歯ブラシはどう洗えばいいの?

前回の歯磨き粉記事から、「フッ素」についてのHEALTH LIBRARY記事に飛ぼうかと思っていたのですが、この記事の中の「歯磨き粉のブランド」という文字列に張られていたリンク記事が、「いや全然歯磨き粉と関係ないじゃん(笑)」と思えるものだったものの、気になるっちゃ気になるし、せっかくだから見ておこうと思えるものでした(まぁ、前回のリンクのみならず、以前見ていたどっかの記事でもリンクされていたので、既に開いてあるタブではあったんですけど)。

 

それが、今度は歯を綺麗にするための道具である歯ブラシを綺麗にする方法

 

health.clevelandclinic.org

 

特に気にしていない人がほとんどだと思いますが、一体どうするのがベストなのでしょうか、正直今日は時間がいつも以上になく、かな~り短めな記事だったため「しめしめ」と思って読む程度なんですけど(笑)、今回もクリーブランド・クリニックの記事を参考にさせていただこうと思います。

 

歯ブラシのお手入れ方法(How To Clean Your Toothbrush)

想像されているのよりも、簡単です

 

 

何年にもわたり、歯ブラシを綺麗にするためにあらゆる方法が試されてきました。中には食器洗い機で洗う方もいらっしゃいます。他には、マウスウォッシュや入れ歯洗浄剤にブラシヘッドを浸す方もいらっしゃるようです。更には、凍らせたり、煮沸したり、高価な紫外線歯ブラシ除菌器具に投資したりする方もいらっしゃいます。

しかし、これらは歯ブラシを消毒する最良の方法なのでしょうか?また、そもそもこれらの方法は効果があるのでしょうか?

「結論から言うと、どれも必要ありません」と歯科医のカリン・カーンDDS(歯科外科医師)がおっしゃいます。歯ブラシをベストな状態に保つために実際に何が効果的なのか、カーン歯科医による説明を見ていきましょう。

 

歯ブラシのお手入れ法

歯ブラシのクリーニングは、ご想像よりもシンプルです。実際、高級なバスルームアクセサリーや洗面用具を購入する必要はありません。

 

お湯を使う

マウスウォッシュや入れ歯洗浄剤に歯ブラシを浸したり、紫外線クリーナーを使ったりといったことは忘れてください。「歯ブラシは、綺麗なお湯ですすぐことをお勧めします」と語るのはカーン歯科医。歯ブラシに歯磨き粉や食べ物のかたまりが付着している場合は、それを除くために、よくすすぐようにもしてください。

お湯を使うのは、口の中には健康的な環境に必要な細菌叢(フローラ)があるからです。こういった細菌まで歯ブラシから完全に取り除こうとするのは、重要なことではありません。

 

歯ブラシを清潔に保ち、細菌を寄せ付けない方法

信じられないかもしれませんが、歯ブラシが完全に細菌フリーである必要はないのです。「そういった細菌がいないと、酵母菌やカビのような日和見感染菌に乗っ取られてしまうんです」とカーン歯科医が説明しています。「歯や歯周組織の周りだけでなく、口の中も、ある程度の自然な細菌を欲しているのです。」

アメリ歯科医師会(ADA)は、歯ブラシケアに関する推奨事項の中で、歯ブラシに付着した通常の細菌が口腔衛生に悪影響を及ぼすという証拠はないという複数の研究を引用しています。

しかし、カーン歯科医は、より清潔で効果的な歯ブラシを保つコツをお持ちのようです。

  1. 完全に乾燥させる。使用後の歯ブラシに付着している細菌は、嫌気性細菌と呼ばれます―これは、酸素があると死滅するということです。そのため、歯ブラシを自然乾燥させれば、ほとんどの細菌に対処できることになるわけです。
  2. 歯ブラシを適切に保管する。歯ブラシは、汚れたコップ、引き出し、あるいは旅行用ケースではなく、開放されたホルダーに立てかけて保管すべきだということを覚えておきましょう。前者のような場所に歯ブラシを保管すると、カビや、本来口の中には存在しない細菌の繁殖を促し、歯肉炎のような口の病気を引き起こしかねません。ADAはまた、不要な細菌が繁殖する危険性があるため、歯ブラシには日常的にカバーをかけることはしないようにとも推奨しています。
  3. 病気になったら歯ブラシを交換する。体調が悪いときや、口の中にカビ、酵母菌、またはウイルス感染症があるときは、歯ブラシの調整が重要です。治療開始時と、治療終了時にも改めて、歯ブラシを交換しましょう。「そう、病気になった後は、一般的に歯ブラシを新調することをお勧めします」とカーン歯科医が付け加えています。「長引く細菌が再感染につながったり、家族に伝染したりしないようにするための簡単な対策ですね。歯ブラシを煮沸消毒するとか、過酸化水素や酢を使って綺麗にすることよりも、その方がずっと理に適っています」。
  4. 歯ブラシは共有しない。口の中には健康な細菌フローラが必要ですが、他人の細菌を持ち込むのはよくないです。「幼少期は正常なフローラを形成している最中ですから、特に、子供と歯ブラシを共有しては絶対にいけません」とカーン歯科医が警鐘を鳴らしています。また、家族などと複数の歯ブラシを同じホルダーまたは一緒の引き出しに入れて保管することも避けましょう。互いに接触しないようにするのが一番です。」
  5. 交換する。歯ブラシを殺菌しようとするのではなく、定期的に交換する習慣をつけましょう。歯ブラシは清潔でまっすぐであるべきです。変色していないか、汚れが溜まっていないか、また毛先がつぶれていないかにご注意ください。こういったことが見られたら、歯ブラシを交換する時期です。歯ブラシの交換時期はメーカーによって異なります。「簡単に、ADAのガイドラインに従うのが良いですね」とカーン歯科医が語っています。「3~4ヶ月ごとに交換してください。毛先が擦り切れているようでしたら、早めに交換しましょう。」

歯ブラシの効果に疑問がある場合は、いつでも新しい歯ブラシを購入することをお勧めします。専門家の中には、歯ブラシを2本持ち、1本を乾かしている間、交互に使うことを勧める方もいらっしゃいます。

 

何とも分かりやすい、「お湯ですすげばOK」という記事でした。

 

歯ブラシにまで細菌フローラを考えたことはなかったですが、まぁ僕は微生物は専門とも言えるので、「とにかく水分が雑菌繁殖には良くない」という知識があるため、歯磨き後はペーパータオルで完全に水気が紙につかなくなるぐらいまでしっかり拭いていたんですけど、カーン歯科医によると、

「口内細菌には善玉菌もいるんだから、完全殺菌なんて意識しなくていいんですよ」

とアドバイスをもらえたようで、今後はもっと気楽にいけそうです。

(まぁ、値段の高い電動歯ブラシのブラシは気を付けているだけで、研究室で使ってる手動の従来の安い歯ブラシはそもそもそこまで気にしてませんけどね(笑)。)

 

その他のアドバイスも全体的に納得です。

僕は、物持ちがいいのでついつい毛先が広がっても「もうちょい使おう」と粘りがちなのですが、まぁ歯は大切ですし、明らかに広がったら交換しようかな、という気もしてきました。

 

どなた様も健康で快適な歯ブラシライフをお過ごしください。

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