圧力→湿度とネタは逸れに逸れ、前回は霧や靄の話をしていました。
最後触れようと思いつつ時間がなかったので諦めていた点があったので、記事水増しの意味で今回まずはそこから触れ始めさせていただくと(笑)……
日本語の漢字も色々見慣れないものがあった各種お天気用語、英単語はどうだろう、何かカッコいいのがありそうだな…と思えたため、そちらをちょっと垣間見てみると致しましょう。
霧がfogというのは、前回のラストでWikipediaを引っ張る感じで見ていましたけど、これは「フォグランプ」とかでおなじみですね。
まぁ「おなじみ」とか言って、僕は車に乗らないし車に1ミリも興味がないので大しておなじみでもないものの(笑)、歌の歌詞なんかで使われることもあり、存在はしばしば耳にする気がします。
どんなものなのか、あんまり見た記憶がないので想像もつきませんが、↑のウィ記事によると、普通のライトよりも照射角が広く取られているもののようで、地味にこいつは「自分の視界を良くする」というよりむしろ、「霧が深い中、対向車に自分の存在をアピールする」ためというのがメインの用途といえるぐらいのもののようで、そう考えると広く光るように設計されているのも納得ですね…!
とはいえ、「霧…って、英語でミストじゃなかったっけ?」とも思えましたが、ズバリ、fogとmistの違いは濃さにあるようで、mistの方が薄い=まさに前回見ていた、霧より薄い「靄(もや)」が、まさしくmistとドンピシャ対応する言葉になるようです。
靄のWikipediaを英語版に切り替えると、ズバリmistが出てきましたねぇ~。
とはいえもちろん、特に日常生活では「霧」と「モヤ」を正しく使い分けてる人なんてまずいませんし、相互互換的に使われがちな単語であるとは思います。
(ちなみに関係ないですが、「ミスト」といえば、僕は受験生の頃冬期講習で受けた予備校の英語の授業で教わった、分かりやすい「間違えやすい点の覚え方」を思い出します。
「~し損なう」「~がいなくて寂しく思う」(←これは、珍しく英単語の方が日本語より複雑な意味を持つ代表例ですね)などの意味をもつ動詞「miss」の過去形である「missed」、これは知らないと絶対に「ミスド」って読んじゃうんですけど、これは意外なことに正しくは「ミスト」なんですね。
その人気の先生が「missedは『ミス"トゥ"』な。ミスタードーナツじゃねぇんだから、次『ミスド』って言ったやつ殺す」と脅して笑いをとっていましたが、「あぁ面白いし覚えやすい、流石は大人気講師だな」と思えて、未だに覚えているぐらいです(笑))
…まぁミストはともかく、そういえば関連英単語ではもう1つ、「haze」ってのがありますね。
洋楽、あるいはそれを元ネタにしたジョジョのスタンド「Puple Haze」でおなじみhazeですが、和英辞書を見ても(↓)、これは前回最後に触れていた「霞(かすみ)」なんかがちょうどそれに対応する感じだといえそうです。
ちなみに「パープル・ヘイズ」はジミヘンの曲で…
…まぁ有名な曲ではありますけど、個人的にはローリングストーンズとかと同じで、あんまり自分の好みには合わんかな…って感じかもしれません。
…と、曲はともかく、「霞」のウィ記事から辿ってみても対応英語記事ページはなかったので、英語版のHazeのWikipedia記事から(↓)…
…逆輸入的に対応日本語版記事へと飛んでみたら、日本語では「煙霧」なんてのがドンピシャな「ヘイズ」だといえるみたいですね。
パープル・ヘイズの邦題も「紫のけむり」というものが使われることもあるようで(まぁ大抵そのまんまパープル・ヘイズだと思いますけど)、言われてみればカスミというよりケムリが近いイメージはあるかもしれません。
ちなみに「ヘイズ」といえば、もう1つ似た響きのHailってのも気象用語としてあるはずですね。
これは、僕は洋楽のグループ「ヘイルストーム」で耳馴染みのある語なのですが、実はヘイルストームのスペルは「Halestorm」で、気象用語のHailを意図的にもじったものなわけですが……
…と思いきや、由来はボーカルのLzzy Haleさんのファミリーネームから取ったものだったんですね、この名前!
Beatlesはカブトムシ(beetle)ではないし、GLAYは灰色(Gray)ではないのと同じパターンかと思っていましたが、まぁ一応実際の単語hailstromをもじったものとはいえ、「Haleさんが起こす嵐」って感じになっているといえ、これは上手なネーミングといえそうです。
そんなパワフルなリジーさんが歌うロックバンドHalestormですが、よっぽど洋楽好きの方以外にはほとんど知られていないのではないかと思いますけど、結構いい曲の多いナイスバンドですよ。
割と絶叫シャウトが特徴なリジーさんですが、それ系は好みが分かれそうなので一番一般受けしそうなちょっと落ち着いた感じの名曲を挙げてみますと……
そうですね、こちら、Here's To Usなんかが、最初に聴いてみるエントリーヘイルにちょうどいい感じでしょうか。
まぁせっかくなので、もっとロックしてるこのバンドらしい曲も貼っておくと、1stシングルのI Get Offが、デビューシングルからいきなりかなり至高の作品といえましょう。
ちょっと80年代っぽいサウンドが感じられる気もしますかね…?
どちらも初見でも分かりやすい曲で、とてもいいと思います。
…と、唐突に音楽ネタに逸れましたが、そのHail、こちらは「ヘイルストーム」だけに嵐とともに降り注ぐものですけど、こちらはズバリ、リンクカードの画像からも察せられることでしょう…
そう、デカイ氷の塊=「雹(ひょう)」を意味する英語だったんですねぇ~。
では、ペアといえる「霰(あられ)」は何だろう……知ってそうな気もするけどなぁ~…と考えても浮かばなかったので霰のウィ記事から飛んでみましたが……
…グラウペル、これは一生かかっても浮かびませんでしたねぇ~(笑)。
しかし中々にカッコいい単語だといえましょう。
検索したら、東京で結成されたメタルコアバンドがこちらをバンド名にされているようで…
メタル界隈ではかなり人気のバンドのようで、海外でも知られているようです。
僕は寡聞にして存じ上げませんでしたが、これはカッコいいですね!
さらに人気になって欲しい限りです。
一方英単語に戻ると、前回の漢字の分かりにくい気象用語としてもう1つ、「ミゾレ」を見ていました。
こちらはどんなカッコいい単語になるのかなぁ~ん?……と楽しみに対応英語記事をクリックしてみたら、なんと!!
「Rain and snow mixed(雨と雪のミックス)」……単語ですらない、ただの状況説明、しょべぇー!(笑)
まぁでもこれを見て、「イヌイットの言葉には雪を表す単語が何百もある」なんて話を思い出しましたが、まぁ英語圏でミゾレが降らないとは思えないものの、言語によっては専用単語が存在しないなんてことも、まぁ珍しいことではないよな、と思えました。
ちなみに、どこかで聞いたことがあった覚えがあるんですけど、その「イヌイットには雪を表す単語が何百も…」というのは実はかなり誇張された都市伝説の一種で、実際はそこまで沢山の単語は流石にない、ってのが現在の定説のようです。
参考文献付きで、↑のYahoo知恵袋なんかでもその旨が書かれていました。
いずれにせよ、日本語には漢字があることもあり、結構、熟語まで数えればやっぱり日本語は語彙豊富な言葉に思えますね。
ウィ記事の気象用語のリストを見ていたら、「霧氷」と「氷霧」が別記事で存在していて笑えましたが…
英語だとそれぞれRime iceとIce fogとのことで…
…これは、英語の方が分かりやすいパターンといえるかもしれませんね。
といった所で、本来意図していた脱線ネタはまたもやこれではなかったんですが、案外英単語を見ていくだけで結構なボリュームになってくれたので(ただWikipedia記事を貼るだけとはいえ(笑))、今回はここまでとさせていただきましょう。
一応久々に音楽とかにも触れられましたし、よかったです。
「氷霧」の記事にある画像がまたまた幻想的でナイスだったのでこれをアイキャッチ画像にお借りしようと思ったのですが、もうリンクカードに表示されていましたし、同じものもあれなので、英語版のIce fog記事にもう一枚あった氷霧画像をお借りさせてただきましょう。
…イマイチ薄暗くて何のこっちゃ分かりませんが(笑)、説明文の最後、「Note the mirage at the base of the Alaska Range(アラスカ山脈の麓の蜃気楼に注目)」ってのを読んだら、まあまあ幻想的でいい写真にも思えてきました(笑)。
サンキュー、アイスフォッグ!