このアメも好き

一連の消化酵素ネタから、胃薬から更には全く関係ないノド薬にまで話が広がっていましたけど、概ね書こうと思ったことは触れ終えた感じなので、少しずつまた途中状態だったネタに戻っていこうと思います。

 

…と思ったものの、一応せっかく話に出してたんで、前回触れていた「京都なんちゃら」というノドシロップにも最後悪あがきのように触れてみますと…

(そもそもなぜ「京都」なのか謎過ぎますが、検索して出てきた情報によると、こちらは台湾の製品(元々は香港で生まれた)らしいですね。

 アジアンショップに買いに行って、何て聞けばいいか分からなかったので、画像のスクショを見せて「これある?」と聞いたら、めちゃくちゃ若いバイトのお姉ちゃんみたいな子でしたが、画像を見せながら「Do you…」ぐらいまで言った瞬間「7番にあるよ」みたいに即答してきたので、やはり人気で、中国人なら誰もが知る名薬と言っていいのではないかと思います)

…前回ステマのように一押ししただけあって大変素晴らしい薬なのですが、とかく東洋医学・漢方というのはは、西洋医学に比べると科学的なメカニズムがまだ不明なことが多いためどうしてもバカにされがちではありますけど、少なくとも生薬みたいなハッキリと効能が自分でも分かるタイプのものは、僕は信頼してるしとても好きですねぇ~。

 

ちなみにAmazonの商品名にもあった通り、何気にこちらは「ビワシロップ」らしく、メイン成分はビワの葉っぱだそうで、正直「ビワかよ、普通の果物って、何かあんまありがたみがないじゃん」と思えるといいますか、何というかもうちょい「青龍偃月菴」みたいな、中二心をくすぐる「知らねぇ~!でもスゲェ効きそう~!!」って思える成分だったら嬉しかったですけど(笑)、まぁでも果物のビワではなく、ビワの葉っぱですから、そういう隠された所に有効成分があるというのは面白いですね。


なお、主な有効成分は以下の5種……枇杷葉(ビワヨウ)、金銀花(スイカズラの花)、桔梗(キキョウの根)、甘草(カンゾウの根)、金柑(キンカン)だそうで、こう並べると何となく漢方薬っぽいといいますか、まぁ実際の効能を知ってるからそう思えるだけかもしれませんけど(笑)、これはやっぱり強そうに思えます。


…ただ、キンカンって、「はちみつキンカンのど飴」みたいなのでも目にしますけど、正直市販のノド飴は若干おまじない程度といいますか、「ハッカ成分でスースーするだけちゃいますのん?」とも思えて、あまり良い印象はなく、やや懐疑的ともいえるかもしれません。

 

とはいえしかし、前回「これが最強」なんて書いちゃいましたけど、我らが日本のノド治療薬にもかなりいいものは存在しまして、僕は昔から浅田飴をよく母親に与えられていたこともあり、何気に今でも大変信頼しているのです。

 

www.asadaame.co.jp

アイキャッチ用の画像は↑のトップ特集記事ではなく、製品個別情報のページからお借りしましたが……

 

https://www.asadaame.co.jp/medicine/asadaame_c.htmlより

…僕はやはりこの青いフタの缶の、内ブタには飴玉1つ分の穴が開いておりおみくじのガラガラみたいにコロンと緑玉を出して食べる形の、これが一番ですね(というか、他のは試したことがありません)。

 

まさに缶のトップに「第2類医薬品」とあるように、お菓子のなんちゃってノド飴とは効きが違うんですよ、効きが……と思える、これも本当に素晴らしい効果のある神ドロップだと思います。

(しかもシュガーレスなので、真夜中、布団を蹴っ飛ばしてしまって身体が冷えて、一瞬で喉がイガイガと痛くなってしまったときに、「やばそうだ!」と思ったらこれを3-4粒舐めて、そのまま床に就いても、「糖がないから虫歯は大丈夫ぃ!」と安心して眠りにつけるんですね。)

 

こちらさんの成分は、特にそこまで意識したこともなかったのですが、「4種の生薬(キキョウ、トコン、マオウ、ニンジン)」だそうで、キキョウは「京都~」にもこちらにも入っているということで、やはり桔梗屋さんは信頼できる植物ですねぇ~。


一方、ニンジンについては、「人参かよ、食べても全く喉よくなんねぇぞ、頼りねぇ~」と思えるものの、浅田飴に含まれるのは一般に食べられるあのオレンジのショボイ野菜ではなく別品種だそうで、まぁ「朝鮮人参」とかも聞きますし、これも漢方ではよく見るものといえましょう。

 

もう一つのトコンも聞いたことなかったですが、それ以上に、マオウ!

 

「すわっ、魔王か?『青龍偃月斬』より強そうぢゃん!」とか思えてワクワクしましたけど(笑)、これはまさかの、「麻黄」でマオウ…!

 

そして、英語ではephedraだそうで、その主成分は、エフェドリン…!!

 

ja.wikipedia.org

…ここまで来ると化学物質には多少造詣のある僕は知っているぞ、これはズバリ「麻」という名前から想像つくように、覚醒剤(の前駆体)の一種だ!

 

とはいえこれ自体は麻薬・覚醒剤ではなく、あくまで前駆体なのでもう少し構造を変化させないといわゆるドラッグにはならないわけですけど、しかし、エナジードリンクとしての興奮剤にも使われるもので、さらには↑のウィ記事によるとダイエット薬としても絶大な効果を発揮するらしいですが、副作用も(命に関わるレベルで)かなり強く、アメリカでは2003年に発売禁止措置が取られた……などと書かれていますけど、日本でも含有量10%超えの製品は取締りの対象で、販売自体も規制されているとのことですね。

 

まぁ、浅田飴には精製されたエフェドリンではなく、単にマオウエキスが喉の痛みを引くために適量入っているだけなので一切危険なものでは(もちろんダイエットに効くものでも(笑))なく、全くそんな脅したり悪く言ったりする意図はなかったのですが、逆に知識を持ってる立場からすると、「アルカロイドが含まれるなら、本当によく効くのも納得だね」と腑に落ちた感じで、やはり分類上は「菓子」ではなく「医薬品」の一種なのも実に理に適っているものだといえましょう。

 

前回の京都~を「最強」とした通り、個人的には京都シロップの方が浅田飴以上に非常に強力に思えたんですけど、それってでもやっぱりシロップと固形のドロップの違いがあるんちゃうかな、って気もしますね。

もしも、浅田飴の成分が全く同じようにハチミツベースのシロップになっててゴクゴク飲める感じになっていたら、スッゲェとんでもなく効く気がする……なんて思えるものの、まぁ調べてもそういう形では市販されていない以上、逆にアルカロイド過剰摂取とかの危険性もあってそうはなってないのかな、なんて気もするかもしれません。


(まぁ「いっぱい摂取したいなら、1缶全部ナめりゃいいじゃん」って気もしますが、やっぱり液体であるシロップが喉の表面細胞全体を包むように広がるのと、固体となったドロップがジワジワと唾液に混じってうっすら広がっていくのとでは、違いがある気がしちゃいますね。

 じゃあお湯に大量の浅田飴を溶かして、液体として飲んだら…?とかも気になりますが、それも面倒の極みですし、まぁ下手なことはせず、用法容量をしっかり守って摂取するのが一番に思えます。)

 

…と、「一体何の記事だったんだよ(笑)」って感じですが、また次のネタを考えるほどの時間がなく、手の赴くまま書いて出てきた浅田飴を取り上げてみたという次第でした(笑)。

ちょうど日本から持ってきていた浅田飴は確かもうなくなってしまったこともあって(市販の、クッソ無意味なスースーするだけの喉飴で凌いでいました。幸いコロナ禍以降、マスクをしがちになって、喉を痛めることも減ってきてはいましたけどね)、補助的に京都シロップを言われるがままに使ってみたら素晴らしかった…って流れなんですけど、京都シロップは甘すぎってこともありますし、僕はやっぱり今でも浅田飴は素晴らしい治療薬だと思いますし、日本に帰ったら補充しておきたいと思っている感じです。

携帯性も、気軽にポイッと舐められるのも上ですし、一家に一缶、浅田飴もオススメです……という謎の宣伝記事という形で、今回も幕を下ろさせていただくといたしましょう(笑)。

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