今度はThat's itとThis is it

ここ最近の雑多なネタにいただいていたコメントが結構溜まっている感じなので、少しずつ触れていこうと思います。

とはいえ順番はもうしっちゃかめっちゃかで、ほぼランダムに取り上げていくような形ですね。

一応どの記事へのコメントかを明記するとともに、何のネタかはコメントをご覧いただければ分かるとは思うので、特に問題はないかとも思われます(と期待したいです)。

 

今回は、こないだカーブサイドうんぬんに触れていた↓の補足記事にいただいていたコメントですね。

con-cats.hatenablog.com

まずはその本題ネタの前の、That's allとThat's itについて補足していた部分についてになります。

補足の補足という形になりますが、毎度おなじみアンさんからいただいたコメントの引用紹介ですが、アンさんにおかれましてはいつも温かいコメント、本当にどうもありがとうございます。

 

That's allとThat's itは、

「以上です」という意味なら両者はほぼ完全に同義語として使えるっていうことで、That's allはまぁ今までの自分の感覚で使っていいとして、That's itには別の使い方(意味)があるっていうのがわかっていれば良さそうな感じでしょうか。

といったところで、えーと、また最初に戻るかもしれないんですけど、、That's itとThis is itは、それだ!と、これだ!みたいなことですかね?使い分ける自信はないですけど笑


⇒That's allとThat's itは、まさにその考え方でOKだと思います。

ほぼ同じ意味ですし、That's allに慣れていらっしゃるなら、あえてThat's itは使わなくても問題ないフレーズといえましょう(ただ、That's itも結構聞く気がするので、気が付いたらそっちにも慣れている可能性もあるかもしれませんね)。

そしてThat's itとThis is itは……個人的には、That's itは「以上!終わりです!」の場面で使うことが多いため(以前書いていた通り、「終わり?」って聞きたいときに、色々作業をやってくれた担当者に向けて、語尾を上げて尋ねる感じですね)、一方This is itは、何かの存在とかを尋ねられたときに、まさに今目の前にあるor手持ちのこれがそうだぜ!と言いたいときに一番聞く気がするので、両者は大分違う印象があるわけですが、とはいえThat's itにも「それだ!」という意味はありますし、若干ややこしいかもしれませんね。

もちろん「それだ!」と「これだ!」は日本語でも結構違う気もしますけど、その辺も何か上手い説明はないかな…と検索してみたら、おなじみWordrerefence.comのQ&Aフォーラムがまたヒットしてきてくれました。

(まだこれを書いてる時点でしっかり読んでませんが、パッと見た限り、何となく、あんまりハッキリした説明はされていなさそうな気もするものの…)せっかくなので、また翻訳引用させていただきましょう。

forum.wordreference.com

tigerduck(質問者:スイス在住・スイスドイツ語話者):

こんにちは。

wordreference辞書によると、this is itはthat's itとは意味が違うようなんだ:

that's it

    1 that is the main point or difficulty.(それがメインポイントまたは困難な所だ)

    2 that is enough.(もう十分だ)


this is it

    the expected event is about to happen.(予想された出来事が起ころうとしている。)

 

受け持ちの生徒が、ミーティングの締めくくりとして次のように書いていた(そこでの仕事は、ミーティングでの対話履歴を書き出すことだった)。

OK I think this is it for today. I think we end the meeting now.
(OK、今日はここまでです。これでミーティングを終わっています。)


しかし、私はこうすべきではないかと思うんだ:OK I think that's it for today. I think we'll end the meeting now.(OK、今日は以上ですね。これでミーティングを終了しましょう。)

1) 私は正しい?

2) this is itの使い方の例を教えていただけるかな?

 

rhitagawrウェールズ在住・イギリス英語話者):

「That's it for today」の方がより良いというのは同感だね。バグズ・バニー・ショーでは、最後に「That's all, folks」と言うよね。これは、「That's it! I've had about as much of his nonsense as I can take!(それまでだ!もう、彼のナンセンスにはうんざりだよ!)」と言うこともできるんだ。


爆撃機パイロットは、離陸するときや標的に近付くときに「This is it」と言うかもしれないね―ちょうど、「There's no turning back(もう後戻りはできない)」のようなものかな。彼と他の乗組員は今、彼ら自身と飛行機が完全にテストされるポイントにいるわけだ。

 

This is it」は、同意サインを示すことも可能だよ:

Leonard: もっと頑張らないと、Malcolmは試験に合格できないよ。

Gavin: This is it.(同じ意見だ。)そして、彼の両親も、必ずしも彼を励ましているわけではないんだよね。

―Gavinは、Leonardが正鵠を射ていると考えている形だね。

 

tigerduck(質問者):返信および素晴らしい説明、誠にどうもありがとう😀

 

Forero(質問者:アメリカ合衆国アーカンソー州マウメル在住・アメリカ人・アメリカ英語話者):

「I think we end the meeting now」はズバリ明らかに非ネイティブっぽいけれど、「I think this is it for today」は問題ないかな。「I think we can close with this topic(このトピックで〆としましょうか)」「I think we can close at this point(ここらで〆としましょうか)」のような意味だね。

 

tigerduck(質問者):Foreroさん、ありがとう。

 

redgiant(広東語(香港)話者):

こんにちは。rhitagawrさん、Foreroさんからそれぞれ「That's it for today」「This is it for today」の提案があったわけだけど、解散前に言う言葉としては、「That's it for today」と「This is it for today」に違いはないと受け止めていいのかな?

 

tigerduck(質問者:一つ上のコメントへの返信):

「for today」と共に使われた場合、その差は通常の「this」と「that」の差に縮まる。

this is it」のもう一つの意味は、ここでは最終性を意味することになるため、「for today」と矛盾するから、ここでは適用されない。

また、「it」に特定の参照語を与えるような文脈では、こうした特殊な意味が封じられる傾向にあることも付け加えておこう。

 

rhitagawrウェールズ在住・イギリス英語話者):

私自身は、「I think this is it for today」とは言わないと思う。ひょっとしたら、イギリス英語/アメリカ英語の差かもしれないね。

 

…という感じで、異なる意見の方もおり、あんまり関係ない用法の紹介もされているなど、何となく若干はぐらかされたような感じもしてしまう気もしないでもないものの(あぁでも、「this is it」のその他の用法は、そういえば質問者さんが元々尋ねていたポイントだったんですね)、「今日はここまで」の意味で「this is it for today」とすることについては、「OK」「自分は言わない」のどちらの立場もあったように、受け止め方は個人差によるものともいえそうですね。

日本語でも、「今日はこの辺にしとこっか」「今日はその辺にしとこっか」だと、私は一方しか使わないかな、みたいなこともありえそうですしね、文脈にも依るかもしれないし、少なくともかなり微妙な差に過ぎないことは間違いないといえましょう。

 

でも、That's itに色々な意味があったように、This is itにも結構ニュアンスの違う様々な用法があるというのは目新しい発見で、とても興味深かったです。

もしかしたら、最後にrhitagawrさんご自身がおっしゃられていたように、僕が全く目にしたことがなかった気がするのは、(レベルは高くないまでも僕は一応アメリカ英語の方がよく触れているので)イギリス英語的な側面が強い用法という部分もあるのかもしれませんね。


まぁ、自分が聞いたこともない表現を使うのは不可能ですから、その辺の使い方はやっぱり自分のものにするには難しい気がしちゃいますけど、注意して・意識して聞いてみるようにしてみれば、「意外と使われていた!」なんてこともあるかもしれないですね。

そういうのに目(耳)を向けられるようになるという意味で、やっぱり知らない表現を知るのは面白いことだといえましょう。


…と、今回はこちらを前座に、次のネタにも入っていこうと思っていたのですが、フォーラム引用のおかげでかなりいい量になってしまったので、次のネタはまた次回にまわさせてもらおうかと思います。


何となくハッキリした結論のあるネタではなかったゆえ、どことなく物足りなさもあったので、もう一点、ご質問ではないですがコメントでネタに対する追加意見としてもらっていた面白い話だけを紹介しておくとしましょう。

記事数ではなく、今回は量の水増しでもありますね(笑)。

特に元ネタ記事も不要かもですが、以下のコメントはこの記事(↓)にいただいていたものになります。

con-cats.hatenablog.com

まず、英語ではないんですが、「ふざけろよ!」ですねぇ…いや、これは聞いたことないですよ?方言か何かでしょうか??

正確には、全く知らなかったとは言えないですが、使ってるシーンを実際に見たり聞いたりしたことはないです。なので、めちゃんこ違和感でしかない…ですが、まぁ意味はわかります。

なにか似たような言い回しの言葉があったなぁと思って考えてみたら、身近にありました!!

「嘘つけ!」って、そうですよね??

「嘘つくな!」「嘘ばっかり!」っていう意味で使いますよね?

まぁ、その感覚が「Who is this?」と同じと言われても、全くピンとこないんですけどね笑


ちなみに、負けず嫌いは「負けることが嫌い」っていう意味だとして、食わず嫌いは「食うことが嫌い」でも「食わないことが嫌い」でもないっていう、、これもまた日本語のややこしさですよね。


⇒そう、僕も「ふざけろよ」は、漫画『I''s』と、あとずっと前に見ていた面白いゲーム実況で見たことがあったという、実に2回こっきりしか見たことない表現だったんですけど(笑)、インパクトが大きかったので使わせてもらったわけですが、あぁ!

「嘘つけ!」

これの方が間違いなくよく聞くし、確実にいい例でしたねぇ~。


「おっ前、嘘つけよ!」と言われて、「『嘘をつきなさい』と命令されているのかな?」と思う人など絶対存在しませんが(笑)、冷静に考えると理屈は分からないのに意味は誰でも受け取れるということで、もちろん「Who is this?」「Who is it?」とは直接何の関連性もないですけど(笑)、それぐらい日常的な会話表現というものは、理屈よりも「その場面ではそう言うから…」という側面も強いように思う、という例でした。

 

「食わず嫌い」も、とんねるずのおかげで何か市民権得た言葉みたいになってますけど、意外とみんな意味分からなさすぎてイラッとしている言葉なんですよね(笑)。

…ってまぁそんなことでイラッとはしないまでも(笑)、よく分からないまま使っていることもあるというか、実は「食わず嫌い王決定戦」って、食わず嫌いのもの(食べたことがないのに嫌いだと決め付けているもの)を当てるのではなく、普通に食べた経験をもとに嫌いなものを当てるゲームなので、実は「食わず嫌いを当てる」ゲームですらないという謎の突っ込み所を残しているネーミングになってるんですよね。

とはいえ、そういう微妙さがあるからこそ、覚えやすくて人気コーナーになったのかもしれません。


…と、しょうもない追加コメントのみとなりましたが、大変面白いコメント、誠にありがとうございました!

今回はアイキャッチ画像につながりそうなものが特に何もなかったので、「嘘つけ!」といいたくなりそうないらすとを選んでみました。


あぁーっと、漢字警察みたいなことをしたいわけじゃないし、僕自身誤字ることもいくらでもあるわけですけど、いらすとやみたいな巨大サイトでも、やはり個人運営ですし、ミスもあるんですねぇ…!

「嘘をつく」の漢字は、「突く」ではなく「吐く」ですね。

とはいえ、そういう可愛いミスもあるからこそ、親しみやすくて人気サイトになったのかもしれませんね。

(大して上手いことも言ってないのに、謎の繰り返し表現でおしまいとしましょう(笑)。)

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