寝る姿勢はどんな形がベスト?

引き続き、動物グループの最大分類である「門」について見ていきましょう。

 

…まぁ「門」と言いつつ、これまではその上位分類である「亜界」や「上門」が話のメインだったわけですが…

(そもそもの「界」が動物全体を示す最上位項目でしたが、「亜熱帯」などでおなじみ「亜」がつくと「欠けた」とか「低位の」という意味になるので、界>亜界>上門>門>亜門…となるわけですね)

前回は、2胚葉以下の進化的に古い原始動物を除く全ての動物(つまり、3胚葉性の動物)は左右相称動物というグループに分けられることもある…なんてことを見ていました。

 

よく考えたら、「左右相称動物」と「3胚葉性動物」は所属メンバーが完全に一致しているので、別にそんな名前つけなくてもよくない?という気もしますけど(特に、左右相称ではないウニ・ヒトデ・ナマコなんかも含まれるわけで、「いや別に左右対称ちゃいますやん(笑)」って気もしますしね)、でもまぁほとんどのメンバーで概ね成り立っているとても特徴的なポイントとして、動物というのは外見が(主に左右二対の目が対称の軸をまたぐように)左右対称になっている、ってのは分かりやすくまた面白い分類項目だといえましょう。

 

(とはいえ目に関しては、非常に分かりやすく誰しもが聞いたことのある例として、一部の昆虫は複眼を持つことで有名ですし、「目が左右に1つずつ」ってのは別に絶対的な法則というか特徴ではないんですけどね。)

 

…と、今回は門のリストを進めていこうと思っていたのですが、ちょうどそれに関してふと思いついたネタに、

「外見の左右は概ね対象だけど、内臓は全然違うね。

 そう、内臓が左右対称にはなっていないからこそ、実は寝るときの体勢はどっちを向くかで色々影響があることが知られているんだ……よし、これは面白いネタに違いない、今回はまた急遽予定を変更して、この話に脱線しよう」

…というのがありまして、実際僕が気を付けているというか意識している「寝る姿勢」についてまとめてみよう…と思ったんですけど、色々頭の中で模索していく中で、「あれ、これもしかして以前触れたことあったか…?」と思ってブログ記事検索してみたら、普通にめっちゃありました(笑)。

 

con-cats.hatenablog.com

 

こちら(↑)、もう2年以上前の記事で、今軽く再読してみたらかなりノリがお寒い感じの文とかも散見されたためこっそりちょっと修正しておきましたけど(笑)、まさに今回書こうかなと思っていた、

所さんの目がテンで『左寝は太りにくい』という情報を見て以来、もう徹底して左向き睡眠」

とか、

「痩せ型なので肋骨の出っ張りは分かる感じなんですけど、明らかに左側の方が前に出ています」

とか、そんなネタを全て余すことなく既に書いちゃってました、残念!

 

…と思ったのですが、この記事で引用しようと思っていた、学術的に信用に足りそうな英語記事、まぁ↑の記事でリンクを引っ張っていたものはパッと見全然面白くないしょぼい感じだったのでそれではないものの、これまた以前何度か触れたことのあった世界最高の病院として名高い「Mayo Clinic(メイヨー・クリニック)」の記事を参考にすれば、現在最先端と言える医療的見地からの考えがきっと分かるに違いない…と思えたので、Sleeping positionについて書かれていたメイヨー記事を今回は翻訳引用させていただくといたしましょう。

 

こちらの「1分講座」記事をそのまんまお借りした形ですね(↓)。

 

newsnetwork.mayoclinic.org

 

メイヨー・クリニック1分講座:ベストな寝姿勢とは?

ジェイソン・ハウランド(Jason Howland)


2023年3月17日


Sleep Foundation(非営利団体、スリープ・ファンデーション)によると、ほとんどの人は人生の3分の1を睡眠か休息に費やしているとのことだ。睡眠中、身体は充電され、自己修復されている。質の良い睡眠は、ベッドでどのような姿勢で寝るかで決まることも多いのである。

 

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仰向け寝の人は気を付けて。

メイヨークリニックの睡眠専門医であるロイス・クラーン博士は、「仰向け寝は関節に体重がかからないため、快適だと感じる人が多いでしょう」と語る。

しかし、メイヨークリニックの専門家たちによれば、仰向けで寝るのは実は最悪の寝姿勢であり、特に睡眠時無呼吸症候群がある人は気を付けるべきとのことである。

クラーン博士は、「仰向けで寝ると、舌や顎が下方に落ち込み、気道を塞いでしまう可能性があるのです。また、多くの人は、仰向けの方がいびきをかきやすいです」と語った。


うつぶせ寝は気道を開くのに役立つが、背骨や首に負担がかかってしまう。


メイヨークリニックの臨床・トランスレーショナルサイエンスセンターの睡眠施設長で心臓専門医のヴィレンド・ソマーズ博士は「横向きで寝る方が確実に良いであろうことを示唆する証拠は、全体的に多数あります」と語っている。

横向き寝は気道がつぶれるのを防ぎ、いびきを減らすことが可能となる。

クラーン博士は、「そんなわけで、全体として、横向きで―そしておそらく、快適である限り、頭を少し高くする形で―寝るのが良い方法です」とも語った。


妊娠中、特に妊娠後期には、横向き寝が推奨される。さらに、左向き寝が、内臓を圧迫せず、健康的な血流を促進するためにベストである。

「妊娠中期に仰向けで寝ると、子宮が下大静脈を圧迫します。子宮が動脈系を圧迫してしまうのです」とサマーズ博士は言う。

スリープ・ファンデーションも、横向きで寝ることは、特に膝の間に小さな枕を置いた場合、首や背中に痛みのある人にとって最適としている。

「膝の間に枕がないと、横向き寝の際に働く力で腰が引っ張られ、問題が起こる可能性があるからです」とサマーズ博士は語る。

 

1分講座だけあってかなり短いものでしたけど、こちらはそもそも1分間の動画が由来の記事だったんですね。原典のYouTube動画はこちら(↓)ですが…

 

www.youtube.com

 

…とはいえ英語はやっぱり聞くより読む方が簡単ですし、要点まとめ記事は助かります。

 

結論としては、まぁ「太りにくい」ってのはどうも眉唾っぽいものの、やはり2023年の大変新しい記事でも、世界最高峰の医療集団が「左向き睡眠がベスト」と結論付けてくれているという形で、何だかんだ未だに左向き睡眠が一番快適に感じて左向きを優先してしまう僕は、思わずニッコリしてしまいました。

 

(とはいえ、やっぱり横向きって顔が歪むような気がしますし、実際アバラが出ている程ではないにせよ、顔の形も微妙に歪んじゃってる気もしますから(笑)、なるべく仰向けに寝てこれ以上歪まないようにしよう…と気を付けてるんですけどね(笑)。

 でも無意識な寝返りとかでは特に、ついつい自分にとって一番快適な左向きを優先してしまいます。)

 

…と、例によってあまりにも時間がなかったので、今回は翻訳しただけの形になりましたが、参考にしていただければ幸いです。

 

(膝に挟める小さな抱き枕みたいなのも推奨されていましたが、僕はまぁそれは要らないかな、って気がしますけどね(笑)。)

 

最初訳したときは気付かなかったのですが、この記事の元ネタは動画とともにスリープ・ファンデーションが公開していた記事もその一つだったようで、その元記事からアイキャッチ用に一枚イラストをお借りさせていただきました。

https://www.sleepfoundation.org/sleeping-positionsより、左右反転済み

ただ、左向き睡眠がベストとのことですし、元イラストは右向きだったため、勝手に左右反転させてもらいましたが(笑)。

 

何とも取ってつけたような脱線ネタでしたが、次回はまた分類門に戻っていこうと思います。

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