前回の記事では、はちみつレモンと雪印コーヒーを思い出の飲み物に挙げていましたが、ミルミルや鉄骨飲料といった栄養満点なものと、雪コーみたく砂糖を煮詰めて溶かしただけのような意識低い液体……
『毒も喰らう 栄養も喰らう。両方を共に美味いと感じ血肉に変える度量こそが食には肝要だ。』
…の精神で、そのどちらもガブガブ飲みながら、僕はスクスクと育っていったわけです。
ちなみに世界一意識が低い飲み物として有名なのは『がぶがぶ君』ですが…
(「がぶがぶ君」で検索すると、サジェストに「意識低い」が出てくるのは笑っちゃいますね)
…この記事や僕の思い出とは特に関係ありません(なら触れなくていいじゃん(笑))。
とにかく、値段的にも一番グビグビいける(いや自分で買ってたわけじゃないのでそんなこと知りませんけど、子供心に「チープ~(笑)」という感触はあったので、家計に優しい僕は、これを率先して飲んでいた気がしますね。いやただ飲みたかっただけですけど(笑))雪コーをがぶがぶ君する日々を経て、僕も小学生になりました。
…と、いい加減小学生編に行こうと思ったんですが、コーヒー牛乳といえば、これを忘れてもらっては困る、という、素晴らしいドリンク(正確にはドリンクじゃないですが)にも触れないわけにはいきますまい。
それがこちら、僕ももちろん小学校に入る前から大好きで、世界中で今でも愛されている、これぞまさしく神の飲料、ネスレ・ミロ!
ミロ
今は便利なスティックタイプもあるんですね。
このミロ、公式画像の背景に麦がある通り、麦芽飲料と呼ばれていますが、正直、これ、未だに謎すぎます。
麦ごときが、こんなに美味しいはずがない…!
ココアというか、最早甘いだけのコーヒー牛乳にも近いというか、まさに飲むチョコレートと呼んでもさほど間違いではない、おやつ感覚でゴクゴク飲めるめちゃウマ飲料、それでいて飲めば飲むほど体が強くなる栄養満点さを兼ね備えているという、まさに王者の飲料、それがミロのヴィーナス(王じゃなかったのかよ)!!
調べたら、公式にもきちんと記録がありました。
www.nestle.co.jp
1994年にネスレに変更されてたんですね。案外最近までネッスルだった感じでしょうか(いや27年前を「最近」と呼ぶ時間軸はヤバイかもしれませんが…)。
そして、王者の飲料といったのにはちゃんと理由がありまして、恐らく興味を持って調べたことのある人じゃないと知らないと思うんですけど、世界の食品・飲料会社の売り上げNo. 1って、どこかご存知ですか…?
まぁこの流れなら知らなくても明らかだと思うんですけど、この地球上で最も高いセールスを叩き出す会社は、まさかのアメリカの企業でも中国の企業でもなく、スイスに本部を置く、我らがNestlé!!
以下、最新ランキングTOP100から抜粋…
ちなみに、上記は2020/2019年ランキングですが、最近No. 1になったとかじゃなく、もうずーっと長いこと世界No. 1であり続けているのがネスレなのです。
それにしてもこのランキングも面白いですね。
意外や意外、ペプシなんてコカコーラのパチモンかと思ってましたが、セールスでは、コカコーラの7位を差し置いて、世界食品・飲料企業で堂々の2位なんですか。
食品含めて2位って、スゴすぎん?と思いますが、飲み物はそれだけ数を捌けるということなのかもしれません。
3位は見慣れませんが、雑学王の僕は知っていますよ、 アンハイザー・ブッシュ・インベブというのは、代表的なアメリカビール、バドワイザーの会社ですね。
(しかし、バドワイザーといえばアメリカ、のイメージですが、この会社は、ベルギーのインベブ社がアンハイザー・ブッシュを買収・合併して成り立っているという沿革だそうで、まさかの本社はベルギーの企業になるんですね!また1つ賢くなってしまった…)
ちなみに4位はJBSですが、日本ビジネスシステムズ…?と思いきや、まさかのブラジルの食肉企業!
知らねぇ~!!
検索しても、1つも知ってる商品が見当たりませんでした、雑学王のタイトル返納します…。
そこからもイマイチ見慣れない企業名が続きますが、ダノンが強いのは嬉しいですね。
しかも2019年の14位から一気にトップ10入りですから、ますます伸びていくのではないでしょうか。
ダノンはもちろん、みなさまご存知、ヨーグルトですね。
ダノン自体はフランスの企業ですが、日本でもアメリカでもバンバンヨーグルトを売って人類の腸内環境改善に貢献しているのは周知の通りです。
残念ながら日本の企業はトップ10には見当たりませんねぇ。
つらつら~っと下まで見ていくと……いた!
16位にサントリー、そして19位にもアサヒ、25位にキリンが!!
やりますねぇ、まさかの、26位のケロッグよりも上じゃないですか!
やはり鉄骨飲料・はちみつレモンといった、幼少期の僕を支えた飲料を造っていただけはある(どんだけどうでもいい薄い根拠だ(笑))サントリー、まだまだ世界とも戦える力を持ってますね!
(そしてバドワイザーがクソ高順位だったことからも明らかなように、ビールというものの売り上げはやはり強いのか、アサヒとキリンもきっちり上位にランクインするあたり流石です。まぁこの3社とも、ビールだけの企業でもないですしね!)
せっかくなのでTOP 100を下まで見ていきますと…
45位に明治!
48位は…面白かったのでクイズにしましょう!!何者がここにランクインしてるか、分かりますか?
54位にマルハニチロ!(缶詰・冷食のマルハですね。言い方は悪いですが、もっと有名な食品企業は他にたくさんある気がするのに、結構意外です!大健闘!!)
59位は味の素!これは納得の強さ!
61位に伊藤ハム米久!ヨネキュウとは何ぞやと思ったら、2016年に伊藤ハムと合併した静岡の食肉企業とのこと!
77位はニッスイ!本格炒め炒飯は冷食最強!…と思ったら、本格炒めはニチレイだった、ごめんニッスイ!
83位に森永乳業!ライバル明治には後塵を拝すも、しっかり世界TOP100にランクイン!アロエは森永でしょ!
87位は日清製粉、そして90位に日清食品!同じグループなのに、分けるのもったいねぇ~!(いや別にランキングが上でもそれが何だよ、でしかないですが…)
両社をまとめたら、ちょうどクイズにしていた48位の次にランクインしていた!強い!!
ちょうど日清に挟まれていたのは、89位伊藤園!残念ながら、一連の思い出のドリンクシリーズで登場する予定、ナシ!(でもお~いお茶は、何だかんだ一番美味しい緑茶だと思います)
日本企業ラストは、92位のサッポロ!ビール4社の中では最弱も、ちゃんとランクインするあたり、流石はサッポロ!
ちなみに僕はビールを飲まないけど、数少ない飲まされた記憶でいうと、ヱビスビールがまだ一番マシだった気がするぞ!頑張れヱビス、(僕は絶対買わないけど、)心の中で応援しているぞ!!
…という感じで、不景気だ先行き不透明だなんだといわれる日本ですが、ここにランクインしなかった企業含め、やっぱりみんな頑張ってるんですよね。
個人的に発破をかけるなら、多少値上がりしてもいいから、小さくするのはやめて、量も質も良くしていってくれたらとても嬉しい、なんてメッセージを送りたい気がします。
…おっと、クイズにしていた企業を忘れるところでした。
面白いというとおちょくってる感じになってしまいますし、別に悪くいってるわけではないのですが、48位、明治の少し下、日清グループの1つ上にいたのは…
まさかの、みんな大好き、山崎パン!
マジか山パン、あんな小学生のお小遣いで買えるような安くてチープなパンを売って、世界48位の売り上げを記録するとは、凄いじゃないか!!
(…って、まぁ、食品・飲料なんて全部大体そうかもしれないですけど)
いやぁ~、僕は、山崎パンはめっちゃ好きですよ。
今でこそパンは食べなくなっちゃいましたが、大学最初の1-2年は、講義が詰まっていたこともあり、お昼は基本毎日大学の生協で買っていたんですけど、一番お世話になったのはやはり山パンですかね。
何だかんだ、安くて美味しいパンが豊富なのです。
これからも日本国民の胃袋を満たして欲しい限りですね。
…って、何でこんなランキングを見ていたのかというと、ネスレが世界で一番売れている、という話でした。
まぁ記事タイトルにした「世界で一番売れているんだから世界で一番美味しい」理論は、有名な漫画の1コマ(多分作品自体より有名)が由来で、元ネタはハンバーガーとコーラですけど、「実は一番売れているのはコーラではなくネスレ」ということがいいたかった…ってわけでもありませんが、まぁ各所で議論されてるテーマではあるものの、(記事タイトルにまでしておいてなんですが)僕はやっぱりそれはおかしい、って気がしちゃいますねぇ。
まぁ上記リンクの元ネタ紹介記事でも書かれてますが(良記事だったので、リンクカードも以下に貼っておきましょう)、値段が無視されているということもありますし、それ以上に、まぁ食品ならともかく、娯楽作品であれば、「一番売れているのが一番いい作品」には決してならない気がしますね。
むしろ、特に漫画とかであれば、大流行して売れているのは逆に、漫画リテラシーの低い人にも受けているということだから………と、色々語りたくなりましたが、既に長すぎる&主題と関係なさすぎるので、その辺の漫画談義はまた別の機会にするとしましょう。
…マジで!とうとう、1品、まさかのミロのみで1記事が終わるというのか!
いや、流石にそれでは何なので、せめてもう1つ、類似のものを紹介して今回は終わりにしましょう。
ついに小学校時代に突入しまして、続いてはミロにも似たこちら!
ミルメーク
僕の通ってた小学校では「ミルメーク」という名前ではなく別の名前でしたが(転勤族だったので、複数校通ってましたから、その一部ですけど)、学校給食に出てくる、大人気・みんなのアイドル・牛乳嫌いの子の救世主ですね。
上記ミルメーク公式(大島食品工業)にもある通り、何気に色んな味があるみたいですが、流石に給食に出てくるのは、基本オリジナルバージョンのみでしょうか。
通ったどの小学校でも出てきたので、全国共通かと思ってましたが、一部地域では出てこないみたいですね。
これ、牛乳を残り10 mLぐらいにまで減らして、そこにこの魔法の粉を注いで飲むと、まさに雪印コーヒーも裸足で逃げ出すぐらいの激甘でドロドロな魅惑の液体が完成するのですが、当然そんな飲み方は子供同士でも下品とされており、それは周りの目など気にしないヤンチャボーイどもにしかできない裏技的な感じであって、上品な少年であった僕は泣く泣くまともな飲み方でお行儀良くしていましたね。
う~ん、あの低俗クソガキコーヒー牛乳、本当は子供の頃にやってみたかったぜぇ~。
ちなみに、ミロは冷たい牛乳には溶けづらいという唯一の欠点があるんですけど(パッケージには、「少量のお湯でまず溶かして、ミルクを注ぐと良いです」とか書いてありましたが、そんな面倒なことできるか!と、イマイチ粉っぽい感じでも気にせず、僕はゴキュゴキュしてました。むしろ、低俗クソガキコーヒー牛乳よろしく、そっちの方が逆に美味しい…??)、このミルメークは、そういえばよく溶けてくれましたね。
あ、よく考えたら、テトラパック(三角パックの方が正しい呼び名なのかな?)の牛乳だと、粉を入れることが無理なので、瓶牛乳でない地域では出てきようがない、ってこともあるかもしれませんね。
北海道の小学校はパック牛乳だったので、北海道で見た記憶があるのは勘違いだったかもしれません(北海道の小学生時代は短かったので、記憶もややおぼろげ)。
いずれにせよ、小学生時代出てきた人にとっては、思い出のミルメーク、これも懐かしのドリンクですね。
では次回、小学生編へ続く…!