似通った英単語に注意しよう(その15:プレイ他)

早速続きに参りましょう。

今回は、前回のマリカーのついでに触れようと思っていた単語になります。

(というか、これにつなげるために、前回の記事内でもあえて使っていました。まぁ別に「つなげるためにあえて」ではなく、自然にゲームの話なら出てくる単語ですけどね!)

15. プレイ(Play/Pray/Prey)

こちらプレイ、一つ目の意味は、今までで一番基本的な、最早小学生でも知ってる単語といえましょう。

改めて、ゲームとかでもめちゃくちゃ使われている&しばしば「PLAY/PAUSE」とか「1 PLAYER GAME」(これは、偉大なるスーマリの、最初に何人で遊ぶかを選ぶ際のオープニング画面の文字列すね)とかで画面にも表示されていますから、こちらはもうスペル込みで、一切の説明が不要といえそうです。

(まぁ「遊ぶ・プレイする」という意味以外にも、「演奏する」「賭ける」などといった動詞から、青い花の英語版でも何度も出てきた「」という意味の名詞まで、基本単語だけに幅広い意味はあるわけですが。)


また本題とは関係ないですが、マリオのそのオープニング画面、2人で遊ぶ方は「2 PLAYER GAME」となっているわけですけど、これ、案外知らない人も多い英文法豆知識が関わっている話かもしれません。

言うまでもなく「2人でのゲーム」という意味ですけど、これが「2 PLAYERS」となっていないのは、文字数を1人用の方の表記と揃えたとか幅の制約とかそういうことではなく、「名詞を並列して形容詞的に用いる際は、基本的に単数形を用いる」という英文法のルールに則っている、普通に正しい書き方なんですね!

(例えば、「5歳」というのは「5 years old」ですが、「5歳の男の子」みたいに「5歳」を形容詞的に用いる場合、これはなぜか「5 year old boy」と、yearは単数形で用いるのがルールなんですねぇ~(もちろん、一語の形容詞であることを示すために、「5-year-old」とハイフンでつなぐことも多い…というかそちらが正式な感じだと思いますが)。)


まぁ子供の頃にそんなことを意識したことは全くなかったですけど、今改めてマリオのオープニング画面を検索して見てみたら、そんなことに気付きました。


ついでに更に全く関係ない話を思い出しましたが、スーマリでは各ワールドの4面は城の中のステージで、一番最後にクッパ(といっても、最終ワールド8以外は、クリボーとかの各雑魚敵が化けてるだけの、幻影でしかないんですけどね(笑)。↓の動画で、各ワールドの化け雑魚が暴かれています(笑)。マリオに詳しくない方は、クッパファイアボールで倒せることもご存知なかったのではないでしょうか?)…

www.youtube.com


…とまぁそれはともかく、クッパを倒したら、その後画面が移ってキノピオが英文のメッセージをくれるわけですけど、幼稚園に入る前ぐらいの頃、まだファミコンを持ってる家庭も珍しかった頃ですが、スーマリを持ってる近所の子の家にしばしば何人かの子供が集まってプレイする様子を一緒に楽しんでいましたが、そのキノピオのメッセージが出る度に、小学低学年ぐらいだったと思しきお兄ちゃん(でも、年上なので、当時の数歳年上の人というのは相当大人に思えたものです)が必ず呼ばれて、「お兄ちゃん英語読めるんだよ!ねえねえ、ヒント書いてあった?」と周りのチビッ子が尋ね、そのお兄ちゃんは「はは~ん、なるほどね。難しいけど、めちゃくちゃ役に立つヒントが書いてあるなぁ。お前らにはまだ教えらんないけど」と知った風な口をきき、周りのチビッ子が「スゲェ~!なんて書いてあるんだろうね?」と盛り上がっていたという、子供特有のハッタリをかますだけ&それに羨望の眼差しを向ける年下連中という地獄絵図(いや、微笑ましい絵図かもしれませんが(笑))が繰り広げられていたのを、今でも思い出しますねぇ~(笑)。

(もちろん、キノピオは、

「THANK YOU MARIO! BUT OUR PRINCESS IS IN ANOTHER CASTLE!
(ありがとうマリオ!でも、ピーチ姫は別のお城にいます!)」

…としか言っていないので、「何がヒントなんだよ」と今なら思えるわけですけど(笑)、しかし、上の動画にもあった通り、最終8-4ステージでついに本物のピーチ姫と出会えた際は、実際ピーチ本人が「Bボタンを押すとワールドセレクトができます」というヒントっぽいものを教えてくれるとも一応言えますね(笑)。

 でも、クリアしてまた1-1から始めると、クリボーがメットに変わったりと難度がアップしているということは誰でも知ってましたけど、ワールドセレクトを知ってる子供は僕の知る限り全くおらず、実際僕自身知らなかったので、お兄ちゃんはやっぱり全然ヒントを読めてなかった感じですね(笑)。

 とはいえお兄ちゃん連中は、子供には難しくてできなかった「階段とノコノコの甲羅を使った無限1UP」をいとも容易くやってましたし、表示がバグってマリオの残機が王冠マークになってる様子とか、子供心に「スゲェー!」と感動しましたからね、やはり年上のお兄ちゃんたちはいつの時代もスゴイ存在なのです(笑)
…ちなみに例の無限1UP、できないまま大人になってしまいましたが、上手くやればできるんでしょうか…?あの技は、今でも憧れがあります(笑))

 

…という所でまたマリオ話が長くなりましたが、プレイは他に、英語の授業でLがRになったパチモンみたいなやつを習うわけですけど、こちらPrayは「祈る」という意味で、Playほどではないにしろ、案外メジャーな意味なんですよね。

実際日常の周りでも結構使われる単語で、特に「プレイヤー」なんて、案外「選手」ではなく、こちらの「祈りを捧げる者」という意味で使われていることが多いといえましょう。

中でも歌の題名なんかだと、どう考えても「遊ぶ・試合をする」とかなんかより「祈る」方が歌に相応しいですから、こっちの方がむしろよく出てくるぐらいで、一番有名所だと、ボン・ジョヴィLivin' On A Prayerなんかが、「お前パチモンのPrayerの方だったのかよ!」と思えるやつ筆頭かもしれませんね。

www.youtube.com


マジもんの歴史に残る名曲ですけど、この曲は関連だと、数年前話題になっていた、どこかの地下鉄だかの電車内で熱唱する黒人アニキの動画が僕は大好きですねぇ~。


世界中で話題になりましたし、検索したら容易に見つかりました。


初見、迷惑行為かと思いきや、案外地味に上手いのと、それからもちろん例の部分での、ちょうど乗り合わせた別の乗客たちの笑顔と笑い声が絶品過ぎますね~。

(ネタバレになるというかわざわざ面白さを解説するのも無粋な気がしましたが、これに関連したさらに別の動画を調べるために検索したらヒットしたページに、「1番良いところは歌わない、というユニークさが話題となり…」という記述があって、「いやいやそうじゃないでしょ」と思えたためあえて触れさせていただくと、「1番良いところは歌わない」のではなく、「キーが高すぎて歌えない」のが面白いんでしょ、って話ですね(笑))


その、ついでに貼っておきたくなった「さらに別の動画」ですが、その後熱唱アニキは意外と至る所で目撃例があり、例えばこの公園では、ついに周りの人もみんなで一緒になって熱唱…という、非常に平和で微笑ましいこちら(↓)ですね!

www.youtube.com

とても良いシーンであると同時に、たまたま居合わせた人ほぼ全員が一緒に歌えるという、この曲の有名さもまたスゴイな、と思える大好きな動画です。


ついでにまたまた全く関係ないですけど、ボン・ジョヴィといえば、僕が中一の頃、技術のおじいちゃん先生(僕の在学中に亡くなってしまった、本当に高齢のおじいちゃん先生でした)が「今の子はどんな音楽聴くの?」と授業と関係ない雑談を挟んで、一番前の席に座ってたかなりギャルっぽいタイプの子(といっても茶髪とかの「あーし系」ではなく、勉強とかが嫌いだけど、何か大人びた雰囲気のある達観系の子)に質問したら「あー、ボンジョヴィとか…」と答えて、「へぇ、あ~そう、今の子はそんなの聴くのか、全然知らんわ…」と一切話が広がることなくそのまま終わったのがなぜかめちゃくちゃ記憶に残ってるんですけど、当然ボンジョヴィなんて当時聴いてる中学生は滅多にいませんでしたし、僕にとっても初めて聞いた名前でしたが、なぜだかとても印象的で、その達観系の子のイメージもあって、ボンジョヴィは今でも洗練された、大人っぽい子が聴いてるイメージがあるかもしれません(笑)。

 後年、このLivin' on~などを聴いた時に、あぁ、こんな名曲を歌っていたのか、やっぱりセンスいい子だったんだな!と思えたものです。)


…と、また話が逸れましたが本題に戻ると、プレイについては他にも、PlayのパチモンのPrayのさらにパチモンみたいなPreyなんてやつもいまして、これはズバリ「獲物・餌食」という意味でして、こんな単語は会話で滅多に出てくるものではないといえるものの、実はこれも生命科学系では結構目にするやつで、特に酵母のTwo-hybrid法なる実験で、「プレイとベイト」という言葉がセットで使われる感じですね。

(その「ツーハイ」というのは、例によって「タンパク質(酵素)がくっつく別のタンパク質を検出したい(探したい)」という分子生物学のめちゃくちゃ基本的なタイプの実験なんですけど(詳しくは↓の羊土社のキーワード解説やWikipedia、あとはやっぱりTaKaRaのマニュアルなどが参考になりますが、多分これで分かる人は最初から分かってる人だけという感じかもしれません)…

www.yodosha.co.jp

ja.wikipedia.org

catalog.takara-bio.co.jp


…今回は分子生物学ネタではないので実験の方はともかく、大量のタンパク質が存在する中から、自分の興味あるタンパク質(酵素)にくっついてくるもの(酵素も結局は物質ですから、くっつくことで相互作用をするので、くっつくものは何らかの関わりがあることが強く推測されるわけですね)をセレクションするという感じで、ここで、その「自分の興味あるタンパク質」を、「釣り餌・囮」という意味のある「bait(ベイト)」、そして釣られた方が餌食(えじき)という意味の「prey(プレイ)」と呼ばれる感じですね。

プレイよりベイトの方が話的には重要ですしよく出てくるわけですが、このベイトという単語は、魚釣りが好きな方には、まさに「釣り餌」という意味ですし、実際カタカナ語でも使われているっぽいので、もしかしたら馴染みのある単語なのかもしれませんね(僕は釣りをやらないので分かりませんが…)。


…と、最後肝心の各語の区別については、これはもう、Playは常識オブ常識過ぎるのでこいつはスペル込みでもう間違いようがなく、次にメジャーな「祈る」はPlayのパチモンだったな…という意識で、1文字だけLをRに変えたPray、そして一番マイナーな「獲物・餌食」は、さらにそれのパチモンで、また1文字だけ変えたPreyだと、そう順番に考えていけば問題ないといえましょう。

 

…という感じで、結局、何だかんだ意外とネタが広がり、また一項目でいい長さになってしまいました(なってくれました)。

今回の記事を書いている際も、また一つ追加で「マギ単」が浮かんだので、記事が短かったらそちらにも触れようかと思ったのですが、そちらはまた次回にまわすといたしましょう。


アイキャッチ画像は、僕の周り以外でも恐らくハッタリ少年を多数生んでいたのではないかと思われる、例のキノピオの英文メッセージ画像を使おうかとも思いましたが(笑)、まぁあれはゲーム中の画像ですし黒背景で地味なのでやめておくとして、ちょうど、スポーツ観戦でお祈りをしている観客のイラストなんかがあったら、「PlayerとPrayerが共存していて、今回のテーマにばっちりですね!」となって良かったんですけど、残念ながらいらすとやでは見つからなかったので、普通にPrayerのいらすとでお茶を濁しておくことにしました(笑)。

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