キムワイプ!

前回ティッシュの話から、アメリカではティッシュクリネックスと呼ばれます、なんてことに触れていました。

これを受けて、「俺はネピア派なんだが?ネピア好きに人権はねーのか!?」という怒りの苦情コメントが来たらどうしよう…などと戦々恐々としていたのですが(嘘ですけど(笑))、特にそんなモンコメ(モンスターコメント)が来ることはなく、むしろ他の面白いネタが、毎度温かいコメントをいただけるアンさんから寄せられていました。

それが、脱線余談で触れていた(って、ティッシュも余談でしたが(笑))、バンドエイドの話!


…とその前に、また関連した余談に触れておきますと、そもそもネピア王子製紙の国産ブランドですから、アメリカでは一般名に採用されてなくてもしゃあない、って話かもしれませんね。

ちなみにクリネックスは日用品系最大手の一角・キンバリークラーク社の製品で、キンバリー製品は、公共トイレのトイペホルダーとかペーパータオルホルダーとか(これもいつか触れようと思ってましたが、アメリカのトイレは、「公衆衛生のために、法令で定められてるのかな?」ってぐらい、どんな施設でも必ずペーパータオルフィーダーに使い捨てのペーパータオルが備えられていて、非常に嬉しいです。環境に悪いのかもしれないけれど、手拭きには紙を使い捨てるのが一番衛生的といえましょう)でめちゃんこ目にしますし、それより何より実験系の専攻に進まれた方であれば、これはマジでおなじみ・お世話になっている企業のはずです。

そう、生物実験のみならず、化学実験でも物理実験でもおなじみ、キムワイプは、キンバリー社の製品なんですね!

ja.wikipedia.org
キムっていうと韓国人・朝鮮人の方の名前とかかな?って気もするものの、何気にキンバリーの愛称もキムですから、キムワイプのキムはキンバリーのキムだったんですね(残念ながら木村さんのキムではなかったですが(笑))。

なお、Kimberlyは、Wikipediaによると一応男女どちらでも使える名前のようですけど、どちらかといえば女性的な響きのある名前でしょうか。

まぁ実際に出会ったことのあるKimberlyさんが女性だったからだけかもしれませんが、一応調べてみると…

playback.fm
…やっぱり女性しかいねーじゃねーか!

まぁ、「かおる」とか「しずか」とか、女性的な響きが強いけど、男性での利用の例もなくはない、って感じなんですかね…?

あれ、でも、キンバリークラークの創設者は実際女性なのかな?…と思って調べてみた所…

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https://en.wikipedia.org/wiki/John_A._Kimberlyより

まさかの、創設者はジョン・キンバリーさん!

キンバリーは苗字にも使われる語だったんですね。

とすると、世の中にはキンバリー・キンバリーさんもいるかもしれないということで、中々面白いです。

まぁ検索したらLinkedInにニューヨークの学生さんがヒットしたものの、「だから?」って話でしかないですし、あえて深追いする必要もないでしょう。


よく考えたらむしろ日本人でも普通にあり得ますしね。

ただ、やはり普通は苗字と同じ名前を付けることはしないので(いやもちろん、絶対ないとも、変だとも一切思いませんが)、多くは結婚してそうなった、ということが多いのかもしれません。

パッと浮かぶのでは、佐倉桜さんとか、金子カネコさんとかですが、漢字まで同じパターンはあるのかな…?

あぁ、これも普通にありますね、両方現実で出会ったこと(見聞きしたこと)がある中でも、真弓真弓さん(まぁ真弓姓は、阪神の真弓さんしか知りませんけど)とか、あぁもっとインパクトが大きいのだと、漢字二字で同じ文字のみの、恵恵(めぐみ・めぐみ)さん(まぁ恵姓も、ホンジャマカの恵さんしか知らないのでこちらも現実で会ったわけではないですけど(笑))、環環(たまき・たまき)さんとかも十分ありますね!(こちらは逆で、苗字環さんは実際に出会ったことがあるけど、名前の方は、現実で名前込みで知り合った方の中では、残念ながらいない…!)

やっぱり、姓か名かのどちらか一方は結構珍しい場合が多い(まぁ、名前は自由につけられるわけで、普通は「その苗字、名前っぽいね」というパターンでしょうか)ので、どうしても中々あるわけではないパターンかもしれませんが、何事もレアなものが好きな自分としては、羨ましいぐらいですね!

(もしかしたら実際そうなると色々悩みもあるかもしれないので、あんまり無責任に軽々しく適当いわない方がいいかもしれませんが…。

 検索したら、発言小町にちょうどお悩み相談してらっしゃる方がいましたが、色々な意見があって面白いです。

komachi.yomiuri.co.jp
…まぁ、この辺の話は夫婦別姓とかの難しい話になりがちなので、気軽に触れるのもちょっと良くない話かもしれないですね。

 しょうもない具体例の話でお茶を濁しておくと、見ていて思ったのは、一番どちらも現実的にありそうな二字だと南南(みなみみなみ)さんで(恵姓より南姓の方が多そう…名字由来netで調べたら、南が200位、恵が6595位なので、間違いないですね。そして環は15574位で、むしろ出会ったことがあるのが珍しいぐらいだったかもしれません)、読み最短だと美木美木(みきみき)さん(でも、これは漢字に強引さがありますね…。苗字にありそうなミキと、名前にありそうなミキの漢字はかなり違うので、漢字コンプリートは難しそうです)かな…などと思いましたが、まぁ他人の名前をネタにして遊ぶのも程々にしておくといたしましょう。)


話を戻すと、先ほどリンクカードにも画像が掲載されていたキムワイプのあの緑のボックスは、理系学生ならクッソおなじみのわけですが、これがなぜ実験室で用いられているかというと、「ティッシュと違って、ケバ立たない、質のいい紙クロスだから」というのがその理由ですね。

…と、そういわれているし、実際実験室では必ず用意されているキムワイプですけど(生物・化学系の実験でティッシュ代わりに使えるのはもちろん、物理系でも、顕微鏡や光学機器のレンズなど繊細なものを拭うのにこれが使われると思います)、実は個人的には、「キムワイプ、そんないいか…?っていうか、普通にケバ立つこともあるし、紙粉も余裕で残る気がするんだが…」と思えてやまないのが正直な所かもしれません。

マジで、くどいですけど、「みんな、巷の評判に盲目になっとらん?流石にティッシュよりはホコリ的なものはないけど、普っっ通~に、拭いた後余裕でケバが残るだろ?材質もゴワゴワ固いし、本当に顕微鏡のレンズ面とか、こいつで拭いてえぇんか?僕はメガネをキムワイプで拭くのは、確実に傷がつきそうで絶対いやなんだが…」としか思えず(まぁメガネ拭きは実際推奨などされていないと思いますが…。逆に、メガネ拭きでよくあるあの柔かいクロスの方が、非常に滑らかな材質で表面を拭くのに最適だと思います。もちろん、メガネ拭きは使い捨て(ディスポ)ではないので、別物かもしれませんけどね)、個人的にはキムワイプの評価はかなり低い・正直なくてもいいもの、って感じですね。
(大学の施設で、清掃担当者が実験室単位で常に補充してくれる普通のペーパータオルで十分……というか、アクリルアミドゲル作成用のガラス板をアルコールで拭いた後とか、どう考えてもペーパータオルの方がいい・キムワイプはマジで吸水力もショボイ上に、絶対何か細かい紙クズが残りがちだって!としか思えないです。)


とはいえまぁ、理系学生のお供ですし、名前の可愛らしさ含め何だかとっても愛着あるのがキムワイプですね。
(なお、キムワイプは高いので、初めて実験をする学生に向けて、指導教官は「キムワイプで鼻かまないでよ(笑)。高価な紙を使った罰として、キムワイプは固めだから鼻が赤くなるからね(笑)」という鉄板ネタを常に語りかけている印象です(笑))。


ちなみに何度か書いてますけど僕の大学院時代に在籍していた研究室は割とリッチで、キムワイプのみならず、キムタオルという、例の緑のキム色(何じゃそりゃ(笑))をしたペラ紙で括られただけの、結構丈夫で上質な茶色い紙の山盛りも大量常備してあり、普段から(実験室の台拭きとかで)ジャンジャン使わせてもろてましたが…

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https://www.amazon.co.jp/dp/B009QVXICQより

薄い・固い・ケバも別に普通に立つ気がするキムワイプと違って、こちらはボリュームたっぷりで存在感もあり(別にケバはこれも普通に立つ気はしましたが、丈夫さが何よりの紙ワイパーですね。なお、タオルといいつつ、普通に紙です(笑))、キムワイプみたいな軟弱なカスペ(カスペーパー)と違い、僕はこちらはとても好きでした。
(上記Amazonの販売元を見たら、日本製紙が提携して販売してるんですかね?)


あと、アメリカの研究室では、例の立方体の小型キムワイプより(もちろんそのタイプも普通にありますが)、この、幅広の(普通のティッシュ箱より更に長い感じですかね)キムテックと呼ばれるやつもよく置いてあるイメージです。

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https://www.walmart.com/ip/Kimtech-Kimwipes-Delicate-Task-Wipers-1-Ply-11-4-5-x-11-4-5-196-Box-15-Boxes-Carton-KCC34133/36877109より

まぁこれも、個人的にはこんなの買うなら、大学の設備の無料のペーパータオルで十分な場面が多いような…って感じですかね。


…ってな所で、まさかの、脱線続きで触れようと思っていたバンドエイドネタに到達せずで、キムワイプの悪口をいうだけのアンチキム記事になってしまいました…!

もちろん、キムワイプは確実に上質なワイパーだと思いますけど、巷でいわれるほどの完全性は皆無で(全然毛羽立たない!…なんてことは全然ない)、個人的には正直そない大層なもんちゃうでしょ、としか思えない感じですね。
(でも、現実にキムワイプが悪くいわれている所をほぼ見たことがないので、やはり自分がおかしいだけなのかもしれません(笑))。

ということで、バンドエイドネタは次回にまわさせていただきましょう。

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