続×32・英語スラングシリーズ:SMASH!!

長々と続けてまいりましたイマドキ英語スラングリストも、残す所あと6語ですが、どれもしょっぺぇ微妙な語しかないため、今回でついに55語を見終えられそうな形ですね。


…と、記事タイトルも「ラスト」とし、すっかり終わらせる予定でしたが、結局また途中で時間切れとなったため、最終回は次回持ち越しとなりました(笑)。


もうちょびっつだけ、Verywellのスラング記事からのシリーズが続く形ですね。

www.verywellfamily.com

今回は残り半分の3語ほどを見ていこうと思います(というか、そこで時間切れ)。

  • Smash - カジュアルなsexをすること

  • Sloshed - 酔っぱらうこと

  • Throw down - パーティーを開くこと


まずはSmash、これはテニス他ラケットを使う競技でおなじみなので、小学生でも知っている単語といえましょう。

(あまりにおなじみすぎて、説明しようにも「スマッシュを打つこと」としかいえないレベルですけど、もちろん、「強烈な打撃を叩き込む」という感じの意味合いですね。)


そんなおなじみ語が、若者の手にかかるとクッソしょうもない意味になるようで、このスラングは「カジュアルな53X」……まぁカジュアルって何やねんって話ですけど(笑)、この場合は「行きずりの・特定の恋人とではない」行為を指している感じだと思われます(行為の内容がカジュアル=さり気ないってわけではなく(笑))。


由来としては、何となくまぁスマッシュっぽい行為とはいえますし(笑)、あえて見るまでもない気はしますが、なんと!

今回のシリーズでお世話になり通しのSlang.netの方には、この意味のSmashスラングのエントリーが存在せず!!


代わりに、こちらの意味のみが掲載されていました。

https://slang.net/meaning/smashより(本題ではないので、スマブラの説明段落、略)

そう、元記事の説明を見た瞬間、「日本でスマッシュといえば、今時は大人気ゲーム『スマブラ』を指しそうなものなのに、こんなお下劣な意味になってしまうとは、青少年の健全な成長に悪影響があるのではいか、けしからん!」…みたいな老害ムーブをかまそうと思っていたのですが、まさにその通り、Slang.net先生的には、Smashというのは英語でも「スマブラ大乱闘スマッシュブラザーズ)」(英語だと「Super Smash Bros.」)を指すんですね!


せっかくなのでチャット型例文も見ておきましょう。

Wanna play Smash tonight?(今夜スマブラやらない?)

I mean, always.(もちろん、いつだって歓迎さ!)


そう、Verywell記事の意味は「to have casual sex」というもので、このsmashという単語自体を動詞として使うようですが、スマブラの場合、「play Smash」と必ず「play」が入るので、一応意味の誤解はなく、青少年にも安心の使い分けがされている感じといえそうですね(笑)。


しかし、Verywell記事とSlang.netとで、意味が食い違っている状態になっているわけですけれども、果たしてどちらがメジャーなのでしょうか?


もうちょい検索してみたら、おなじみお役立ちQ&AサイトQuoraに、ドンピシャの質問が投稿されていました(↓)。

www.quora.com
9件も回答がついているようですが、トップに来ていた、2年前に18歳のThaliaさんが寄せてくれていた回答を参考にさせていただきましょう。 

ティーンのスラングで「smash」の意味は何?

タリア・ルナ

(18年間生きてきた私の、混じりけのない思い ―2年前)


これには2つの選択肢があるよ。

  1.  Let’s play smash
  2.  Wanna smash?

1番目は、「Super Smash Bros. Brawl」(日本語原題:スマブラX)というゲームのことを指してるよ。みんな、略して「Smash」って呼んでるんだ。


2番目は、sexのことを指しているね。どれくらいの人が使っているかは分からないけど、一応存在はしている使い方かな。

毎日、新しいことを学んでいこうね!


愛をこめて、


タリア <3

(※注:↑の最後のは、ハートマークの顔文字ですね。しょぼい文字しかない英語圏ですから、ダサいのはご愛嬌といえましょう(笑))


…ってな感じで、高校を卒業したばかりだったタリアさんという生のティーンの声としては、やっぱりこれはスマブラを指すのが普通のようで、う~ん、もう一つのしょうもない方じゃなくて、これは正直嬉しいですね…!

もちろんこれは2年前の意見で、(Verywell記事は昨年のものなので)去年あたりから一気に勢力図が変わった可能性もなくはなく、かつタリアさんただ一人の意見でもあるため、もっとパリピ連中の間では53xの意味の方がメジャーな可能性もあるものの、僕はやっぱりキッズたちはゲームを楽しむピュアな存在でいてくれた方が嬉しいので、タリアさんの意見(一応存在は認知してるけど、使ったことも見たこともない)を信じたい限りです。


…と、スマブラのおかげでかなりスペースが埋まりましたが、当たり前のように出したこの「スマブラ」ですけど、僕は微妙に世代がずれてることもあり、実はやったことないんですよねぇ~。

……いや、そういえば日本を発って最初のハロウィンで、当時お世話になっていた先輩日本人研究者の方に、近隣研究室の教授の家のハロウィンパーティーに連れて行ってもらったことがあったんですけど、そこで、僕は来たばっかりということもあり大人の輪にもあんまり入れなかったため、その方の娘さん(ちなみに当時30ちょいの方だったと思いますが、娘さんは確か小5と小2ぐらいで、今まで出会った中で一番早く結婚されてる研究者であり、娘さんのデカさにビックリしました)と、スマブラを1回だけプレイした記憶がありますね…!


僕は割とゲームが好きで、まぁアクションとかよりRPGとか戦略系の方が好きですけど何でもそつなくこなせはするので、「やります?」と誘ってくれた子供達のいい遊び相手になってやりたかった(言い換えると、大人のカッコいい姿を見せたかった(笑))のですが、流石に初見のスマブラは意味不明すぎて、1戦やっただけで「あぁ、操作方法も分からんし(そもそもルールすら不明)、ゲームになってないからせっかく誘ってくれたのにごめんよ、見てるだけにするよ」と、その後キッズ達が楽しそうにプレイしているのを眺めているだけとなってしまいました。

(どの子も投げとか技とかかなり上手で、「人気ゲームだけあって、みんなやり込んでるねぇ。これは確かに、やり方分かれば面白そうだね」と思えたのが印象的です。)


…って、そんなどうでもいい出来事、長々と書くほどでもなかったですが(笑)、あぁあとこのイベントで覚えてることとしては、その後その先輩娘さん姉妹と部屋を移動してダーツとかもしたんですけど、その先輩研究者も日本を発ってまだ2年ぐらいだったと思いますが(なので、小5の子は小3ぐらいまで完全日本生活で、当たり前ですが日本語ペラペラで、僕とも日本語で会話していました)、長女ちゃんがダーツの得点の数字の20を「トゥエニ~」と言った発音がマ~ジで完全ネイティブで(当然、周りのキッズはほとんど現地人であり、その子らに日本語は通じないので、英語も出てくる感じでした)、「子供の吸収力、ヤバ!英語上手すぎでしょ(笑)」と面食らったのも非常に印象的でしたね。

(もちろんその後、あとからやって来た周りの子らとしている会話もペラペラでしたが、ずっと3人で喋ってて完全に日本人少女と思ってた矢先に不意に来た「トゥエニー」の印象が、とにかく強かった感じです。

…って、結局これもどうでもよすぎる話でしたが(笑)。)

 

ということで、スマブラから、そんな子供の吸収力の凄まじさを思い出した次第でした(その先輩は既に異動されてしまい、非常にお世話になった割に全く連絡も取ってませんけど(笑)、小学生だったその子ももう成人しているはずですし、 時の流れは早いものです…!)。

 

スマブラのおかげでもう結構な量になったものの、他の語は全く大したことないので、そちらだけ見ておくといたしましょう。

 

続いてのSloshedは、drunk=酔っ払うことで、「あれ、オタクこないだも出てこなかったぁ?」と思える「酔う」的な意味の語ですが、それはcrunkという、クレイジーとドランクの合成語でしたか。

あぁ、よく見たら普通にまだ残りの語にもdrunkの意のスラングが残っている感じだったから他にも見た印象が強かっただけかもしれませんけど、まぁ「酔っぱらう」なんて大学生にとっちゃ「おはよう」レベルのあいさつといえますから、関連語が大量にあるのも当然という話かもしれませんね。


こちらはきちんとSlang.netにも挙げられており…

https://slang.net/meaning/sloshedより

ここでの定義には「Intoxicated(酩酊状態)」というより強い語が使われているように、単に「酔う」というより「へべれけに酔っぱらう」というニュアンスがありそうですね。


由来についてももちろん説明があり…

1940年代に遡ることができる。当時は、主に水遊びをすることを指す言葉であった(splashingのバリエーション)。その後、飲んだアルコールが胃の中でドロドロになっていくことを表現するようになり、酩酊状態を表す俗語に変化した

…とのことで、「スプラッシュ」の兄弟語みたいなものであり、胃の中でお酒がスプラッシュしていると考えれば、これは分かりやすく納得のスラングといえましょう。


例文も、あえて取り上げる意味もないぐらいにそのまんまな感じですね。

 

I can't believe how sloshed Becca is already.(ベッカがもうツブれてるなんて信じられない。)

Yeah, she needs to slow down on the drinks.(ああ~、あの子はもっとゆっくりお酒を飲む必要があるね。)

 

では続いて今回のラスト・Throw downという句動詞的スラングですが、これは説明にあった通り「パーティーを開く」という意味になりますけど、そもそも「パーティーを開く」という英語が、もちろん「have a party」とかも言うものの、むしろよりよく聞く表現としては「throw a party」というものがあり、Verywell記事の英文説明もまさにそうなっていました。


なので、そもそも英語で「パーティーを開く」という意味のある動詞がこの「throw(投げる)」であり、まぁこれが「down」と結びついて、(直訳ではもちろん「投げ落とす」ですが)若者にとってはもう「throw downするものといえば~?」みたいな発想で、「party」という語なしに「パーティーを開く」を意味するフレーズになった、という感じですね。


これまた、Slang.netにはエントリーがありませんでしたが、まぁこれは特に由来も例文も不要といえましょう。

(一応、このフレーズには「パーティーを開く」以外にも、「喧嘩する」や、パーティーに関連していそうだけどちょっと違う「一気に飲み干す」なんて意味もあるようなので(参考:Wikitionary↓)、こういうイディオムフレーズの例に漏れず、文脈によってきちんと解釈する必要があるという面倒なやつともいえそうですね。)

en.wiktionary.org

では、次回が一連の55語スラングシリーズ・ラストの予定です。

残る3語を一気に見てしまおうと思います。

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