法(そしてなぜ体に良いのか?)
このヨガの呼吸法は、ストレスや不安を和らげるのに役立つかもしれません
ケイティ・ペリーの曲「Roar」を流しながら、ジャングルの王のように振る舞い、世界の王であるかのように感じることができるヨガの呼吸テクニック、ライオン呼吸法を練習する準備をしてみましょう。
機能性医学の専門家であるメリッサ・ヤング医師が、シンバの真似をすることで、リラックスして力が湧いてくるのにどう役立つ可能性があるのかについて説明してくれます。
ライオン呼吸法とは何?
サンスクリット語でシンハ・プラーナヤーマと呼ばれるライオン呼吸法は、ライオンの咆哮―そこから吼える部分を引いたもの―を真似るヨガの呼吸法です。
多くの呼吸法が静かでゆっくりで穏やかなものであるのに対し、ライオン呼吸法は少しだけあからさまに力強いものとなります。行う際は、舌を突き出し、ハッキリと聞こえるように息を吐き出します: 大きな、「ハアァァー」というシューシューした音です。
ライオン呼吸法のメリット
ライオン呼吸法の科学に関する特定の研究はほとんどありませんが、呼吸法(プラナヤマ)全般の価値に関する研究は沢山あります。ヤング医師が、その内のいくつかを説明してくれます。
肺に良い
呼吸法を定期的に実践する習慣があると、酸素濃度が高まり、肺活量が増大します。ある研究によると、プラナヤマを定期的に行うことで、肺機能のほぼ全ての能力が向上するとのことです。
「深く意図的な呼吸法を実践することで、肺を拡張し、呼吸筋を強化することが可能となりますよ」とヤング医師が付け加えます。
ストレスの緩和
プラナヤマは、ストレスを管理および軽減するための強力なツールであることが示されています。
「ヨガの呼吸法を実践すると、副交感神経系が活性化され、闘争・逃走モードから解放されます」と説明するのはヤング医師。「こういった呼吸法は、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを下げることにもつながっているんですよ。」
加えて、特にライオンの呼吸に伴う顔の動き―口を開けて舌を出すような―は、顔の筋肉を活性化させ、緊張をほぐすことが可能です。
不安の軽減
もし社交的な場での恐怖や不安感に対処されているような場合、ライオン呼吸法は、より自信を持って世界に立ち向かう助けになるかもしれません。
ある研究では、ライオンの呼吸に関連するヨガのポーズであるシンハーサナを含むヨガのシークエンス(連続ポーズ)が、社会不安障害に立ち向かっている内向的な方々にとって特に役立つ可能性があることが見出されました。
ライオン呼吸法の考えられる副作用
慢性的な疼痛を持つ一部の方々にとって、ある研究では、ライオン呼吸法が「過剰な刺激と方向感覚喪失」を引き起こし、その結果ふらつきが生じるということが報告されています。
「めまいの発作を起こしやすい方は、ライオン呼吸法は控えた方がよいです。そして、その問題の原因を突き止めるために、必ず医療従事者に相談するようにしてください」とヤング医師がアドバイスしています。
ライオン呼吸法のやり方
シンハ・プラーナヤーマは、静かなオフィスでも、家でくつろいでいるときでも、どこであっても実践可能です。ヤング医師がやり方を説明してくれます:
- 快適に座った姿勢を取り、背筋を伸ばし、両手を膝か太ももの上に置きます。
- 気持ちをクリアにするために、深呼吸を数回することから始めましょう。
- ライオン呼吸法を始めるために、鼻から数カウント深く息を吸い込ます。
- 「息を吐く際は、舌を出して 『ハアァー』という音を出しながら、口から呼気を吐き出します」とヤング医師は言います。「視線は静かに上へ、天井の方へと動かしましょう。」これがライオン呼吸法の1ラウンドとなります。
- ラウンド間には必要に応じて普通の呼吸を数回挟みながら、5回から10回繰り返します。
- 少なくとも1分間は深く呼吸をすることで、実践を終えます。
「ライオン呼吸法は、最初はバカバカしく感じるかもしれません」とヤング医師も認めていますが、「でも、練習していく内により快適に感じられるようになって、躊躇する必要もなくなっていきますよ」と語っています。
関連するヨガのポーズとして、ロアリング・ライオン・ポーズ(吼えるライオンのポーズ)やシンハーサナという、体の他の部分もライオンの真似をするものもあります。膝を立てることから始めて、お尻をかかとにつけて体重を少し後ろに落としていきます。両手を前方の床に押し付けましょう。
しかし、呼吸法の効果を獲得するために、ヨガのポーズをとる必要はありません。
「ライオン呼吸法をヨガの実践に取り入れることもできますが―」ヤング医師は語ります、「好きな時にいつでも、それ単独で行うことも可能ですよ。」
「最初はバカバカしく感じられるかも…」とすぐ上でヤング医師も語っていましたが、初めてメリッサおばさんと意見が合いましたね(笑)。
舌突き出して「ハーー」とか、少なくとも静かなオフィスでなんてよぉやれませんけど(笑)、とはいえヨガはやっぱり「やってみたら、効果テキメン」というものだと思いますから、恥ずかしくない場面を探してこっそり練習してみたいものです(笑)。
どんなものなのか、ライオンブレスのヨガ専門用語である「simha pranayama」で検索したら、いくらでも出てきましたね、再生回数トップと思われる動画を参考までにペタリと貼って終わりとさせていただきましょう。
本当に舌を突き出して、「シャーーー」みたいに声をあげててワロてまいましたが、改めて、非常に意味のある呼吸法ということで、こういうのは「バカにするやつがバカ」ってなもんですね。
幸い記事内にアイキャッチで使える画像もありましたし、目玉上にやって「ハーー」とかやってる、登録者数1280万人を誇るエイドリアンさんの変顔スクショは自重しておこう…と思ったら、↑にあるように、動画のサムネイルで自ら開示されていてこれまた笑っちゃいました、流石は超人気ヨガインストラクターと言えましょう(笑)。