いただいたご質問コメントに戻っていきましょう

翻訳本の方は一区切りがついたということで、今回からまた途中状態であった、電話英語ネタに戻ろうと思いますが、その前に一つだけ……

マジでどうでもいいにも程がある話ですが、前回の最後に書いていた脱線ネタで、寝てるときにふと思いついた追加ネタがあったので、そこだけまた脱線の脱線かましちゃっていっすかね…?


まぁダメでも勝手に脱線するんですけど(笑)、最後に書いていた「願わんばかりだ」という言い回しについて……

これ、何でこういう言い回しをよく書いちゃうのかなぁと考えていたんですけど、多分、ドラクエとかのゲームでよく使われる「神のご加護があらんことを…」っていう言い回しを子供の頃からよく見て印象に残っており、何か大人的な表現としていいなぁ・しっくり来るなぁと思える、いわば刷り込みみたいなものがあったからかもしれないですね…なんてことがふと浮かんできました。


三つ子の魂百までじゃないですけど、案外子供の頃の経験ってバカにできなくて、例えば、

「左右を初めて意識したのが、幼稚園で輪になって、『じゃあみんな右手挙げて~』という場面で、輪の向かい側の子と自分の挙げてる手が逆で、ん?あれれ?……となった時だったんだけど、それ以来、私は未だに左右を言われたときに、どっちが『ひだり』でどっちが『みぎ』なのかを理解するのに、どうしても一拍必要になってしまった」

…という、いわゆる左右盲の方のエピソードをたまに目にしますが、多分、こういう左右盲は、幼少期のそういった感じの経験(つっかかりの記憶が強く残ってしまった)が原因なのではないかなぁ、と思います。

(なお、幸い…というと左右盲の方に悪いかもしれませんが、僕は左右盲はないものの、「どうしても一瞬分からなくなる」みたいなことは普通にありそうだね、というのは、よく理解できる感じです。

 何か、自分にもそういうのあるかなぁ…。パッとは思いつきませんでしたが、何か思い出したらまた触れてみようと思います。)


あぁ一応、まさに今回のネタ元の、大人っぽいカッコつけた言い回しとして「願わんばかりです」みたいなやや誤用表現を書いてしまいがちなのは、幼少期の経験が原因なのかもしれません。

それに関連して、ちょうど、その台詞を言うドラクエの神父さんを頭に浮かべて思い出したんですけど、僕がドラクエとかをプレイしているのを、上の姉は結構楽しんで一緒に見てくれることが多かったんですが、神父さんに話しかける度に、姉がしばしば、

「あ、しんろうしんぷさんだ」

と言ってまして、もちろんギャグで言ってたんだと思いますが、何分子供ですし(まぁ姉も子供だったので、もしかしたら実は姉自身が勘違いしてたのかもしれませんが(笑))、僕なんぞは「神父のことは、正式にはシンロー神父と呼ぶのかな?」(もちろんシンローという名前だとは思いませんでしたが、枕詞というか、意味は分からないけど正式名称はそうなるのかな?みたいな、まぁ子供の頃なんて意味の分からない呼称ばかりですしね)などと思い続けてしまっていたわけです。

幸いにして、程なくして「新郎新婦」のことだと気付きましたし、今神父さんのことを「シンロー神父」とうっかり呼んでしまうことはないですけど(笑)、ごくごくうっすら、「神父」だけだと、何か物足りなさを感じるとはいえるかもしれません(笑)。

 

(なお、子供の誤解ネタ鉄板、「台風一家(一過)」や「お食事券(汚職事件)」なんかは、あまりにも鉄板過ぎてその言葉に触れる前に「そう誤解しがちだよね?」という話を(多分小学○年生系の学習誌で)見かけていたので、これらに関しては一切勘違いすることはないですね~。

 基本的に昔から情報に触れまくるタイプであったため僕はそのパターンが多い気がしますが、何か自分がしていた面白い勘違いネタもあったかなぁ…?
 「月極駐車場」とかも、まぁ幼い頃は「げっきょく」って読んでましたが、これは別によく言われる月極さん運営の全国どこにでもあるチェーンとかそういう勘違いはせず、「何か特別な意味があるんだろうな(それが何なのかは知らんけど)」と思ってたように記憶していますけど(というか別に、ただの知らない単語であって、特別何かそんなことに思いを巡らせたことすらない)、正直子供の頭だと、「全国チェーン」とかより、「ただの知らん言葉」みたいなそういう発想にならない?って気がしちゃいますね、正直。
…まぁ、こち亀で見た、両さんが部長だかに「いや、これは絶対にチェーンですって!私の知り合いに、月極慢太郎(げっきょく・まんたろう)という男がいて、本当に会社を経営していたんです!信じてください!!」と主張するエピソードには笑いましたし、未だに名前込みで覚えていますが(笑))

 

…と、オチも何もないしょうもない話でしたが、その辺のネタが浮かんで、そんな微笑ましい子供時代のエピソード(一番に浮かんだのが、個人的に懐かしい「しんろうしんぷ」ネタでした)を書いてみちゃいました。

一応、「左右盲や生活で不便を感じる癖みたいなのは、ないと思います」という自己紹介って感じにはなってますかね、そういえばこれは自己紹介ブログだったことですし(笑)。

 

無駄に前置きというか脱線が長くなってしまいましたが、最早どこまで話が進んでいたかも不明なので、ちょうど翻訳本ネタに脱線する前の記事に、また毎度おなじみのアンさんからコメントをいただいていたので、それに触れさせてもらって、少しずつ遡って見ていくといたしましょう。

いただいたコメントを引用する形で、ネタを思い出していけそうですね。

読みやすいように、今回は内容ごとに区切って、そのコメントに対するコメントをつける形で進めてみようと思います。

 

今回の記事…

いや、そもそも君って誰やねんくらい思ってましたけどね笑

言い回しがわかりにくいっていうか、そんなこと言ったら代名詞とか要らんやんって話じゃないんですか??

まぁ、それは置いといて…「君は名前を知っているんだから。」っていうのは、結局自分の名前なんだから(知ってるに決まってる)ってことですよね?

このdojibearさんは、(1つめの例で)『This is he. ではなく、This is Paul. と言えばいいんだよ、名前わかってるでしょ?』と言っているんですよね?

⇒例の、電話口の相手に対して「Who is this?」という例文を挙げていたレスに対する話ですが、確かに実際「this」以外にも、すこぶる分かりにくい説明でしたね(笑)。

「君は名前を知っているんだから」はまさにその通りの解釈で良いと思います。

ちょうどアンさんの書かれたその通りの意図の解説ですね。

 

とりあえずそれも置いといて笑、問題は「Who is this?」ですねぇ…

前のレスが「How can I help you?」で、それを言い換えてるっぽいので、電話を恐らく受けた人(ボール)が、かけた人に聞き返しているっていうのは予想がついて、そうなると、「どちら様?」って言ってるのか?!って思うまではしたものの、なんで?まさかそのthisも??って感じですよね、やっぱり。

⇒このthisはやっぱり、知らないと大いなる違和感のある表現筆頭に思います。

何か日本語で、これに似た「慣用句表現を知らないと『それはおかしくない?』となる例」ってあるかなぁ…?

あぁ、「負けず嫌い」とか、字義通りに取ると「負けないことが嫌い」とも取れますが、常識的に考えてそれはおかしいし…となる部分含め、これに似てる気もしますね。


あと個人的に未だに地味に若干違和感を覚える例としては、「ふざけるなよ!」「ふざけろよ!」が、全く同じ意味になる…ってのもありますねぇ~。

ぶっちゃけ、書かれた文字だけ見ると「ふざけろよ」って、「ふざけなさい」と命令してるように思えるんですけど、何かのゲーム実況で見たシーンですが話の面白い兄ちゃんとかが、クソゲー展開に呆れて、笑いながら「ふっざけろよオメェ(笑)」とか言ってるのを実際に見ると、「あぁ、確かに、そう聞くと、『ふざけろよ』で『ふざけんな』の意味にもなるね!」と思えるものです。

漫画でも、『I''s』で主人公・いっちゃんが大アップゴマで「ふざけろ」というシーンがあったはずですが、それも案外違和感はなかった(でもやっぱり、「ふざけんな」の方がしっくり来るなぁ、と思った記憶がありますが)ので、やはり何だかんだ自分の使わない言い回しであっても、文脈に応じて自然な意味を取れるものなのかもしれませんね、言葉というのは。

 

『「この電話通話の、相手側にいるのは誰ですか?」と尋ねる方法』っていうのは、なるほどって思えました。

電話の相手(話してる人)に対して「あなた」は誰かと直接的に聞くのではなく、私が話してる人は誰ですか?と間接的に「あなた」に聞く、みたいな感覚でしょうか。

電話だとそれが常識っていうことですね。(電話は特殊っていう意味で)

⇒確かに、説明されれば納得いくものの(「私が話しているこの人は誰ですか?」という意味合いですね)、これはやっぱり、まぁ若干こじつけというか、結局はやはり特別な感じの決まり文句的な慣用句な気もしちゃいますね。

 

そして、

ここでもまたthatとthis…そしてitも…。


『目隠しをされたと想像してみよう。そして誰かがあなたの肩に触れ、「大人しくしろ」と言ったとする。君はどちらの質問をするだろう:「Who is this?」か、それとも「Who is that?」かな?』

正解は、どっちなんでしょう??

もちろん、私は「Who are you?」と言いたいです笑

⇒これも、「ちゃんと結論まで説明してくれや!」と僕も思いましたが(笑)、まぁ話の流れ的に、この場合「Who is this?」と言ってしまうのが自然なんじゃないかな、って気がしますね。

(ちょうど日本語でも、まぁ人だと微妙かもですが同じ状況で何か肌触りの良いものに触れたりしたら、「何これ~?」が自然ですしね。)

 

「玄関口だと『Who is it?』になる」も、わからないですね〜。

対面で「It's me.」でなく「That's me.」だったのに…またここで「it」登場で、、更に「Who's there?」とか…?

ルールがあるようでないような、経験上身につくものっていうのが、もうそれが全てっていう感じかなって気がしますね。

⇒この辺はもう、本当に意味なんてなくて(もちろん、理屈をつけることはできると思いますけど、日常的にそんなことを意識する人はおらず、誰しもが無意識に使い分けているという意味で)、なぜそんな使い分けが可能なのか(あるいはもっと一般的に、なぜみんなそう言うのか)というと、結局の所、あらゆる言語がそうですけど、「この場合はこう言う」という膨大な経験の裏打ちがあるから、に尽きるように思います。


例えばこれまた英語学習系の本で見たエピソードを元にしたネタですが、スーパーのレジで細かい支払いになって、店員さんに会計処理を待ってもらいつつ財布の中から小銭を探しているような場面で、ようやく最後の1枚が見つかった場合、我々は「あ、あった!ありました!」と言うわけです(まぁ普通わざわざそんなこと言いませんけど(笑)、あえて言うなら)。

ところが英語話者にとっては、小銭が今目の前に存在するというのは現在のことなので、この「必要枚数の小銭を発見した場面」で、どうしても「あ、あります!」(「あるのでお待ちください」という意味ではなく、「見つけた!」という時に叫ぶ言葉として、ですね)と言いたくなってしまうそうです(ここで過去形を使うのは、物凄い違和感)。


冷静に考えたら、確かに「財布の中に小銭が必要枚数存在している」のは現在のことで、これを過去形の「あった!」で表すことはおかしいともいえるんですが、小銭に限らず、何か大切な物が見当たらなくて死ぬ気になって探して、ついにそれを発見したその瞬間に、「あっ!ここにあるぅ~!」などと叫ぶ人は絶対におらず、我々は100%確実に「ここにあった!!良かった!!!嬉しいぃ~」と叫ぶわけですけど、なぜ「あった、良かった」が過去形で、「嬉しい」は絶対にこの場面で「嬉しかった!」にならないのか、もちろん国語学者の手にかかれば解説は可能なのかもしれませんが、ぶっちゃけ意味なんてなく、「この場面ではなぜかそういう風に言うことが、過去の経験から完全に身についてしまっているから」という話に尽きるわけですね。

(この辺の「時制と相」みたいは話は本当に非日本語話者の方には鬼門のようで、ちょうど実際、一度シェアメイトの中国人と祭りに行ったことがあって、そのシェアメの友人の中国人に日本語をかなり長い間勉強している(確か、日本でも就活をする予定と言っていました)という人がいて、バスの中で話したんですけど、正直マジでネイティブレベルで日本語が上手だったんですが、その子が、

アメリカに来た前から、日本語はずっと勉強してたんですけど…」

…みたいに言っていて、「うわやっぱこれめっちゃムズいんだろうなぁ」と感じたとともに、「今の、やっぱり難しいんだね。そこは『アメリカに来る前』と、過去のことなのに現在形を使うのが自然というかネイティブは絶対そう言うし、非ネイティブが間違えてしまうポイントって聞いたことがあるよ」と伝えたら、「あ~そこマジで迷うんですよね、めちゃくちゃありがたいです!他にもおかしい所あったらヨロ」となった感じでした(そして実際、それ以外にはほぼおかしい所がなかったぐらいにパーフェクトでしたが)。)

 

…と、長い割にあんまり大した話じゃなかったというか、あんまり今話に挙がってる状況のいい例でもなかったかもですね(笑)。

結局、玄関口だとWho is it?になるというのも、最早考えたら負けで、「なぜかは分かんないけど、確かにその場面だと私たちはそう言うね」という経験に基づく話に過ぎないんじゃないかな、と思われますし、結局外国語を話せるようになるかは、そういう経験をどれだけ身に付けられるかに尽きるのかな、って気がします。

(なお、日本語好きの僕は、多少は経験を積んでいれど、同じ時間アメリカにいた人とかよりは圧倒的に経験が少ないといえましょう(笑))

 

そして、多分、↓のいらすとや画像のような、顔の見えている場合の玄関口でのやり取りであれば、また話は違ってくることでしょう。

僕はそういえばこの経験がないので何と言えばいいのか分かりませんが、例によってそもそも発音が下手すぎて結局何言っても不自然なので(笑)、気にせずその場のノリで対応するかな、って気がしますね。

(というかそもそも、顔が見えてるのに「Who's it?」とはそりゃ言わねぇだろ、というだけの話だったかもしれませんが(笑))


…と、今回は後に控える他の質問まで届きませんでしたが、まだまだいただいていた質問は沢山あるので、また次回以降、順番にゆっくり見ていこうと思います。

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