前回の記事では耐久力最強動物として、ネタの宝庫といえるクマムシ大先生にご登場願った形でしたが、彼奴（きゃつ）は「熱・冷気・乾燥・真空・圧力・放射線」といったあらゆる状態変化に恐ろしいほどの防御力を発揮するという話ではあったものの……
意外なことに、寿命は半年程度という情けない長さであるばかりか、体長は1ミリ程度と、指でプチっとしたら余裕でお亡くなりに……は、まぁそういえばかなりの高圧でも耐えられるという話でしたから、もしかしたらあまりに小さくて上手く潰すのも難しいかもしれませんけど…
（とはいえ、全身に一様にかかる空気圧と、物理的な接触により直接加わる力というのは異なりますから、普通にすり潰せばひとたまりもないと思いますけどね(笑)）
…まぁ他にも、殺虫剤といった化学兵器でも、体重のある他の大型動物よりずっと少量でKOできますから、こんなのを最強と呼んでしまっては我らが動物キングダムの名が汚れるってもんです。
ということで、またまた非常にどうでもいい脱線ネタですが、「そういえば真の最強動物というのは何なのだろう？」なんてことが気になったため、今回はそれを調べてまとめてみることにいたしましょう。
清々しいほどに、ネタ切れからの無理やり取ってつけたような、正直どうでもいいにも程がある小ネタで恐縮です(笑)。
まぁ僕の子供の頃は、百科事典の類では「百獣の王ライオン」と呼ばれ、「ライオンが一番強いんだよ。足が速いのはチーターだけどね」みたいなのを色んな所で見聞きした気がしますが、どうも「天敵がいないだけ」「タテガミがいい感じに強そうなハッタリを醸し出してるだけ」などなど、実際はそうではないらしいぞ…なんて話を、インターネッツの普及に伴いよく目にするようになった気もします。
早速ライオンのウィ記事を見てみますと…
やはり、『世界的に「百獣の王」として有名であり、一般的に最も強い動物であると思われている[11]。』と、最強なのはウィッキー先生公認の事実……かと思いきや、出典である11番のリンクを見てみたら、「『強いと思う動物は？』というニフティーのアンケート結果」という、小学生レベルのクソみたいな単なる印象論に過ぎなかったので、1ミリも信用できないものになっていました(笑)。
（まぁ説明文は「～と思われている」なので、間違ったソースではないですけどね(笑)）
とはいえ『オスの容貌はあらゆる文化のなかで動物そのもののシンボルとして最も広まっているものの一つであり、実際に全ての動物の中で国獣として選ばれる数はライオンが最も多い。』なんて文もありましたし、貫禄としてはやっぱりライオンが地上の王様ともいえるのかもしれません。
…がしかし、「全然最強じゃない」という話も目にするのは事実ですし、もうちょっと調査してみる必要がありそうです。
そもそも強さとは何か…ですが、実生活でもあらゆる場面で「デカさが正義」というのは頻繁に目にすることであり、実際格闘技でも体重ごとに階級が分けられているように、本当に大きさに勝る力ってのは存在しないんですよね。
よって、個人的には世界最大の陸上動物・アフリカゾウが最強なのではないか…？と思える気がします。
そういえばずっと前も絶滅危惧種について見るシリーズで色々な動物を見たことがありましたが、その時に触れたかどうかの記憶はちょっと定かではないものの、僕はやっぱり「一番大きい」そして何より「可愛らしい」「神秘的」ともいえる感じで、動物ではゾウが一番好きかもしれないですねぇ～。
（まぁ、実物を見た記憶は実はあんまりないんですけど(笑)。動物園で見たことぐらいはあったかもしれませんが、特に覚えてません(笑)。）
とはいえゾウを家庭で飼うことはできないのでまぁ憧れだけで終わってしまいますし、別にアフリカの現地に赴いて野生のゾウと戯れたい・乗ってみたい…みたいな欲求も別にないんですが(笑)、とにかくゾウさんってのは凄い動物に思います。
実際、先ほどのライオンのウィ記事には、ページ最後「その他」の項目に、
ディスカバリーチャンネルの専門家達による一対一の殺し合いのシミュレートでは、ライオンはアフリカゾウには負けるが、トラ、シロサイ、カバ、ヒグマ、セイウチには勝つと判断され、百獣の王の名に恥じぬ結果となっている。
…なんて記述も掲載されていました。
なんだ、やっぱりアフリカゾウが最強じゃないか！と思ったんですけど、まぁでもこれは「シミュレート」とのことですし、そのディスカバリーチャンネルのリンクも既に切れていたのでもう少し調査してみるといたしましょう。
まぁ、既に↑の記述で否定されてるも同然なんですけど、「ライオンは最強じゃないよ」という話と同時に出てくる気がするものとして、「カバ最強説」ってめっちゃ聞く気がするんですよね。
ウィ記事には最強うんぬんの記述がなかったので、「カバ最強説」で検索してみたら出てきました、やはり僕が目にしていただけあって一時ネットで流行った説だったようで、まとめてくれていたサイトがあった感じですね！(↓)
まぁその理由は↑のリンク記事にある通りですけど、やはり「水陸両用・どちらの移動速度もかなりのものを誇る」というのと、「顎がとても大きく開く」という2点（もちろん体の大きさとかも）、あとは人間を襲うこともままあるという点から「こいつが最強、いや最恐」とする人が多いとのことですけど、記事の途中には、「一対一のみならず集団でも、カバはゾウに勝つことができない」なんて記述も目に付きました。
やはりゾウさんが最強なのか…？
流石に、ライオンにもカバにも勝てるゾウが一番なのではないか…と結論を下そうと思ったその刹那！
読み物系サイト・ナゾロジーで、こんな気になる記事(↓)が目に付きましたよ…！
タイトルにあるように、3位カバ、2位ヒトと、「へへっ、そんな褒めるない…！」といい気分になったのも束の間（いや誰もあんたが強いとは言ってないし、こんなランキングでいい気になるとか頭お花畑すぎんだろ(笑)）、1位の生物はタイトルだと伏せられているこの記事……
やっぱりゾウさん？と思ってスクロールして言ったら、ゾウはまさかの5位！
何でカバより下なんだよ(笑)…と思えたものの、ナゾロジーさんいわく、たった1頭のカバが十数頭のライオンを返り討ちにした…なんて動画もリンク付きで紹介されており、ここへきてカバ最強説の面目躍如ですね！
（「1対1ではライオンが勝つ」というディスカバリーチャンネルのシミュレートとやらは何だったのか…って気がしますが(笑)）
しかし、ゾウでもカバでもなく、また、武器というチートを使って戦えるヒトカスでもないとなると、1位は一体…？
ここで1位に輝いた動物に見事「最強生物」の栄冠を授けたいと思いますが、1位の地球最強生物の称号を手にするアニマル、読者の皆様におかれましては、果たして何だと思われるでしょうか…？
まぁそんなもったいぶるものでもないのでとっとと回答に移りますと…
それはまさかの……
なんとあろうことか………
（と、無駄な文で何とか多少のスペースを稼ぐ作戦(笑)）
意外や意外、ライオンよりもカバよりもヒトよりも強い、真の最強生物はこちら……
カ！
…と、もちろん「ちから」ではなく、モスキート、あの夏に飛んでる鬱陶しい蚊だったんですねぇ～。
結局、蚊の吸血による病気の媒介には、ライオンどころかヒトですら中々勝てずに手を焼いている…というそういう話で、実際「蚊は何十種類もの病気を媒介する生き物で、年間75万〜100万人が命を落としています。これは、人の死亡原因の2位から10位までの死者を合わせたよりも多いのです。」という話はまぁもっともですけど、何だよ結局邪道な最強かよ～(笑)。
そんなこと言ったら、「ヒトは毎年何千万匹の蚊を殺してますが？」と思えますし、やはり飛び道具に頼っている軟弱な蚊ザコは失格ということで（というか、ナゾロジー記事もよく見たら「ライオンに勝てる」であり、一言も「最強」とは謳ってませんでしたしね(笑)）、栄えある最強生物の座は、ゾウさんに送らせていただこうと思います！
…と、何とも意味分かんないというかしょうもなさすぎる記事で恐縮ですが(笑)、もうちょい丁寧に触れたかったのに完全に時間切れとなってしまいました、次回はまた「門」シリーズに戻っていこうと思います。
