似通った英単語に注意しよう(その14:カート他)

前回の記事で一つ書き忘れていた点があったのでその補足からいきたいんですけど、「コレクトコール」の「コレクト」がどちらのコレクトなのかについて、触れ忘れてしまっていましたね!

…まぁ正直「回収コール」と「正しいコール」でどちらが正しいかは言わずもがなとはいえますが、これは「電話会社が、通話料金を相手方から回収」という意味での、「集める・回収」の方のCollect callだったという形ですね。

(あぁでも、あえていえば、「修正する」という意味でのCorrectと考えて、「料金の請求先を修正する通話」と考えれば迷う余地はあるかもしれません。まぁ、あえて迷う意味も全くないですけど(笑))

これ、若干和製英語くさい響きもあるっちゃある気もするんですけど、まぁ和製英語だったらもっと分かりやすい「ペイドコール」みたいな表現になるかな、って気もしますし、実際これは普通に英語圏で作られて使われている言葉になります。

(全然関係ないですけど、paidという単語、これ僕は確か中学で習ってからかなり後になるまで(大学受験期のテストだったか模試だったか忘れましたが、そこで実際に間違えるまで)ずっと「ペッド」って呼んでたんですけど、これの発音は「ペイド」なんですよね。

 言うまでもなく、そう思った理由は「say」の過去形である「said」が「セッド」だからなわけですが、発音問題で間違えた後、「あぁ、そういえば『プリペイドカード』って言うじゃん!何で気付かなかったんだろう?!」と、間違えたのは残念でしたが逆にとても印象に残る形になった感じで何よりでした。)


…という補足で、大した話でもなかったですけど、記事アップ後に読み直していて触れ忘れていたことにふと気が付いたたため、まぁもう初稿はアップした後でしたし、追記するより改めて触れ直した方がいいかな、と思い今回新記事で触れておくことにしました。

実際、今回からはもう、ネタがあまりにも小物(別に今までの単語も大物ではなかったですけど(笑))でかなり短くなりそうなので、記事ボリューム水増しを兼ねた感じですね、例によって(笑)。


では続いてのマギ単(紛らわしい単語)に参りましょう。

 

14. カート(Cart/Kart)

これはめちゃくちゃ利用機会が限定されていますけど、案外めちゃくちゃ紛らわしくて、実際自分で書く際、「マジか?!」と思えたことがあって印象的だったため、パッと思いついたマギ単として挙げてみた次第です。

カートといえばやはり、一番に思い浮かぶのがみんな大好き我らが『マリオカート』だと思いますけど、どんな文脈だったか忘れましたがメールでゲームの話だかになったときにマリオカートについて英語で書く場面があったんですが、カートなんて記述する機会もありませんしスペルを迷ったものの、僕は「車はcarだし、カートったらやっぱりそのままCartでしょ」と考えて「Mario Cart」かと思ったのですが、念のため調べる癖がついていて検索してみたのか、あるいは優秀なGmailのスペルチェックが機能してくれたのかで(今試しにMario Cartと打ってみたら、Cartにちゃんと波線が付きましたね!)、調べてみたらまさかの、このスペルは間違い!!

そう、マリオカートは、車のくせしてCartではなく、まさかの、『Mario Kart』だったんですねぇ~。


「そんなバナナ、絶対Cartの方がしっくり来る気がするけど…」とにわかには信じられなかったのですが、よく考えたら実際自分でソフトを持っていたし何度もプレイした初代SFCマリカーは、普っ通~に、パッケージにもオープニング画面にも、デカデカと英語表記がされているんですよね(というか任天堂のマリオ製品は、これに限らず案外代々英語表記が多い気がします。容量が小さすぎて、日本語を組み込めなかった時代の名残りでしょうか?)。

https://www.nintendo.co.jp/clvs/soft/mario_kart.htmlより

www.youtube.com

マジで何百回と見ていたはずなのに、意識していないと、こうも記憶に正しく定着しないものなんですねぇ~。

 

ちなみにせっかくなのでマリカーの話に移ってみると、やはり僕世代の人間はSFCスーパーファミコンが一番思い入れのあるゲームで、むしろ今でもスーファミが一番好きなゲーム機ですけど、余りある名作の生まれたSFC、歴代で一番売れたゲームは何なのかご存知でしょうか?

 

まぁこの話の流れなら明らかかもですが(笑)、これまた個人的にはスペル同様かなり意外なんですけど、実は、スーファミ本体と同時発売の記念すべき第一作『スーパーマリオワールド』を抑えて、なんとこのマリカーが、割と圧倒的にセールスNo.1(国内)なんですよね。

確かむしろマリカーは史上最高に売れたゲームソフトなんじゃなかったっけ…?と思いましたが、それはSFC大好きマンの勝手な歴史捏造だったみたいで(笑)、歴代の全ゲームで見ると全く上位十傑ですらなく、なんと29位に甘んじているようですけど、それでも384万本の売上ですから本当に大したものです。

(参考:ゲームソフト国内歴代セールスTOP 100(↓))

entamedata.com


しかし、「かなり意外なんですけど」と書いた通り、もちろんマリカーはとても面白かったものの、ゲームの面白さ・完成度・思い入れとしては、ぶっちゃけ「こいつがスーファミNo. 1…??」とは、個人的に思える気がするかもしれません(笑)。

いや大人気シリーズの元祖にして、風船割りバトルとか本当にみんなで盛り上がれるし、一人でもタイムアタックとかが大変やりがいのある傑作ソフトではあるんですけど、まぁぶっちゃけ僕はレースゲームが大して上手くなく、自分の好み・適性にそこまで合っているわけではない感じなので、単純に「あんまり上手くできないし、一人でゆっくりこつこつ楽しめるドラクエとかローグライク系とかの方が僕は好きだね、ふん!」という独善的なワガママ評価によるものなんですけどね(笑)。


アクションもそこまで好きではないんですけど、それでもマリオワールドは発売後、世間を席捲していたけれどまだ自分ではプレイできていなかった頃、「こんなに夢いっぱいワクワクする世界があるのか!絵も、音も、世界観も、全てが素晴らしすぎる!これは、本当にアクションゲームの最高傑作であり続けるであろう、夢のワールドだね!!」と思えましたし(というか結局最後まで買わなかったので、未だにマリオワールドには憧れがありますが(笑))、マリカーよりワールドの方がやっぱりSFCのNo.1には相応しいかなって気がしてしまいます。


あぁでも、一応調べてみたら、世界での売り上げはやはりというか、断トツ、文字通り桁違いの差で、スーパーマリオワールドがNo.1なんですね!

(参考:Wikipediaより(↓))

en.wikipedia.org

 

こちらは英語版のWikipedia記事ですけど、スーファミは、英語だとそもそもの「ファミリーコンピューター」というのが直訳的で意味不明すぎるネーミングになるようで、「Nintendo Entertainment System」、略してNES(ネスまたはエヌイーエス)と呼ばれており、これはファミコンにあたるわけですが、どうやら「スーパー」が付くのは英語でもOKのようで(笑)、スーファミSuper NES、略してSNESと呼ばれている形ですね。

(っていうか、こないだ『青い花』の英語版で見ていた頭字語に関する記事で、NESについては既に見ていましたね。SNESの発音についても、海外でも諸説あるようですが、調べたら「スーパーNES」「エス・エヌ・イー・エス」と呼んでる人が結構多いように思えました。)

 

マリカーは、国内384万本から世界だと876万本と流石の貫録を見せるも、マリオワールドは、世界販売総数2061万本と、ヤベェレベルの売上ですねぇ~。

しかし、こちらの方が僕の中のゲームソフトとしての偉大さレベルの感覚に、実によく沿っているように思えてなりません(まだ言うか(笑))。


ちなみに世界ランクだと、スーパーマリオコレクション(英題:Super Mario All-Stars)とスーパードンキーコング(英題:Donkey Kong Country)がマリカーの上に来ており、世界のゲーマーどもはアクションゲームがやっぱり好きなんだなぁということが窺えます(ちなみにドンキーは、当時驚愕の美グラに感動を覚えるレベルでしたけど、マリオワールドはついぞ自分でソフトを手に取ることがなく、ずーっとやりたいなぁと思い続けてアクションゲーム欲をこじらせてしまっていたこともあり、あまりにも面白そうすぎだったこちら、アクション派ではない僕もしっかり手に取らせていただきました。本っ当~に面白かったですねぇ~)。


ただ、TVコマーシャルは、マリカーが圧倒的に印象に残っているかもしれません。

「そんなバナナ~」のアレですけど、幼心に、僕というか周りの小学生は皆「マリオカート、面白そう~!!」と大興奮して、通学時にマリカーごっこをしたものです(別にバナナの皮を投げたりはしませんし、ただ走るだけぐらいでしたけど(笑))。


心に残る傑作CMなだけあり、公式ではないものの、当時のCMがYoutubeにアップされていました。

懐かしいので貼らせていただきましょう。

www.youtube.com


台詞は一字一句完全に覚えていましたが(笑)、コメント欄にもあるように、そういえばゲームシーンが一切使われていない不思議なCMだったんですね!

でも、本当にワクワクしてマリオと一緒に走りたくなる、面白そうな雰囲気であふれています。

任天堂は、昔からCMまで超一流なんですよねぇ~。

本当にいい思い出ですし、任天堂はいつまでもこの、子供たちに夢とワクワクを与え続けてくれるといいなと思えてやみません。

 

…と、ゲーム話が長くなりましたが、カートに戻ると、結局Cartというのはスーパーで転がす台車みたいなやつのことを指しており、エンジンの付いたいわゆるゴーカート的な、マリカーのカートはKartになるんですね。

覚え方は、こんなの覚える必要もない気がしますけど(笑)、まぁ僕は自分の「え?違うの?」という経験が強烈だったので、「マリカーは車なのに、Car…ではなくKart」と完全に記憶に定着してしまったので、特に他に上手い覚え方も浮かばなかったため、間接的・遠回りではありますが、「いわゆるマリカー的な『カート』は、あくまで『カート』であり『カー』じゃないんだから、そりゃ車のスペルとは違うでしょ。CじゃなくてKだよ」とでも覚えれば良いのではないでしょうか…という感じでご勘弁いただきましょう(笑)。

 

あとはこれまた全く関係ないですけど、カートといえば他にも、音楽好きとしては伝説のロックバンド・ニルヴァーナのフロントボーカルだった、誰もが知るレジェンド、カート・コバーンさんなんかが浮かぶわけですが……

ja.wikipedia.org


こちらは人名であり、マリカーのKartとはまた違ったスペル、Kurtになりますけど、まぁ「車系はcarだけに台車もマリカーも『-ar』、人名のカートさんはそれとは違う『-ur』」とでも覚えておくのが良さそうですね。

(…って、さっきは「マリカーはカートであって車のカーじゃないんだからさ」とか言っておいてもうめちゃくちゃですけど(笑)。)


といっても僕は中高生の頃までは邦楽しか聞いてませんでしたし、カートさんといえばやはり椎名林檎さんの、以前の記事でも一度貼った『ギブス』に登場する、「だってカートみたいだから…あたしがコートニーじゃない don't U θink?」というめちゃくちゃに味のある歌詞の印象が強いですね~。

(ちなみにこの歌詞、評論家のレビューかなんかで、「ここでカート・コバーンコートニー・ラブへの引喩が入ってくるとは……椎名林檎、恐るべし!」みたいに、マジで大絶賛されていたのを強く覚えています。)

同じくギブスに登場する謎の歌詞「また四月が来たよ 同じ日のことを思い出して…」は、もちろん正確なことは林檎さんにしか分からないものの、一説にはカートさんがショットガンでわずか27歳の若さで自死してしまった、1994年4月5日のことを指しているのではないか、と言われていますね(これも趣のある、めちゃくちゃ好きな歌詞&とてもいい解釈だと思います)。


せっかくなので、Nirvanaの最高傑作&最も有名な曲と思える、Smells Like Teen Spiritを貼って今回はおしまいといたしましょう。

www.youtube.com

 

曲も声も雰囲気もカッコ良すぎるカートさん……まさにレジェンド!

 

結局意外と一項目で長くなりましたが、残りは本当に一言で終わりそうな語のみなので、次回あたりで終わらせられそうです。

(まぁそう言ってて二回ぐらいにはなりそうですが(笑)。)

また順番に似た単語を進めていきましょう。

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