一連の湿度ネタシリーズ、前回の「不快指数」の話でもうちょい広げてみようかと思った話があったのですが、またしてもちょっとあまり時間がなかったので、もう1つ湿度に関して見てみようと思っていたネタがあり、そちらは脳死でただまとめるだけで済みそうなので、今回はまずそちらから触れてみようと思います。
それがズバリ、記事タイトルにもした通り、世界で最も湿度の高い場所はどこなんだろうか…?って話ですね。
こないだは「世界で最も気圧の高い国(場所)」を見ていましたが……
…まぁこの手のネタは、まとめられているデータを見て「へぇなるほど、面白いですね!」って言うだけの簡単なお仕事ですから、時間がないときに打ってつけのネタといえましょう(笑)。
やはり、ジメジメといえば近年の日本は凄まじく、「もしかして…わーくに日本がNo. 1だったり??」という気もしちゃいますが、本当のインタビューかコラなのか分からないものの、以前インターネットで話題になってた画像によると、マサイ族の方が「日本の方が暑い」とおっしゃっていたはずですし…(参考:↓のまとめサイトに画像が残っていました)
…まぁ「一人の意見」は統計的にあまり意味を持たないものの、東京新聞が在日外国人の方に調査したところ(↓)…
…どうやら中東・アフリカ出身者の実に83.3%が「母国より日本が暑い」と答えたそうで、これは……日本がナンバーワン蒸し蒸しジメジメ国の称号を得る可能性、ワンチャンあるで…!
(いらねーよそんな称号(笑))
果たして日本は栄えある第一位となっているのでしょうか…?
それでは早速、検索したら出てきた「世界で最も湿気ってる都市」記事(↓)の方を、翻訳引用させていただきましょう!
なお、ちょっと時間がなかったので、個人的にそない気にならない、アジアと北米以外の章は割愛させていただこうと思います。
世界で最も湿度の高い都市マップ
南極やグリーンランドの氷冠の融解から、1984年から2015年の間にアメリカ西部での山火事発生件数を倍増させた深刻な干ばつまで――気候変動に対する不安、およびそれに対する行動意欲も高まっている。
しかし、気候変動が懸念するのは地球の気温だけではない;湿度レベルにも影響するのである。
極端な高温は熱中症や脱水症状を引き起こし、酷い場合は死に至ることもあるのは誰しもご存知のことであろう。しかし、高温と高湿度が組み合わさると、体を冷やすためにはさらに苦労が強いられることになる。
だが、湿度に最も悩まされる場所はどこなのだろうか?HouseFreshのニュース調査が、各国の最も湿度の高い都市をマッピングしている。
[目次]
調査方法
HouseFreshはWeatherSparkを使って、世界全土およびアメリカの各都市の最も蒸し暑い日の湿度レベルを収集した。
以下のグラフは、24時間にわたる湿度レベルの配分の内訳(miserable(悲惨)、oppressive(苦しい)、muggy(蒸し暑い)、humid(湿度が高い)、comfortable(快適)、dry(乾燥している))を示している。
つまり、この調査において世界で最も湿度の高い都市としてランク付けされた都市は、この6つのカテゴリーのいずれかに当てはまるということだ。例えば、アジアで最も多く見られるタイプの湿度は「悲惨」である(インドのパトナでは1日の99.2%がこの区分となる)。
しかし、その反対に、ヨーロッパで最も多く見られる湿度タイプは「乾燥している」または「快適」である。ヘフン(アイスランド)は、1日の99.1%が「乾燥している」であり、ヨーロッパで最も「乾燥している」湿度の王冠を手にした。
調査班は次に、トリップアドバイザー、Tui、Last Minuteなど、様々な情報源から人気の旅行先をリストアップしてまとめ、データを相互参照することで最も湿度の高い旅行先を明らかにした。以下は、最も湿度の高い都市の世界地図である。
世界で最も湿度の高い都市1日の99.2%が「悲惨」な湿度であるインドのパトナが、世界で最も湿度の高い都市の称号を獲得した。
(※注:かなり大きな地図ですが、はてなブログにアップすると縮小されてしまうと思うので、ハッキリ見たい方は下記事をご覧ください)
世界で最も湿度の高い都市を見回してみると、全て南アジアに位置していた―この地域には2つのはっきり分かれた季節:雨季と乾季がある。赤道に近いこの地方は、豊穣な歴史と猛暑、湿度の高い気候で知られている。年間平均気温は27℃で、3月から5月にかけては平均最高38℃に達する。インドは本調査のトップスリーを独占しており、パトナ(99.2%)、ブバネシュワール(991.%(※注:99.1%の誤植だと思いますが))、そしてカッタック(98.9%)が最も「悲惨」な湿度を示している。
最も湿度の高いバカンス先
モルディブは1日の96.6%が「悲惨」な湿度であり、最も湿度の高い旅行先としてトップに躍り出た。モルディブのモンスーン時季は年間降雨量に劇的な影響与えるものであり、湿度が高くなるのである。
ヨーロッパ
(略:上述の通り、やはり北欧を中心に、青い国が目立ちました)
北米
遡ること1987年にマドンナによって歌われた「ラ・イスラ・ボニータ」と呼ばれることで有名な、サン・ペドロ(ベリーズ)は観光客のためのホットスポットである。太陽、砂、海の豊富さを提供し――サン・ペドロ・バリア・リーフは、上にはグレート・バリア・リーフしかいない、世界で2番目に大きい保護区である。特に夏は長く、暑く、湿潤であり、曇りがちだ。1日の94.7%が「悲惨」な湿度であるサン・ペドロは、北米で最も湿度の高い都市である。
アメリカ
ルイジアナ州は高温多湿の長い夏と、短く温暖な冬で知られている。この州の亜熱帯気候は、低地、低緯度、そしてメキシコ湾の影響によるものである。メキシコ湾から吹き上げる風が州を縦断し、暖かく蒸し暑い空気をたくさん供給するため、アビヴィルでは1日の68.4%が「悲惨」な湿度に見舞われる。
アメリカで最も湿度の高い都市は、全てフロリダ州に見られる。この「サンシャイン・ステート」は暑くて日差しの強い気候で知られているが、湿度が高い理由は、比較的緯度の低い場所にあることや、州全体に大量の水分を運ぶ南風など、様々なものが挙げられる。さらに、フロリダは三方を水に囲まれ、植物も多いため、空気中に大量の水蒸気が発生する。ピネラス・パークはフロリダで最も湿度の高い都市で、1日の48.7%が「悲惨」な湿度である。
南米(省略:北米よりも高湿国家が目立ちます)
中東および中央アジア
(省略:砂漠地帯は乾燥しつつ、しかし海辺の国は高湿のようです)
アジアの残りおよびオセアニア
インドのパトナは歴史に彩られた街だ。ビハール州のガンジス川南岸に広がるこの街は、現存する世界最古の都市のひとつである。亜熱帯気候のため、3月下旬から6月上旬までは猛暑が確約され、6月下旬から9月下旬はモンスーンの季節となり、11月から2月にかけては肌寒い冬の夜と霧の日々が待っている。1日の99.2%が「悲惨」な湿度で、パトナはアジアとオセアニアの他の地域で最も湿度の高い都市である。
アフリカ
(省略:全体的にはやはりアフリカもかなり多湿でした)
主な結果まとめ
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ぬーん、地図だけ見て、「最高湿度一覧が表示されているのかな、面白そう!」と思って読み始めたわけですが、実は「1日のうち何%がそのカテゴリー区分に入るか」というだけの、本当に湿度の数値自体が高いのかどうかはあまり考慮されていない、微妙~んな記事でした…!
(まぁ、アイスランドの青い地域が「99.1%」でしたし、湿度の訳はないというか、ゆーて東京だって湿度100%の日があるんだし、それが最高湿度を表す数字な訳ないのはちょっと考えれば明らかでしたけどね(笑))
「世界で最も湿度の高い場所」ではなく、より正確には、「最もジメジメが長く続く場所」の方が近かった感じですね。
(なお、最初に挙げられていた、基準となる「区分」については、「24℃以上が『悲惨』区分…?そんなに涼しくて…?」と思ったら、これはよく見たら「露点温度」のことだったようで、露点温度というのは「その空気中の水蒸気量が湿度100%になる温度」のことであり、飽和水蒸気量のグラフ・表を確認してみると、これは1立方メートルあたり21.8グラム以上の気体の水が存在するという感じですね。
…まぁ、そんな数字を見ても全く何も分かりませんが、37℃でちょうどその水蒸気量なら湿度はおおよそピッタリ50%になるので、やっぱりそこまで多湿でもないような…とは思えるかもしれません)
あと、「アメリカの湿度トップ20は全てフロリダ」ってのも、「いやアメリカの最高ジメジメ都市は、ルイジアナのアビヴィルなんとちゃうかい!」と思えたというか、まぁパッと見の地図データは面白そうではありましたが、記事の内容的には何か似たような結果をただ羅列しているだけで誤字も目立つ、あんまり冴えない感じでしたね(勝手に引用してボロクソに言う、例のカスムーブが過ぎますが(笑))。
しかし全体としてアメリカはジメっていないというのは間違いないようで、やはり大陸国家だけある感じでしょうか。
一方、我らがジャパンの最も高湿度持続都市は那覇でしたが、これまた正直「ま、そりゃそうか」レベルで、何の面白みもない話になっていました。
う~んこれは微妙…!
とはいえ、インドのパトナは、真夜中でも延々ジメジメしているということで、これは不快極まりないとはいえそうですね。
しゃあない、輝かしい「最ジメ国家」の称号は、インドに譲ったるわ(笑)。
…もっとこう、「真夏の不快指数ランキング」みたいなのがあればよかったですが、パッと探しても見つかりませんでした。
まぁ、ランキングトップだったらどう、って話でもないですし、不快でいいことなんてありませんから、現在進行形で殺人酷暑が続いている日本列島、暑さが和らぐことを心より願ってやみません。
直射日光には気をつけ、十分な水分を取り、どうか決して無理をせぬようお過ごしください。